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MacBookのバッテリー交換方法は?長持ちさせるコツも解説


MacBookはApple製品の中でリリース当初から高い人気を誇る、高スペックのラップトップです。
しかし、「MacBookのバッテリー交換はどうやるのかわからない。」という人もいるのではないでしょうか・
MacBookのバッテリーには約4年の寿命があり、使っていくうちに自然と消耗され、バッテリー自体も劣化します。
バッテリーの消耗や劣化は使用する限り避けられませんが、使い方によって長持ちさせられます。
この記事ではMacBookのバッテリー交換方法と、バッテリーを長持ちさせるポイントについて詳しく紹介します。
目次
バッテリー交換はAppleに依頼する方法

どのモデルであってもMacBookのバッテリーを交換する際は、販売メーカーであるAppleに依頼するのが最適です。
バッテリー交換をAppleに依頼する方法、モデルごとに異なる料金、修理が完了する日数やその他注意点について紹介します。
申込方法
修理を申し込むには、Apple Storeに直接持ち込む方法と、配送を依頼して引き取りに来てもらうという2種類の方法があります。
Apple Storeに直接持ち込む場合は、事前に電話をかけて予約します。修理にはApple IDとパスワードが必要なので、当日までに確認しておくようにしましょう。
配送修理は申込後に配送業者が引き取りに来てくれます。
修理方法はこの2種類ですが、Appleではチャットもしくは電話でのサポートも実施しています。バッテリー交換や不具合など何らかの質問がある際は、こちらのサービスを利用してみるのがおすすめです。
モデルごとの料金
MacBook、MacBook Air、MacBook Proは、それぞれ交換料金が異なります。また、Apple Careの対象であれば無料で修理してもらえます。
修理に当たって実機検査があるので、そこで料金が決定しますが、保証対象外の場合は、以下の料金が発生します。
モデル | バージョン | 価格 |
---|---|---|
MacBook | 12インチ MacBook | 21,780円(税込) |
MacBook Air | 13インチ MacBook Air 11インチ MacBook Air |
14,080円(税込) |
MacBook Pro | 16インチ MacBook Pro 15インチMacBook Pro Retinaディスプレイ 13インチ MacBook Pro Retinaディスプレイ/ 15インチ MacBook Pro 13インチ MacBook Pro |
21,780円(税込)/14,080円(税込) |
修理完了までの日数
Appleに修理を依頼した場合、持ち込みでも配送でも、修理開始から手元に戻るまで5〜7日かかります。またどちらの方法でも、修理状況をApple公式サイトからいつでも確認できます。
しかし、Apple Storeによっては対応していないショップもあります。
iCrackedなら即日修理できる
スマホやノートパソコンの修理をしているiCrackedでも修理ができ、即日約30分で受け取りが可能です。
店舗は北海道・関東・関西から沖縄まで全国にあるので、できるだけ早く修理がしたい人や、安く済ませたい人にはiCrackedがおすすめです。
申込方法
iCrackedではウェブ予約で修理の申し込み可能です。
申し込み手順は、希望する店舗と日時を選択して予約を取ります。その後、店舗のスタッフから予約・修理内容・機種や色についての確認電話が来ます。
ここで全ての確認事項を説明し、予約当日にMacBookを持っていけば、修理自体は30分ほどなので即日受け取りとなります。修理を急ぐ場合は電話で直接問い合わせると、対応してもらえます。
修理にはACアダプタを持参する必要があるので、当日はMacBookとACアダプタを持って店舗へ行きましょう。
対応モデル、料金
iCrackedのバッテリー交換はMacBook Air とMacBook Proのみ対応しているため、MacBookの修理はできません。
また両モデル、料金は10,780円(税込)〜なのでバッテリーの状態や、修理によって価格は異なります。
バッテリー寿命はフル充電と使い切りで決まる

MacBookのバッテリーには寿命があり、この寿命は充電とバッテリーを使い切った回数で表されます。回数のカウント方法は、フル充電である100%が0%になったら1回となります。
もし1日で充電が100%の状態から30%まで使って、再充電しても1回とはカウントされません。これを「充放電回数」と呼び、MacBookはどのモデルでも、新品の状態であれば1000回分の寿命があります。
バッテリーの状態・交換目安時期の確認手順
バッテリーの状態や交換目安となるのは、充放電回数です。MacBook を起動後、以下の手順で確認できます。
- 「option」を押しながらのアップルマークを選択
- 「システム情報」を選び「電源」を開く
- 「状態情報」の「充電放電回数」と「状態」にバッテリーの状態が記載されている
バッテリー交換の目安
前途した確認方法の、バッテリー状態が「正常」の場合は問題ありませんが、「今すぐ交換」となっている場合は、交換時期です。
目安はわかりやすく記載されていますが、充放電回数を定期的に確認すると、交換時期を予想できます。
500近くまではまだ「正常」のままですが、半分を超えるとバッテリー自体の劣化が進んでいるので、1000回のときと比べて8割程度の容量しかありません。
バッテリーの膨張は劣化のサイン
バッテリーが膨張し本体が変形することがあります。これは、直ちにバッテリー交換をする必要があるサインと取ってよいでしょう。
膨張する前兆は、バッテリーの消耗が早くなったり、常時充電していないと使えないなどがあります。
バッテリーが膨張してしまった場合は、修理に出さない限りは使えるようにならないので、できるだけ早くAppleのサポートへ連絡をしましょう。
また膨張時、本体がそれほど大きな損傷を受けていない場合は、バッテリー修理後もとに戻ります。しかし大きな損傷を受けている場合は、買い替える必要もでてきます。
バッテリー交換を自分でやるのは大丈夫?
基本的にバッテリー交換を自分で行うのはおすすめしません。
交換方法は本体の背面を分解してバッテリーとコネクターを取り出し、新しいバッテリーを付け替えるというシンプルなものです。
日数や費用が抑えられるというメリットがありますが、バッテリー交換によって不具合が生じるリスクもあります。
バッテリーの交換中に何らかの不備が生じて、正常に作動しなくなることも考えられますが、一番多い理由は購入したバッテリーが不良品であることです。
このようにMacBookが使えなくなるというリスクを犯すのではなく、バッテリーを交換する際はAppleやiCrackedなどプロのスタッフに依頼することをおすすめします。
バッテリーを長持ちさせるポイント

MacBookに搭載されたバッテリーは、充放電回数1000回と決められているため、ユーザーが伸ばすことはできません。
ただし、バッテリーの消耗を抑え耐用年数を上げることは可能です。ここでは普段の使い方次第で長持ちさせられるポイントについて紹介します。
バッテリーは20〜80%の間を維持
MacBookを使用する際、充電器に接続したまま使ってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、充電は20〜80%の間を維持して使うのがおすすめです。
充電したまま使うとバッテリーが100%の状態になるため、バッテリー内のリチウム電池が大きなダメージを受けます。
そのため、フル充電の状態を維持したまま使い続けると、バッテリーの劣化を進める原因となります。充電が完了したらアダプタを外して使うようにし、常に100%ではなく、20〜80%の間で使用しましょう。
室温10°〜35°の場所が最適
Apple製品は基本的に室温16〜22°で最適に作動するように作られています。
その中でもMacBookは10〜35°が最適な温度です。35°を超えると、本体自体が熱くなってしまい、バッテリーにもダメージを与えます。
またこれは充電をしていないMacBookの最適な室温で、35°でも充電しながら使ってしまうと内側からの熱もあり、よりバッテリーの劣化を進めてしまいます。
そのため充電をせずに使用することを前提として、室温10〜35°の環境でMacBookを使いましょう。
WiFiなどの設定を最適化させる
WiFiなどの設定を最適化することで、バッテリーの耐用年数を上げられます。WiFiについては、インターネット通信が必要ないときはオフにしておくと最適化されます。
常にオンにしておくと、ネットワークを探知して勝手に接続されたり、不要な場面でバッテリーを消耗します。他には、「省エネルギー」の設定も今一度見返してみましょう。
- 「システム環境設定」を開く
- 「省エネルギー」を選択
- 「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」にチェックを入れる
必要であれば、その下の「バッテリー電源使用時はディスプレイを少し暗くする」にもチェックを入れておきましょう。
また、設定画面最上部に表示されている「ディスプレイをオフにするまでの時間」を短くしておくと、よりバッテリーの消耗を防げます。
このように設定を最適化しておくと、本体の動作が制限されるので、バッテリーへの負担も軽くなります。
バッテリーのチェックとリフレッシュ
前途したバッテリーの状態の確認と同じように、バッテリーのリフレッシュも定期的に行うのが長持ちさせるポイントです。
バッテリーをリフレッシュさせる手順は以下のとおりです。
- MacBookの充電を100%にしておく
- バッテリーが0%になり電源が切れるまで充電せずに使う(スリープ状態)
- スリープ状態のまま5時間以上MacBookを使わない
- 十分に時間が経ったら100%まで充電する
スリープ状態を維持している間に、本体内ではバッテリーのメンテナンス・最大化が行われるため、バッテリーの耐用年数を上げられるのです。
ソフトウェアは常に最新版をアップロード
定期的に行われるソフトウェアアップデートは、後回しにせずにできるだけ早い段階で完了させておきましょう。
最新のソフトウェアをダウンロードしておくと、バグや不具合が改善されているため、バッテリーを長持ちさせる有効な手段として使えます。
ソフトウェアをダウンロードする手順は以下のとおりです。
- 「システム環境設定」を開く
- 「ソフトウェアアップデート」を選択
- アップデートがある場合は「今すぐアップデート」を押して開始
すでに最新のソフトウェアがインストールされている場合は、「このMacは最新の状態です」という説明が表示されるため、この作業は必要ありません。
バッテリーの寿命を少しでも長くしよう
MacBookはバッテリーを始め、使い方次第で長く愛用できるラップトップ型のパソコンです。
Appleで修理する場合、保証対象であれば無料でバッテリー交換をしてもらえますし、万が一対象外でも2万円ほどで修理してもらえます。
iCrackedを利用する場合はAppleよりも安く修理ができ、修理当日に受け取りが可能なので、修理日数は実質1日で完了します。
MacBookを使っている人は、定期的にバッテリーの状態を確認して、1日でも長く使えるようにバッテリー長持ちのコツを実践しましょう。
公開日時 : 2020年07月10日

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