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WiMAXは何台まで同時接続できる?通信速度の変化も徹底解説!


現在WiMAXを契約中で同時接続台数を知りたいという人は多いと思います。
WiMAXは同時接続台数が決まっています。オーバーすると速度低下やアクセス不可の恐れがあるため注意しなくてはいけません。
今回は端末ごとの同時接続台数の違いや、現在の接続機器の確認方法を解説します。また光回線のメリットについても解説しているので最後まで読んでみてください。
目次
WiMAXは同時に何台まで複数接続可能なのか

WiMAXルーターの同時接続台数は端末種類によって異なります。
そこでここでは「モバイル型」と「ホームルーター型」それぞれ2つの同時接続台数を解説するので参考にしてください。
なお最大同時接続台数を超えた場合、速度低下は起きるのかについても解説しています。
WiMAXの同時接続台数
WiMAXの同時接続台数をカシモWiMAXのホームルーター型であるWiMAX HOME 02と、モバイル型のSpeed Wi-Fi NEXT WX06を参考に解説します。
結論からいうとホームルーター型である02の方が同時接続台数は多いです。下記の表に注目してください。
HOME 02(ホームルーター型) | Speed Wi-Fi NEXT WX06(モバイル型) | |
---|---|---|
同時接続台数 | 最大20台 | 最大16台 |
このようにW06よりも02の方が同時接続台数は多いのです。
ホームルーター型は複数人での利用を目的としており、モバイル型は個人での利用を目的としているため対応する上限が異なります。
WiMAX端末の接続台数を詳しく比較してみたい方には、WiMAXルーター機種を徹底比較した記事をご覧ください。
WiMAXは同時接続台数を超えると通信速度は遅くなる?
WiMAXルーターが同時接続台数の上限を超える接続を試みた場合、どうなってしまうのか気になると思います。
結論をいうと「速度が落ちる」または「タイムアウト」になりつながりません。
通信速度は、1台の機器が接続しているときの半分になると考えてください。もしくはまったくネットにつながらなくなります。
あらかじめ接続台数が多くなることがわかっている場合は、その点も踏まえて端末種類を選ぶようにしましょう。
WiMAX HOME 02
カシモWiMAXのホームルーター型「02」は屋内で複数人で使いたいという希望に適した製品です。その具体的な理由を端末の特徴やスペックとともに解説します。
詳細 | |
---|---|
発売日 | 2019年1月25日 |
製品名 | WiMAX HOME 02 |
製造元 | NEC |
通信速度 | 下り最大:440Mbps / 上り最大:75Mbps |
対応ネットワーク | WiMAX2+ / au 4G LTE |
本体サイズ | 約50×118×100mm |
重さ | 約218g |
同時接続台数 | 約20台 |
有線LAN規格 | 1000BASE-T/100BASE-TX×1ポート |
無線LAN規格 | 5GHz帯:IEEE802.11ac/11n/11a / 2.4GHz帯:IEEE802.11n/11g/11b |
電源 | ACアダプタ(※バッテリー動作非対応) |
02の同時接続台数は最大20台と多いです。複数の機器をネットにつなぎたい、家族など複数人で使いたいなどの場合に適しています。
また02はバッテリー動作非対応です。屋内での使用がメインのWiMAXルーターであることを覚えておきましょう。
カシモWiMAX W06
カシモWiMAXのモバイル型「W06」は個人で使うのに適した製品です。端末のスペックや特徴からその理由をお伝えします。
詳細 | |
---|---|
発売日 | 2019年1月25日 |
製品名 | Speed WiFi NEXT W06 |
製造元 | HUAWEI |
通信速度 | 下り最大:1.2Gbps / 上り最大:75Mbps |
対応ネットワーク | WiMAX2+ / au 4G LTE |
本体サイズ | 約128×64×11.9mm |
重さ | 約125g |
同時接続台数 | 約16台 |
有線LAN規格 | – |
無線LAN規格 | 5GHz帯:IEEE802.11ac/11n/11a 2.4GHz帯:IEEE802.11n/11g/11b |
電源 | バッテリー内蔵 |
W06の同時接続台数は02と異なり16台のみとなっており少ないです。ただしサイズが小さく軽いため持ち運びが楽です。
ホームルーター型との最大の違いはバッテリーが内蔵されているため、屋内だけでなく屋外でも利用できることです。
学校や会社、旅行や国内出張でインターネットを使いたいという場合に適しています。
WiMAX(ポケットWiFi)の同時接続に関するFAQ
WiMAXの同時接続台数に関するFAQの中でも特に多い「同時接続台数を確認する方法」および「接続台数がおかしいときの対処法」をそれぞれ解説します。
特に不正利用が疑われるときははやめの対応が大切です。詳細をお伝えするのでぜひ参考にしてください。
WiMAXの同時接続台数を確認する方法
お使いの端末に現在接続されている端末の数(※同時接続台数)を調べる方法は大きく分けて2つあります。
ひとつ目が端末の「ディスプレイ」上でチェックする方法です。これはディスプレイを備えているモバイル型(W06など)に限ります。
そして2つ目は「アプリ」を使って確認する方法です。たとえばHUAWEI製のW06および02の場合専用アプリ「HUAWEI HiLink」をインストールすれば確認できます。
アプリを使えば02などのホームルーター型でも問題なく調べることができます。
WiMAXルーター個別の最大同時接続台数を知りたいときは、UQコミュニケーションズの製品ページや取り扱い説明書をチェックしてください。
WiMAXの複数接続台数がおかしい!不正アクセスも?
「最近表示される接続台数の数が多い」「知らない名称の機器が接続されている」などの場合不正アクセスが疑われます。
知らない誰かがあなたのネットワークの暗号キーを盗聴し、勝手に接続しているのかもしれません。
不正アクセスが疑われる場合は、速やかに設定ツールのログインパスワードおよび暗号キーを変更しましょう。
ブラウザ上でWiMAX端末の設定を行えます。使用するにはインターネットにつながっている必要があります。
たとえばW06では「http://speedwifi-next.home」02は「http://speedwifi.home」とアドレスに欄に入力しアクセスしましょう。各URLはWiMAXを利用中でないとアクセスできないのでご注意ください。
また設定ツールでは、暗号キーの変更や最大接続台数を変更できるので実行してみましょう。
同時接続台数が10台を超える場合は光回線がおすすめ
同時接続台数が10台を超える場合はWiMAXではなく「光回線」も検討してみてください。ここではその具体的な理由をお伝えします。
特に下記の3点はWiMAXにはない光回線だけの大きなメリットです。
- 使用容量制限がない
- 通信速度制限がない
- 同時接続台数はルーターのスペックによる
光回線は使用容量制限がない
WiMAXには3日で10GBやひと月7GBなどの容量制限がありますが光回線にはありません。
正確にいうと1日に数十GBのファイルをアップロードするなど、よほどの使い方をしない限り制限は受けません。
そのため現在の通信量をわざわざ気にする必要なく、安心してインターネットを楽しむことができます。
ただし、当然光回線は屋内でしか使用できません。屋外でもインターネットを使いたいならWiMAXが便利です。
光回線は通信速度制限がない
WiMAXは3日で10GBを超える通信を行うと最大速度が1Mbpsになったり、LTE使用時月間7GBを超えると最大速度が128kbpsになったりします。
モバイルルーターで使用される回線は帯域が狭いため、通信制限にかかると安定したインターネットを提供できません。
光回線は帯域が広く余裕があるため、WiMAXのように制限をかけなくても快適に通信できます。
そのため光回線では、速度が遅くて動画が止まってしまう状況はまず考えられません。
光回線の同時接続台数の上限はどれくらい?
WiMAXではホーム―ルーター型の最大40台前後が同時接続台数の上限ですが、光回線の場合基本的に制限は設けられていません。
つまり光回線なら家族や仲間と思う存分インターネットを楽しめます。ただし使用するルーターによっては、機器側で制限をかけているケースもあります。
ルーターによって対応する同時接続台数は異なるため、接続する機器が多い場合はあらかじめ同時接続台数の多いルーターを購入しましょう。
今後IoTがより一般的になるにつれ同時アクセス数はますます増えるはずです。
WiMAXのホームルーター型は同時接続台数が多いですが、容量制限や速度制限のリスクを考えると光回線が利用しやすくおすすめです。
おすすめの光回線
光回線の申込みを検討しているがどこで契約すればよいかわからないというあなたのために、下記の記事ではおすすめの光回線を厳選して14社紹介しています。
料金や速度別の選び方について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
[2020年]厳選!おすすめ光回線14社を比較 | 料金・速度別の選び方
まとめ
今回はWiMAXの同時接続台数についてお伝えしてきました。端末種類によって接続台数は異なることがわかったと思います。
複数人で使いたい、多くの機器をネットにつなぎたいならホームルーター型を、少なくてもよいなら屋外でも使えるモバイル型をそれぞれ選びましょう。
また通信制限や速度制限を気にしたくない、同時接続台数に限りがない方がよいという場合は光回線も検討してみてください。
大人数および複数の機器で快適にインターネットが楽しめます。
公開日時 : 2020年12月15日

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