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新幹線の無料WiFiの使い方!iPhone/PCにWiFiが繋がらない原因と対処法

スマホやパソコンなどで快適にネットを楽しむためには、安定した接続スピードの電波が必要です。
スマホならキャリアの電波を使用できますが、パソコンだとWiFiがないとネットは利用できず、外出先で困ることも多いでしょう。
WiFi電波が特に必要になりやすいのは移動中であり、長時間移動の多い新幹線だとWiFiがあると非常に便利です。
実は新幹線によっては、WiFiが使用できる場合もあります。新幹線の車内で使えるWiFiについて理解を深め、移動中も快適にネットを楽しみましょう。
目次
WiFiが使える新幹線

新幹線でもWiFiを利用することは可能ですが、残念ながら全ての車両で使用できるわけではありません。使用できる車両は限定されており、かつ接続の方式も異なります。
まずは新幹線で使えるWiFiの特徴を知って、通信環境がいかに整備されているかを知りましょう。
東海道新幹線のみ利用できる旧方式WiFi
新幹線ではケーブルを使用したWiFiは接続が可能ですが、これは旧方式と呼ばれ、東海道新幹線のみ使用が可能でした。
旧方式のWiFiは、2018年夏以前で、東海道新幹線でも東京-新大阪間のみ利用されています。ケーブルを使用しているため、速度制限があり、接続速度もそれほど早くはありません。
また、有料のため使用には料金が必要で、かつdocomo-wifi、NTTフレッツスポット、HOTSPOT、BBモバイルポイント、UQ_WiFiのいずれかとの契約が必要です。
使用の条件が決められており、費用もかかり速度制限もあるため、WiFiの利用は可能でも、旧方式はあまりおすすめできません。
新方式WiFiサービスの導入が広がっている
2018年夏以降では、新方式のWiFiサービス導入が活発化しており、2020年にはほぼ全ての新幹線車両で、WiFiが使えるようになります。
新方式は有線ではなく、フリーWiFiを使った無線方式のため、誰でも簡単に接続でき、料金も発生しません。
特定の通信会社との契約も不要で、キャリア契約していない機種でも、電話を使ってネットを楽しむこともできます。通常のWiFiモデムを使った接続と同じであり、より快適に新幹線を利用できるでしょう。
車内で無料WiFiサービスが利用可能な新幹線

新幹線車両への新方式WiFiの導入は積極的に進められていますが、現時点で全ての車両で利用できるわけではありません。
利用できる車両は限定されているため、それらを知っておくことも大切です。
どの車両なら車内で無料のWiFiが使用可能なのかを知り、新幹線利用時の参考にしましょう。
東海道・山陽・九州新幹線
- のぞみ
- ひかり
- こだま
- みずほ
- さくら
- つばめ
東海道・山陽・九州新幹線では、無料WiFiの使用が可能です。
WiFi接続のSSIDは「Shinkansen Free WiFi」で、メールアドレスやSNSからアカウント登録をすると利用できます。
これらの新幹線はJR東海、JR西日本、JR九州の3社の管轄地域にまたがっていますが、WiFiのSSIDは共通しています。
そのため、乗車区間が変わってもWiFi接続が切り替わることなく、そのまま使用できるため、移動中は常に快適なネット利用ができるでしょう。
E7系の北陸新幹線
- かがやき
- はくたか
- あさま
- つるぎ
E7系の北陸新幹線のSSIDは「JR-EAST FREE WiFi」で、メールアドレスの登録で利用できます。
W7系の北陸新幹線
- かがやき
- はくたか
- つるぎ
- あさま
W7系の北陸新幹線のSSIDは「JR-WEST FREE WiFi」でメールアドレスかSNSアカウントの登録で利用できます。
E5系・E6系の一部の東北新幹線
- はやぶさ
- はやて
- やまびこ
- なすの
- つばさ
- こまち
E5系・E6系の一部の東北新幹線は、「はやぶさ」や「はやて」の運転に割り当てられていることが多いです。SSIDは「JR-EAST FREE WiFi」でメールアドレスの登録で利用できます。
「JR-EAST FREE WiFi」は、もともと訪日外国人に向けたWiFiサービスですが、日本人でも関係なく使用できます。
フリーWiFiながら1回の接続可能時間は3時間と長く、再接続で1日何回でも使用できるのが特徴です。長時間の移動でも問題なくネットが利用できるため、フリーWiFiの中でも利便性は高いでしょう。
新幹線で無料WiFiサービスを利用するには

新方式の無料WiFiなら、新幹線でもスムーズにWiFi接続が可能です。
しかし、接続の準備が不要なわけではなく、サービスを利用するには事前の登録や設定が必要なため、注意しなければなりません。
新幹線乗車後、スムーズにWiFiを使うためにも、サービス利用の方法を知っておきましょう。
アカウント登録をおこなう
新幹線の無料WiFiを利用するには、まずはアカウントの登録が必要です。
登録方法は「メールアドレス」か「SNSアカウント」のどちらかであり、車両によって登録可能な方法が異なるため、注意しましょう。
基本的にはどの車両でもメールアドレスによる登録は可能ですが、SNSアカウントの登録は対応していない車両もあります。
どちらの場合でも、事前にアカウント登録を済ませて、素早く使用できる環境を整えておきましょう。
車内の案内ステッカーを確認する
無料WiFiが使用可能な新幹線は、車内にWiFiサービスの案内ステッカーが貼られています。
ステッカーは3種類あり、それぞれ「Shinkansen Free WiFi」「JR-EAST FREE WiFi」「JR-WEST FREE WiFi」とSSIDが異なります。ステッカーごとの違いを把握して、正しいSSIDを選びましょう。
また、北陸新幹線の場合、JR東日本とJR西日本の車両が混在しているため、特に間違えないよう注意が必要です。
SSIDが間違っていると、アカウント登録をしていてもWiFiサービスが利用できません。
ステッカーは青、緑、白と色も異なるため、新幹線をよく利用するなら、それぞれに対応するSSIDを覚えておくと良いでしょう。
利用可能かTwitterで確認できる
東海道新幹線の無料WiFiサービスは、利用可能かTwitterから確認できます。
JR東海は「【公式】東海道新幹線車内無料WiFi『Shinkansen Free WiFi』」を持っており、これにWiFiサービスの提供情報が掲載されています。
情報は毎日更新され、その日のWiFiサービ対応車両が発表されているため、乗車時には確認しておきましょう。
新幹線で無料WiFiを利用する際の注意点

新幹線の無料WiFiは、登録だけで簡単に使えて便利ですが、使用時には注意点もあります。
注意点を把握していないと、スムーズに利用できなかったり、ストレスを感じたりするため気をつけましょう。
便利なのは確かですが、必ずしも使いやすいとは限らないため、注意点も含めて、サービス内容を正しく把握することが大切です。
利用者が多いと通信容量が不足する
新幹線のWiFiは通信容量が限られているため、利用者が多いと接続スピードが落ち、繋がりにくくなります。
比較的空いている時間なら、問題なく使用できますが、混雑時でWiFi利用者が多い場合は、そもそも接続すらできない可能性もあるため注意が必要です。
また、通信容量が限られているのは、同じ電波を使用しているからです。
そのため、WiFi電波を通じて情報の抜き取りや、ウイルス感染が起きる危険性があることも理解しておきましょう。
誰でも利用できるだけにフリーWiFiは安全性が弱く、悪意を持って接続する人がいるとトラブルに発展する可能性が高いです。
WiFi接続時に使用したデータが第三者に流出する危険性もあるため、クレジットカードや個人情報など、重要なデータのやり取りはしない方が賢明でしょう。
必ずしも被害にあうわけではありませんが、フリーWiFiならではのリスクが潜んでいることも、知っておかなければなりません。
また、無制限のWiFiを使えば、他の利用者を気にせずWiFiを使うことができます。
電波状況の悪化により繋がりにくくなる
新幹線のフリーWiFiは、それほど電波強度が高くないため、状況によって電波が弱くなり、繋がりにくくなることもあります。
新幹線では携帯電話の電波を使用しているため、トンネル内や走行エリアによっては、電波が届かなくなることも多いです。
突然電波が切れて接続不能になることもあるため、オンラインで作業をする場合は、こまめな保存を心がけましょう。
長時間接続しっぱなしで保存をせずに作業をしていると、電波が途切れた瞬間にデータが消えてしまう危険性もあるため、注意しなければなりません。
大規模災害時には登録しなくても使える
新幹線のフリーWiFiを利用するには、通常メールアドレスSNSアカウントでの登録が必要ですが、大規模災害時は登録なしでも使用できます。
緊急事態の際には、誰もが使えるよう開放されているため、キャリアの電波が使用できないなら、新幹線のWiFiを使いましょう。
もちろん、緊急時にはより多くの人がWiFiに接続するため、繋がりづらいのは事実です。
しかし、電波が全く入らず、外部と連絡が取れないという状況は避けられるため、混雑していても利用するメリットは大きいでしょう。
無料WiFiスポットでネットライフを快適に

ネットライフをより快適に楽しむには、新幹線に限らず無料で提供されているWiFiは、積極的に活用することが大切です。
近年無料でWiFiサービスを提供するスポットは増えており、それらを上手く活用することで、外出先でもストレスなくスムーズなネット通信が可能です。
WiFiを利用するからこそのメリットもあるため、無料WiFiスポットは積極的に使い、より便利で快適なネットライフを実現させましょう。
外出先でも通信容量を節約できる
無料WiFiスポットを利用するメリットは、外出先でも通信容量を節約できる点にあります。通常ネット通信を行うと、通信容量を使ってしまい、使用しすぎると速度制限がかかります。
しかし、WiFiの場合はいくら使っても通信容量はかからず、大容量通信でも問題なく行えます。
もちろん、無料WiFiスポットでは大容量通信は難しい場合も多いですが、通常のネット利用程度なら、問題なく使えるでしょう。
無料WiFiスポットは幅広く、カフェ、コンビニはもちろん、空港やバス、地下鉄などの公共交通機関でも提供されています。
最近では地方自治体が提供するWiFiスポットも増えており、それぞれで接続の条件は異なりますが、簡単な登録だけですぐに使用できます。
アプリが無料WiFiに自動で接続してくれる
無料WiFiスポット自動接続アプリの「タウンWiFi」を使うと、外出先でも自動でWiFiに接続できます。
WiFiスポットごとに接続を切り替える必要がなく、素早くWiFiを利用できるため、外でネットを使うことが多い人におすすめです。
また、スマホなら本体の設定から、一度接続したWiFiに自動接続することも可能です。
アプリや設定を上手に使うことで、さらに便利にネットを利用できるため、これらも積極的に活用しましょう。
新幹線で無料WiFiを使う方法まとめ

新幹線では無料WiFiサービスが提供されており、その数は年々拡大しています。
無料WiFiを使うことで、外出先でもスムーズにネットが利用でき、かつ通信容量も減らないため、速度制限を心配する必要もありません。
新幹線での移動は長時間になりやすいため、ネットに接続する時間も長く、WiFiは欠かすことのできない存在です。
新幹線だけではなく、他にも無料WiFiスポットは数多くあるため、それらも上手に活用して、より便利で快適なネットライフを満喫しましょう。
公開日時 : 2022年12月01日

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