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光コラボ完全ガイド!仕組みや特徴からおすすめ回線まで徹底解説

光コラボ完全ガイド!仕組みや特徴からおすすめ回線まで徹底解説

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NTT東日本・西日本では、2015年2月よりフレッツ光回線を自社や代理店で販売していましたが、フレッツ光回線をより広く普及させる狙いで、他社への卸提供を始めました。

これにより、現在まで600社以上の事業者が参入し独自のサービスともに、光コラボを展開しています。また2019年7月からは光コラボ間の乗り換えが可能となり、より利用しやすくなりました。

フレッツ光回線を使っていれば誰でも光コラボの利用対象となりますが、注意点もあります。

この記事では光コラボの仕組みや特徴について紹介します。

光コラボとはどんなサービス?

光コラボ(光コラボレーションモデル)とは、NTT東日本・西日本がプロバイダなどの様々な業種の事業者に対してフレッツ光回線の卸提供を行い、フレッツ光回線と各事業者を一本化したサービスのことです。

フレッツ光回線の卸提供を受けた事業者は光コラボ事業者と呼ばれ、フレッツ光回線と事業者ごとのサービスをプラスして販売します。

光回線と独自サービスの組み合わせ

光コラボはNTT東日本・西日本から卸提供されたフレッツ光回線を、各事業者がプロバイダとセットで提供します。

さらに独自のサービスや特典をプラスして自社ブランドとして販売しています。

光コラボのサービスは、「〇〇光」と名称されているものが多いですが、「auひかり」においてはフレッツ光回線を利用していないため光コラボには該当しません。

ただし、フレッツ光回線と対象のプロバイダを選択することで、auのスマホや携帯の割引など、光コラボの恩恵を受けることができます。

光コラボとフレッツ光の違いは?

フレッツ光は、NTT東日本・西日本が提供している光回線サービスです。

光コラボは、NTT東日本・西日本が提供している光回線サービスに光コラボ事業者ごとの独自のサービスをプラスして提供しているサービスです。

利用している光回線は、フレッツ光も光コラボも同じであるため、回線品質や提供エリアなども同様となります。

  • 「フレッツ光回線+別途のプロバイダ契約」の場合、ユーザはフレッツ光
  • 「フレッツ光回線+独自のサービス」の場合、ユーザは光コラボ

光コラボのメリット

光コラボは、フレッツ光回線に光コラボ事業者ごとの独自のサービスをプラスして、プロバイダもセットで販売しています。

従来はフレッツ光回線とプロバイダの契約をそれぞれに行う必要があったため、料金もそれぞれから請求されていました。

それに比べ光コラボは事業者が間に入ることで、請求や問い合わせ窓口が統一されます。

また事業者ごとの独自のサービスにより月額料金だけでなくスマホや電気など、事業者ごとの割引サービスが利用できるようになるなどの大きな特徴があります。

ここではフレッツ光と光コラボを比べた場合のメリットについて詳しく解説します。

月額料金が安い

光コラボにすることで、月額料金が安くなる場合があります。

契約しているプロバイダなどによって様々ですが、フレッツ光を使っていた人が光コラボに変えると月額料金が約300~600円安くなる場合があります。

たとえばフレッツ光のマンションタイプの月額は4,675円(税込)です。光コラボのソフトバンク光は4,180円(税込)とフレッツ光より495円安いです。

フレッツ光よりも安くできる理由は、フレッツ光回線の卸提供を受けている各事業者が、自由に販売価格を設定できるため、事業者同士の価格競争が起きているからです。

契約先・支払いを一本化できる

フレッツ光回線を使ってインターネットを利用するためには、光回線だけでなく回線とインターネットをつなげるプロバイダの契約も別途必要になり、料金もNTTとプロバイダからと別々に請求されます。

それに比べ、光回線とプロバイダが一本化された光コラボ事業者と契約すれば契約先が1つにまとまります。料金の請求や問い合わせ窓口も光コラボ事業者1社に統一されます。

そのためトラブルが起きたときや解約時など、どちらに連絡すればいいのかわからない、各業者間でたらい回しにされるといった悩みがなくなります。

またフレッツ光とプロバイダを別々に契約してインターネットを利用するよりも、光コラボを利用して回線とプロバイダを一本化して利用するほうが、通信費が安くなる可能性があります。

セット割やポイント還元がある

月額料金が安くなるだけでなく、スマホとのセット割で毎月の携帯料金の割引、電気契約と組み合わせるセット割、ポイント還元サービスなど、各事業社独自の特典を受けられます。

割引額は契約プランによって変わり、スマホ・携帯一台ごとに受けられるので、家族が同じキャリアで複数人いるときは割引額も大きくなりかなりの節約が期待できます。

たとえばドコモユーザーで、ドコモ光の「ギガライト」を契約したとき、特典として毎月1,000円の割引が適用されます。家族が4人で全員がドコモユーザーであれば毎月の割引は4,000円になります。

フレッツ光から光コラボへ簡単に転用できる

フレッツ光から、「お客さまID」や「ひかり電話番号」はそのままで、光コラボ事業者が提供するサービスに切り替えることを「転用」といいます。

またこれまで使用していたフレッツ光回線をそのまま活用するため、事務手数料として3,300円(税込)かかる以外、違約金や新規の工事費などは原則かかりません。

なお転用はNTT東日本・西日本および、光コラボ事業者との双方への手続きが必要です。

光コラボのデメリット・注意点

光コラボを利用には多くのメリットがありますが、同時に注意しておきたいこと、知っておきたいことが3つあります。ここではそれぞれについて紹介します。

今までより月額料金が高くなる場合もある

居住形態や現時点で受けているサービスなどによっては、光コラボを利用することで月額料金が高くくなったり、何らかのデメリットが生じる場合があります。

たとえばフレッツ光を契約しているマンションに住んでいる場合、入居者に安い利用料金でフレッツ光の提供をしていることがあります。この場合、個人で光コラボを契約すると料金が高くなることがあります。

また西日本エリアでフレッツ光を利用しており、「どーんと割&光もっともっと割(※)」のサービスを適用している場合、料金が最大まで割引されていると、光コラボを契約すると料金が高くなる可能性があります。

※どーんと割&光もっともっと割」の受付は、2015年4月30日で終了しています。

転用時に残債の一括払いを請求される場合がある

フレッツ光を回線を設置する場合には工事費がかかります。

フレッツ光回線の工事費用の残債がある場合、転用であれば括清算する必要はなく、そのまま転用後の光コラボで分割払いのまま返済が可能です。

ただし、フレッツ・テレビの接続工事費用をフレッツ光の初期費用とあわせて分割払いで支払っている場合は、転用時にNTTから残債の一括払いを請求されます。

工事費などの初期費用については、事業者ごとの条件によって免除や減額される場合もありますので、事前に確認しましょう。

通信速度が低下する場合がある

料金面だけでなく、光コラボの契約によりプロバイダを変更した場合、通信速度が低下する場合があります。

光回線の速度は、利用する周辺環境や機器によって変わるため、設定や機器を変えてみることで改善する場合もあります。

もしも光コラボに変えて通信速度が遅くなった場合は、サポートに相談してみるとよいでしょう。

光コラボの転用とは?

転用は、フレッツ光を解約して光コラボを新たに契約する際に、これまで使用していたフレッツ光回線や契約内容はそのままで、原則として新たに工事をすることなく契約先を変更する手続きのことです。

ただし転用と同時に光サービスタイプの変更や移転等が伴う場合、お客さまID・ひかり電話番号の変更や工事が発生する場合があります。タイプ変更等の有無を含め詳細は光コラボ事業者に確認が必要です。

また転用に伴い、プロバイダサービスのコース変更が必要となる場合があります。

その際にプロバイダサービスの月額利用料等が変更が生じたり、プロバイダが提供しているキャンペーン等が終了または変更となる場合があります。

なお以前は1度転用してしまうと2度目の転用はできないルールとなっていましたが、2019年7月以降より1度フレッツ光から光コラボに転用した場合でも、またフレッツ光にする再転用が可能となりました。

【転用方法】

  1. ユーザー自身でNTT東日本かNTT西日本から「転用承諾番号」を取得
  2. 契約する光コラボ事業者に「転用承諾番号」を伝え、光コラボへの転用申し込みを行う

光コラボの選び方のポイント

光コラボ事業者はプロバイダ系のほか、大手携帯キャリア系、ガスなどのライフライン系、不動産系、IT企業系など多数、多業種の事業者が参入しています。

どの事業者を選択するかは様々ですが、主に「事業者(プロバイダ)」、「料金」、「通信速度」をポイントにして選ぶことで、自分にあった光コラボを見つけられます。

信頼できる業者かどうか

事業者の中には、メリットしかないような説明で勧誘を行っている業者もいます。また勝手に契約を進める極めて悪質な業者もいるようです。

光コラボにより事業者を選択する場合には、料金プランの詳細やメリットだけでなく、デメリットについてもきちんと確認しましょう。

また事前に事業者の評判などについて調べたり、窓口に問い合わせをした際の印象などについても基準の1つとするとよいでしょう。

月額料金を比較して選ぶ

事業者の選択において料金面を重視する場合は、月額料金を比較したうえで安いものを選ぶのも方法の1つです。

月額料金はマンション、戸建てなどサービスタイプによっても異なります。自分の住居タイプやスマホや携帯のキャリアなどに応じて、じっくり比較し判断することが大切です。

IPv6(IPoE)接続に対応しているか

インターネットの利用において通信速度を重視する場合、IPv6という通信方式を利用することで高速通信を期待できます。

セットで提供しているプロバイダがIPv6(IPoE)に対応している場合には、この方式でのインターネット接続が可能です。

なおIPv6での接続を可能とするためには、設置するルーターなどの接続機器もIPv6に対応している必要があります。

プロバイダによっては、IPv6対応機器を無料レンタルしている場合もあるのでIPv6対応機器を持っていない人はレンタルの有無も確認しておきましょう。

キャッシュバックなどのキャンペーンの有無

2019年7月以降より、光コラボから光コラボへの乗り換えが可能となったことで、各社が様々なキャンペーンを用意しています。その中でもキャッシュバックは比較的多く見られるキャンペーンといえます。

キャンペーン利用することで、より安くインターネットを使うことができます。

このとき、キャンペーンの適用条件はよく読んでおくことが大切です。別のサービスに加入する必要があったり、なかには適用条件が厳しすぎる誇大広告も紛れています。

10万円以上の高額すぎるキャッシュバックキャンペーンを宣伝している業者は、とくに注意して確認しましょう。

スマホとのセット割引サービスの有無

光コラボではスマホとのセット割引きがあるものもあります。

主なキャリアであるドコモ、au、ソフトバンクの場合では、以下の光コラボでスマホとのセット割が利用できます。

キャリア 光コラボ 最大適用回線 割引額
ドコモ ドコモ光 20回線 500円~1,000円
au ビッグローブ光、So-net光プラス、@nifty光 など 10回線 500円~1,000円
ソフトバンク ソフトバンク光 10回線 500円~1,000円

割引額は、この割引額は契約プランによって変わりますが、各キャリアとも500円~1,000円となっておりスマホ、携帯1台ごとに受けられます。

各キャリアによって、光回線1つごとにスマホ・携帯回線の割引適用数も違います。大手キャリアではドコモが20回線と最も多く割引を受けられる回線が多いです。

光コラボのプロバイダおすすめ3選 

光コラボは、スマホや携帯とフレッツ光回線をまとめることが増えてきました。3大キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクのスマホや携帯の割引に強い光コラボは人気が高くなっています。

ここではドコモ、au、ソフトバンク利用者が光コラボを利用するときにおすすめのプロバイダを3つ紹介します。

サービス内容や特徴が様々であること、プロバイダもそれぞれであることからキャリアごとに説明しています。

プロバイダ名 GMOとくとくBB BIGLOBE光 ソフトバンク光
月額料金 戸建て5,750円(税込)/集合住宅4,400円(税込) 戸建て5,478円(税込)/集合住宅4,378円(税込) 戸建て5,750円(税込)/集合住宅4,180円(税込)
ルーター 最大1733MbpsのBUFFALO WSR-2533DHP3 レンタル代0円 IPv6(IPoE方式)対応ルーター レンタル代1年間0円 光BBユニット E-WMTA2.2/2.3 通信速度最大1Gbps レンタル代月額513円(税込)
※その他Wi-Fiマルチパック 月額1,089円(税込)
速度 IPv6(IPoE)接続対応 IPv6(IPoE)接続対応 IPv6(IPoE)接続対応
工事費用 0円 0円 立ち合い工事あり26,400円(税込)(室内工事のみの場合は10,560円(税込))/立ち合い工事なし2,200円(税込)
最低契約期間 1ヵ月 36ヵ月 24ヵ月
違約金
※1ヵ月未満の解約の場合、日割りは行われないので月額料金全額が請求される。
20,000円 9,500円
キャッシュバック金額 最大20,000円 25,000円のキャッシュバックか、月額料金を12ヵ月間1,480円割引か、選択することができる。

乗り換えで最大24,000円のキャッシュバック、または月額利用料最大1,000円×24ヵ月割引
※回線工事費用が24,000円の場合。

乗り換えの場合は、他社解約時の違約金全額キャッシュバック

スマホとのセット割 ドコモを利用して「ギガホ」「ギガライト」を契約している場合、月額料金最大1,000円割引。 auを利用している場合、「auスマートバリュー」適用で月額料金最大1,200円割引。 ソフトバンクを利用して、「メリハリプラン」、「ミニフィットプラン」を契約している場合、月額料金1,000円割引。
※光BBユニットレンタル、Wi-Fiマルチパックおよびホワイト光電話/光電話(N)+BBフォン/BBフォンのいずれかの加入が必要。

ドコモユーザーはGMOとくとくBBがおすすめ

出典:GMOとくとくBB

プロバイダ運営実績20年以上のGMOインターネット株式会社が提供するプロバイダです。

ドコモ光の契約に際して、プロバイダにGMOとくとくBBを選択することで、スマホや携帯の月額料金が、1台ごとに最大1,000円割引となります。また、月額料金も安くなります。

GMOとくとくBBでドコモ光に申し込む

auユーザーはビッグローブ光がおすすめ

ビッグローブ光

ビッグローブ株式会社が運営する大手プロバイダの1つです。

ビッグローブ光にすることでauスマートバリューが適用され、auのスマホや携帯の月額料金がスマホ・携帯1台ごとに最大1,200円割引となります。

またBIGLOBE光の正規販売代理店のライフサポート株式会社は、新規契約のみではなく、すでにビッグローブ光を契約している人もキャッシュバックがもらえます。

【ビッグローブ光公式】最新キャンペーンはこちら

ソフトバンクユーザーはソフトバンク光がおすすめ

ソフトバンク光_cp

日本の大手電気通信事業者ソフトバンクが提供している光コラボサービスです。プロバイダはYahoo!BBです。

ソフトバンク光にすると「おうち割光セット」が適用され、ソフトバンクのスマホや携帯の月額料金がスマホ・携帯1台ごとに最大1,000円割引となります。

この割引を受けるためには条件があり、光BBユニットレンタル、Wi-Fiマルチパック、光電話サービスの3つのオプションに加入する必要があります。

この3つのオプションは個別に加入すると最安でも1,602円(税込)掛かりますが、オプションパックにまとめると月額550円(税込)から利用できます。

【ソフトバンク光】詳細はこちら

フレッツ光を使っている人やキャリア携帯の人は光コラボがおすすめ

光コラボは、フレッツ光回線に様々な事業者の独自サービスをプラスして販売提供しています。

フレッツ光から光コラボに転用することで、工事費なしに問い合わせ窓口を一つにまとめらます。

ただしフレッツ光から光コラボにする場合には自分の生活形態や、居住環境などによって安くなる人と高くなる人がいるので、自分がどちらに当てはまるのかを事前に把握しておくことが大切です。

とくにマンションに住んでいる人は、マンションが別途で割引を受けている場合があるので、公式ではなく実際に払っている月額料金と比較するようにしましょう。

自分にあった光コラボを見つけるためには、一番わかりやすいものとしては身近にあるスマホや携帯の割引サービスを提供する光コラボです。

またスマホや携帯が大手キャリアのユーザーである人は、光コラボにすることで月額料金のみならずスマホや携帯電話の料金も安くなるのでおすすめです。

プロバイダの正規販売代理店を選ぶときは、キャッシュバックキャンペーンの額や特典内容に対して適用条件が見合っているものかをしっかりと確認しておくとよいでしょう。

公開日時 : 2021年05月03日

鈴木光平 ― ライター
鈴木光平 ― ライター

フリーのライター、趣味は料理とダンス。たまに公園で踊ってます。見かけたら声かけてください。喜びます。結婚してからは料理男子。妻の美容と健康のために頑張ったらハワイでモテる身体に近づけてしまいました。

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