スマホキャリアのおすすめはここ!月額携帯料金や割引額を容量別に比較して乗り換えよう

月のデータ使用料別に各キャリアの料金プランを紹介しつつ、各キャリアごとに「どんな人におすすめなのか」を解説しています。スマホのキャリアの乗り換えを検討中の人は必見です。キャリア別iPhoneの価格比較や「楽天モバイルでiPhoneは使えるのか」についても解説します。
スマホキャリアのおすすめはここ!月額携帯料金や割引額を容量別に比較して乗り換えよう

月のデータ使用量別に各キャリアの料金プランを紹介した上で、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの各キャリアごとに「どんな人におすすめなのか」をわかりやすく案内します。

また、ユーザーの人気が高いiPhoneの価格をキャリア別に表にまとめ、最もお得にiPhoneが買えるキャリアも紹介しています。

これから別のキャリアに乗り換えてスマホを使いたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

データ量別キャリアの料金プラン比較

2020年4月8日に楽天モバイルが「第4のキャリア」として激安な月額基本料金で参入して以来、携帯電話市場は国の方針もあって目まぐるしく制度改革や料金プランの改訂が行われています。

ユーザーにとってはスマホの料金が安くなるのは嬉しいものの、洪水のように溢れる情報の中で「今のキャリアをそのまま使い続けていて本当によいのか」「自分の使い方にぴったり合ったキャリアはどこなのか」と迷ってしまう人も多いです。

まずは、毎月利用するデータ量別にドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの各キャリアの料金プランを比較します。

なお、楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」のみです。

データ容量が20GB/月を超えるヘビーユーザー

毎月のデータ容量が20GBを超えるようなヘビーユーザー向けの料金プランは、ドコモが「5Gギガホ プレミア/ギガホ プレミア」、auが「使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4G」、ソフトバンクが「メリハリ無制限」、楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」です。

これらの料金プランは、全て毎月のデータ容量が使い放題になります。

それぞれの基本料金と割引額、5分定額オプションと完全通話定額オプションの料金をまとめた表は以下の通りです。

キャリア ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
プラン名 5Gギガホ プレミア
ギガホ プレミア
使い放題MAX 5G
使い放題MAX 4G
メリハリ無制限 Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
基本料金 7,315円(税込) 7,238円(税込) 7,238円(税込) 0円~3,278円(税込)
割引額 みんなドコモ割 3人以上加入時は1,100円(税込)引き、2人以上加入時は550円(税込)引き 家族割プラス 3人以上加入時は1,100円(税込)引き、2人以上加入時は550円(税込)引き 新みんな家族割 3人以上加入時は1,100円引き、2人加入時は600円引き 3ヵ月間プラン料金無料
ドコモ光セット割 1,100円(税込)引き auスマートバリュー 1,100円(税込)引き おうち割光セット 1,000円引き
dカードお支払割 187円(税込)引き au PAY カードお支払い割 110円(税込)引き
5分通話定額オプション 770円(税込) 880円(税込) 880円(税込) 「Rakuten Link」アプリ利用の国内通話は完全かけ放題(一部例外あり)
完全通話定額オプション 1,870円(税込) 1,980円(税込) 1,980円(税込)

月額基本料金

月額基本料金を比較すると、圧倒的に安いのは楽天モバイルの月額3,278円(税込)です。

次いでauとソフトバンクが同額の7,238円(税込)で、ドコモの7,315円(税込)が1番高い、という順番です。

とはいえau・ソフトバンクとドコモの税込金額の差は77円に過ぎないので、ドコモ・au・ソフトバンクはほぼ同額程度と考えてよいです。

楽天モバイルはドコモ・au・ソフトバンクの半額以下の料金です。

しかも楽天モバイルは「Rakuten Link」というコミュニケーションアプリを用いた通話であれば、国内通話が完全にかけ放題になります。

つまり楽天モバイルは「通話も通信も使い放題」というわけで、通話かデータ通信かに関わらずスマホのヘビーユーザーにとっては、少なくとも月額料金という点では楽天モバイル一択、といっても過言ではありません。

なお、auは上記の表で紹介した「使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4G」以外にも、これらをベースにして各種エンタメ系サービスをパックにした料金プランも存在します。

auの使い放題+エンタメ系サービスの料金プランは以下の通りです。

プラン名 月額料金(税込) 対応ネットワーク 備考
使い放題MAX 4G Netflixパック(P) 8,338円(税込) 4G Netflix、TELASA、Amazonプライムがセット
使い放題MAX 4G テレビパック 9,108円(税込) TELASA、Paravi、FODプレミアムがセット
使い放題MAX 5G with Amazonプライム 8,008円(税込) 5G Amazonプライム、TELASAがセット
使い放題MAX 5G Netflixパック(P) 8,338円(税込) Netflix、TELASA、Amazonプライムがセット
使い放題MAX 5G テレビパック 9,108円(税込) TELASA、Paravi、FODプレミアムがセット
使い放題MAX 5G ALL STARパック 9,988円(税込) Netflix、Apple Music、Youtubeプレミアム、TELASAがセット

割引サービス

楽天モバイル以外の3社は、いくつかの割引サービスを用意しています。

3社共にあるのが家族割引サービスと、系列の光回線の契約でのセット割引サービスです。

家族内に同じキャリアの回線を使っている人が多くなると割引額も大きくなりますし、自宅の固定回線がドコモユーザーなら「ドコモ光」、auユーザーなら「auひかり」、ソフトバンクユーザーなら「SoftBank 光」であれば更に割引されます。

また、ドコモとauはそれぞれが発行しているクレジットカードである「dカード」「au PAY カード」で月額料金を支払った場合も割引されます。

特に家族割引サービスは、家族全員で同一キャリアにすると家計における通信費をかなり節約することができるので、無視できません。

楽天モバイルは割引サービスがありませんが、元々の月額料金が安いのであまりデメリットにはなりません。

通話オプション

各社共に、原則として22円/30秒(税込)の通話料金が発生します。楽天モバイルのみ「Rakuten Link」を使った国内通話であればかけ放題です。

ただしオプションとして「通話定額オプション」が用意されており、このオプションをつければ所定の通話がかけ放題になります。

ドコモ・au・ソフトバンクではそれぞれ「5分通話定額オプション」と、通話時間の制限のない「完全通話定額オプション」を用意しており、ドコモはそれぞれ770円(税込)と1,870円(税込)で、auとソフトバンクはそれぞれ880円(税込)と1,980円(税込)でつけることができます。

5分通話定額オプションは、ドコモは月に約17.5分以上、auとソフトバンクは約20分以上通話する人、完全通話定額オプションはドコモは約42.5分以上、auとソフトバンクは約45分以上通話する人はつけた方がお得になります。

あくまでも目安ですが、参考にしてください。

データ容量が~7GB/月のライトユーザー

毎月のデータ容量が7GB以下のライトユーザー向けの料金プランは、ドコモが「5GBギガライト/ギガライト」、auが「ピタットプラン 5G/ピタットプラン 4G LTE」、ソフトバンクが「ミニフィットプラン+」です。楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が唯一のプランです。

これらはドコモの「5GBギガライト/ギガライト」が毎月のデータ容量によって「~1GB」「~3GB」「~5GB」「~7GB」の4段階に、auの「ピタットプラン 5G/ピタットプラン 4G LTE」は「~1GB」「~4GB」「~7GB」の3段階に、ソフトバンクの「ミニフィットプラン+」は「~1GB」「~2GB」「~3GB」の3段階に料金が分かれる段階制料金プランになっています。

つまりドコモとauは上限が7GBという点は同じですが、ドコモの方がより細かく段階を区切っています。ソフトバンクは上限が3GBまでなので、毎月3GB以上使う人には向いていません。

なお、楽天モバイルも「~1GB」「~3GB」「~20GB」「20GB以上」の4段階の段階制料金プランです。

それぞれの基本料金と割引額、5分定額オプションと完全通話定額オプションの料金をまとめた表は以下の通りです。

キャリア ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
プラン名 5GBギガライト/ギガライト ピタットプラン 5G/ピタットプラン 4G LTE ミニフィットプラン+ Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
~1GB 3,465円(税込) ~1GB 3,465円(税込) ~1GB 3,278円(税込) ~1GB 0円
~3GB 4,565円(税込) ~4GB 5,115円(税込) ~2GB 4,378円(税込) ~3GB 1,078円(税込)
~5GB 5,665円(税込) ~7GB 6,775円(税込) ~3GB 5,478円(税込) ~20GB 2,178円(税込)
~7GB 6,765円(税込) 20GB以上 3,278円(税込)
割引額 みんなドコモ割 3人以上加入時は1,100円(税込)引き、2人以上加入時は550円(税込)引き 家族割プラス 3人以上加入時は1,100円(税込)引き、2人以上加入時は550円(税込)引き 新みんな家族割 3人以上加入時は1,100円引き、2人加入時は600円引き 3ヵ月間プラン料金無料
ドコモ光セット割 1,100円(税込)引き auスマートバリュー 1GBまでは割引対象外、1GB~7GBまでは550円(税込)引き
dカードお支払割 187円(税込)引き au PAY カードお支払い割 110円(税込)引き
2年契約N 2年単位の契約で170円割引
5分通話定額オプション 770円(税込) 880円(税込) 880円(税込) 「Rakuten Link」アプリ利用の国内通話は完全かけ放題(一部例外あり)
完全通話定額オプション 1,870円(税込) 1,980円(税込) 1,980円(税込)

月額基本料金

月額基本料金の比較では、やはり楽天モバイルの安さが他を圧倒しています。

特に目を惹くのが「~1GB」の0円です。毎月のデータ容量が1GBに満たない人や、データ容量をほとんど使わない月が年に何回もある、という人は楽天モバイルにすべきです。

「~3GB」までの料金も他社の3分の1以下ですし、使い放題になる「20GB以上」の3,278円(税込)はその他各社の「~1GB」の料金と同等かそれ以下です。

ドコモ・au・ソフトバンクの3社を比較すると、前述のようにドコモ・auが上限7GB、ソフトバンクのみが上限3GBとなるため、3GB以上使う人はソフトバンクのミニフィットプラン +を選択してはいけません。

ドコモとauの差は段階の区切り方で、同一データ容量であれば料金の差はありません。

毎月のデータ容量の平均をよく見極めた上で判断をすべきですが、より段階が細かく区切られているドコモの方が料金の無駄が生じにくい構成になっています。

割引サービス

auは「使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4G」の「家族割プラス」「auスマートバリュー」「au PAY カードお支払い割」に加えて、「ピタットプラン 5G/ピタットプラン 4G LTE」では「2年契約N」という割引サービスも適用されます。

これは2年間の契約を前提として月々の月額基本料金から170円割り引かれる、というものです。

また、ソフトバンクの「ミニフィットプラン+」は「おうち割光セット」が適用されません

通話オプション

通話オプションはドコモ・au・ソフトバンクでそれぞれ5分通話定額オプション・完全通話定額オプションの両方が用意されています。

データ容量が~20GB/月のミドルユーザー

毎月のデータ容量が7GB以上20GB以下のようなミドルユーザー向けの料金プランは、ドコモが「ahamo」、auが「povo」、ソフトバンクが「LINEMO」です。楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が唯一のプランです。

ドコモ・au・ソフトバンクの料金プランは、2021年3月から4月にかけて各社が打ち出した新料金プランで、いずれもオンラインでの申し込みやサポートを前提として格安な料金設定となっています。

ショップでの申し込みやサポートがなく、あらゆる手続きをオンラインで行う必要があるので、スマホにあまり詳しくない人やインターネットが苦手な人にはあまり向きません。

しかしわからないことも含めて全て自力で解決できる人にとっては、とても効率のよい料金プランといえます。

なお、データ容量の上限は3社共に20GBです。

それぞれの基本料金と割引額、5分定額オプションと完全通話定額オプションの料金をまとめた表は以下の通りです。

キャリア ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
プラン名 ahamo povo LINEMO Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
基本料金 2,970円(税込) 2,728円(税込) 2,728円(税込) 0円~3,278円(税込)
割引 原則なし。ただし「みんなドコモ割」にはカウントされる 原則なし。「家族割プラス」にはカウントされない(2021年夏まではカウントされる) 原則なし。「新みんな家族割」にもカウントされない なし
5分通話定額オプション 基本料金に含まれる 550円(税込) 550円(税込) 「Rakuten Link」アプリ利用の国内通話は完全かけ放題(一部例外あり)
完全通話定額オプション 1,100円(税込) 1,650円(税込) 1,650円(税込)

月額基本料金

月額基本料金はドコモが2,970円(税込)、auとソフトバンクが2,728円(税込)です。

これだけ見るとドコモのみが突出して高いように見えますが、ドコモは1回5分までの通話がかけ放題になります。

ドコモとau・ソフトバンクの料金差は242円となりますが、これは22円/30秒(税込)に換算すると約5.5分の通話料金に相当します。

つまり月に5.5分以上通話をする人は、たとえ242円高くてもドコモの料金の元は取れる、ということになります。

5分程度の通話であれば誰でもする可能性がありますから、5分通話定額を含むドコモの料金はむしろ安いと考えるのが妥当でしょう。

なお、楽天モバイルは「~20GB」であれば2,178円(税込)で使うことができます。他の料金プランほど差はつきませんが、楽天モバイルが最も安いことに変わりはありません。

割引サービス

ahamo・povo・LINEMOは、各社が用意している割引サービスはほとんど何も適用されません。そもそもこれらの割引サービスを適用しない前提で格安の料金設定になっているといえます。

注意が必要なのは、各社の家族割引サービス適用時にこれらの料金プランのユーザーがカウントされるかどうかです。

ドコモはahamoユーザーであっても「みんなドコモ割」のユーザー数にはカウントされます。ただし「みんなドコモ割」の適用はありません。

auはpovoユーザーであっても「家族割プラス」のユーザー数にはカウントされず、ソフトバンクもLINEMOユーザーは「新みんな家族割」のユーザー数にカウントされません(povoは2021年夏までは特例でカウントされる)。もちろん「家族割プラス」「新みんな家族割」の適用もありません。

通話オプション

通話オプションに関して、まずドコモは基本料金の中に5分通話定額が含まれます。つまり通話定額オプションをつけずとも、1回5分までの通話であれば回数無制限でかけ放題になる、というわけです。

完全通話定額にしたい場合は「かけ放題オプション」が1,100円(税込)で用意されています。これはahamo以外の料金プランで提供される「かけ放題オプション」とは別なので注意してください。

auとソフトバンクには5分定額オプション・完全通話定額オプションがそれぞれ用意されています。しかしドコモ同様、povoやLINEMO以外の料金プランで提供されるオプションとは別です。

auは通常、5分定額は880円(税込)の「通話定額ライト2」、完全通話定額は1,980円(税込)の「通話定額」ですが、povo用には550円(税込)の「5分以内通話かけ放題」、1,650円(税込)の「通話かけ放題」になります。

同様にソフトバンクは通常、5分定額は880円(税込)の「準定額オプション+」、完全通話定額は1,980円(税込)の「定額オプション+」ですが、LINEMO用には550円(税込)の「通話準定額」、1,650円(税込)の「通話定額」になります。

なお、LINEMOは現在「通話オプション割引キャンペーン」を行っており、スマホプラン加入から1年後まで、通話準定額は無料に、通話定額は1,100円(税込)で付加することができます。

乗り換えるならこのキャリアがおすすめ!

次に、各キャリア別に「どんな人がおすすめなのか」を具体的に紹介しましょう。

ドコモがおすすめな人

ドコモがおすすめなのは、以下のような人です。

ドコモがおすすめな人

  • 月7GB以下のライトユーザーで毎月のデータ使用量にややバラつきがある人
  • 「ドコモ」のブランドに信頼と安心を感じる人
  • 地方や山間部に旅行や出張で行く機会が多い人

毎月のデータ使用量にややバラつきがある人

各社共に段階制料金プランを用意していますが、ドコモは7GBを上限として4段階に段階を区切っています。

auはドコモと同じ上限7GBですが、区切りが3段階とドコモに比べると大雑把ですし、ソフトバンクは上限が3GBなので上限超過による速度制限がやや心配です。

楽天モバイルもドコモと同じ4段階ですが、「~3GB」の上が「~20GB」と大きく飛ぶので、3GB~20GBに入るライトユーザーからミドルユーザーまでの人は無駄が生じやすいです。

以上のことから、「先月は忙しかったので2GB程度しか使わなかった」「今月はたくさん映画を見たから6GB使った」というように、毎月のデータ使用料にややバラつきがある人は、より段階が細かく区切られているドコモがおすすめとなります。

「ドコモ」のブランドに信頼と安心を感じる人

ドコモは日本の携帯電話市場におけるパイオニアであり、長年に渡ってシェアNo.1の座に君臨し続けています。

そして何といってもNTTの完全子会社であり、ドコモ自体も大企業です。

スマホを使うにあたって「料金が1番安くなくてもいいから、とにかくきちんとした安心できるブランドのものを使いたい」という思いが強い人は、ドコモを使っておけば安心です。

もちろんauやソフトバンク、楽天モバイルも「きちんとした安心できるブランド」ですが、「絶対的な安心感」を求めるのならドコモを使うのが無難です。

地方や山間部に旅行や出張で行く機会が多い人

ドコモ・au・ソフトバンクは、人口カバー率が99%を超えています。一方で楽天モバイルは2021年1月時点で約75%とまだ発展途上です。

そのため、この3社であれば理論上日本のほとんどの場所で電波を掴むことができます。

しかし、地方の県境や山間部などへ行くと電波を掴めなくなることがよくあります。

このようなことはどのキャリアでも起こり得ますが、最も起こりにくく、日本中どんな場所でも電波を掴みやすいのがドコモです。

これは、最もつながりやすい電波といわれている「プラチナバンド」をドコモがたくさん押さえているからです。

そのため、旅行や出張などで地方へ行く機会の多い人や、元々地方の県境や山間部に住んでいる人は、ドコモを使うと安心です。

ドコモの詳細はこちら

auがおすすめな人

auがおすすめなのは、以下のような人です。

auがおすすめな人

  • 自宅のケーブルテレビがJ:COMな人
  • AmazonプライムやNetflixなどのエンタメ系サービスを多用する人

J:COMのケーブルテレビとインターネット回線を使っている人

自宅のテレビとインターネット回線に、ケーブルテレビのJ:COMを利用している人は多いです。

J:COMを利用している人は「auスマートバリュー」の対象になるので、「ピタットプラン 5G/ピタットプラン 4G LTE」で1GB~7GBの利用なら月550円(税込)が、「使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4G」なら月1,100円(税込)がずっと割引となります。

これはauユーザーであれば家族全員が対象になるので、例えば4人家族が全員「使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4G」を使っていた場合、合計月4,400円(税込)もの割引を受けることができます。年間だと52,800円(税込)なので、とても大きいです。

AmazonプライムやNetflixなどのエンタメ系サービスを多用する人

auの「使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4G」には派生した料金プランとして、各種エンタメサービスがパックになったものがあります。

プラン名 月額料金(税込) 対応ネットワーク 備考
使い放題MAX 4G Netflixパック(P) 8,338円(税込) 4G Netflix、TELASA、Amazonプライムがセット
使い放題MAX 4G テレビパック 9,108円(税込) TELASA、Paravi、FODプレミアムがセット
使い放題MAX 5G with Amazonプライム 8,008円(税込) 5G Amazonプライム、TELASAがセット
使い放題MAX 5G Netflixパック(P) 8,338円(税込) Netflix、TELASA、Amazonプライムがセット
使い放題MAX 5G テレビパック 9,108円(税込) TELASA、Paravi、FODプレミアムがセット
使い放題MAX 5G ALL STARパック 9,988円(税込) Netflix、Apple Music、Youtubeプレミアム、TELASAがセット

パックになっているエンタメ系サービスは、どれも有料のものばかりです。それぞれをバラバラに契約するよりもお得になるので、自分が利用しているサービスが含まれているのであれば、利用しない手はないです。

ただしベースが使い放題プランになっているので、ヘビーユーザーでないと元が取れません

auの詳細はこちら

auの新規契約方法や使えるキャンペーンを解説した記事がありますので、あわせてお読みください。

ソフトバンクがおすすめな人

ソフトバンクがおすすめなのは、以下のような人です。

ソフトバンクがおすすめな人

  • 月のデータ使用量が3GB以下の人
  • LINEスタンプを多用するなど、LINEのヘビーユーザー

月のデータ使用量が3GB以下の人

ソフトバンクのミニフィットプラン+は、上限3GBまでの段階制料金プランです。

上限が7GBのドコモの「5Gギガライト/ギガライト」やauの「ピタットプラン 5G/ピタットプラン 4G LTE」に比べると、ミドル寄りのライトユーザーには向きませんが、超ライトユーザーには3GBまでで3段階に区切られているので、無駄が生じにくいです。

「スマホはLINEとメールと多少のネット閲覧にしか使わない」「ゲームは全くしない」「動画もごくたまにYouTubeを見るだけ」という程度の使い方の人は、月のデータ使用量は3GBに満たないことも多いはずです。

超ライトユーザーにソフトバンクのミニフィットプラン+はおすすめです。

LINEスタンプを多用するなど、LINEのヘビーユーザー

LINEMOは、LINEの音声通話やビデオ通話、タイムラインへの投稿などのデータ使用量がカウントされない「LINEギガフリー」という機能があります。

そのため、日常的にLINEのビデオ通話機能を使って長時間の通話を楽しむような人にはとても便利です。

また、2021年夏からはLINEスタンプが追加料金なしで使い放題になります。

今までスタンプをその都度買ってた人や、月240円払ってLINEプレミアムスタンプに加入していた人にとっては嬉しい特典です。

LINEのヘビーユーザーには、LINEMOがおすすめといえます。

ソフトバンクの詳細はこちら

楽天モバイルがおすすめな人

楽天モバイルがおすすめなのは、以下のような人です。

楽天モバイルがおすすめな人

  • とにかく月額基本料金の安さにこだわる人
  • 通話も通信も思う存分使いたい人
  • 生活の多くを「楽天経済圏」に依存している人

とにかく月額基本料金の安さにこだわる人

前章で紹介したように、楽天モバイルはドコモ・au・ソフトバンクに比べて圧倒的に月額基本料金が安いです。

ドコモ・au・ソフトバンクは使い放題の料金プランが7,300円前後(税込)なのに対して、楽天モバイル3,278円(税込)と半額以下です。このインパクトは非常に大きいと言わざるを得ません。

また、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は段階制料金プランとなっていますが、どの段階を見てもドコモ・au・ソフトバンクに比べて半額以下です。

そのため、安さにこだわる人には楽天モバイルがおすすめです。

通話も通信も思う存分使いたい人

楽天モバイルは3,278円(税込)でデータ通信が使い放題な上、「Rakuten Link」アプリを使えば音声通話もかけ放題になります。

つまり3,278円(税込)払えば通信も通話も完全に使い放題というわけです。追加料金は一切必要ありません(「Rakuten Link」アプリを使わない通話は22円/30秒掛かります)。

データ通信も音声通話も、料金が嵩む心配をせずに思う存分使うことができます。

消費の多くを「楽天経済圏」で行っている人

「楽天経済圏」とは、楽天グループ各社のサービスで囲まれた生活圏のことです。

楽天モバイルは、スマホの購入や月額基本料金の支払いで「楽天ポイント」が付与されます。これは楽天モバイルでのスマホの購入や月額基本料金の支払いに使えるだけでなく、楽天市場など他の楽天グループ各社での支払いにも使えます

逆に、楽天市場や楽天銀行、楽天証券などの利用で加算された楽天ポイントを、楽天モバイルで使うこともできます。

さらに、最近は楽天ポイントが貯まる・使えるお店は楽天グループ各社以外にも増えているので、普段のショッピングや外食などで貯める・使うことも可能です。

つまり楽天グループ各社のサービスをたくさん使っていて、楽天ポイントが貯めやすく使いやすい環境にある人は、スマホも楽天モバイルにするとよりお得になります。

楽天モバイルの詳細はこちら

格安SIMがおすすめな人

キャリア版楽天モバイルの登場で、以前に比べると格安SIMの優位性が若干薄らいでいる感はありますが、それでも格安SIMはアイデア次第でまだまだ使えます。

格安SIMがおすすめなのは、以下のような人です。

格安SIMがおすすめな人

  • データ通信専用SIMが欲しい人
  • 気軽に使えるサブ回線が欲しい人

データ通信専用SIMが欲しい人

スマホとは別にiPadなどのタブレットを持ち歩く人、ゲーム用や音楽用、動画用など用途を限定したスマホをメインのスマホとは別に持ち歩く人などには、格安SIMのデータ通信専用プランがおすすめです。

これらの用途であればデータ通信さえできればよく、音声通話機能は必要ありません。

しかしながら、各キャリアにはデータ通信専用プランが用意されておらず、データ通信をしたければ必ず音声通話とセットで、もちろんその分料金は割高になってしまいます。

メインのスマホのテザリング機能を使ってタブレットやサブのスマホをインターネットに接続する、という手もありますが、テザリング接続する作業にひと手間掛かる上、メインのスマホのバッテリーも過度に消費してしまいます。

そのため、タブレットやサブのスマホにもSIMカードを挿れて、単独でデータ通信ができるようにしておくに越したことはありません。

気軽に使えるサブ回線が欲しい人

音声通話・データ通信共に「仕事用とプライベート用」のように、スマホや回線を分けたい、という人は少なくありません。

このような場合、サブとして使う方の回線を格安SIMにするのがおすすめです。

たとえばBIGLOBEモバイルの場合、データ容量が1GBついた音声通話SIMを1,078円(税込)で使うことができます。「とりあえず電話番号をもう1つ持っておきたい」という人にはこのような料金プランがおすすめです。

また、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルでは、データ容量が3GBついた「シンプルS」が2,178円(税込)です。データ通信もある程度したい、という人はこのようなプランを選ぶとよいでしょう。

音声通話もしたいのであれば、オプションで770円(税込)の「だれとでも定額」をつけておけば、1回10分までの音声通話であればかけ放題になります。

なお、当サイトでは格安SIMの速度・料金比較をしておすすめをランキングで紹介していますので、こちらもぜひお読みください。

LINEMO

iPhoneを買うならこのキャリアがおすすめ!

iPhoneはどのキャリアでも大人気で、スマホの乗り換えをきっかけに新しいiPhoneを買おうと考えている人も多いでしょう。

そこでここからは、ドコモ・au・ソフトバンクで販売されているiPhone 12シリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone SE(第2世代)シリーズの新規契約・機種変更・MNPそれぞれの価格を紹介します。

なお、楽天モバイルはiPhoneの取り扱いがありません。

キャリア別iPhone料金表

各キャリアで販売されているiPhone 12シリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone SE(第2世代)シリーズの価格を紹介します。

なお、以下で紹介する価格は、ドコモの「スマホおかえしプログラム」、auの「かえトクプログラム」、ソフトバンクの「トクするサポート +」を適用していない、オンラインショップにおけるものです。またドコモの機種変更はXi→Xi、もしくは5Gです。

機種名 ドコモ au ソフトバンク
契約種別 新規契約 機種変更(Xi→Xi・5G) MNP 新規契約 機種変更 MNP 新規契約 機種変更 MNP
iPhone 12 Pro MAX
(128GB)
142,560円(税込) 131,560円(税込) 120,560円(税込) 141,900円(税込) 151,920円(税込)
iPhone 12 Pro MAX
(256GB)
156,024円(税込) 145,024円(税込) 134,024円(税込) 155,150円(税込) 166,320円(税込)
iPhone 12 Pro MAX
(512GB)
182,952円(税込) 171,952円(税込) 160,952円(税込) 181,540円(税込) 194,400円(税込)
iPhone 12 Pro
(128GB)
129,096円(税込) 118,096円(税込) 107,096円(税込) 127,495円(税込) 137,520円(税込)
iPhone 12 Pro
(256GB)
142,560円(税込) 131,560円(税込) 120,560円(税込) 140,750円(税込) 151,920円(税込)
iPhone 12 Pro
(512GB)
169,488円(税込) 158,488円(税込) 147,488円(税込) 168,170円(税込) 180,000円(税込)
iPhone 12
(64GB)
101,376円(税込) 90,376円(税込) 79,376円(税込) 103,430円(税込) 110,880円(税込)
iPhone 12
(128GB)
109,296円(税込) 98,296円(税込) 87,296円(税込) 108,260円(税込) 116,640円(税込)
iPhone 12
(256GB)
123,552円(税込) 112,552円(税込) 101,552円(税込) 122,435円(税込) 131,040円(税込)
iPhone 12 mini
(64GB)
87,912円(税込) 76,912円(税込) 65,912円(税込) 90,065円(税込) 96,480円(税込)
iPhone 12 mini
(128GB)
95,832円(税込) 84,832円(税込) 73,832円(税込) 95,240円(税込) 102,960円(税込)
iPhone 12 mini
(256GB)
110,088円(税込) 99,088円(税込) 88,088円(税込) 109,305円(税込) 116,640円(税込)
iPhone SE
(第2世代・64GB)
57,024円(税込) 46,024円(税込) 57,024円(税込) 55,270円(税込) 57,600円(税込)
iPhone SE
(第2世代・128GB)
62,568円(税込) 51,568円(税込) 62,568円(税込) 61,250円(税込) 64,080円(税込)
iPhone SE
(第2世代・256GB)
75,240円(税込) 64,240円(税込) 75,240円(税込) 75,215円(税込) 78,480円(税込)
iPhone 11 Pro Max
(64GB)
取り扱いなし 131,965円(税込) 132,480円(税込)
iPhone 11 Pro Max
(256GB)
149,465円(税込) 149,760円(税込)
iPhone 11 Pro Max
(512GB)
173,660円(税込) 174,240円(税込)
iPhone 11 Pro
(64GB)
117,515円(税込) 118,080円(税込)
iPhone 11 Pro
(256GB)
135,140円(税込) 135,360円(税込)
iPhone 11 Pro
(512GB)
159,330円(税込) 159,840円(税込)
iPhone 11
(64GB)
82,405円(税込) 82,800円(税込)
iPhone 11
(128GB)
87,805円(税込) 87,840円(税込)
iPhone 11
(256GB)
99,900円(税込) 100,080円(税込)

auとソフトバンクは、新規契約・機種変更・MNPのいずれも同じ価格で販売されています。

ドコモはiPhone 12 Pro MAX、iPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone 12 miniは新規契約→機種変更→MNPの順に価格が安くなります。しかしiPhone SE(第2世代)のみ、新規契約とMNPが同じ価格で、機種変更が最も安い価格です。

以上のことを踏まえた上で、キャリアのiPhoneの販売価格には以下のようなことがいえます。

各キャリアのiPhoneの販売価格

  • 新規契約はiPhone12(64GB)とiPhone 12 mini(64GB)の2つはドコモが最も安いが、それ以外は全てauが最も安い
  • 機種変更はドコモが最も安い
  • MNPはドコモが最も安い
  • ソフトバンクは全機種で最も高い

auやソフトバンクのユーザーは、ドコモへMNPした上でiPhoneに買い換えれば、auやソフトバンクのまま機種変更するより安く買い換えることができます。

逆にドコモユーザーがiPhoneを買い換えたいと思った場合、auやソフトバンクにMNPするよりも、ドコモで機種変更をした方が安くなります。

ソフトバンクは全機種で最も高いので、ドコモやauからMNPしてiPhoneを買うのは得策ではありません。

楽天モバイルでiPhoneは使える?

2021年3月現在、楽天モバイルは公式サイト内で「iPhoneは当社の動作保証外端末」と明記しています。

しかし一方で「一部機能をご利用いただけることは確認しております」ともしており、具体的にはiPhone XS、XR以降のiPhoneは一部機能の例外はあるものの「ご利用いただけます」としています。

なお「一部機能の例外」について、公式サイトでは言及がありませんが、ネット上の口コミなどから以下の機能が使えないものと思われます。

楽天モバイルでiPhoneを使う際に「例外」になるもの

  • 海外ローミング(Wi-Fi接続時のみ可能)
  • 「国際通話かけ放題」サービス
  • パートナー回線のSMS
  • 楽天回線とパートナー回線の自動切り替え
  • ETWS(緊急地震速報)
  • 110番や119番の緊急通報位置通知
  • 「Rakuten Link」アプリの料金明細の確認やニュース閲覧機能

これらの機能は、楽天モバイルでiPhoneを使う際にはあまり期待しない方がよいでしょう。

ただし今後の改善で使えるようになることも考えられますし、その逆で今まで使えた機能が使えなくなる可能性もあります。

いずれにしても、現状では楽天モバイルでiPhoneの動作確認は完全には取れていないということです。

もし楽天モバイルでiPhoneを使いたい場合、必ずiPhone XS、XR以降の機種を使うようにした上で、全て機能を使うことができない、ということしっかり認識しておく必要があります。

楽天モバイルの詳細はこちら

自分に合ったキャリアでスマホを使おう

ここまでドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの料金プランを、月20GB以上使うヘビーユーザー向け、月7GB以下のライトユーザー向け、月20GB以下のミドルユーザー向けの3つに分けて紹介した上で、各キャリア別にどんな人がおすすめなのかを考え、各キャリア別のiPhoneの価格を比較してみました。

各キャリアの料金プランは、それぞれに異なる特徴を持っています。そのため、自分のスマホの使い方をよく分析した上で、自分が求める条件を1つでも多く備えるキャリアを選んで使うことが大切です。

すべての条件を満たすキャリアというのは中々ありませんので、優先順位をつけた上で時には妥協する必要もあるかもしれません。

多くの人がキャリア選びの際に重要な要素に挙げる「料金」は、ここまでに紹介したように楽天モバイルの圧勝です。料金重視であれば楽天モバイルを選ぶべきです。

しかし楽天モバイルは、市場のニーズに対してアンテナの設置が追いついていません。

auのローミングが提供されてはいますが、楽天モバイルが一定の人口カバー率を超えたエリアではauのローミングが続々と打ち切られている、という状況もあります。

このようなエリアでは、今まではauのローミングのおかげでスマホが使えたのに、auのローミングが打ち切られたためにスマホが使えなくなった、繋がりにくくなった(楽天モバイルの電波も届いていないため)、という声も聞かれるようになっています。

楽天モバイルはこのような声が届くと、ドコモから回線を借りている格安SIM版の楽天モバイルのSIMを提供するなどしているようですが、エリアによってはこのような現状である、ということは頭に入れておいた方がいいかもしれません。

また、当サイトでは「スマホの乗り換えはいつがお得?乗り換え前に知っておきたい知識やキャンペーン」という記事を用意しています。キャリアの乗り換えを検討している人は、こちらの記事もご一読ください。

公開日時 : 2021年04月01日

二階堂卓也 ― ライター
二階堂卓也 ― ライター

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