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  • 更新日:2023年09月19日

クラウドWiFiって?メリットやデメリットとおすすめの利用環境を解説

クラウドWiFiって?メリットやデメリットとおすすめの利用環境を解説

※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

クラウドWiFiはポケットWiFiの一種で、仮想空間にあるクラウドSIMを使用してネット回線の接続を行います。

キャリアのポケットWiFiと異なり、WiFi端末にSIMカードの装着が不要です。今回は、クラウドWiFiがネット回線に繋がる仕組みから、メリットとデメリットを実際に使用した人の評判・口コミとともに解説します。

また、おすすめのクラウドWiFi3社を月額利用料金・特徴・実施中のキャンペーンも詳しく紹介します。

クラウドWiFiを簡単解説

クラウドWiFiがネット回線に繋がる仕組みは、キャリアのポケットWiFiやWiMAXなどの通常のWiFiとは異なります。

通常のWiFiとの違い

通常のWiFiは、端末に回線契約情報が記録されているSIMカードを挿入して使用します。

クラウドWiFiは、クラウドSIMという次世代型通信技術が使用されています。

この技術は、仮想空間であるクラウドサーバー上でSIMカードを管理する技術です。そのため、クラウドWiFiの端末にはSIMカードの差込口はありません。

現在地の情報から、自動で最適なSIMカードに切り替わります。

もともと容量無制限で使えていた理由

通常のWiFiにはデータ容量無制限のSIMカードがあります。データ容量無制限のSIMカードを挿入したWiFi端末は容量無制限での使用が可能です。

クラウドWiFiで使用するクラウドSIMは、通常WiFiと異なり容量制限が存在します。

しかし、事業者側が複数のクラウドSIMを調達することで、疑似的にデータ容量無制限で使用できる仕組みになっていました。

現在は新規受付停止もしくは通信制限あり

クラウドWiFiサービスは、データ容量が無制限で使用できるプランが多くありました。しかし、現在は無制限プランの受付を終了しています。

データ容量無制限がなくなった理由は、クラウドWiFiが一度に多く普及したため、キャリアから借りているクラウドSIMが足りなくなったことがあげられます。

クラウドSIMは運営会社がキャリアから調達して提供しているため、無制限に存在するものではありません。

代表的なクラウドWiFiサービスの現状は次の通りです。

サービス名 現状
ギガゴリWiFi 新規受付可能
ギガWi-Fi 新規受付可能
クラウドWiFi 新規受付可能
スマホドックWiFi 一部申し込み停止中
それがだいじWiFi 新規受付可能
どこよりもWiFi 新規受付可能
どんなときもWiFi 新規申し込み受付終了
Mugen WiFi 新規受付可能
THE WiFi 新規受付可能

詳しい状況については、各公式ページで確認ください。

回線はトリプルキャリア対応

通常のWiFiは、端末に挿入したSIMカードが対応している回線を利用します。

クラウドWiFiはクラウドSIM技術を利用しているため、ドコモ・au・ソフトバンクの3回線を使用可能です。

回線は自身で選ぶ必要はなく、使用する場所により自動で最適な回線が選択されます。

海外でもそのまま使用可能

通常のWiFiを海外で使用する場合は、事前に海外対応プランに切り替えたりオプションを追加したりする必要があります。

一方、クラウドWiFiは場所によって自動で最適な回線へ接続するため、海外であっても現地の回線に自動で接続可能です。

ただし、海外で使用する場合は別途料金が発生します。使用する前に各クラウドSIMサービスの公式ページを確認しておきましょう。

クラウドWiFiの4つのメリット

クラウドWiFiの実際に使用した人の良い評判・メリットとしては大きく4つあります。

  • 繋がりやすい回線に自動でつながる
  • 対応エリアが広い
  • 世界各地の回線が使用可能
  • 月額料金が安い

※こちらで紹介する口コミは、商品またはサービスの効果を確約するものではなく、あくまで一個人またはユーザーの見解です。

①繋がりやすい回線に自動でつながる

クラウドWiFiは、現在地をもとに繋がりやすい回線へ自動で接続されます。SIMカードを挿しかえたり、自分で回線を接続したりする必要はありません。

たとえば1回線が圏外だったとしても、違う回線へ自動で切り替えてくれます。

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②対応エリアが広い

クラウドWiFiは、キャリア3つの回線のエリアを使用できます。通常のWiFiは、1回線のエリアが対応範囲となるため、クラウドWiFiの方が対応エリアが広くなります。

例えば、ソフトバンク回線が対応エリア外でも、ドコモ回線やau回線エリアへの切り替えられるのです。

キャリアの回線は、人口カバー率99%で国内の広いエリアで使用できます。対応エリアは、各キャリアの公式ページで確認できます。

③世界各地の回線が使用可能

クラウドWiFiは、国内だけでなく世界各地の回線を使用できます。接続設定は、国内のときと同じで電源を入れれば自動で最適な回線に接続します。

通常のキャリアのポケットWiFiを海外で使用する場合は、事前に手続きしSIMカードを挿し替える必要があります。

しかし、クラウドWiFiは使用する際の事前手続きは不要で、複数の国をまたぐ際もそのまま使用できます。

クラウドWiFiの端末1台で国内も海外も使用できるのは大きな魅力でしょう。

④月額利用料金が安い

クラウドWiFiは、契約するデータ容量にもよりますが月額3,000円台で利用できます。通常のWiFiよりも安いです。

UQ WiMAXとワイモバイルのPocket WiFiの月額料金と比較してみましょう。

月額料金
UQ WiMAX 無制限:4,268円(税込)
ワイモバイル 7GB/月:4,065.6円(税込)
無制限:4,818円(税込)
クラウドWiFi THE WiFi 100GB/月:3,828円(税込)
それがだいじWiFi 50GB/月:2,948円(税込)
100GB/月:3,718円(税込)
Mugen WiFi 格安プラン100GB/月:3,718円(税込)
アドバンスプラン100GB/月:4,268円(税込)

UQ WiMAXとワイモバイルの無制限プランと100GBプランを比較すると、クラウドWiFiサービスの方が月額で数百円~1,000円程度安いです。

また、クラウドWiFiサービスは種類が多く自身にあったデータ容量プランを選ぶことができます。

クラウドWiFiの利用がおすすめの人

今まで見てきた特徴や良い評判をまとめると、クラウドWiFiは次の人におすすめのサービスです。

  • 広いエリアで利用したい
  • 月額料金を安くしたい
  • 海外でも頻繁に利用したい

広いエリアで利用したい

クラウドWiFiは、ドコモ・au・ソフトバンクの3回線のエリアが使えます。そのため、広いエリアでWiFiを利用したいと考えている人におすすめです。

基本的に、スマホが繋がる場所なら使用は可能ですが、全てのエリアが対応可能というわけではありません。契約をする際は、対応エリアを事前に確認しておきましょう。

月額利用料金を安くしたい人

クラウドWiFiは月額利用料金が、通常のWiFiよりも低く設定されている場合が多いため、ポケットWiFiを安く利用したい人におすすめです。

また、月間100GBプランから少量プランまで豊富にあるため、利用用途に合わせた最適なプランが選べます。

海外でも頻繁に利用する人

クラウドWiFiは、海外で使用する際も手続き不要でそのまま電源を入れれば使用できます。

海外で使用した場合は、通常料金とは別に海外利用料金がかかります。基本的に海外利用料金は渡航期間中ではなく、クラウドWiFi利用した日のみ発生します。

そのため、海外プラン手続きに変更したりレンタルWiFiの申し込み手続きをしたりするのが手間な人や、渡航中の特定の日数のみ利用予定の人におすすめです。

クラウドWiFiの4つのデメリット

クラウドWiFiの利用には幅広いエリアで利用できるといったメリットがある一方でデメリットも存在します。

  • 大規模の通信障害が発生したことがある
  • 渡航先によってはネット規制がかけられている場合がある
  • 通信速度が遅い可能性がある
  • 最新端末は在庫切れの可能性がある

※こちらで紹介する口コミは、商品またはサービスの効果を確約するものではなく、あくまで一個人またはユーザーの見解です。

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①大規模の通信障害が多発したことがある

クラウドWiFiは2020年2月から3月頃に、急激な利用者の増加によりクラウドSIMが不足し、大規模な通信障害が多発したことがあります。

この大規模な通信障害はクラウドWiFiサービス全体で起こり、多くのサービスで新規申し込み受付を停止をしていました。

口コミでも、大規模通信障害が発生したため回線が全く使用できなくなったという人が見られました。

現在は再度、大規模な通信障害を起こさないためにデータ容量無制限プランは廃止され、上限のあるプランが提供されています。

②渡航先によってはネット規制がかかる

クラウドWiFiは海外の回線を使用できますが、渡航先の法律やルールに則るためネットが規制される場合があります。

口コミでは中国では回線規制がされていることが記載されています。

海外でクラウドWiFiを使用する際は、事前に渡航先の通信環境を確認しておくとよいでしょう。

③通信速度が遅い可能性がある

通常のWiFiよりもクラウドWiFiの方が、使用端末の最大通信速度が遅いことや、回線が混雑しやすい電波帯を使用していることもあり、通常のWiFiよりも通信速度が遅い可能性があります。

口コミではクラウドWiFiの通信速度が遅いため、通常のWiFiサービスのWiMAXを検討している人もいます。

ただし、通信速度は使用端末や回線の電波帯の他に利用環境によっても変動します。一概に通常のWiFiよりもクラウドWiFiだから遅いとは言い切れないでしょう。

④最新端末は在庫切れの可能性がある

クラウドWiFiは利用者が増加傾向にあるため、人気の高い最新端末は在庫切れの可能性があります。

サービスによっては最新端末が在庫切れとなり、前機種の端末が送られてくる可能性があります。申し込みの際には、どの端末が使用可能なのか確認をするようにしましょう。

通信障害の発生リスクのないポケットWiFiはある?

今のところ通信障害が発生しないと言い切れるポケットWiFiサービスはありません。クラウドWiFiも通常のWiFiも、何かしらのトラブルで通信障害が発生するリスクはあります。

クラウドWiFi以外で無制限で使えるおすすめのポケットWiFiはこちらで詳しく解説しています。

クラウドWiFiのおすすめ3選

クラウドWiFiサービスのおすすめとして「THE WiFi」「それがだいじWiFi」「Mugen WiFi」の3社を紹介します。

THE WiFi

出典:THE WiFi

THE WiFiなら端末の最短即日発送を行っているため、すぐにネット環境の構築が可能です。またアフターケアが充実しており、受付時間10時から18時まで年中無休でオペレーター対応を行っています。

データ容量は100GBです。

プラン名 データ容量 月額料金
THE WiFi 100GB/月 3,828円(税込)

現在は、4ヵ月0円キャンペーンを実施しています。

キャンペーン名 4ヵ月0円キャンペーン
期間 2021年4月28日~終了日未定
内容 基本料金が4ヵ月無料
条件 THE WiFi100GBに申し込む

また、30日間お試し期間も実施しているため、繋がるか不安な人や端末の使い勝手を確かめてから契約したい人にもおすすめです。

キャンペーン名 30日間のお試し期間
期間
内容 申し込み日を起算日とし30日以内に申告すれば料金負担なく解約が可能
条件 THE WiFi100GBに申し込む
申し込み日から30日以内に申告

なお、4ヵ月0円キャンペーンと30日間のお試しキャンペーンは併用はできません

【THE WiFi公式】詳細はこちら

それがだいじWiFi

それがだいじWiFi

それがだいじWiFiでは、50GB100GBの2プランがあります。端末は最短翌日発送です。

また、世界134カ国で使用可能。1日500MBプランと1GBプランがあります。

契約特典として、漫画や雑誌が無料読み放題のビューン@サービスがつきます。

プラン名 データ容量 月額料金
100GBプラン 100GB/月 3,718円(税込)
50GBプラン 50GB/月 2,948円(税込)

【それがだいじWiFi公式】詳細はこちら

Mugen WiFi

Mugen WiFi

Mugen WiFiは2年以上使用していれば違約金なしで解約できます。

また「2年間縛りなしプラン(月額税込660円)」のオプションに申し込めば最低契約期間の縛りもなくなり、違約金なしでいつでも解約できます。

プランは100GBのみです。MUGENアドバンスプランは、端末にWiFi機能だけでなく翻訳機能と充電器機能が付いています。

プラン名 データ容量 月額料金
MUGEN格安プラン 100GB/月 3,718円(税込)
MUGENアドバンスプラン
(翻訳・充電器機能付き)
100GB/月 4,268円(税込)

Mugen WiFiは、30日間お試しキャンペーンを実施しています。返金処理手数料1,100円(税込)のみでお試しできます。

キャンペーン名 安心全額返金保証
期間
内容 申し込み日から30日間お試しできる
条件

フォームから安心全額返金保証希望の旨と解約理由、決済番号を連絡する
初めての利用
利用が50GB以内(50GB以上の場合は9,900円(税込)の解約金)
返品の発送日時が30日以内
海外利用がある場合は別途海外利用料金が発生する


【Mugen wifi公式】詳細はこちら

クラウドWiFiでよくある質問

クラウドWiFiを利用するにあたってよくある疑問点を解説していきます。

通信障害が発生した場合はどう対処する?

通信障害が発生している場合、各サービスの公式ページに記載されます。また大規模な通信障害の場合は、SNSで情報が確認できる場合もあります。

ツイッターで通信障害に関するツイートをしている人がいないか調べてみてください。

公式ページで通信障害が記載されていない場合は、サポートセンターへ問い合わせてみましょう。

端末の返却方法は?

クラウドWiFiの端末の返却方法は、各サービスにより異なります。詳細は公式ページや電話で確認してみてください。

申し込み方法は?店舗契約も可能?

クラウドWiFiは店舗契約できるサービスが少ないです。基本的には各サービスの公式ページから申し込みを行います。

  1. 公式ページにアクセスする
  2. 料金プラン・使用端末を選択
  3. 本人確認情報を入力
  4. 端末到着後に電源をいれスマホ等と接続する

一般的に申し込み時には、クレジットカード番号などの支払い情報と免許証やマイナンバーなどの本人確認書類が必要になります。

最低利用期間や違約金はある?

各サービスにより異なりますが、多くのクラウドWiFiサービスには最低利用期間や契約期間が設定されています。

2年契約の場合は、更新月以外の解約で10,000円程度の違約金がかかるケースもあります。

解約方法は?

解約方法は各サービスにより異なります。大まかな流れは次の通りです。

  1. 公式ページの解約フォーム等から申請
  2. レンタル端末は指定期日までに返却
  3. 違約金が発生した場合は支払う

解約は解約フォームや電話での問い合わせ、マイページなどから申請できます。

端末がレンタルの場合は、指定期日まで返却物をまとめ所定の住所に返却しましょう。

海外の通信料は国内の場合と変わる?

クラウドWiFiは海外で使用すると、通常の月額料金とは別に料金が発生します。

海外利用料金は、各サービスにより異なるため事前に公式ページで確認しておきましょう。

クラウドWiFiのデメリットも知って無制限通信を楽しもう

クラウドWiFiは、WiFi端末にSIMカードを装着せず、仮想空間であるクラウドサーバー上にSIMカード情報を持つクラウドSIMという技術を用いたサービスです。

クラウドSIMは、キャリアの3回線が利用でき現在地をもとに最適な回線に自動で切り替わります。3回線のエリアが対応なため広い範囲で利用できます。

海外で利用する際は、手続き不要で電源を入れれば自動で現地の回線に接続し使用が可能です。

デメリットとして、過去に利用者の急増で大きな通信障害が発生したことがあげられます。現在も新規受付を停止しているサービスもあります。

また、通信速度が通常のWiFiよりも遅い可能性があるため、通信速度を重視している人はお試しができるクラウドWiFiサービスで一度速度や安定を確認してみましょう。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

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