スマホ契約期間の2年縛り緩和?ドコモ・au・ソフトバンク

ドコモ・au・ソフトバンク・格安SIMを中心に、スマホの契約期間をまとめました。キャリアの2年縛りのメリット・デメリットや、2年契約(最低契約期間)の緩和について解説します。機種変更したい方や契約更新月が近い方、契約期間の確認・見直しをしたい方必見です。
新作iPhone先行予約方法 スマホ契約期間の2年縛り緩和?ドコモ・au・ソフトバンク

携帯を使っていて、「2年縛り」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

契約から25ヶ月目以外の時期に解約すると契約解除料が発生するというものです。

キャリアしか選択肢がなかった時分にはそれが当たり前でしたが、格安SIMの登場によりキャリアの2年縛りにも動きがあったようです。

本記事では2018年6月に総務省が行った行政指導をもとに、2年縛りが今後どうなっていくのかご紹介します。

スマホの契約期間|2年縛り・4年縛りとは

まずは2年縛りがどういうものなのか解説していきます。

2年縛りとは、契約から2年ごとに契約が自動更新されていくというキャリアのルールです。2年が経過した25ヶ月目が解約期間となっており、それ以外の時期に解約を申し込むと9,500円の契約解除料が発生します。

そして25月目に解約を申し込まなければ新たな2年契約が始まり、次に無料で解約できるのは49ヶ月目ということになります。

例えば3年経ったときに機種変更を考えたとしても、契約解除料を払うのが嫌で結局次の解約月を待つというユーザーは少なくありません。

キャリアとしてはユーザーの長期囲い込みが目的ですが、ユーザーとしてはこれほど嬉しくないルールはありません。それでもキャリアから「そういう契約ですから」と言われれば、従うしかありませんでした。

また、2年縛りだけでなく、端末代金の分割を4年(48回払い)にした「4年縛り」というものあります。こちらは2年縛りの期間をただ長くしただけでなく、2年後の端末代金の残高を免除してくれるサービスです。

端末代金が最大で半額になるため、メリットが大きいように感じますが、メリットを得るためには2年ごとに契約を更新せねばならないため、「半永久縛り」ともいわれています。

見逃してはいけないスマホ2年縛りのメリット

デメリットばかりが取りざたされる2年縛りですが、実は長期契約を結ぶことによるメリットもあるのです。

例えば、数万円もする端末代金を毎月数千円ずつに分割できるのは、ユーザーを囲い込む仕組みがあるためできることです。

いつ乗り換えされるか分からないユーザーばかりでは、端末代金を分割払いにさせるのは怖いですよね。かといって端末代が一括払いしかなかったら、ユーザーにとっては機種変更がしづらいです。

ほとんど強制になっているためデメリットばかりに思える2年縛りにも、実はメリットがあるのです。

2年縛りではない契約期間も存在する

実は、キャリアでも2年縛りでないプランも用意されています。それではなぜ、2年縛りではないプランはフォーカスされないのでしょうか。

それは2年縛りではないプランは月額料金が高いため、ほとんどのユーザーが2年縛りの契約を選んでいるからです。

キャリアの身になって考えればわかるかもしれませんが、2年使ってくれるという見通しがあるから料金を落とせるのです。つまり、今の料金自体が2年縛りが故のメリットともいえるかもしれませんね。

スマホキャリアの2年縛り・4年縛りプラン

実際に各キャリアでどんな2年縛り、4年縛りのプランを用意しているのか見てみましょう。

auの2年縛り・4年縛りプラン

auの2年縛りのプランは下記の通りです。

  • auピタッとプラン
  • auフラットプラン
  • スーパーカケホ
  • カケホ

auは2019年より、2年縛りのプランを緩和する方向です。これまでの2年縛りでは、解約金なしで解約できるのは25ヶ月目と26ヶ月目の2ヶ月間のみでした。

しかし、2019年からは24ヶ月も加え3ヶ月間を解約金なしで解約できる期間にする予定です。

また、4年縛りとされていた「アップグレードプログラムEX」についても、条件が緩和される方向です。

これまでは2年契約して残債を免除する条件として、同じプランへの再加入が条件でしたが、その条件が撤廃されることになりました。

ドコモの2年縛り・4年縛りプラン

ドコモでは下記のプランが2年縛りのプランとなります。

  • カケホーダイ
  • カケホーダイライトプラン
  • データプラン
  • デバイスプラス 500

ドコモもau同様、2年縛りの緩和させる方向です。

auと同じくこれまで25ヶ月目と26ヶ月目だけが解約金なしで解約できましたが、それに24ヶ月目を加え解約金なしで解約できる期間を3ヶ月間に延長しました。

そしてドコモは、キャリアの中で唯一4年縛りになるプランを提供していません。

ソフトバンクの2年縛り・4年縛りプラン

ソフトバンクも2年契約がありますが、au・ドコモと同様に緩和の方向に動いてます。24ヶ月目~26ヶ月目の3ヶ月間で解約を行えば、解約金なしで解約できるようになります。

ソフトバンクの4年縛りのプランは「半額サポートfor iPhone / Android」です。端末代金を48回払いに分割できる上、24ヶ月たてば残りの残債を免除してもらえるプランです。

こちらもauの「アップグレードプログラムEX」と同様、条件を緩和される予定です。

現在は残債を免除する条件として、同じプランへ再加入することが課せられていましたが、こちらの条件が排除されます。

「永年縛り」と呼ばれていた4年縛りが、ユーザーに使いやすいプランへと生まれ変わる予定です。

格安SIMの契約縛り

キャリアでは不評の2年縛りですが、格安SIMではどうなのか見ていきましょう。

データ専用のSIMには契約縛りがない

まずは電話番号のないデータ通信専用のSIMには、最低利用期間がありません。つまり、いつ解約しても契約解除料が発生しないのです。

格安SIMに移行する際に不安になるのは、「データ通信が問題なく行えるか」という点だと思いますが、試しにデータ専用のSIMを契約すれば体験できます。

もし満足いく結果が出ない場合にはすぐに解約しても、出費が発生しないので格安SIMへの移行のハードルがぐっと下がるでしょう。

データ専用のSIMは2枚目のSIMという、サブ的扱いのイメージがありますが、メインのSIMとしても十分に使えます。

企業に電話できないなどの不都合はありますが、今やLINEやFacebookがIP電話機能を持っているので、同じアプリさえ持っていれば電話は可能です。

SNSで繋がっている友達同士では、普通の携帯電話と同様に使えることになります。「110番」などの緊急電話も、専用のアプリをインストールしておけば問題ありません。

契約期間のルールは会社によって違い、契約縛りがない会社もある

では、音声通話SIMでの契約縛りはどうかというと、会社によってルールはまちまちです。契約縛りが6ヶ月と短い場合もあれば、3年とキャリアよりも長い会社もあるのです。

中には契約縛りがない会社もありますが、違約金とは別の名前で請求される場合があります。契約縛りがないからとぬか喜びするのではなく、他に請求されるお金がないか確認しましょう。

最低契約期間は格安SIM選びの大きなポイントにもなるので、格安SIMを選ぶ時は比較ポイントとして確認しましょう。またキャリアと違うのは、解約金の価格も会社によって違う点です。

格安SIMは「思っていたのと違った」と解約したくなるケースもあるので、解約することも踏まえて選んだ方がいいでしょう。

ほとんどの格安SIMでは自動更新がない

実は格安SIMが契約縛りの点でキャリアよりも人気なのは、契約期間が短いからというわけではなく、自動更新がないことの方が大きいでしょう。

キャリアでは契約期間の2年が過ぎて解約しないとまた次の2年が始まってしまいますが、ほとんどの格安SIMでは最低契約期間が過ぎればいつでも解約できます。

実際に多くのユーザーは2年間同じ端末を使い続けることに不満があるわけではなく、2年が経った後も解約するタイミングが縛られていることに不満があるのです。

その点で格安SIMは、キャリアよりも契約しやすいサービスと言えるでしょう。

総務省がスマホキャリアの2年縛り撤廃

これまでも携帯業界の様々なルールに行政指導を行ってきた総務省ですが、「2年縛り」に対しても撤廃を要請する動きを見せています。

完全撤廃はまだまだ先の話になりそうですが、2018年の6月に下記のような行政指導が発表されました。

利用期間拘束及びその自動更新を伴う契約について、平成31年3月末までに、契約期間満了時点又はそれまでに、違約金及び25ヶ月目の通信料金のいずれも支払わずに解約することができるよう措置を講ずること
引用元:総務省

これまでは解約月である25ヶ月目に解約を申し込むと、結局25ヶ月目の月額料金が負担されていましたが、そちらがなくなるという内容です。

2年縛りをなくすというところからはまだ遠いですが、今後総務省も目を光らせていくポイントになりそうです。

スマホの契約期間はメリット・デメリットを踏まえて決めよう

いかがでしょうか。

キャリアと格安SIMの契約期間についてご紹介しました。

キャリアの2年縛りにもメリットがあったり、格安SIMの契約縛りで注意すべき点があったりと、一概にどちらが良いとは言い切れません。

料金の安さや解約の自由度等人によって重視するポイントも違うので、ぜひ自分に合った契約ができる会社を見つけましょう。

【公式】カシモWiMAX

公開日時 : 2018年09月19日

鈴木光平 ― ライター
鈴木光平 ― ライター

フリーのライター、趣味は料理とダンス。たまに公園で踊ってます。見かけたら声かけてください。喜びます。結婚してからは料理男子。妻の美容と健康のために頑張ったらハワイでモテる身体に近づけてしまいました。