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Apple、課税によるコスト増は吸収可能と予測|Apple製品の価格変更は無し?

Apple、課税によるコスト増は吸収可能と予測|Apple製品の価格変更は無し?

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著名なAppleのアナリスト、ミン・チー・クオ氏は、AppleのCEOであるティム・クックが課税を受けてサプライチェーンを変更したとしても、Apple製品の価格に影響を与えることはないと考えています。

強まる米中貿易摩擦、その影響

2019年8月1日、トランプ大統領のTwitter公式アカウントでの一連のツイートの中で、おもちゃ・ゲーム・家電製品に10%の関税を課す申請を行うことを発表しました。

このツイートは、中国が「大量の」米国の農業製品を購入するという約束を守らなかったことを受けて、貿易戦争の動きを強めていることを示しています。

なお関税率は、大統領が5月に適用すると述べていた25%ではありませんでした。関税は一般的にApple、Sony、Microsoftなどや中国の企業にも課税されません。

クック氏は価格の変更はなしと述べる

AppleInsiderによる報告でクオ氏は、価格の高騰がApple製品の需要へ与える影響への市場の憂慮は行き過ぎだとしています。

CEOのクック氏がAppleのこれから考えられる出来事の備えを指揮しており、10%の関税を支払わなくてはならないとしても「Appleは関税による追加費用のほとんどを吸収可能で、米国市場における製品の価格や運送費は変更しない」と述べています。

中国以外の生産ラインで製造した製品の供給量、現在の需要

クオ氏は、Appleがコスト増加を肩代わりするのであれば利益に悪影響が出るが、影響の一部はインドでの拡大やベトナムでの生産など、Appleが中国以外の生産国に移行することで時間の経過とともに緩和されるのではないかとも考えています。

クオ氏は、中国以外でのiPhone・iPad・Apple Watchの供給量が2020年までに、Macの供給量については2021年以降に米国市場の需要を満たすことなるだろうと予測しました。

※Cf:TF Securities&Ming-Chi Kuo

クック氏が電話会議で明らかにしたこと

クック氏自身がこの問題について発言していることを考えると、クオ氏がなぜそのような仮定をしたのかは今は明らかではありません。

収益発表後の電話会議でクック氏はアナリストに対し、Appleが生産を中国から別の国にシフトしているという報告を信用しないようにと明示したということです。

電話会議の中で、クック氏はまた、「AppleはテキサスでのMac Proの製造を継続したい」と述べました。

また、彼は「中国の生産ラインの除外を念頭に置いて、私たちは米国でのMac Pro製造を継続していきたい。現在、そのための投資を行っている」とも述べました。

まとめ

緊張を高める米中の貿易摩擦。国際的な問題によって多くの製品・原料の価格にしわ寄せが集まる中で、Apple製品の価格は本当に変わらないのでしょうか?

新型iPhoneの発表が待たれる中で、その価格にも注目が集まります。

Source:MacRumors

公開日時 : 2019年08月29日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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