Apple Payの引継ぎ方法|iPhoneへ機種変更後の注意点

Apple Payの引継ぎ方法と注意点をまとめました。iPhoneやApple watch機種変更時の、Suicaやクレジットカード情報移行手順や、iPhone Xで簡単に引き継ぐ方法を解説。Apple Payのデータ初期化や復元できないようにする方法もご紹介します。
新型ihone12噂 Apple Payの引継ぎ方法|iPhoneへ機種変更後の注意点

iPhoneを機種変更する際、iPhone同士ならバックアップからアプリやデータをそのまま復元することができます。

しかし、Apple Payに関するデータはクレジットカードに関する重要な情報です。いくらセキュリティが高くても、クラウドなどのネット上に常時保管されているものなのでしょうか。

もしバックアップされないのであれば、機種変更するとまた最初からApple Payの設定をやり直さなくてはならないのでしょうか。

Apple Payの仕組みと具体的な引き継ぎ方法について解説します。

Apple Payのクレジットカードを引き継ぐ方法

Apple Payに登録したほとんどのクレジットカードは、Apple IDを登録した時点で新端末に反映されるため、再登録も簡単です。

しかし、自動的に反映されるのは、登録されているSuica以外のクレジットカード4枚までです。

4枚を超える分のクレジットカードは再登録が必要ですし、Suicaに至っては最初から手続き方法が違います。まずは、Apple Payのクレジットカードを引き継ぐ手順を見ていきましょう。

step1.新端末でWalletアプリを起動する

新端末にApple IDを登録し、バックアップからの復元が完了したらWalletアプリを起動します。

復元する前に旧端末が、iCloudでWalletアプリをバックアップするように設定していることを確認しておきましょう。

step2.カードを追加する画面でカードを確認

Walletアプリの「カードの種類」選択画面で「クレジット/プリペイドカード」を選択すると、旧端末に登録していたカードが一覧で最高4枚までが自動的に表示されます。

step3.チェックを入れてセキュリティコードを入力

表示されたカードの内、新端末に登録したいカードにチェックを入れて「続ける」をタップすると、順番に1枚ずつセキュリティコードの入力を求められます。

カードのセキュリティコードを入力すれば、新端末での登録は完了します。

セキュリティコードは、ほとんどが裏面の「署名スペース」右上にある数字列の内下3桁ですが、カードによって場所や桁数は異なります。詳しくは、それぞれのカード会社ホームページなどで確認しましょう。

step4.必要に応じ旧端末のカードを削除

Suica以外のクレジットカードは、複数端末でも同様にApple Payが利用できます。そのため、新端末で再登録した後でも旧端末での利用が可能なままになります。

どちらも利用するならそのままでも良いのですが、今後新端末しか使わないのであれば、万が一に備えて旧端末のデータは削除しておきましょう。

削除するときは旧端末でWalletアプリを起動し、それぞれのカードが表示されている画面の「i」アイコンをタップして「カードを削除」します。もしくは、端末を初期化すれば全てのカードが使えなくなります。

iPhone Xで簡単にApple Payを引き継ぐ方法

新機種であるiPhoneXにもApple Payは引き継ぐことができ、従来の機種とは違って一部の手順はとても簡単になっています。順を追って一つずつ確かめてみましょう。

step1.iCloudでWalletアプリを同期しておく

iPhone Xに機種変更する場合、あらかじめiCloudでWalletアプリを同期しているとApple Payの引き継ぎはとても簡単になります。

初期登録の際、iPhone Xに表示されているイメージ模様をiOS11にアップグレードされた旧端末で読み取れば、Apple IDやパスコードなどの設定が自動で移行されるからです。

step2.旧端末カメラでXのイメージ模様を読み取る

新端末の電源を入れて設定アシスタント画面が表示されたら、言語設定とキーボード設定の後「クイックスタート」を使うと、WiFi設定や認証・パスコード設定が一度に簡単に済ませられます。

そのためには、まず新端末に旧端末を近づけておきます。

次に、新端末でクイックスタートの「続ける」をタップすると「Apple IDを使用します」と表示され次の画面に進み、旧端末が新端末を認識します。

すると、旧端末に「新しいiPhoneをカメラに向けてください」と出ますので、丸い枠の中に新端末の画面中央に表示されているイメージ画像が収まるようにセットしましょう。

イメージ画像を読み取ると、「旧端末のパスコード」と「Apple IDパスワード」の入力が求められるので、入力してアクティベートを始めます。

step3.セキュリティコード入力のみで使用可能

新端末に設定が移り、Apple Payにクレジットカード登録画面に行くと、これまでに登録したことがあるカードのうち4枚が自動的に表示されます。

しかし、これらはまだ決済に使える状態ではありません。4枚のカードの内これから使うもの全てにチェックを入れて「続ける」をタップすると、セキュリティコードの入力が求められます。

1枚ずつ入力することで新端末のApple Payに正式に登録したことになり、この時点で決済に使えるようになります。

これは手続き上、新しいiPhoneのApple Payに登録したことになるため、カード会社からそれぞれ「Apple Payへのカード追加完了メール」が送られてきます。これはあくまで、新端末に登録完了したという確認だと考えると良いでしょう。

注意1:表示されなかったカードは再登録する

もし旧端末で5枚以上のカードを登録していたら、新端末には登録されていないカードがあります。それはカードを新規登録したときと同じように、改めてカメラで画像を読み取り再登録しなくてはなりません。

SMS認証の場合メッセージを受信すると自動的にWalletアプリに認証コードが入力されるようになり、登録が簡単になりました。

注意2:必要に応じ旧端末のカードを削除

先述の通り、新端末にApple Payを移行後も旧端末では引き続きApple Payを使うことができます。必要に応じて旧端末のカードを削除しましょう。

Apple PayのSuicaを引継ぐ方法

SuicaはApple Payに登録できるカードの中でも、特殊な使い方が求められる特別なカードです。Apple IDで利用するApple Payに登録できるSuicaは1枚だけになっています。

旧端末と新端末の両方に登録することは、一時的であってもできません。具体的なSuicaの移行手順を解説します。

step1.旧端末のSuicaを削除する

Suicaは1枚につき端末1台しか登録できませんから、まず最初にSuicaのデータを削除するため旧端末のWalletアプリを起動します。

Suicaを選択し、画面右下の「i」アイコンをタップして、Suicaの登録内容詳細画面に移動します。引き継ぎたいSuicaがどれかを確認してください。

表示された画面の1番下の「カード削除」をタップする、と「カードに残高があります」「このカードは削除されても、いつでも”Wallet”からこの残高ごと際追加することが可能です」と表示されますので、その下の「削除」をタップして削除します。

この時点で、Suicaのデータは一旦サーバーに退避しました。ここからは新端末での操作に移ります。

step2.新端末にSuicaを移行

今度はサーバーに退避しているSuicaのデータを受け取るため、新端末のWalletアプリを起動します。Walletアプリ画面の右上の「+」アイコンか「カードを追加」をタップして、追加手続きを始めます。

次の画面で追加するカードの種類を選ぶので、「Suica」をタップしましょう。画面には旧端末で削除手続きしたSuicaが自動的に表示されているはずですから、そのSuicaをタップします。

次の画面で選択したSuicaの詳細が表示されるので、間違いなければ右上の「次へ」をタップし、違っていたら左上の「戻る」で前の画面に戻れます。

「次へ」をタップすると引継いだSuicaが残高と一緒に表示されます。これでSuicaの引き継ぎは完了です。

iCloudから引き継ぐ方法

WebのiCloudから旧端末にあるSuicaのデータを削除し、引き継ぐ方法もあります。

step1.iCloudにログインして設定を選択

パソコンやiPad等、Webブラウザでネットに接続できるものでiCloud.comに接続し、Apple IDとパスワードを入力してログインして設定画面に移動します。

step2.Suicaを削除したい旧端末を選択

設定画面の中でApple PayメニューのSuicaを選択し、削除したいiPhone、ここでは旧端末を選択しましょう。

人によっては、以前使っていたiPhoneのバックアップもあったりと戸惑うことがあるかもしれません。そんなときは「バックアップ日時」で見分けるようにしましょう。

step3.「すべてを削除」を選択する

画面の「Apple Pay」の欄にある「すべてを削除」をタップして削除を完了します。

step4.追加作業を同じように行えば完了

旧端末のSuicaが削除できれば、Suicaのデータは他の操作と同じようにデータはサーバーに退避していますから、以降の新端末への登録は他と全く同じです。

新端末で、「+」をタップし「Suica」をタップ、現れた登録したいSuicaをタップすれば完了します。

旧端末でSuicaの削除が行えない場合

旧端末が手元にない、または手元にあるが操作できない場合はどうなるでしょうか。

それでも引き継ぎはできますが、完了までの手続きがいくつもあるため時間がかかることを覚悟しなくてはなりません。

Suicaアプリケーション窓口へ連絡

まずは、iPhoneのSuica利用ユーザー向け専用コールセンターに電話します。

    【Suicaアプリケーション専用窓口】
  • 電話:050-2016-5077
  • 受付時間:10時~19時(年中無休)

コールセンターに電話がつながるには時間がかかる場合もあるので、ある程度時間に余裕を持って手続きした方が良いかもしれません。

電話が繋がったら、旧端末が手元になくSuicaを削除できない状態であることを伝えます。すると、Suica登録時に入力した電話番号や名前などで本当の登録者かどうかを確認されます。

本人確認が終わると、コールセンターがデータを強制的に移行し、翌日のサーバーメンテナンス終了後の朝5時以降に新端末で再登録できる状態になると案内されます。

iCloudからカード情報を削除しておく

ここまでで手続きが終わったわけではなく、まだやらなければならないことがあります。

手元に旧端末はありませんから、パソコンやiPadなどを使ってiCloud.comにApple IDでログインして設定画面を開き、アカウントからSuicaのカード情報を削除しておきましょう。

アカウントの画面で移行元となる端末を選択し、続く「デバイス情報」の1番下Apple Pay欄の「全てのカードを削除」を選択してデータを削除します。これで旧端末に紐づけられたSuicaカード情報はクリアされます。

Suicaを完全削除したい場合

機種変更とは関係なく、Suicaを完全に削除したい場合にも決まった手順があります。

その場合は、ウォレットアプリとは別の「Suicaアプリ」を使います。

Suicaを利用していればおそらくインストールしているでしょうが、もししていなかったら先にインストールして登録まで終わらせておきましょう。

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引継がない場合は払い戻し手続きをする

機種変更しても引き継ぎしない、もう利用することがないなど、完全にSuicaを削除するなら払い戻し手続きをしましょう。

Walletアプリとは別の「Suicaアプリ」にログインし、「チケット購入・Suica管理」から1番下の「このSuicaを払い戻す」で残高を払い戻しできます。

払い戻し手続きをすると、その時点での残高から払い戻し手数料220円を差し引いが金額を銀行口座へ振り込んでくれます。

Suicaアプリで「このSuicaを払い戻す」をタップした後、払い戻し手続き案内に同意し払い戻し金額を確認したら、金融機関を指定します。

金融機関名・支店名を検索して口座種別・口座番号と名義を入力し、画面下の「Suicaを払い戻す」をタップすれば手続き完了です。使わなくなるなと思ったら、一旦払い戻しでSuicaを抹消するとよいでしょう。

Apple WatchのSuica引き継ぎ

2016年に発売されたApple Watchの便利さを1番感じるのは、駅の改札口でしょう。

定期やiPhoneさえ取り出すことなく、どんな操作も必要としないこの手軽さのためにApple Watchにしたという人もいるかもしれません。

SuicaはApple Payに登録できるカードの中でも特殊ですが、Apple Watchが関わると、iPhoneだけでなくそのペアリングにも引き継ぎ手続きが必要です。ペアリングとSuica登録の手順を見てみましょう。

step1.旧端末とのペアリング解除前に引き継ぎをする

Apple Watchがペアリングするのは、あくまで端末です。つまり、機種変更した場合は旧端末とのペアリングを解除し、新端末とペアリングしなくてはなりません。

ここで注意しなくてはならないのが、旧端末とのペアリング解除は、旧端末のSuicaを削除する前でなくてはならないということです。

まず最初に、旧端末のiPhoneからWatchアプリを起動して「WalletとApple Pay」を開きます。

「WalletとApple Pay」にある「MySuica」から該当するSuicaを選び、カード情報の一番下にある「カード削除」をタップすればApple WatchからSuicaは削除されます。

step2.新端末のWalletにSuicaを追加する

新端末のApple PayにSuicaを登録する前に、Apple Watchと旧端末のペアリングを解除して新端末とペアリングします。

次に、新端末に退避していたSuicaを登録します。手順は機種変更の場合と同じで、新規に登録するように「Suica」を選ぶと退避させたSuicaが自動的に現れるようになります。

「カードの追加」からSuicaの横にある「追加」ボタンを押せばApple Watchへの引き継ぎは完了です。

Apple Pay引き継ぎ時の注意点

Apple Payの引継ぎ時の注意点をまとめたので、それぞれ確認していきましょう。

新旧端末で同じIDでサインインする必要がある

当然と感じるかもしれませんが、旧端末と新端末で使うApple IDが同じでなくてはApple Payを引き継ぐことはできません。

Apple IDは使用許可証に近いもので、Apple IDが違えば全くの別人と認識されるためです。

もしApple IDを変える必要があり、同時に旧端末で利用していたApple Payを同じように新端末で使いたいなら、全く新しく設定し1枚ずつ登録しなくてはなりません。

スマートEXでIDの登録変更が必要

スマートEXは、JR東海が提供する東海道・山陽新幹線のネット予約サービスです。Apple Payに登録したSuicaと連携して使うことができるため、利用人が増えています。

Suicaを新端末に引継ぐと、Suicaそのものは問題なく使えるのですが、SuicaIDが変わってしまいます。

そうすると、連携しているスマートEXの登録情報が違うため、新しいIDに更新するまでスマートEXでの予約分をSuicaで支払えなくなります。スマートEXでIDの登録を変更する方法をご紹介します。

スマートEXにログインして更新手続き

スマートEXに登録しているSuicaの情報を更新するには、スマートEXにログインして「お客様情報の変更・退会」メニューを選択します。

お客様情報の変更退会でパスを受信

メニュー画面に入るにはワンタイムパスワードが必要です。

画面で「メール送信」を選択して登録しているメールアドレスに送られてきた数字を入力して設定画面に入ります。

パスワードを入力して情報更新

お客様情報の変更画面の「交通系ICカード情報変更」を選択し、iPhoneで確認できるSuicaID番号を交通系ICカード情報に入力して登録します。

登録してある情報を削除しないようにする

ここで気をつけたいのが、最後の「OK」の上にある「登録済みの交通系ICカード情報を削除する」のチェックボックスにチェックを入れてはいけないということです。

入れてOKを押してしまうと、登録してある情報が削除されてしまいます。

手続きする時間に注意する

他にもSuicaならではの制限があります。それは、Suicaが提供するサービスには細かに利用可能時間が設定されていることです。

例えば、携帯端末の機種変更手続きは午前4時から翌午前2時までとなっており、毎日午前2時から4時までは手続きできないことになっています。

機種変更後は利用可能時間内に手続きするよう気をつけましょう。

ネット決済こそ24時間可能ですが、Suicaの再発行手続きなら午前5時から翌0時50分まで、退会手続きは午前5時から23時45分までとなっており、サービスによって時間もまちまちです。

Apple Payを正しく引継ごう

Apple Payは、Appleが提供する画期的な新しい決済方法です。

電子マネーやクレジットカードのようにキャッシュレスで簡単に決済でき、iPhoneを取り出すだけで、あるいはiPhoneを取り出すこともなくApple Watchだけで支払いを済ませることもできます。

また、iPhoneを機種変更しても、ほとんどのクレジットカードは簡単に新端末で使えるようになります。

Apple Payを正しく移行し、これからもApple Payを賢く使いこなしましょう。

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公開日時 : 2019年08月05日

おっきー ― ライター
おっきー ― ライター

物心ついた頃からiPhoneがあるスマホネイティブ世代。SNSから最新情報を取得するのが日課。趣味はダンス。

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