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Appleの紛失防止タグ「AirTag」レビュー!価格・使い方・設定方法を解説!


ついに、Appleから紛失防止タグ「AirTag(エアタグ)」が発表されました!
Apple製品との互換性が高く、iPhoneがあれば家の鍵もお財布も探せる優れものです。
AirTagはどんな機能でいつ発売されるのか、買いなのかを解説していきます。
目次
AirTag(エアタグ)の発売日・価格

AirTagは、2021年4月21日(水)のAppleスペシャルイベントで発表されました。予約開始日・発売日・価格を見ていきましょう。
iPhone格安SIM通信では、Apple新製品発表イベントまとめをしています。 発表されたAppleの新製品が知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
予約開始日・発売日はいつ?
- 予約開始日:4月23日(金)午前9時
- 発売日:4月30日(金)
予約開始日は4月23日(金)午前9時、発売は1週間後の4月30日(金)です。
価格も安くアクセサリも豊富なことから、予約殺到が予想されます。いち早くAirTagを手に入れたい方は、4月23日の予約開始直後を狙いましょう。
AirTag・アクセサリの価格一覧

- 1個:3,800円(税込)
- 4個入り:12,800円(税込)
AirTagは、1個単品と4個入りと2種類から選びます。4個入りのものは、単品に比べ1個あたり600円(税込)安いです。
- AirTagループ:3,800円(税込)
- AirTagレザーキーリング:4,500円(税込)
- AirTagレザーループ:5,500円(税込)
- AirTag Hermès キーリング:41,800円(税込)
- AirTag Hermès ラゲッジタグ:53,800円(税込)
- AirTag Hermès バッグチャーム:35,800円(税込)
- Belkin ストラップ付きセキュアホルダー:1,580円(税込)
- Belkin キーリング付きセキュアホルダー:1,580円(税込)
AirTagは小銭サイズのかなり小さなタグなので、AirTag自体をなくさないようストラップが用意されています。
純正ストラップは1,580円(税込)〜41,800円(税込)と幅広い価格帯です。Apple Watchと同じように、エルメスとのコラボアクセサリもあり、人気が予想されます。
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AirTag(エアタグ)とは?仕組み・特徴
AirTagとは

AirTagは、スマートタグと呼ばれる忘れ物防止タグのことです。名前の由来は、AirPodsやAirPods Maxの「Air」とスマートタグの「Tag」を合わせたところからきています。
Bluetoothでスマホやタブレットと連携することで、置き忘れや紛失を防止したり盗難された場合に追跡したりできます。
AirTagの仕組み

AirTagのBluetooth信号をiPhone・iPadが受け取ることで、なくした物を探せるという仕組みです。
使い方はとても簡単です。まず最初に、鍵やお財布といったなくしたくない物にAirTagをつけます。
AirTagをつけたものを探したい時は、iPhoneやiPadの「探す」アプリを起動。AirTagがBluetoothで位置情報を端末に送ってくれるので、端末上で何m先にあるか把握できます。
画像のように、端末上にAirTagの方向が出るので探しやすいです。さらに、AirTagの内蔵スピーカーが振動して場所を知らせてくれるので、音を聞いて探すこともできます。
特徴1.バッテリーは1年以上の電池持ち・防水耐性
スマートタグを選ぶ上で注目したいポイントは、バッテリーの交換が可能かどうかです。他社スマートタグの中には、バッテリーの交換が可能なものと不可能なものがあります。
多くの製品は、半年から1年ほどでバッテリーの交換が必要です。そのためバッテリー交換が不可能なモデルは、電池が無くなるとその都度新たに購入する必要があります。
しかし、AppleのAirTagは使い捨ての製品ではなくバッテリー交換ができるモデルです。
バッテリー交換のタイミングは接続しているiPhoneに知らせてくれるので、充電が切れる前に交換できます。

電池はパナソニック製でよくコンビニなどでも売られているものなので安心してください。
さらにAirTagは1年以上使えるように設計されているため、いざという時に「充電がなくて使えない」ことがありません。防水性能もあるため、雨や水に濡れても大丈夫です。
特徴2.プライバシー機能を内蔵

AirTagには、プライバシー機能も内蔵されています。
違法な追跡に利用されないよう、誰かのAirTagが自分の荷物に紛れ込んでいた場合はiPhoneが検知してアラートを表示します。AirTag自体が音を鳴らしてくれるので探すのも簡単です。
もちろん、AirTagの場所を確認できるのは自分だけです。位置情報や履歴がAirTagに保存される心配もなく、安心して使えます。
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AirTag(エアタグ)の外観
シンプルで洗練されたAppleらしいデザインのirTag。ハード面を見ていきましょう。
なお、動画にてレビューしましたので、よければこちらもチェックしてみてください。
サイズ・重量
100円玉と比べた場合、若干大きいくらいのサイズ感、厚みはiPhone 11と比べた場合と同じくらい。


一見すると、囲碁の駒と勘違いしてしまいそうな見た目です。
直径 |
---|
正方形 縦:31.9mm 横:31.9mm |
重量 |
11g |
厚み |
8.00mm |
利用用途にもよりますが、キーホルダーとして持ち物につける分には適度なサイズ感かと思いますが、財布や小さめのキーケースなどに入れる場合には、少々かさばるかもしれません。
デザイン
表はシンプルなホワイトの樹脂でできており、裏は水銀やPVCを使わない環境に優しい設計に。メタリックなボディにAppleのロゴというシンプルな作りになっています。全体的に丸みを帯びていて手への収まりがよいのも特徴。キーホルダーとしてつけていても主張しすぎない、そんなデザインとなっています。


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AirTag(エアタグ)の設定方法・使い方
使い方はいたって簡単です。iPhoneが自動的にAirTag本体を検知しBluetoothで接続してくれます。
設定方法
まずは、iPhone本体との距離を5cm以内に近づけます。するとiPhoneの方で、自動で検知をして[接続]ボタンが表示されます。もし[アップデートが必要]と表示される場合には、iOSのアップデートが必要です。
iOS 14.5以上であること
iPhoneでAirTagを利用するためには、iOS 14.5以上であることが条件です。それ以前のバージョンの場合は、一部機能が使えないとの理由から接続ができません。
iPhoneのアップデート方法は別の記事で紹介していますので、こちらをご参照ください。
ペアリング設定を行う
[接続]ボタンを押すと[AirTagの名称を設定]できます。カメラ、財布、バックパックなどAirTag を利用するシーンを選択するとよいでしょう。次に[Apple IDとAirTagの紐付け]を行います。
設定は以上です。動画でも解説しています。
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AirTag(エアタグ)の機能・測定可能距離は
AirTagを使うと具体的に何ができるのでしょうか。大きくは4つの機能に分類されます。
正確な場所を見つける
まずはAirTagの正確な位置を割り出すことが可能です。iPhoneの「探す」アプリから[探す]をタップします。すると、位置を割り出すために必要な距離と方角が表示されます。
このとき方角に関しては距離にして約3m以内にある場合にはギリギリ表示されますが、それ以上離れてしまうと距離だけの情報になってしまいます。利用する環境で誤差はあるかと思いますが、距離の情報をもとに徐々に方向も割り出すといった方法で見つけていきましょう。
マップで経路を表示
また、10m以上離れてしまうと、測定自体が不可能です。この場合はマップである程度の場所を表示させ、ある程度の場所を押さえて徐々に近づいていくといった方法で検知しましょう。
サウンドを再生
いよいよ近くまでたどり着いたら、AirTagからサウンドを再生させましょう。これは、iPhone側で操作が必要ですが、ドアを閉めていてもしっかり聞こえるくらいのボリュームで約6秒間、鳴り続けます。もし、第三者が持っていたとしても本人やその周囲の人が気づいてくれる程度には聞こえるでしょう。
しかしこれでは自分がものを失くしたことに気づかなかった場合に本来の機能を発揮できません。
一定時間経過後に自動でサウンド再生
その対策として持ち主から離れて一定の時間が経過すると自動でピープ音が再生される仕組みです。つまり、失くしてしまったことに本人もしくはAirTagの近くにいた人紛失に気づくことができます。
しかし、第三者はピープ音が聞こえてきても、どのように持ち主に届けることができるのでしょうか。
紛失モードで第三者が発見
そこで最後に[紛失モード]の出番です。これまでiPhone本体に備わっていた[紛失モード]ですが、紛失者の連絡先を表示させることが可能。世界の約10億台のiPhoneでAirTagを検知できる仕組みです。やり方は簡単でiPhoneをAirTagにかざすだけ。
すると、かざしたiPhoneに設定した電話番号が表示されます。これで無事に持ち主に返りました。
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AirTag利用の注意点
AirTagは現在地の特定が可能です。犯罪に利用されるケースも否めません。逆に、子どもや認知症の方につけて利用することはできるのでしょうか。
追跡やトラッキングは不可能
実は、iOS 14.5以上のiPhoneでは持ち主以外の第三者の持ち物などにAirTagが入っていた場合に、通知が表示されます。つまり、ストーカーが好意の相手に忍ばせて相手の位置情報を知るといった悪用は厳禁ということです。
子どもにGPS代わりとして持たせることはできる?
子どもの居場所を特定したい場合、先ほど紹介したように物理的な距離を空けて、一定時間を過ぎるとピープ音が鳴ります。もし子どもに持たせて学校でピープ音がなったら問題ですよね。電池を外せば音は鳴りませんが、いざという時に活用できないのでは意味がありません。
もし子どもの現在地を共有したい場合には、iPhoneもしくはApple Watchを持たせてペアリング機能をオンにしておくことをおすすめします。Apple Watchの選び方と全モデルを比較した記事もよければ参考にしてみてください。
AirTagと同時に発表された新型iPad Proの発売日やスペックを解説した記事もご覧ください。
公開日時 : 2021年04月21日

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