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格安SIMの選び方のポイント│回線別おすすめの格安SIM7社を紹介

格安SIMの選び方のポイント│回線別おすすめの格安SIM7社を紹介

格安SIMは、大手キャリアよりも月額料金を抑えられるため乗り換える人が増えています。

ですが、いざ乗り換えようと思ったときに「格安SIMは自分に向いているのだろうか」「どの格安SIMを申し込めばよいだろう」と迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。

今回は格安SIMのメリット・デメリットを紹介します。よいところと悪いところを知ることで、自身に合っているのかを確認できます。

その後、選び方のポイントと主要の格安SIM会社7社の料金比較をし、「通信速度を重視する人」「通話をよくする人」「データ通信量無制限プランがよい人」におすすめの格安SIMと、現在契約しているキャリア回線ごとにおすすめの格安SIMを紹介します。

格安SIMのメリット

格安SIMのメリットを4つ紹介します。

大手キャリアよりも月額料が安い

格安SIMの月額利用料金は、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアの3分の1程度です。

通話をあまりしない人は特にお得に申し込むことができます。

格安SIMは定額通話をオプションで申し込むことが多いため、必要がなければ追加する必要がないからです。その分料金がお得になります。

格安SIMが大手キャリアよりも料金が安いのは、回線をキャリアから借りて運営していたり、実店舗を持たず人件費や設備費をかけなかったりするためです。

現在使用している電話番号のまま乗り換えられる

格安SIMはMNPに対応しているため、キャリアで使用している電話番号をそのまま引き継ぐことができます。

格安SIMに電話番号を引き継ぐためには、契約中のキャリアでMNP予約番号を発行してから有効期限内に格安SIMへ申し込みましょう。

仕事などで電話番号を変えたくない人でも、安心して申し込めます。

プラン変更が手軽にできる

格安SIMは契約途中でも、手軽にプラン変更ができる場合が多いです。

最初に申し込んだデータ量が多いと感じたら、データ量の少ないプランに変更して月額利用料を下げることができます。もちろん、多く使用する月はデータ量の多いプランに変更も可能です。

自分に合ったプランを探せるので、無駄なく使用できます。

格安SIM独自のサービスがある

格安SIMは大手キャリアにはない、独自のサービスを展開しています。

サービスは格安SIM会社により異なるので、自分のスマホの使い方に合ったサービスを提供している格安SIM会社を選ぶことも大切です。

独自サービスの例としては、SNSがデータ量のカウントに入らず使い放題や、パケットをシェアできる、データ容量を前借できるなどがあります。

格安SIMのデメリット

メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが大切です。

大手キャリアに比べ通信速度が安定しない

格安SIMは、大手キャリアの回線を借りて運用しているため、利用者が多い時間帯は通信速度が低下しやすいです。

いくら利用料金が安くなっても、使いものにならなければ意味がありません。そのため、格安SIMを選ぶ際は、利用料金だけでなく速度にも注目するとよいでしょう。

実店舗が大手キャリアに比べ少ない

格安SIMは大手キャリアに比べ、実店舗の数が少ないため、スタッフに直接対面で話せる機会も少ないです。

しかし現在は、実店舗のある格安SIM会社も増えてきています。

またチャット相談や遠隔操作など、実店舗に行かなくても十分にサポートを受けられる格安SIMも増えています。

キャリアのメールアドレスが使用不可

格安SIMに乗り換えると、「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのキャリアのメールアドレスが使用できなくなります。

メールアドレスが必要な人は、GmailやYahoo!などのフリーメールを使用するか、ワイモバイルやUQモバイルなどの独自のメールアドレスを付与してくれるところを利用する方法があります。

また、キャリア決済などのキャリア独自のサービスも利用できなくなるので注意が必要です。

格安SIMはどんな人におすすめ?

メリット・デメリットを確認したところで、実際に自分に格安SIMが向いているのか確認してみましょう。

おすすめな人は以下の通りです。

  • スマホの利用料金をできるだけ安くしたい
  • キャリアメールなどのサービスを利用しない
  • 通話をあまりしない
  • 毎月、データ通信量をそれほど消費しない
  • 2台持ちを検討している人

格安SIMの最大の魅力は利用料金の安さです。少しでも安くスマホを利用したいという人にはおすすめです。

また、通話をあまりしない人やデータ通信量をあまり消費しない人は、より安いプランを申し込めるのでお得になります。

月額料金が安いので2台持ちを検討している人にもおすすめです。

格安SIMを検討している方は、格安SIMとキャリアの違いやお得情報を、こちらご参考にしてください。

格安SIMの選び方のポイント【7社を比較】

格安SIMを選ぶには、自分がどのようにスマホを使用しているか、どう使いたいのかを知ることが大切です。

まず、格安SIMには基本的に音声通話プランとデータ通信プランの2種類があるので選びましょう。通話をする場合は音声通話プランを選びます。

続いて、データ量を選びます。現在使用しているデータ量を目安に決めるとよいでしょう。マイページなどで契約内容を確認するとわかります。

データ量は格安SIMによって用意されているプランが異なり、500MBの少ないものから30GBの大きなものまであります。

また用意されているプラン数も異なるので、自分に合ったプランを提供している格安SIMを選んでください。

最後は、料金と通信速度です。料金が安いだけで選んでしまうのは危険です。快適にスマホを使用するなら、通信速度の確認は忘れずにしましょう。

下記は主要格安SIM7社の音声通話プランの料金表になります。

格安SIM会社名 500MB(税込) 1GB(税込) 3GB(税込) 6GB(税込) 9GB(税込) 10GB(税込) 12GB(税込) 15GB(税込) 20GB(税込) 30GB(税込)
ワイモバイル 2,178円 3,278円 4,278円
(25GB)
UQモバイル 1,628円 2,728円 3,828円
(25GB)
LINEモバイル 1,210円 1,628円 2,420円 3,520円
BIGLOBEモバイル 1,078円 1,320円 1,870円 3,740円 5,720円 8,195円
mineo 1,298円 1,518円
(5GB)
1,958円 2,178円
IIJmio 858円
(2GB)
1,078円
(4GB)
1,518円
(8GB)
1,848円 2,068円
OCNモバイルONE 770円 990円 1,320円 1,760円

ライトユーザーで、500MBと少ないデータ容量で申し込みたい場合は、LINEモバイルやmineoになります。逆にヘビーユーザーで30GBを申し込みたい場合は、BIGLOBEモバイルやOCNモバイルONEになります。

mineoの料金に幅があるのは、契約する回線により月額料金が変動するためです。mineoはドコモ、au、ソフトバンクの3つの回線を提供しています。

ユーザー別おすすめ格安SIM会社を紹介

格安SIMを選ぶ基準は人それぞれです。今回は、様々な視点からおすすめの格安SIMを紹介します。

LINEMO

家族で利用するならワイモバイル

家族で格安SIMを契約する方や、ソフトバンクのネットサービスを利用している方は、ワイモバイルがおすすめです。家族で契約すると「家族割引サービス」が適用されて、2回線目以降は毎月1,080円が割引されます。

割引サービスを利用すると、データ容量3GBのシンプルSが990円(税込)/月で利用できるので、スマホ代を安く抑えられます。

また、18歳以下の利用者がいる場合は、「ワイモバ学割」が適用され、データ容量15GBのシンプルMが990円(税込)/月で契約可能です。

ワイモバイルはソフトバンクの高品質な通信回線を利用しているため、これまでキャリアを利用していた方でも満足できるでしょう。

料金表は以下の通りです。

プラン名 シンプルS シンプルM シンプルL
データ通信容量 3GB 15GB 25GB
月額料金(税込) 2,178円 3,278円 4,158円
割引後
月額料金(税込)(※)
990円 2,090円 2,970円
速度制限時の
通信速度
最大300Kbps 最大1Mbps 最大1Mbps

※家族割引サービス適用時

ワイモバイルのお申し込みはこちら

通信速度の安定性と速さで選ぶならUQモバイル

UQモバイルは、KDDIグループのUQコミュニケーションズとUQモバイル沖縄が提供するサービスです。auのサブブランドとも言われています。

そのため、格安SIMの中でも速く安定した通信速度が提供されています。

料金表は以下の通りです。

プラン名 ミニミニプラン トクトクプラン コミコミプラン
(10分かけ放題)
データ容量 4GB 1~15GB 20GB
料金(税込) 2,365円 3,465円
1GB以下:2,277円
3,278円
割引適用後 料金 1,078円 2,178円
1GB以下:990円
3,278円
データくりこし
速度制限時 最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps

音声通話SIMは、くりこしプランS/M/Lの3種類のプランから選択できます。データ容量3GB・15GB・25GBから選択できるので、利用状況に合わせて適したプランを契約しましょう。

くりこしプランは、余ったデータ容量を翌月に繰り越せるプランです。あまりデータ容量を使わなかった月でも、無駄なく利用できることがメリットといえるでしょう。

以下の記事では、UQモバイルの口コミや評判を紹介しているので、UQモバイルを検討されている方は参考にしてみて下さい。

【UQモバイル公式】最新キャンペーンはこちら

データ通信量を無制限で使用したいならmimeo

出典:mineo

mineoには、データ通信が無制限で使用できる、データ使い放題の「パケット放題(月額385円[税込])」のオプションが用意されています。

SNSに限らず、ネットや動画も使い放題になるのが魅力です。ただし、通信速度は最大500kbpsになります。

現在は、パケット放題のキャンペーンも実施しています。詳しい実施内容は以下の通りです。

キャンペーン期間 2020年7月1日~2020年7月2日
特典内容 パケット放題の月額料金を最大7ヵ月間80円割引
適用条件 申し込み期間中に「パケット放題」を申し込んだ人

他にも独自のサービスが多く、「フリータンク」と言ってmineoユーザー同士で余ったパケットを共有できるサービスなどがあります。

料金表は以下の通りです。mineoはドコモ、au、ソフトバンクと3つの回線が揃っています。

「マイピタ」月額料金

データ容量
(税込)
デュアルタイプ
(音声通話+データ通信)
シングルタイプ
(データ通信のみ)
1GB 1,298円 880円
5GB 1,518円 1,265円
10GB 1,958円 1,705円
20GB 2,178円 1,925円

「マイそく」月額料金

速度
(税込)
デュアルタイプ
(音声通話+データ通信)
シングルタイプ
(データ通信のみ)
プレミアム
(最大3Mbps)
2,200円
スタンダード
(最大1.5Mbps)
990円
ライト
(最大300kbps)
660円
スーパーライト
(最大32kbps)
250円 -

大手キャリア3回線から選択できますが、どの回線を選んでも料金は同じです。そのため、利用しやすい回線を選びましょう。

また、mineoでは200MBのお試しコースを提供しています。格安SIMを初めて利用する方や、mineoの使い心地を試したい方は、こちらを申し込んでみてください。

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大手キャリア回線別におすすめな格安SIM

現在使用しているキャリアのスマホをSIMロックを解除せず、格安SIMで使用する場合は、同じ回線を提供している格安SIMを選ぶ必要があります。

ドコモ回線はOCNモバイルONEがおすすめ

出典:OCNモバイルONE

ドコモ回線を利用している格安SIMはau回線、ソフトバンク回線に比べ多く存在するため迷いやすいです。

その中、おすすめしたいのがOCNモバイルONEです。OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが提供する格安SIMで安定した通信速度とサポートを提供しています。

料金もドコモ回線の中では安いです。また、セット販売しているスマホ端末もお得なものが揃っています。

ただし、実店舗がない点には注意が必要です。

料金は以下の通りです。

データ容量 音声対応SIM
(税込)
SMS対応SIM
(税込)
データ通信専用SIM
(税込)
500MB 550円
(無料通話最大10分相当/月)
- -
1GB 770円 - -
3GB 990円 990円 858円
6GB 1,320円 1,320円 1,188円
10GB 1,760円 1,760円 1,628円

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au回線はUQモバイルがおすすめ

au回線では、auのサブブランドになるUQモバイルがおすすめです。通信速度はauと変わらない、速度と安定性があります。

また、実店舗も全国に約2,700店舗展開していて、対面のサポートを望む人にもおすすめです。格安SIMがはじめての人にもおすすめです。

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ソフトバンク回線はLINEモバイルがおすすめ

出典:LINEモバイル

※LINEモバイルは2021年3月31日(水)に新規申し込みを終了しました。

乗り換えを検討している方は、新料金プラン「LINEMO」のメリット・デメリットを解説した記事をご覧ください。

LINEモバイルはソフトバンク回線だけでなく、ドコモ回線、au回線の3つの回線を提供する格安SIMです。

ソフトバンク回線は、ドコモ回線、au回線に比べ高く月額料金が設定されることが多いのですが、LINEモバイルは比較的安く利用できます。

料金は以下の通りです。

プラン名 データSIM(SMS付)(税込) 音声通話SIM(税込)
500MB 660円 1,210円
3GB 1,078円 1,628円
6GB 1,870円 2,420円
12GB 2,970円 3,520円

通話オプションは、「10分電話かけ放題(月額968円[税込])」があり専用アプリからかけ放題になります。

独自のオプションでは「データフリーオプション」が有名で、LINEやTwitter、Facebookなどがデータ通信量を消費せず利用できます。

データフリーオプションは3種類あり、種類によりデータフリーになる対象が異なります。

プラン名 データフリー対象 月額料金
LINEデータフリー LINE 0円
SNSデータフリー LINE・Twitter・Facebook 308円(税込)
SNS音楽データフリー LINE・Twitter・Facebook・Instagram・LINE MUSIC 528円(税込)

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もっとたくさん比較して決めたい方は、格安スマホを比較しておすすめを厳選紹介した記事をご覧ください。

自分に合った格安SIMを見つける

格安SIMは、キャリアのサービスが利用できなくなる点や通信速度などに注意が必要ですが、月額料金を少しでも安くしたい人や2台目を持ちたい人にはおすすめです。

キャリアから乗り換える際もMNP予約番号を転出すれば、電話番号を変更せずに済みます。

格安SIMは安さが最大の魅力ですが、安さだけで選んでしまうと、快適性が失われる可能性があります。そのため、選ぶ際は通信速度や通話方法、独自のオプションに注目してみることも大切です。

まずは、スマホのデータ容量をどれくらいで使用しているのか、通話はするのか、SNSの利用、など自分の普段の使い方を確認してみましょう。

公開日時 : 2021年04月07日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

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