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米国、捜査におけるiPhoneの強制ロック解除は「違法」と判決|日本における取り調べでは?
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アメリカで、取り調べにおけるiPhoneやその他スマートフォンの生体認証による解除の強制を「実質的な自白の強制である」として認めない最新の判決が下されました。
デバイスのロック解除は「本質的な証言」
カリフォルニア州北部地区のバージニア・デマルチ判事は、「捜査の対象である個人に指または顔を使用してデバイスのロックの解除を強制することは、修正第5条項の範囲において違法に証言させることと同義」と裁定しました。
デマルキ判事は、法執行機関が現在、そのようなロック解除が必要になるケースについて繰り返し議論しているという事実にも言及しました。
「全国の数人の判事判事および地方裁判所判事、ならびにいくつかの州裁判所も、近年、電子機器への生体認証機能の強制解除が証言となると定義している」とデマルチ判事は述べました。
ロック解除は証言を提供することに相当
デマルチ判事は今年5月にアイダホ州で、1月にはカリフォルニア州での同様の判決を下しています。
一方、今年5月にはマサチューセッツ州の裁判官が、アルコール、タバコ、銃器局の担当者に、容疑者のTouch IDを使用してiPhoneのロックを解除することを強制する許可を与えました。
まとめ
日本の取り調べにおけるスマートフォンのロック解除については、2019年の2月に「捜査当局が民間企業の協力を得てiPhoneのロックを解除し事件捜査に活用している」などのニュースが報じられ物議をかもしました
本人の了承を得ないままロックを解除すれば憲法に定められた「通信の秘密」を守る権利が侵害されると意見が出る一方で、政府は法的には問題がないとの見解を示しており、有識者は法改正の必要性を論じています。
Source:Apple Insider
公開日時 : 2019年09月04日
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