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Facebookライブ配信使い方まとめ|初心者のための完全ガイド

この記事では、Facebookのライブ配信について詳しくご紹介します。Facebookでライブ配信できることを知らない人も多いでしょう。
近年、ライブ配信はさまざまな場所で行われています。Facebookも例外ではありません。
Facebookでライブ配信しているのは個人だけではありません。世界中に多くのユーザーがいるFacebookで商品をアピールするためにライブ配信する企業もあります。
この機会に使い方をマスターしてぜひライブ配信してみましょう。
目次
Facebookライブのメリット

Facebookを用いてライブ配信をするメリットは、簡単に全世界に自分の映像を配信できるという点です。リアルタイムで世界中の人とつながることができます。
一方的に映像を配信するのではなく、配信中には視聴者数や書き込まれたコメントをチェックすることが可能。また、配信された動画はタイムラインに保存されます。
Facebookライブのメリットはそれだけではありません。
既存のユーザーとコミュニケーションを取れるだけでなく、新規のユーザーと出会う可能性も高いです。世界にいろいろな友達を作りたいという人には適しているでしょう。
リアルタイムでつながることができるのもFacebookライブのメリット。
また、リアルタイム配信でありながら、フィルター設定などの編集機能が自由に使えるので、自分の世界観を世界にいる多くの人々に披露することができます。
また、個人アカウントだけでなく、FacebookページやFacebookグループでもライブ配信できます。
個人アカウントではFacebook上で接することの多い既存の友達にライブ配信を見られる可能性が高いです。
それに対して、Facebookページでライブ配信するときは、ユーザーがFacebookアカウントを持っていなくてもライブを視聴できるので、初めて出会いも必然的に多くなるでしょう。
さらに、Facebookグループでは情報公開レベルを「公開」「非公開」「秘密」から選択することが可能です。グループ内の親密度を高める効果が期待できるでしょう。
Facebookライブを開始するには?

では、Facebookライブを早速始めてみたいという人のために、ここからはFacebookライブの始め方について詳しくご紹介します。
スマホから配信する手順
Facebookライブはスマホから配信可能。「スマホならいつも使っている」という人も多いでしょうから、スマホで手軽にライブ配信できるのは大きな魅力です。
必要なのはFacebookアカウントだけです。以下でその手順を解説します。
スマホから配信する手順
- スマホにFacebookアプリを入れる
- 「ライブ」ボタンをタップ
- 共有範囲を決める
- Facebookライブの説明を入力
- 「ライブ動画を開始」をタップ
- 画面の左上に、「LIVE」の文字が表示される
- 配信終了時は画面右下の「終了」をタップ
いかがでしょう。ライブ配信をする手順は非常に簡単です。これならライブ配信初心者でも安心でしょう。
パソコンから配信する手順
次に、パソコンからFacebookライブを配信する手順をご紹介します。
パソコンでライブ配信を行う際にはWEBカメラとマイクが必要です。パソコンに内蔵されていない場合には別途購入する必要があるでしょう。
- 投稿画面の「・・・」をクリック
- 「ライブ動画」をクリック
- 「ライブ配信を開始」をクリック
- 終了時には画面右下の「ライブ動画を終了」をクリック
- メッセージが表示されるので「終了」をクリック
終了すると「このライブ動画は終了しました。ライブ動画のリプレイは、間もなくタイムラインで利用可能になります」と表示が出てくるので、録画を公開したい場合は「完了」をクリックしましょう。
もし、タイムラインで公開したくない場合は、「完了」ボタンの下にある「動画を削除」をクリックします。
Facebook単体で配信する
ご紹介したように、Facebookさえあれば誰でも簡単にライブ配信することができます。
パソコンでマイクやカメラがない場合は、別途購入する必要がありますが、カメラやマイクが内蔵されているパソコンならFacebookにログインするだけで配信できるのがうれしいところです。
またスマホの場合もFacebookアプリをダウンロードするだけで配信可能です。初心者でも手軽にライブ配信ができるので自己表現の場におすすめですよ。
ライブストリーミングソフトウェアを使って配信する
ライブ配信の質をあげたいという人におすすめなのが、ライブストリーミングソフトウェアを使って配信する方法です。
ここではその具体例として、OBSという無料のソフトウェアを使う方法をくわしく解説します。
OBSは正式名称を「Open Broadcaster Software」といい、FacebookだけでなくYouTubeでライブ配信する際にも使えるソフトです。
OBSを使えば、ライブ配信でさまざまなことができるようになります。以下にできることをまとめました。
- PowerPointの資料を使って説明できる
- パソコン画面とカメラ映像を合成できる
- 合成画面(シーン)をいくつも作成できる
- ライブ配信を録画できる
まずはOBSのインストール方法についてご紹介します。
OBSのインストール方法
続いて、ライブ配信するための設定方法について見ていきましょう。
WEBカメラの追加方法
- 「ソース」の「+」をクリック
- 「映像キャプチャデバイス」をクリック
- <「OK」をクリック/li>
- WEBカメラを選択してOKをクリック
- ウィンドウの大きさを調整
マイクの追加方法
- 右下の「設定」をクリック
- 「音声」から「デバイス」へ
- 「デバイス」の項目を全て無効にする
- 「OK」をクリック
- 「ソース」「+」「音声入力キャプチャ」の順でクリック
- 「OK」をクリック
- マイクを選択してOKをクリック
さて、これでOBSの設定は完了しました。ただ、PowerPointで作成した資料をライブ配信中に表示させるには、スライドショーの設定をしておく必要があります。
資料ごとに設定が必要なので、ここで詳しく説明しましょう。
スライドショー設定の変更方法
- PowerPointのメニューから「スライドショー」を選択
- 「スライドショーの設定」をクリック
- 「出席者として閲覧する(ウィンドウ表示)」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
- 保存をする
これでスライドショーの設定は完了です。
PowerPointの資料をスライドショーで表示する場合は、「スライドショー」の「最初から」をクリックします。もしくは、キーボードのF5キーをおしてください。
続いて、OBSにPowerPointを表示する方法を解説します。
OBSにPowerPointを表示する方法
- 「ソース」から「+」をクリック
- 「ウィンドウキャプチャ」をクリック
- 「OK」をクリック
- 表示したいPowerPointの資料を選択
- 「OK」をクリック
- ソースの「∧」と「∨」で資料の表示位置を変更
以上でOBSの設定は完了しました。
では、実際にライブ配信でOBSを使ってみましょう。
ライブ配信でOBSを使う方法
- Facebookライブのストリームキーを取得する
- OBSにストリームキーを設定する
- ライブ配信を行う
上記の説明では少し分かりにくいですので、以下で1つずつ詳しく解説します。
Facebookライブのストリームキーを取得する方法
- Facebookを立ち上げる
- タイムラインの「・・・」をクリック
- 「ライブ配信」をクリック
- 「接続する」をクリック
- 「コピー」をクリック
OBSにストリームキーを設定する方法
- OBSの「設定」ボタンをクリック
- メニューから「配信」をクリック
- サービスの中から「Facebook Live」を選択
- ストリームキーを貼り付ける
- <「OK」をクリック/li>
ライブ配信を行う方法
- OBSの「配信開始」をクリック
- 「Facebookライブの説明」を入力
- 「ライブ配信を開始」をクリック
- 「ライブ動画を終了」をクリック
- 「完了」をクリック
- OBSの「配信終了」をクリック
快適な配信をするために必要な機材を紹介
Facebookでライブ配信を行うなら、カメラとマイクが最低限必要です。それに加えて、配信の質を高めようと思ったらオーディオインターフェイスやコンバーターなどがあればいいでしょう。
まず、オーディオインターフェイスとは、パソコンやスマホと音楽機材をつなぐ機械です。 なるべく不要なノイズを入れずに、高音質で配信するためには、入手しておくと非常に便利です。
コンバーターとは、交流の電気を直流に変える機械です。
ライブ配信に使う機材の品質はピンからキリまであります。どのようなライブ配信を行いたいかによって、機材の品質をしっかり選ぶようにしましょう。
Facebookライブにゲスト招待する方法

「自分のライブ配信に友達や知人を招待したい」と思う人も多いでしょう。Facebookライブの「Live With」を使えばライブ配信にゲストを招待することができます。
「Live With」でライブ配信にゲストを招待する方法
- 1人でFacebookライブを開始
- 「友達を招待」というボタンを押す(視聴者の場合はアイコンを押す)
- 「招待」を押す
- 「ライブ配信に招待」を押す
- 相手が招待を承認する
横向きで配信する場合の注意点

特にスマホでライブ配信する場合、注意すべきなのがスマホの向きです。横向きでライブ配信する場合は、画面の縦横のロックを解除する必要があります。
ロックを解除すると横向き配信ができるわけですが、基本的にライブ配信画面は縦です。したがって、スマホを横向きで配信してしまうと、縦画面に自分が横向きで映ってしまいます。
配信を始めてしまうと途中で縦・横を変更できないので注意しましょう。
Facebookライブの機能

続いて、Facebookライブの機能をご紹介します。Facebookライブには意外にたくさんの機能が搭載されていますので、ライブ配信する場合は知っておくといいでしょう。
Facebookライブの分析機能
まず、Facebookライブには分析機能があります。ライブ配信後に、総視聴者数や一番視聴された瞬間はいつかなどがわかるので、継続して配信したい場合には大変便利です。
データとして目に見える形になることで、次回配信する際の改善点を見つけるのに役立ちます。
分析機能の使用方法
- Facebookページのインサイトへ移動する
- 「動画」ページを表示
- 動画投稿一覧から分析したいFacebookライブの投稿をクリック
- 詳細情報が表示
視聴者やコメントが表示される
ライブ配信には欠かせない視聴者からのコメント。Facebookライブにも、コメント表示機能がもちろん搭載されています。
ただし、ブラウザやアプリでFacebookライブを使用しているだけでは視聴者のコメントは表示されません。コメントを表示させるには、先程ご紹介したOBSとRestreamという無料のWEBサービスが必要です。
Restreamを使えば、複数の動画配信プラットホームに同時配信が可能。OBSの使用方法についてはすでにご紹介したので、ここではRestreamの使い方について詳しく解説します。
後からさらに詳しく解説するのですが、Restreamは標準対応している配信先なら無料で使用できます。ただし、標準対応していない配信先だと料金がかかるので注意が必要です。
英語表記なので多少ややこしく感じるかもしれませんが、高度な英語力は必要ないのでぜひ活用してみてください。
Restreamのアカウントを作成する方法
- Restream.ioにアクセスする
- メールアドレスとパスワードを入力
- 「Sign Up Now」をクリック
- アドレスに確認メールが届く
- 「Confirm Email Address」のボタンをクリック
- Restream.ioの管理画面が開く
Restreamで配信先プラットホームを追加する方法
- 管理画面から「Add Channel」をクリック
- チャンネル一覧が表示
- プラットホームを選択
- 「Connect ◯◯ Now」をクリック
- チャンネルの一覧が表示
- チャンネルを選択
- 同期の許可
ここで1点注意があります。先程、少し触れましたが、RestreamにFacebookライブを追加する場合、標準対応していないプラットホームになりますので、月額料金がかかります。
FacebookライブをRestreamで使用する際にはその点を留意しましょう。
RestreamにFacebookライブを追加する方法
- 「Custom Platform(RTMP)」を選択
- 「RTMP」の設定画面が表示
- 「RTMP URL」にFacebookライブの「サーバーURL」を記入
- 「Key」に「ストリームキー」を記入
最後に、Restream.ioの配信サーバーを設定します。「RTMP URL」で使用するサーバーを選択しましょう。日本の場合は「Asia」です。
これでRestream.ioの準備は完了です。続いて、配信ソフトの設定をしていきます。コメント表示に使用する配信ソフトはOBSです。
OBSの設定方法
- 配信設定の「サービス」からRestream.ioを選択
- Restream.ioで選択した配信サーバーのURLとStream Keyをコピペして入力
以上です。 OBSとRestreamの設定が完了したらFacebookライブにコメント欄を追加しましょう。
Facebookライブにコメント欄を追加する方法です。まずは、ReatreamでEmbed in streamの画面上部に書かれたチャットのURLをコピーしておきましょう。
次に、OBSのブラウザにチャットのURLを追加。追加方法は以下で詳しく説明します。
OBSのブラウザにチャットのURLを追加する方法
- ソースから「ブラウザ」を選択
- 「OK」をクリック
- コピーしたURLを貼り付ける
- 「OK」をクリック
- チャットの表示位置を調整
これで設定は完了です。Facebookでライブ配信を始めればコメント欄が追加されています。
また、Facebookライブでは視聴者の確認機能もあります。ライブ配信中の画面には下部に人型マークがあるので、そのマークをクリックしましょう。
すると、視聴者一覧が出てきます。
特定のアカウントをブロックできる
Facebookライブでは、特定のアカウントをブロックする機能もあります。
ライブ配信をしていたら、中には誹謗中傷する人や悪意を持って配信の邪魔をしようとする人も出てくるかもしれません。その際には我慢せず、このブロック機能を活用しましょう。
ブロック機能の使用方法
- 視聴者一覧を開く
- コメント横のプロフィール写真を押す
- 「ブロック」を押す
ブロック機能はライブブロードキャスト中に使用することもできます。また、ブロックした人のブロック解除をすることも可能です。
スマホでの機能
Facebookライブはスマホで簡単にライブ配信できるのが魅力です。スマホでライブ配信する際にも活用したい機能がたくさんあります。ここで1つずつご紹介しましょう。
フィルター
まずは、フィルター機能です。配信する動画の色合いを調整できる機能があります。ちなみに、配信中にも調整可能です。
魔法の杖
次は、魔法の杖です。これはお絵かき機能のことで、さまざまな色を選んで配信中の画面に絵を描くことができます。
消したい時は配信画面右下にある、ゴミ箱マークを押せば完了です。
マスク
さらに、マスクという機能もあります。これは配信中の画面から人の顔を自動認識してマスクを付けられる機能です。
10種類くらいのマスクが用意されているので、活用すればより楽しい配信になるでしょう。
画面の反転
最後にご紹介するのは、画面の反転機能です。例えば、書籍など文字が書かれているものを画面に映して見せたいとき、そのまま映すだけでは文字が反対になってしまいます。
その場合に使いたいのがこの画面の反転機能。反転させればきちんと読むことができます。
ライブ配信を見る方法

Facebookライブで配信されているライブ配信を見るのはとても簡単です。
ニュースフィールドから見たいライブ配信を選んで、スマホやタブレット、パソコンから視聴することが可能。ここではFacebookライブの視聴方法を詳しく解説します。
スマホアプリでライブ視聴する方法
- Facebookアプリを起動させてログイン
- 画面上にあるテレビ画面マークをタップ
- 視聴したいライブ配信を検索
- 画面上にある「LIVE」をタップ
- 動画をタップ
パソコンからライブ視聴する方法
- Facebookのサイトを開いてログイン
- 画面上にあるテレビ画面マークをタップ
- ライブ動画一覧から視聴したいものをクリック
まとめ

今回の記事ではFacebookライブの配信方法を中心にご紹介してきました。Facebookライブは配信・視聴ともに手軽に行えます。
ライブ配信を通して新しい友達を作りましょう。
こちらの記事ではInstagramのライブ配信の使い方について紹介していますので、ぜひご覧ください。
公開日時 : 2020年08月20日

ライターの安田尊子(やすだたかこ)と申します。文章を読んだり書いたりするのが好きでライターになりました。読者の皆様が思わずブックマークしたくなるような記事をご提供できるよう、日々励んで参ります。
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