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Appleは5G事業の買収によってIntelを超えるのか?
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10億ドルで購入したIntelの5Gモデム事業を買収したことで、Appleはこれまで以上に5G無線サービスの未来をコントロール可能になりました。
AppleのQualcomm依存脱却の結果
Appleにとって、半導体開発大手のQualcommへの依存を減らすことは喜ばしいことでしょう。2019年4月、AppleとQualcommは特許使用料問題をめぐる泥沼の訴訟合戦を終えたばかりです。
Appleは、自社でパーツを調達するという伝統を長く続けていた一方、Intelは目標を達成できませんでした。
メモリチップが自社生産の鍵
最終的には、メモリチップがiPhoneの中で唯一Appleが製造できない主要部品として残るでしょう。そこは通信機器メーカーの領域となっています。
チップの性能に関していうと、Appleがこの点をあきらめることは英断であると言えます。
一方でIntelは、Mac製品のCPUのサプライヤーとしての地位が安定したと感じているかもしれませんが、慎重に考えるべきでしょう。
IntelからArmへの移行は実現するか
長年にわたり、IntelからArmへの世代交代が予想されてきましたが、いまだに実現はしていません。
Arm製品を搭載したデバイスを使った個人的見解としては、プロセッサ構成の変更は互換性の問題を引き起こし、ハードウェアメーカーとしてはPowerPCからIntelに移行した際に行ったような抽象化レイヤーの追加をしたくはないということでしょう。
しかし、それはAppleがiPadにおいてArmを主流にしようと熱心に取り組んでいないということではありません。
Arm搭載ではなくWindowsのように動作し、ユーザーがロックを解除できるWindowsバージョンのGalaxy Book2とは異なり、iPadはiOSで水面下でロックされています。
あらゆる人があらゆることをできるようにするWindowsに対し、Appleはそういった姿勢では取り組んでいません。
ユーザーは、デバイスをSモードに保つことがなぜ長期的に良いのかを知る必要はないのです。Appleは現在、Mac内のチップを自社開発のAシリーズチップに置き換える必要がないと考えています。
それよりも、iPadを主流にすることが重要と考えているようです。Appleはこれまで一度も自社のラインナップ内で競合することを厭いませんでした。
つまり、iPadが広く一般的にノートパソコンとして使われるようになれば、 AppleがIntelから売り上げを奪うことにつながるということです。
最終的にはMacが市場の力強い一端を担うプラットフォームになる一方で、iPadが主流となり、Armプロセッサも主流になっていくことでしょう。
まとめ
5G事業を買収したAppleですが、2019年秋に発売と見られているiPhoneは5Gに対応しておらず、2020年発売モデルで5Gに移行するとの噂が主流になっています。当然、その真偽は発売されるまでは不明ですが、「4Gの100倍以上」とも言われる5Gの通信速度を楽しみに、今後の情報を追っていきましょう。
Source:MacRumors
公開日時 : 2019年08月27日
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