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電気代が急に高くなった理由とは?原因と対策方法・おすすめの電力会社も紹介!

「電気代が急に高くなった」「高くなった理由が分からない」など、月々の電気代で悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そんな時は、電気代が高くなった原因をチェックすることが大切です。本記事では、月々の電気料金が高くなる原因とその対策法や新電力についても解説します。
電気代が急に高くなった理由とは?原因と対策方法・おすすめの電力会社も紹介!

今月の検針票を見て「急に電気代が高くなったな」と感じているものの、どうして料金が上がったのか原因がはっきりしないという人も多いのではないでしょうか。

電気代を節約するには、まず電気代が高くなった原因をはっきりさせることが必要です。

本記事では基本となる電気使用量と電気代の仕組みや、電気代が急に高くなった原因とその対策法、電気料金が安くなる可能のある電力会社の乗り換えについても紹介します。

電気代が急高くなったら電気使用量を確認!

電気代が急高くなったら、電気使用量が関係している可能性が高いです。

そのためここでは、電気代と電気使用量について詳しくみていきましょう。

電気使用量とは

電気使用量とは、1ヵ月にどれくらいの電気を使用したかの総量のことです。

電気の使用量にはkWh(キロワットアワー)という単位が使われており、電気を1時間使用した場合の消費電力量を示しています。

毎月の電気使用量は、自宅に設置されている「電力メーター」でカウントされ、そのカウントされた数値をもとに請求金額が決まります。

電力会社の電気料金はこの「kWh」をもとに計算されているのです。

電気使用量と電気代の仕組み

電気代には電気使用量の他に、基本料金と呼ばれる契約容量で決まる料金を支払う必要があります。

電気料金=基本料金+電力量料金(電気の使用量×1kWh当たりの単価)で計算されるため、電気代が急に高くなった場合は基本料金ではなく電気使用量の確認を行いましょう。

電気使用量が以前よりも増えている可能性が高いので、数ヵ月前の電気使用量と見比べてみてください。

基本料金は月の電気使用量に関わらず、300円前後かかる場合が多いです。

電気代が急に高くなる原因とは

「最近急に電気料金が上がった」と感じたときは、月々の電気使用量をチェックし、高くなった理由をはっきりさせましょう。

オール電化に変えた

電気料金が急に高くなったと感じたときは、オール電化に変えたことが原因かもしれません。

ガスの代わりに熱源を電気でまかなうオール電化住宅は、電気料金が高くなるのが一般的です。

今までガスで使用していたものを電気で賄うので、電気代は上がります。

また電気代が上がったときは、これまで使用していなかった電化製品を、新しく買い足していないか確認しましょう。

使用する電化製品が増えれば、必然的に電力量消費も増えて電気料金の増加につながります。

在宅期間が増えた

年末年始・お盆・5月の連休など、自宅で過ごす時間が増える時期や、リモートワークなどのライフスタイルの変化によって、電気料金が高くなる場合があります。

在宅期間が増えれば必然的に電化製品の電気使用量が増え、その分電気料金が上昇する傾向にあります。

そのため、家にいる時間が以前より長くなっていないか確認してみてください。

世帯人数が増えた

世帯人数の増加も、電気料金が高くなる理由の1つです。

結婚や両親との同居などで世帯人数が増えると電化製品の使用時間が増え、その結果電気料金が高くなることが考えられます。

政府統計総合窓口の月額電気料金平均をみると、1人世帯は5,791円/月、2人世帯は9,516円/月、3世帯10,932円/月、4世帯11,788円/月と、世帯数に比例して電気料金も高くなることがわかります。

【世帯別にみる月額電気料金平均(2020年)】

世帯数 月額電気料金平均
1人世帯 5,791円
2人世帯 9,516円
3人世帯 10,932円
4人世帯 11,788円
5人世帯 12,945円
6人世帯~ 16,003円~
参照元:政府統計の総合窓口(e-Stat)

季節の変化

季節によっても電気料金は変化します。

とくに冬は、エアコンやヒーターなどの暖房器具を使う機会が増えるため、ほかの季節と比較しても電気代が高くなる可能性が高いです。

同じエアコンでも、夏に使用する冷房に比べると暖房は消費電力量が倍以上のため、電気代は高くなります。

トイレ用温風ヒーターや、パネルヒーターなども同様に電気を多く消費します。

加えて、冬は日照時間が短いので、照明器具を使用する時間が増えるのも、電気料金が高くなる理由の1つです。

以下の記事では、冬の暖房費を節約する方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

漏電している

家電製品やコンセントに入った湿気・結露などが原因で発生する「漏電(電気が回路を外れて外に漏れる現象)」が、電気料金の増加につながる場合もあります。

ただ漏電が発生した場合、ブレーカーが落ちる仕組みになっているため、直接電気代に響くことはありません。

しかし、漏電を止める役割を果たす分電盤自体が故障すると、電気代が高くなるケースがあります。

電気代だけではなく安全性の観点からも、「漏電の疑いがある」または「分電盤に異常がある」場合は、専門業者や電力会社に速やかに連絡するようにしましょう。

電気代が急に高くなったときの対策方法

日常の中で実行できる節電対策や、省エネ家電の使用など、電気代が急に高くなったと感じたときに試したい節電対策法を紹介します。

省エネの家電製品を使用する

家電製品を買い替える際は、「省エネ」機能を示すラベルの付いた製品を選択するのがおすすめです。

エネルギー消費を抑える省エネ家電の利用は、長い目で見ると一定の節電効果が得られます。

省エネ機能の冷蔵庫や、LED照明、省エネモードを搭載したテレビなど、省エネ効果のある家電を選ぶことで、電気料金のトータルコストを削減することが可能です。

最新の冷蔵庫の省エネ性能を例に取ってみると、庫内や周囲の温度に合わせたモーターの自動制御や、断熱性能の向上で消費電力を削減するなど、省エネ機能が向上しています。

日常の節電を試みる

使わない照明やテレビ等の電源をこまめに消したり、冷蔵庫の開け閉めを短時間にするなど、これまでの家電製品の使い方を見直し、日常でできる節電を試みることで一定の節約効果が期待できます。

洗濯はまとめ洗い、テレビの音量を下げる、エアコンのフィルターを定期的に掃除するほか、長期間外出するときや寝る前などは、待機電力を消費するコンセントを抜いておくのも節電効果があります。

冬であれば、窓に冷気を遮断する断熱シートを利用したり、空気を循環させるサーキュレーターを併用したりすることで、エアコンの設定温度を下げることも可能です。

以下の記事では、今すぐできる電気代の節約方法を紹介しているので、ぜひご覧ください。

電気の乗り換えを考えてみる

節電対策を講じても電気代が下がらない場合は、電力会社を乗り換えるのも1つの方法といえるでしょう。

電力会社によって基本料金や料金プラン、サービスに違いがあるため、現在のライフスタイルを考慮して自分に合った電力会社を選ぶと、現在より電気料金を節約することが可能です。

また、電力自由化に伴いコストを抑えて安く電気を提供してくれる新電力会社もあるので、ぜひ検討してみてください。

乗り換えにおすすめの電力会社3選

ここでは電気料金の節約につながる料金プランや、お得なセット割りを提供するおすすめの新電力会社を紹介します。

おうちでんき

出典:おうちでんき

ソフトバンクのおうちでんきは、大手通信会社のソフトバンクが開始した新電力事業です。

ソフトバンクのおうちでんきの特徴は以下の通りです。

基本料金(税込)
「おうちでんき」
286円~
料金プラン おうちでんき・自然でんき・くらしでんき
供給エリア 東京・北海道・東北・中部・関西・中国・四国(北陸・九州) 
セット割り おうちでんき+おうち割
解約金(税込) 550円
こんな人におすすめ ソフトバンク・ワイモバイルユーザー

ソフトバンクが経営する新電力のため、とくにソフトバンク・ワイモバイルユーザーは電気代がお得に使えます。

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは、スマホ1回線ごとに電気代が毎月110円(税込)割引されます。

たとえば、4人家族で全員がソフトバンクのスマホを持っていた場合、4回線というカウントになり毎月440円(税込)も電気代が割引されるという計算です。

ほかにも、水漏れや鍵の紛失といったトラブルを24時間365日対応してくれるので、緊急時でも安心です。

【ソフトバンク公式】おうちでんきの詳細はこちら

auでんき

auでんき

auでんきの特徴は以下のとおりです。

基本料金(税込)
「でんきMプラン」
286円~
料金プラン でんきMプラン・ecoプラン
供給エリア 東京・北海道・東北・北陸・中部・関西・中国・四国・九州 ・沖縄
セット割り 電気料金に応じた1~5%分をPontaポイントで還元
解約金 無し
こんな人におすすめ auスマホ・auひかりユーザー

電気料金は大手電力会社と同額です。

ただし、電気料金に応じた1~5%分(5,500円(税込)未満/月1%・5,500円(税込)~8,800円(税込)未満/月3%・8,800円(税込)/月以上5%)が、Pontaポイントで還元されます。

また、電気代とスマホ・携帯の支払いがまとめて行うことが可能です。

ガス(東電ガスfor au・中電ガスfor au・関電ガスfor au)をまとめると請求予定額も「auでんきアプリ」で管理できます。

auでんき公式サイトはこちら

Looopでんき

※Looopでんきは2022年4月1日より新規受付停止を停止します。

基本料金 0円
料金プラン おうちプラン・ビジネスプラン・再エネどんどん割・スマートタイムプラン
供給エリア 東京・北海道・東北・北陸・中部・関西・中国・四国・九州 
セット割り Looopでんき+(ガスセット割、ソーラー発電・蓄電池セット割)
解約金 なし
こんな人におすすめ 電気使用量の多い家庭向け

自然エネルギー発電の開発や販売に力を入れる「Looopでんき」は、基本料金が0円で、使用した電力量に応じた料金を支払うシンプルな料金プランが特徴です。

たとえば、おうちプラン(40A 520kWh/月[関東エリア])の場合、従来に比べ電気料金は年間約16,000円(税込)、毎月1,293円(税込)の節約が可能です。

Looopでんきでは、2019年9月から都市ガスとのセット割(関東限定)も提供しており、電気とガスをまとめて契約することでガス代の節約にもつながります。

さらに、ここまで紹介した4社を含む新電力おすすめランキングを知りたい方は、以下の記事をご一読ください。

電気代が高くなる原因をチェックして対策を考えよう

電気代が急に高くなったと感じたら、まずはここ数ヵ月の検針票をチェックして、なぜ高くなったのか理由を考えてみましょう。

電気代が高くなる原因には、「家で過ごす時間が増えた」「家族が増えた」といったライフスタイルの変化や、季節の変化、家電の買い足しや買い替えなど実にさまざまです。

日常できる節電の心がけはもちろん、長い目で見ると省エネ家電の利用も一定の節電効果が期待できます。

それでも思ったように電気代が下がらない場合は、新電力への乗り換えを検討するのもよいでしょう。

公開日時 : 2023年01月30日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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