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Skype for businessの使い方|Skypeとの違いはなに?


生活様式が変わり、在宅勤務をする機会が増え、オンライン会議に参加する人も多いのではないでしょうか。
オンライン会議をする方法の1つとして、「Skype for Business」があります。
Skypeは知っているという人も、ビジネスシーンで使用するのにおすすめなSkype for Businessがどのようなものか、Skypeと比較しながら紹介していきます。
会社での導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
Skype for Businessとは

Skype for Businessとは、マイクロソフトが提供しているOffice365に包括されているツールです。※1
通常のSkypeと比べ同時に接続できるユーザーの人数が増え、250人までのオンライン会議、最大10,000人までに映像と音声を配信できるブロードキャスト会議ができます。
通信セキュリティの強化がされているため、安心して利用できるオンライン会議システムになります。
スマートフォンアプリも完備しており、あらかじめ発行されたURLをクリックするだけで、簡単にビデオ会議に参加可能です。
その他にも社内にかかってきた電話を転送して通話や、インスタントメッセージの送信などもできます。
※1 単体での契約も可能です
Skype for Businessの料金プラン
Skype for Businessの料金プランについて紹介します。
Skype for Businessは、Office365のプランに組み込まれており、その場合の料金は単体で契約する場合と異なります。
プラン | 月額利用料金 |
---|---|
Skype for Business(単体) | 660円(税込)/1ユーザー※1 |
Business Essentials(セット) | 594円(税込)/1ユーザー |
※1 単体のもので、安いプランもありますが、1:1でのみのSkype利用となるため、省いて表記しています。
Business Essentials は、Skype for Businessの他にも、メールやファイル共有機能の利用ができるOffice 365のグループウェアパッケージプランです。
会社のチームミーティングなど、複数人でのオンライン会議をしたい場合、単体で契約するよりもパッケージプランの方がお得です。
SkypeとSkype for Businessの比較
SkypeとSkype for Businessの比較を7つの点で紹介します。
Skype | Skype for Business | |
---|---|---|
対象 | 個人向け | 法人向け |
価格 | 無料 | 有料 |
最大同時接続数 | 25人まで | 250人まで |
セキュリティ | 通信内容の暗号化無し | 通信内容の暗号化有り |
アカウント管理 | 無し | 有り |
アカウントごとの通信制限 | 無し | 有り |
多要素認証 | 無し | Active Directory連携での認証 |
表にある通り、Skypeは小規模の人数で、個人的にオンラインで会話をするときに、手軽に無料で利用が可能です。
Skype for Businessは、有料とはなりますが、通信内容が暗号化されセキュリティ面も安心して利用でき、最大250人まで参加可能なため会社全体での会議などにも利用できます。
そのほかにも、オンライン会議に参加した人の管理やパソコンの表示画面の共有、ビデオ通話を用いたオンライン会議の音声の録音、オンライン会議内の会話の記録など、できることも多くあります。
複数の便利な機能と暗号化によるセキュリティ、通信の安定性がSkypeと比較した際のSkype for Businessの大きな魅力です。
Skype for Businessの導入はどのような場合におすすめか
Skype for Businessの導入をおすすめするシチュエーションを紹介します。
大規模な会議がしたい
Skype for Businessは最大250人と会議することが可能です。
会社のチーム会議や部署会議など、規模が大きいものであっても人数を制限されることなく、オンライン上で会議できるため、そのような利用を考えている場合にはおすすめです。
また、ブロードキャスト通信であれば最大1万人まで配信が可能なため、会議でなく情報共有や社員教育の配信など、様々な場面で活躍が期待できます。
他のOffice365と連携して会議の効率化をはかりたい
Skype for Businessは、単体契約のほか、Office 365 Business Premiumのパッケージプランに加入できます。
加入するとOutlook、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteなどのOfficeアプリも利用できるようになります。
会議内で資料の共有やOutlookのスケジュール設定など、連携することで漏れなくスムーズな活用ができるため、より効率的なOfficeの利用も併用したい人におすすめです。
セキュリティ面を重視したい
オンライン上で仕事内容の会議など、重要情報をやりとりするのは不安だという人も多いのではないでしょうか。
Skype for Businessは企業レベルのセキュリティとなっているため、安心して利用できます。
外部との通信を禁止し、指定したドメインのみ許可できるなど制限をかけることが可能です。
また、他要素認証により、なりすましも防止できるため、社員以外に乗っ取られて会議に参加されるといったこともありません。
セキュリティ面を重視したオンライン利用をしたい人におすすめです。
別で専用機器を設置せずに利用したい
他のテレビ会議システムによっては、専用の機器を設置する必要があり、その機器が高額であったり場所をとったりすることもあります。
また、専用の機器がある場所でしかオンライン会議ができないという制限も発生します。
Skype for Businessは、専用機器が必要ないため、インターネット接続の環境があれば場所を選ばずに会議への参加が可能です。
特別な機器を揃える手間や費用をかけたくない人におすすめです。
Skype for Businessの登録方法
Skype for Businessの登録方法を紹介します。
- Office 365にアクセス
- ソフトウェアからSkype for Businessを選択
- Skype for Businessを自分のパソコンのバージョン(言語)に合わせて設定しインストール
- Office 365のIDとパスワードを入力しサインイン
Skype for Businessの使い方
Skype for Businessの使い方について、紹介します。
連絡先の追加方法
連絡先の追加方法は、次の通りです。
- 「連絡先」 画面の 「検索」 ボックスに、名前・IMアドレス・電話番号のいずれかを入力
- 追加したい連絡先の右隣にある「Skype DIRECTORY」を選択
- 右クリックでリストに追加して完了※1
※1 このとき、新しいグループを作成して追加したり、既存のグループに加えることも可能です。
インスタントメッセージを送信する
インスタントメッセージを送信する方法は、次の通りです。
- メッセージを送りたい「連絡先」をクリック
- 「メッセージアイコン」を選択
- メッセージ画面に文章を入力
- 「送信」をクリックして完了
ビデオ通話をする
ビデオ通話をする方法は、次の通りです。
- ビデオ通話したい「連絡先」をクリック
- 「ビデオ通話アイコン」を選択
- 相手が通信を受け取りクリックすれば通話可能
音声通話をする
音声通話をする方法は、次の通りです。
- 「連絡先」をクリック
- 左から2番目の「電話アイコン」を選択※1
- 相手が受け取れば通話可能
※1 連絡先に携帯電話をあらかじめ入力している場合は流れの通り通話できますが、登録していない場合はこの段階で携帯電話番号を直接入力する画面が開くため、入力してから発信ができます。
ビデオ会議を行う
ビデオ会議を行う方法は、次の通りです。
- 「Skype Meeting」をクリック
- 「新しいSkypeMeeting」を選択
- 選択すると「会議用URL」が発行される
- そのURLを参加してほしい相手に送信※1
- 設定した日時に参加者が貰ったURLをクリックすると会議の参加が可能
※1 Skype上から送れます。
画面共有をする
画面共有をする方法は、次の通りです。
デスクトップ・ウィンドウ画面の共有を例に紹介します。
- IM画面、または通話画面で「コンテンツを共有アイコン」をクリック※1
- 「デスクトップを共有」もしくは「ウィンドウの共有アイコン」を選択
- ウィンドウの共有を選択した場合、使用中ウィンドウが表示される
- 共有したいものを選択し「共有」
- 警告が表示されたら「OK」をクリック
- 相手のSkype for Business に共有した画面が表示され完了
共有をやめる場合は、デスクトップ画面の上部に表示されているタブの「共有の停止」をクリックします。
※1 「コンテンツを共有アイコン」は、右下にあるパソコンのアイコンから矢印が飛び出ているものをさします。
Skype for Businessの使用上の注意点
Skype for Businessを使用するうえで、注意しておくべき点が2つあります。
- インターネット回線の確認
- オンライン会議する設定の確認
オンライン会議は、当然インターネット回線に接続して行います。
Skype for Businessは通信の安定性が高いサービスですが、そもそものインターネット回線がつながりにくい場合、音声が途切れてしまう可能性があります。
音声が途切れながらのオンライン会議は、効率が悪く導入する意味がなくなってしまうため、導入を検討する際にあらかじめ無料版の「Microsoft Teams」で確認することをおすすめします。
また、オンライン会議をするための設定がいくつかあり、つながらないというトラブルの際に多い原因が、通信設定が両組織でオンになっていないことがあげられます。
このように初歩的な設定がわからない人やパソコンの操作に苦手意識を持っている人のため、そして効果的に利用するためにも、導入する際は社員教育の徹底に注力することも必要です。
安全性の高いSkype for Businessでオンライン会議を

Skype for Businessの魅力は、暗号化によるセキュリティ、通信の安定性です。
在宅勤務中に会議をしたいときも、支店同士をつないで会議したいときも、わざわざ同じ場所に集まることなく、安全性と安定性を保った環境で利用できます。
会議=1ヶ所に集まるという今までの概念ではなく、それぞれの場所でも効率よい会議を行いたい人にはおすすめの機能です。
Skype for Businessをビジネスに取り入れた、新しい会議のあり方の参考にしてみてください。
公開日時 : 2020年08月28日

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