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【保存版】スマホのタッチパネルが反応しないときの解決法|原因は静電気?放電・除去対策を紹介!


この記事で解決しなかった方はこちら
今や日常の中で欠かすことのできなくなったスマホ。
毎日使っていると反応しないときや誤作動を起こすことはありませんか?
検索しようと思ってもできなかったり、着信がきてとれなかったりすると不便ですよね。
故障や劣化も考えられますが、実は少しのことでスマホが反応しない悩みを解決できることがありますよ。
この記事ではスマホが反応しない原因や解決策、逆に勝手に反応してしまうときの原因までまとめました。
万が一直らなかった場合の、おすすめ修理店まで紹介しているので参考にしてくださいね。
目次
スマホ(iPhone・Android)のタッチパネルが作動する仕組み

スマホのタッチパネルが反応しない原因を理解してもらうために、まずはタッチパネルが作動する仕組みを簡単に説明します。
大きく分けて抵抗膜方式・静電容量方式というものがあるので、それぞれ紹介しますね。
抵抗膜方式
抵抗膜方式とは、「押す力」に反応して作動するタッチパネルの方式です。
手やペンで押されたところが、接触して通電することで反応します。
ゲーム機や初期のスマートフォン、カーナビなどで採用されている仕組みです。
静電容量方式
静電容量方式は電気に反応するタッチパネルで、多くのスマートフォンに使われています。
じつはスマホの画面は微弱な静電気に覆われていて、指でタッチするとセンサーが感知して場所を読み取っているのです。
画面に触れることで反応するというより、静電気に触ることでスマホが反応しているのですね。
そのため、静電気がうまく発生していなかったりセンサーがきちんと作動しなかったりすることが反応しない原因になり得ます。
スマホやタブレットのタッチパネルが反応しない原因と対処法

スマホのタッチパネルの仕組みが分かったところで、反応しない原因と対処法を確認しましょう。
一つずつ試してみてくださいね。
原因1|指が乾燥している可能性がある
指の乾燥はタッチパネルが反応しない原因の一つです。
私たちの指には、微量の汗や水蒸気などの水分が含まれています。
その水分のおかげでタッチパネルの静電気と通電し、スマホが反応するのです。
指が極度に乾燥した状態だと、静電気が通らずにスマホが反応しないことがあります。
解決策としては、一度少しだけ指を湿らせてみることです。
水道で指を濡らして、拭き取ってから再度タッチパネルを触ってみてください。
スマホを水で濡らしすぎると故障に繋がりかねないので、拭き取ってから触るようにしてくださいね。
原因2|スマホ画面が汚れているのが原因
スマホの画面が汚れていることも、原因の可能性があります。
タッチパネルの部分が汚れていると、センサーが反応しなかったり汚れている部分をタッチしたと誤認識したりしてしまうからです。
毎日触っていれば、汚れてしまうのも仕方ないですよね。
綺麗だと思っていても、明かりで照らして見てみると意外と拭きたくなることも。
100枚以上の大容量サイズが1,000円以下の安価で手に入るので、用意しておくとよいですよ。
原因3|保護シートが劣化している
保護シートが劣化していることも、タッチパネルが反応しない要因かもしれません。
保護シートは通常、貼っていても静電気を通す仕組みになっています。
しかし劣化して凹んだり、割れてしまい汚れが入ったりするとタッチしたときの反応が悪くなることも。
保護シートが劣化してきたのなら、剥がして新しいものを貼りましょう。
強化ガラスの保護シートであれば、傷つきづらいのでタッチの反応も衰えづらいはずです。
原因4|CPUやメモリを圧迫している可能性がある
CPUやメモリが圧迫されていて、スマホが反応しきれていない場合があります。
重たいアプリを使っていてスマホが何も反応しなくなってしまった経験はありませんか。
一度にたくさんのアプリを起動させていると、スマホは正常な処理をしきれなくなってしまいます。
CPUやメモリには限界があるのです。
正常な処理ができなくなった状態で、いくらスマホをタッチしても反応できません。
その場合は、不要なアプリを閉じましょう。
原因5|手袋を装着している
手袋を装着していると、タッチパネルが正しく反応しないことがあります。
指が乾燥しているときと同様に、水分がなく静電気を通さないからです。
ただし最近は、スマホに対応した手袋も販売されるようになりました。
指の部分のみ導電素材を使用することで、スマホ操作を可能にしています。
冬場など、どうしても外で手袋をつけたままスマホを触りたい方にはおすすめです。
また、最近の機種ではスマホ用ではなくても手袋を装着したままスマホ操作ができるようになる、「グローブモード」を搭載したものがあります。
タッチパネルの感度を高めることで、手袋を付けた指でも反応してくれるようです。
Androidの新しい機種の多くに、「グローブモード」「手ぶくろモード」「高感度タッチ操作」などの名称で機能が備わっています。
ホーム画面の[設定]から[画面設定]を選び、モードのON/OFFを選択してください。
スマホのタッチパネルが勝手に反応?誤作動してしまう原因は?

スマホが反応しないのではなく、勝手に反応してしまうということはありませんか。
スマホをポケットやバッグに入れていて、触ってないのに勝手にアプリを開いていたり意味不明な文字の羅列が入力されていたり…。
他にもスマホの画面が意図せず動いてしまうことを経験した人は多いはず。
このような現象は、ゴーストタッチと呼ばれています。
ゴーストタッチとは
ゴーストタッチとはスマホを触っていないにも関わらず、勝手に操作が行われてしまう現象のことです。
スマホの液晶やOSに特定の不具合が起きると、急に起こるので驚いてしまいますよね。
自分で操作していないにも関わらず、意味不明なメッセージを送ってしまったり、誰かに通話してしまったりすると焦るのも無理はありません。
しかし怪奇現象などではなく、きちんと原因と対処法があるので確認しておきましょう。
ゴーストタッチの原因と対処法
長時間の使用によりスマホが熱をもっている
充電しながら長時間スマホを使用していると、負荷が掛かり熱暴走してゴーストタッチが起きることがあります。
スマホ本体の温度が上がりすぎると、セーフティー機能が働いて動作がおかしくなってしまうようです。
直射日光があたる高温の場所に放置していたり、バッテリーが劣化していたりしても熱暴走は起こります。
スマホ本体が熱くなりすぎていると感じたら、
- 充電をやめる
- 一度電源をオフにする
などの対処をして、一度熱を冷ましてから使用しましょう。
他のことが原因の不具合にも言えるのですが、一度電源をオフにして再起動するのはトラブルに有効ですよ。
まずは不具合が起きたら、一度再起動をして解決できないか試してみましょう。
端末への物理的に大きなダメージ
端末への物理的なダメージも、ゴーストタッチを引き起こしてしまうことがあります。
強い圧力が掛かりすぎると、スマホは正常な動作ができなくなることがあるようです。
誤ってスマホの上に座り続けてしまったり、落としてしまったりすると強い衝撃が加わってしまいます。
できることがあるとすれば丈夫なスマホカバーを付けておくことですね。
米国軍事規格を取得していて衝撃や埃から守ってくれるケースがあるので、おすすめです。
液晶にゴミが付いていたり壊れている
スマホ本体の中でも、液晶部分の故障はゴーストタッチの原因になりやすいです。
液晶が正常に作動しなければ、不具合が起きてしまう可能性も高くなります。
保護フィルムが劣化していて液晶との間にゴミが入っていたり、古くなって液晶が壊れていたりすると誤作動が起きやすいです。
保護フィルムの買い替えや、スマホ自体を新しくすることを検討しましょう。
ソフトウェアが古く不具合が起きている
ソフトウェアを古いままにしておくことも、不具合が起きる原因になります。
古いソフトウェアを使っていると、セキュリティーが脆弱でウイルスにかかりやすいです。
ウイルスに感染すると、スマホの画面も異常な動き方をしてしまいます。
ソフトウェアは忘れずにアップデートしましょう。
ホーム画面の設定から[システム更新]を選択すると、更新すべきか確認ができます。

スマホのタッチパネルの感度を調整できるアプリは?

スマホのタッチパネルの感度が気になったらテストアプリなどで、調べてみましょう。
機種によっては感度を調整できるので、試してみてくださいね。
テストアプリ
「タッチスクリーンテスト」「Phone Doctor Plusスマホドクター」などのテストアプリで、タッチ感度を調べることができます。
「タッチスクリーンテスト」の方がシンプルで、アプリを開いて画面を触るだけです。
青い画面が表示されて触った部分が白い点線になって、タッチパネルが反応しているかが分かります。
もし部分的に白くならない箇所があれば、修理などを検討してもよいでしょう。
機種によっては調整可能
Galaxyなどの機種によっては「高感度タッチ操作」モードがあるので、反応が悪いと感じる方は、試してみてくださいね。
ただし、感度が良すぎてちょっとした雨粒などでも反応することがあるようなので注意しましょう。
スマホの不具合を相談できるおすすめの修理店

解説してきた対処法を試しても、タッチパネルが反応しなかったりゴーストタッチが起きたりするなら、修理を検討してください。
以下の記事で信頼できるおすすめの修理店について紹介しているので、ぜひ相談してみてくださいね。
まとめ
スマホのタッチパネルに関わるトラブルの原因や対処法について説明しました。
普段何気なく使っているスマホは精密機器です。
ちょっとした衝撃や劣化で、いつでも不具合が発生する可能性があります。
保護シートやクリーナーなどで簡単なケアをするだけでリスクを減らせるので、大切に扱いましょう。
ぜひこの記事で紹介したことを試して、少しでも長く快適にスマホを使っていただけたら幸いです。

公開日時 : 2020年09月01日

千葉の海の近くで活動している講師兼WEBライター。生活を便利にしてくれるガジェットやサービスが大好物。日々最新情報をチェックしている。趣味はこれまで40ヶ国訪れた海外旅行と、執筆の合間の筋トレ。
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