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Apple、App Storeのアルゴリズムを調整か|自社アプリの順位を引き下げ

Apple、App Storeのアルゴリズムを調整か|自社アプリの順位を引き下げ

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Appleは最近、App Storeの検索アルゴリズムを調整し、検索結果の上部に表示される自社のアプリが少なくなるようにしました。

具体的には、Appleはアプリをメーカーごとにグループ化する機能を微調整し、Appleのアプリが優先されているように見えなくなっていると述べました。 New York Timesは、変更が7月に実装されて以来、多くのAppleアプリが検索結果に表示されないようになったと主張しています。

シラー氏とキュー氏らはApple側の不正行為を否定し、変更を修正ではなく改善として説明しました。

Apple純正アプリを優遇

7月12日に、多くのApple純正アプリが人気のある検索のランキングで急落。 「TV」の上位の結果は、4位から2位になりました。

「ビデオ」と「マップ」は、3つとも上位から1つだけに。そして、Apple Walletは「お金」と「クレジット」で1位から転落しました。

シラー氏とキュー氏は、アルゴリズムが適切に機能していたとし、単に他の開発者をサポートするために自分自身がハンデを負うことを決定。キュー氏は「常に間違いはおこります」と、シラー氏は「間違えてしまうことを認めて受け入れている。だとしても、これは間違いではなかった」と言いました。

分析会社のセンサータワー社によれば変更後にも、競合他社アプリよりも関連性と人気が低いApple純正アプリが、700以上の検索語でApp Storeの1位にランクされていることが発見されています。

8月21日時点でApple純正アプリは、センサータワー社によって追跡された約60,000の検索語のうち735語で1位になっていました。6月と7月には、ほとんどのApple純正アプリが検索結果の上位にありました。

New York Timesによると、Appleの広報担当者は同社が過去の検索結果の記録を保持していないため、データを検証できないと述べました。 Appleのアルゴリズムは、特定の検索に対するアプリの関連性、評価、ダウンロードやビューに基づく人気など、42種類の観点でを検出していると言われています。

意図的な操作か

New York Timesは、Appleカードに続いて、Apple Walletアプリに関連する例を紹介しましたが、シラー氏とキュー氏はApp Storeの検索結果の意図的な操作を拒否しました。

Appleは、ヨーロッパでのSpotifyからの苦情や、Appleが米国でApp Storeを独占するような運営をしているという集団訴訟などをうけて、App Storeの運営方法についてますます厳しい監視に直面しています。

Appleは最近その慣行を擁護。App Storeは「競争を歓迎」するとし、「顧客がアプリを発見してダウンロードするための安全で信頼できる場所」であり、「すべての開発者にとって大きなビジネスチャンスである」と述べました。

Source:Mac Rumors

公開日時 : 2019年09月14日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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