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【初めてのインターネット契約】回線の種類と選び方をわかりやすく解説!


初めてインターネットを契約する場合、何から始めたらよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
インターネット回線には光回線やCATV(ケーブルテレビ)回線、モバイル回線などがあります。
まずは利用用途にあわせて自分に合ったインターネット回線を選んでみましょう。
この記事ではインターネット回線の種類や、それぞれどのような人におすすめなのかを解説します。
またインターネット契約時の注意点なども解説するので、初めてのインターネット回線選びの参考にしてください。
目次
インターネットの利用シーンや用途に応じたおすすめの回線

まずは利用用途から自分に合った回線を選びましょう。
※なお、こちらで紹介している数値は、あくまで理論値です。お住いの地域や接続環境によって変動しますのでご注意ください。
テレビ会議が多い・動画視聴が多い・ゲームプレーが多い・接続台数が多い
次のような人には光回線がおすすめです。
- テレビ会議や動画視聴、オンラインゲームの利用が多い
- 接続する端末台数が多い
- 家族で利用する
光回線は光ファイバーケーブルを利用したインターネット回線のことで、宅内に引き込んで使用します。有線で固定型の回線のため自宅のみで使用できます。
一般的な回線速度は1Gbpsです。通信容量や接続台数に制限がないことから、動画視聴やゲームなどの大容量のデータ通信、家族など複数人数で共有して利用できます。
おすすめの光回線については、おすすめ光回線14社を比較した記事で紹介しています。
ウェブ検索程度・メッセージの送受信程度・接続台数が少ない
次のような人にはモバイル回線がおすすめです。
- ウェブ検索やメールの送受信、SNSを閲覧する程度
- 接続する端末台数が少ない
- 1人で利用する
- 回線工事ができない(したくない)
- 家でも外出先でもインターネットをしたい
モバイル回線は専用のルーター端末が電波を受信し、無線で他の端末をつなぐことでインターネットが利用できます。
回線速度は1Mbps~440Mbps程度で、ウェブ検索やメールの送受信をするのに最適な回線速度は128Kbps~10Mbpsとされているため、十分だといえます。
おすすめのモバイル回線については、おすすめポケットWiFiを徹底比較した記事で詳しく紹介しています。
固定電話・テレビ視聴が多い
次のような人にはCATV(ケーブルテレビ)回線がおすすめです。
- テレビ視聴が多い
- BS放送やCS放送など専門チャンネルや地方局の番組を視聴する
- 大容量のデータ通信をする
- 固定電話を使う
CATV回線は、テレビ放送用のケーブルテレビ線を利用してインターネットに接続します。
CATV回線の通信速度は160~320Mbps程度です。光回線の一般的な回線速度は1Gbps程度なので通信速度は劣ります。
しかし、容量の大きなテレビ番組にも対応できる回線を用いており、動画やゲームなど大容量のデータ通信に適しています。
また、様々なサービスを組み合わせて契約することができます。
なお、ケーブルテレビに加入済みの場合には、特別な工事が不要でルーター機器さえ用意すればインターネットが利用できます。
ただし、契約にインターネットが含まれていない場合は、契約の変更やオプション追加などの手続きが必要になる場合もあります。
インターネットを契約する際にかかる料金種別
インターネットを契約する際にかかる料金には次のようなものがあります。
- 契約事務手数料
- プロバイダ利用料
- 工事費用
- ルーター・モデムなど機器代金
- オプション加入料
それぞれを詳しく解説します。
契約事務手数料
契約事務手数料は契約時にのみかかる料金です。金額は3,000円程度の場合が多いですが、契約する会社によっても異なります。
初月の利用料金と合わせて支払うことが一般的です。
プロバイダ利用料
月額料金とは「回線利用料」と「プロバイダ利用料」を合わせたものです。
インターネットを利用するには、回線事業者以外にプロバイダという通信事業者との契約する必要があり、プロバイダ利用料が発生します。
ただし、最近では光回線とプロバイダが一体型になっているサービスも増えており、その場合は「回線利用料」と「プロバイダ利用料」を月額料金として1つにまとめて支払います。
工事費用
光回線の導入には開通工事が必要です。
工事費用は回線事業者や工事内容によって変動し、18,000円~40,000円程度が相場となっています。一般的にマンションプランよりも戸建てプランの方が高いことが多いです。
回線事業者によっては工事費用を一括払いか分割払いか選べる場合があります。
なお、モバイル回線は開通工事が不要なため、工事費がかかりません。
ルーター・モデムなど機器代金
光回線の場合、引き込んだ回線が出す光信号とデジタル信号を交互に変換する装置としてONU(光回線終端装置)を設置します。ONUは無料でレンタル提供されることがほとんどです。
ONUにはルーター機能が付いているものと付いていないものがあります。パソコンやスマホなど複数の端末を無線で接続したい場合には、WiFi機能を持ったルーターを選ぶとよいでしょう。
ルーター機能が付いていないONUの場合、有線で接続するため、基本的には端末1台しか利用できません。
モバイル回線の場合は、契約時にルーターをセットで購入します。事業者によってはルーター端末を0円で提供しているところもあります。
オプション加入料
オプションを利用する場合、オプション加入料が必要になります。オプションサービスには次のようなものがあります。
- ひかり電話
- 電話転送、着信拒否機能
- セキュリティサービス
料金はサービスによって様々です。割引サービスや特典を受けるための指定オプションとなっているものもあります。
申し込み後の流れ
光回線とモバイル回線の申し込み後の流れを紹介します。
こちらの記事では、インターネット回線比較ランキングを紹介しているので、まだどの回線と契約するか悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
光回線の場合
光回線を契約した場合の流れは次の通りです。
- 数日後に工事日程を決めるための電話連絡が来る
- 「宅内機器」などが郵送されてくる
- 回線工事をする
- 宅内に機器を設置して接続する
なお、NURO光では工事が2回必要になる場合があります。また、工事業者が自宅に来ることなく自分で機器の設定を行う無派遣工事というものもあります。
無派遣工事が可能なのは、賃貸住宅などで以前の住人が光回線を使っていた場合などがあります。
モバイル回線の場合
モバイル回線を契約する場合の手順は次の通りです。無線でつなぐため特別な配線も必要ありません。
- 端末が指定住所に配達される
- 端末の電源を入れて初期設定を行う
- パソコンやスマホなどで接続する
インターネット契約に関する注意点
契約時の注意点としてはいくつかありますが、ここでは次の4つについて解説します。
解約条件・自動更新に注意
2年や3年などの期間で自動的に契約更新される条件のことを、複数年自動更新といいます。
指定の契約年数を経過後に設けられている「契約更新月」内に解約手続きをした場合には違約金はかかりません。しかし、契約更新月以外で解約手続きをした場合には、違約金が発生します。
また、この複数年自動更新は、回線事業者とプロバイダそれぞれに設定されている場合もあります。
契約をする際には、月額料金や使用時の契約内容だけでなく、解約するときの内容についても確認しておきましょう。
高額キャッシュバックに注意
インターネット回線の契約時に高額なキャッシュバックを謳っている事業者もあります。
しかし高額キャッシュバックには、様々な条件が設定されている場合があります。
条件 | 指定のオプションへの加入が必要である 一定期間の契約継続 |
---|---|
期間 | 契約から数ヵ月後~1年後にキャッシュバック |
方法 | 契約後に届いたメールから申請手続きをする |
上記は一例です。実施している代理店やプロバイダ、回線事業者によって内容が異なります。
キャッシュバックの受け取りを忘れないよう、契約時に受け取り条件や期間、方法をしっかりと確認しておきましょう。
工事時期に注意
回線工事が必要な場合は時期に注意しましょう。
新生活が始まる3月から5月や年末年始の12月から1月、土日祝日は混雑して通常の開通期間よりも時間がかかる場合があります。
また、年末年始や土日祝日に工事をする場合は追加料金がかかるケースもあります。
余裕をもって申し込むようにしましょう。
営業に注意・申し込みはオンラインがお得
申し込みはオンラインがおすすめです。オンラインは独自のサービスやキャンペーンを行っている場合があります。
また、対面ですすめられて断ることができず、不要なオプションに加入してしまうこともあるかもしれません。その点オンラインであれば、吟味しながら契約できます。
ネット申し込みによくあるFAQ
ネット申し込みによくある質問について解説します。
工事が必要な場合の開通期間はどれくらい?
繁忙期や工事内容によって異なるものの、申し込んでから概ね1ヵ月が目安となります。早い場合だと2週間程度で開通できる場合もあります。
また、工事時間は30分から2時間半程度です。基本的に光回線の工事が立ち会いが必要になります。
賃貸でも光回線の工事を行える?
光回線が導入されていない賃貸住宅の場合には、大家さんや管理会社に許可を得たうえで工事を行う必要があります。
工事には、回線を導入するための「屋外工事」と部屋まで引き込む「宅内工事」があります。既に賃貸住宅の共有部分まで回線が引かれている場合には、宅内工事のみで利用できるようになります。
光コラボレーションとは?
NTT東・西日本が提供するフレッツ光回線をプロバイダなどの事業者が借り受けて、自社の商品として提供しているものです。
同じ光回線を利用しているため、どの事業者と契約しても回線速度やサービスエリアに違いはありません。
光コラボにはドコモ光やソフトバンク光などがあります。〇〇〇光という名称のものが多いですが、au光やNURO光は光コラボに含まれません。
代理店申し込みはどうして高額キャッシュバックがもらえるの?
回線事業者は、契約数が多い代理店に対して報酬を出すなど金銭面で優遇しています。
代理店側は契約数を増やすため、得た報酬をキャッシュバックに割り当てているのです。
自分の利用環境やシーンにあったインターネット回線を見つけよう
インターネットの回線には様々な種類があります。利用用途を考慮し、選びましょう。
契約にかかる費用には「契約事務手数料」や「プロバイダ利用料」「工事費」などがあります。契約する際はかかる費用についても比較するとよいでしょう。
なかには高額キャッシュバックを実施している代理店もあります。ただし、キャッシュバックは受け取り条件や受け取り方法をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
利用用途や状況を考慮して、自分に合った回線を探してみましょう。
公開日時 : 2021年03月15日

京都在住のフリーランスライター。スポーツと音楽とダーツとDIYを愛する。いつか海外に移住したいと企んでおり、投資の勉強中。左利きだが右投げというややこしさ。血液型がA型であることがすぐにバレる傾向にある。