
- スマホ
ドコモeSIMはどうやって契約する?契約の手順や変更方法について詳しくご紹介


ドコモではeSIMが2021年の9月から対応開始となりました。
ただし、ドコモオンラインショップでは一部システムメンテナンス中で、eSIMを利用するために店舗に行く必要がある手続きがあります。
メリットももちろんありますが、知らないと払わなくていい2,200円を払って損したり、面倒なことになったりする注意点もありますので、ドコモでeSIMを検討されている方には必読の内容となります!
目次
ドコモのeSIMとは?
eSIMとは、Embedded SIM(=埋め込まれたSIM)の略で、あらかじめ端末に組み込まれたSIM機能に、契約データをダウンロードすることで、利用可能にするタイプのSIMとなっています。
今までスマホを利用するのに必要だったSIMカード(物理SIM)がなくても、データのやりとりだけで通話やインターネットを利用できるようになります。 次項では、料金プランや対応機種について説明していきます。
ドコモeSIMの料金プラン
ドコモのeSIMの料金プランは、通常のSIMカード(物理SIM)と同じ料金プランとなり、特別な料金プランはありません。
プラン名 | データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
5G対応プラン | 5Gギガホ プレミア | 無制限 | ~3GB:5,665円(税込) 3GB~:7,315円(税込) |
5Gギガライト | 7GB | ~1GB:3,465円(税込) ~3GB:4,565円(税込) ~5GB:5,665円(税込) ~7GB:6,765円(税込) |
|
5Gデータプラス | ペアになるプランの容量 ※ギガホプランは30GBまで |
1,100円(税込) | |
Xi対応プラン | ギガホ プレミア | 60GB | ~3GB:5,555円(税込) 3GB~:7,205円(税込) |
ギガライト | 7GB | ~1GB:3,465円(税込) ~3GB:4,565円(税込) ~5GB:5,665円(税込) ~7GB:6,765円(税込) |
|
データプラス | ペアになるプランの容量 ※ギガホプランは30GBまで |
1,100円(税込) | |
5G/Xi対応プラン | はじめて スマホプラン |
1GB | 最大12ヵ月:980円(税込) 13ヵ月以降:1,480円(税込) |
U15はじめて スマホプラン |
5GB ※19歳の誕生月まで |
最大12ヵ月:980円(税込) 13ヵ月以降:1,480円(税込) |
※はじめてスマホプラン、U15はじめてスマホプランの月額料金は1,980円(税込)に「はじめてスマホISP割(月額:税込165円割引)」「はじめてスマホ割(最大12か月間 月額:税込550円割引)」「dカードお支払割(月額:税込187円割引)」を適用した料金です。
※U15はじめてスマホプランは2021年12月15日から月間利用可能データ量を従来の3GBから5GBに改定されました。また、これまでは16歳の誕生月以降は月間利用可能データ量が1GBとなっていたところ、2022年1月19日以降は、19歳の誕生月まで5GB利用できるように改定されました。
ドコモeSIMの対応機種
機種名 | |
---|---|
iPhone | iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代、第3世代)、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 mini |
iPad | 11インチiPad Pro(第1世代、第2世代、第3世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代、第4世代、第5世代)、iPad Air(第3世代、第4世代、第5世代)、iPad(第7世代、第8世代、第9世代)、iPad mini(第5世代、第6世代) |
キッズケータイ | キッズケータイ SH-03M |
dtab | dtab Compact d-42A |
Androidでは使えない?
上記の対応機種の表には、「iPhone」「iPad」「キッズケータイ」「dtab」の項目のみでしたが、それらに劣らずユーザー数の多い「Android」では使うことができないのでしょうか?
結論としては、機種によっては使用可能です。
横からすみません
— よわよわ (@croward5050) December 20, 2021
自分は以前rakutenhandをahamoのesimで2か月ほど使用していました。
通話もネットも問題なく使用できていました。
今はpovo2.0のesimで使用しており、こちらも特に問題ありません。
Rakuten HandはAndroidの端末ですが、ahamoのeSIMで使えたとの報告がありました。このように理論上ではSIMフリー端末でドコモのeSIMを利用することは可能です。
ただしドコモ側としては、Android端末でのeSIM利用において不具合や万が一の場合には対応していないので注意が必要です。
「ドコモ」のeSIMの5つのメリット
ここでは、ドコモのeSIMのメリットを5つ紹介します。
- メリット1.大容量のデータプランがある
- メリット2.テザリングの制限無し
- メリット3.ポイントキャンペーン実施中
- メリット4.ahamoなら海外でも20GBまで無料
- メリット5.ドコモショップでアフターサポート可能
メリット1.大容量のデータプランがある
ドコモのeSIMプランには、下記の2つのデータプランがあります。
- ギガホ プレミア(毎月60GB)
- 5Gギガホ プレミア(無制限)
eSIM対応のプランの選択肢は他にも多くあるものの、大容量や無制限のデータプランが用意されているものは少なく、インターネットをよく使う人にもおすすめできるサービスになっています。
メリット2.テザリングの制限無し
ドコモのeSIMではテザリング利用時に別に設定されるデータ上限がありません。
auやソフトバンクにもデータ無制限のプランはありますが、テザリング時には別に上限があり、ヘビーユーザーにはおすすめしにくいプランとなっています。
ドコモのeSIMは5Gプランなら無制限、4Gプランなら通常のデータ通信容量と同じ60GBとなっています。
メリット3.ポイントキャンペーン実施中
現在ドコモオンラインショップ限定で、eSIMのみの契約(新規契約・乗り換え(MNP))を対象に10,000円相当のdポイント還元キャンペーンを行っています。

また、オンラインでの契約の場合、購入代金や事務手数料、送料が0円となっており、利用しやすいキャンペーンとなっています。
メリット4.ahamoなら海外でも20GBまで無料
ドコモの格安プランのahamoにもeSIMの契約が可能です。
ahamoの特徴は、20GBまで海外ローミングが無料でできます。通常のドコモのeSIMだと、海外ローミングが有料となります。
海外旅行や短期の海外出張が多い人にはahamoのeSIMはおすすめです。(※海外で15日を超える連続使用の場合は速度制限がかかります。日本に帰国し、通信をすれば制限解除となります。)
メリット5.ドコモショップでアフターサポート可能
ドコモのeSIMは、全国のドコモショップやd gardenと呼ばれるドコモの実店舗でサポートを受けることができます。
オンラインでの手続きがどんどん多くなっている昨今ですが、実店舗で実際に話を聞いてもらいながらサポートを受けられるのは安心です。
「ドコモ」のeSIMの4つのデメリット
ここではドコモeSIMのデメリットを4つ紹介します。
- デメリット1.Androidは保証対象外
- デメリット2.デュアルSIMは保証対象外
- デメリット3.eSIM切り替えや再発行は実店舗のみ
- デメリット4.オンラインではeSIMと端末を同時購入できない
デメリット1.Androidは保証対象外
ドコモeSIMの対応機種にはAndroid端末がありません。正確に言うとキッズケータイのSH-03Mとタブレットのdtab Compact d-42Aが対応していますが、その2つの端末だけなので、無いといっても過言ではありません。
現在確認できているAndroid端末でのeSIM利用は、ドコモ回線をSIMカードで契約していて、それを店舗でeSIMに切り替えするケースのみです。
最悪eSIMから物理SIMに戻さないといけないケースもあるので、対応していない端末での利用はあまりおすすめできません。
デメリット2.デュアルSIMは保証対象外
デュアルSIM(=1つの端末で2つのSIMを切り替えて使う)もドコモのeSIMでは保証の対象外となっていますので、上記と同様、あまりおすすめはできません。
デメリット3.eSIM切り替えや再発行は実店舗のみ
ドコモではSIMカード(物理SIM)からのeSIMの切り替えや再発行は、オンラインで手続きできず、ドコモショップへ出向く必要があります。
ドコモオンラインショップではシステムメンテナンス中のためできないということです。いつごろメンテナンスが完了するか尋ねましたが、目処も立っていないようでした。
ただしこのメンテナンス期間中は、eSIMへの切り替えや再発行の実店舗での手続きに2,200円の手数料はかかりません。
デメリット4.オンラインではeSIMと端末を同時購入できない
ドコモオンラインショップで端末購入をともなう契約の場合、選べるSIMはSIMカード(物理SIM)のみとなります。
そのためオンラインで完結する場合は、回線契約なしで端末を購入し、別途eSIMを契約する形となります。この場合であってもdポイントキャンペーンの適用はされます。
端末購入をともなう契約の場合は、物理SIMからeSIMへの切り替えが必要となり、実店舗での手続きが必須となります。この場合はdポイントキャンペーンは適用外です。
ドコモのeSIM申し込み手順【新規・乗り換え】
通常「新規契約」「乗り換え」「契約中の物理SIMをeSIMに変更」「契約中のeSIMで機種変更」どの手続きにおいても店舗・オンライン両方での対応が可能です。
しかし現在「契約中の物理SIMをeSIMに変更」「契約中のeSIMで機種変更」についてはシステムメンテナンス中のため、店舗での手続きのみの対応となるので、注意が必要です

ドコモのeSIM利用に必要なもの
1.eSIMに対応する端末
ドコモeSIM対応機種一覧同ページの該当箇所に飛びます。
2.インターネット環境(WiFi)
eSIM利用開始時には、契約データのダウンロードが必要となります。そのため利用する端末がWiFi環境がある、インターネット通信をできる状態でないといけません。
3.支払い方法の情報
ドコモオンラインショップでeSIMの申し込み時には、支払い方法をクレジット決済と口座振替のどちらかから選択可能です。
4.本人確認書類
下記4種類がeSIMの申し込み時の本人確認書類として有効です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書
- 在留カード
※記載の住所と現住所が異なる場合、受付できません。
5.EID(32桁の識別番号)
EIDは32桁からなるeSIMの識別番号です。iOS端末の場合、「設定」アプリの「一般」>「情報」より確認できます。
間違えると正常に契約できないので、コピー&ペーストを利用するのが無難です。
6.(乗り換えの場合)MNP予約番号
現在契約中の携帯電話会社でMNPの予約お申込みを行い、10桁の「MNP予約番号」を受け取ります。Webで発行が可能です。
また、申込み手続き時に有効期限が10日以上ある必要があります。
7.(あれば)インターネットに接続できる別の端末(PC可)
eSIMを設定するiPhoneでQRコードを読み込むため、QRコードを表示させる別の端末が必要です。ただし、必須ではなく、無いなら無いで別の方法はあります(後述)。
手順1.今のスマホがドコモで使えるか確認
まずは対応機種一覧でeSIMを利用予定の端末が含まれているか確認します。
4Gか5G対応かもプラン選定に必要になるため確認しておきます。
また、ドコモ以外のSIMロックがかかっている場合は、事前にSIMロックの解除が必要になります。
手順2.eSIMを申し込む
- ドコモオンラインショップのSIMのみ契約ページへ移動する
- 「ドコモeSIM」を選択
- 「新規契約」か「のりかえ」を選択
- 「4G(Xi契約)」か「5G(5G契約)」を選択
- 確認事項に目を通し、チェックを入れ、「申込み手続きに進む」をクリック
- EIDをコピー&ペーストで入力
- 画面の指示に従い手続きを完了させる
申し込み完了後、まず「お申込受付のご連絡」というメールが届きます。そして契約審査が通れば、およそ1時間ほどで「eSIM利用開始手続きのご案内」というメールが届きます。「eSIM利用開始手続きのご案内」メールが届けばeSIMを端末に設定することができます。
手順3.開通手続きをする(MNPのみ)
- ドコモオンラインショップの「お申込み履歴」をクリック
- 「受付番号」「連絡先電話番号」「暗証番号」を入力してログイン
- 「切り替え(開通)のお手続きへ」をクリック
- 「開通前のご確認事項」「受付確認メール送信先」を確認
- 確認事項に目を通し、チェックを入れ、「申込み手続きに進む」をタップ
- 内容を確認し「ご注文を確定する」で開通手続き完了
※開通手続きは受付時間が午前9時~午後9時となります。
手順4.端末の設定をする
契約データ(=eSIMプロファイル)のダウンロードをし、eSIMを利用できるようにします。この時、eSIMを利用するiPhoneと別の端末があるかどうかで作業内容が変わります。
eSIMを利用するiPhoneと別の端末【あり】
- 別の端末からドコモの利用開始の手続きページへアクセス
- 「eSIM申込み」をクリック
- 「新規契約」か「のりかえ(MNP)」をクリック
- 画面を少し下へスクロールさせ「プロファイルダウンロードのQRコード」を表示させる
- eSIMを利用するiPhoneで「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップ
- 4で表示させたQRコードをiPhoneで読み取る
- iPhoneを再起動して設定完了
eSIMを利用するiPhoneと別の端末【なし】
- 別の端末からドコモの利用開始の手続きページへアクセス
- 「eSIM申込み」をクリック
- 「新規契約」か「のりかえ(MNP)」をクリック(ここまで上記と同じ)
- 画面を下へスクロールさせ、「アドレスをコピーする」をクリック
- iPhoneのホーム画面に戻って「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップ
- 「詳細情報を手動で入力」をタップ
- 「SM-DP+アドレス」の項目に、先ほどコピーしたアドレスをペーストし、「次へ」をタップ
- iPhoneを再起動して設定完了
ドコモでeSIMを発行する・機種変更する方法
「ドコモのSIMカード(物理SIM)をeSIMに切り替えたい」
「機種変更(ドコモ契約中の人も対象)のためにeSIMを再発行したい」
上記に該当する方は、現在ドコモの公式サイトがシステムメンテンナンス中となっており、オンラインでは手続きができない状況です。
本来、オンラインでできるeSIM発行手続きをドコモショップにて行った場合、2,200円(税込)の手数料が必要でしたが、メンテナンス期間中は無料となりますので、心配は要りません。
ドコモのeSIMサービスまとめ
ドコモeSIMのメリットおさらい
- 新規・乗り換えなら10,000円相当のポイント還元キャンペーン
- 大容量のデータプランがある
- テザリングの制限無し
- ahamoならeSIMで海外ローミングが20GBまで無料
- ドコモショップでアフターサポート可能
ドコモのeSIMサービスについてインターネット上で調べていると、まだまだドコモでのeSIM対応が未熟であると感じました。
当記事作成にあたり、オンラインショップでのチャットサポートも利用しましたが、対応してくれたスタッフ間でも回答内容が異なることが実際にありました。
eSIMの手続きの際に、なにか変だな?と感じた場合はいったん手を止め、確認されることをおすすめします。
公式サイトに書かれていることが全て正しいので、なにか変だなと思ったらスタッフに「その内容はどこに書いてありますか?」と聞いてみましょう。
ここまで読むと、ドコモのeSIM契約に尻込みしてしまいますが、メリットの中でもテザリングの制限が無いのは利用しやすく、ドコモにしかない強みなので、手続きをきちんと理解してドコモのeSIMサービスをうまく利用しましょう。
公開日時 : 2022年05月09日
