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スマホの動画が再生できないときの原因・対処法を徹底解説


動画を再生するときに、再生できなかったり、再生している途中で止まったり、画像がかくかくしていたりすると、ストレスを感じる人は少なくないでしょう。
このような動画が再生できないトラブルはどうして起こるのでしょうか。
スマホで動画を見るときに再生する動画には、スマホ本体で撮影した動画とアプリを使ってストリーミング再生を行う動画があります。
これらの動画の再生時に起こるトラブルの原因には様々なものがあり、自身で対策を行えば、動画が見られるようになる場合があります。
ここでは動画が再生できないときの対処法を解説しています。スマホで動画を見るときに再生できないなどのトラブルが発生した場合に参考にしてください。
スマホで動画が再生できない原因・対処法

ここではスマホで撮影した動画が再生できないときの対処の方法を解説します。
再起動する
スマホに不具合が出たときに再起動すると、スマホの動作状態が改善されることがあります。動画が再生されないときにも再起動で改善される場合があります。
iPhoneでは、以下の方法で再起動が行えます。
【iPhone XやiPhone 11の場合】
- サイドボタンと音量調節ボタンの片方を同時に長押し
- 電源オフのスライダーが表示される
- 再起動を行う
【iPhone SE(第2世代)やiPhone 8、7、6シリーズの場合】
- サイドボタン長押し
- 電源オフスライダーが表示される
- 再起動を行う
また、Androidの端末は、ほとんどの端末で電源ボタンを30秒程度長押しすることで再起動できます。
再起動はほとんどのスマホで誰でも簡単にできるので、動画が再生されない不具合が起きたときにはまず試してみるとよい方法です。
メモリの残量を確認する
スマホは高画質できれいな動画が誰でも簡単に撮影できます。しかし高画質の動画は、本体のメモリ容量を圧迫してしまいます。
このメモリ容量(RAM)は大きいほど作業を早く進められます。
本体のストレージを圧迫していると処理速度が遅くなり、動画を再生するときに不具合が発生することがあります。
そのため動画の再生がうまくできない場合には、本体のストレージを確認するとよいでしょう。
ストレージに余裕がない場合には、使っていないアプリをアンインストールしたり、写真や動画のデータをクラウド上にバックアップを取って、本体から削除するとよいでしょう。
スマホの容量を増やす方法についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
iOS端末のアプリの削除方法
iOS端末は以下の方法でアプリの削除ができます。
- 削除したいアプリのアイコンを長押し
- メニューが表示されるので「Appを削除」をタップ
- アプリを削除しますかと表示されるので「削除」をタップ
Android端末のアプリの削除方法
Android端末では、Androidのバージョンによって異なります。ここでは、Android 8.1以降の端末のアプリの削除の手順を紹介します。
- Google Playストアアプリを開く
- メニューアイコンから「マイアプリ&ゲーム」を選ぶ
- 削除したいアプリを選ぶ
- 「アンインストール」をタップ
写真や動画を削除するときには、使っているアプリから削除できます。このような方法でストレージに余裕を持たせると、改善されることがあります。
動画のファイル形式に問題がある
スマホで撮影した動画は、撮影に使用したデバイスによって動画ファイルの形式が異なります。iPhoneでは、.mov、.mp4、m4vなどの拡張子がついたものが再生できます。
Androidではmp4.に対応している機種が多いです。
再生しようとしている動画の拡張子が端末に対応したものでないと再生ができません。動画ファイルの拡張子を確認してみてください。
もしも拡張子が上記以外のものであれば、mp4.に変換することでiPhoneやAndroidのほとんどの端末で見られる可能性があります。
異なる拡張子の動画を見たい場合には、変換ソフトを使って拡張子を変更して再生するか、その拡張子に対応したデバイスで再生してみるとよいでしょう。
キャッシュをクリアする
キャッシュがたまっていると、動画を再生するアプリの動作に影響を与える場合があります。キャッシュの削除を行えば、動画の再生ができることがあります。
ただしiPhoneではアプリを指定してキャッシュの削除はできません。SafariやChromeのキャッシュの削除ができるので、ここではSafariのキャッシュの削除方法を紹介します。
- 設定アイコンを開く
- Safariを選択する
- 「履歴とWebサイトデータを消去」
以上の方法で履歴を削除できます。
またAndroidのキャッシュの削除はアプリごとに指定できます。
- 画面中央で下から上にスワイプする
- 設定アプリを選択する
- 「アプリと通知」を選択する
- 「〇個のアプリすべて表示」をタップ
- キャッシュを削除したいアプリを選ぶ
- ストレージをタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
- 「キャッシュが削除されました」と表示されたら完了
キャッシュがたまっていると動画の再生がスムーズにできない場合があるので、この方法でキャッシュを削除しておくとよいでしょう。
SDカードを差しなおす
撮影した動画をSDカードに保存している場合、そのSDカードが正しくセットされていないと、動画が再生できない場合があります。
SDカードを使用しているときには、SDカードを取り出して差しなおしてみるとよいでしょう。
またSDカードの端子部分が汚れていると動画の再生に影響することがあります。SDカードを抜いて、端子部分を確認し、綿棒などで掃除して差しなおすと再生できる場合があります。
このようにSDカードに保存した動画を再生する場合には、SDカードの状態が再生に影響することがあるのでSDカードを確認するとよいでしょう。
YouTubeが再生できない原因・対処法

ここでは、YouTubeの動画が再生できない時の原因を見ながら、対処法を解説します。これらの対処を行って、改善できるかを確認しましょう。
再起動する
YouTubeなどのアプリを使って動画を再生するときにも、動画が再生されないというトラブルが起こる場合があります。
YouTubeで動画を再生するときにも、再起動することで改善されることがあります。再起動はスマホの不具合の際に最初に行うとよい対処法です。
履歴やWebサイトの情報がたまっている
履歴やWebサイトのキャッシュがたまっている場合にも動画の再生に影響を与える可能性があります。
iPhoneでの履歴やWebサイトのキャッシュの削除は、スマホに保存した動画が再生されないときと同じようにキャッシュの削除が行えます。
Androidの端末では、以下の方法で履歴の削除が行えます。ここでは、Chromeの履歴の削除方法を紹介します。
- Chromeアプリを開く
- メニューアイコンをタップして、履歴を選ぶ
- 「閲覧データを削除」をタップ
- 期間を選択肢、削除する履歴の範囲を選ぶ
- 「閲覧履歴」のチェックボックスにチェックを入れる
- 「データを削除」をタップ
このようにして使用しているブラウザの履歴の削除を行えば、再生ができるようになる場合があるので試してみるとよいでしょう。
画質を下げる
高画質な動画の場合、容量が大きく処理に負荷がかかるため再生時にエラーが発生する場合があります。
画質を下げることで動画のファイルの転送がスムーズになり、再生できるようになることがあります。
画質の変更方法は、以下のとおりです。
- YouTubeの再生画面を表示
- メニューアイコンをタップ
- 画質をタップ
- 画質を選ぶ
画質は1080p~144pまで選べます。1080pなら高画質で滑らかな画像で動画が楽しめますが、うまく動画が再生できないときには徐々に画質を下げながらスムーズに再生できる画質を探してみましょう。
バックグラウンドのアプリを終了する
動画を再生するアプリのほかに複数のアプリが起動していると、動画の再生に影響が出ることがあります。
アプリが起動しているとメモリを使っています。そのため起動しているアプリが多いほど、メモリを圧迫し、動画の再生がスムーズにできなくなる可能性があります。
バックグラウンドで起動している必要のないアプリを終了してみましょう。
iPhone 8以前のモデルでは、以下の方法でアプリを終了できます。
- ホームボタンを素早く2回タップ
- マルチタスク画面が表示されるので、左右にスワイプしながら終了したいアプリを表示
- 終了したいアプリを上にスワイプ
ホームボタンがないiPhone X以降のモデルでは、画面下部から上に向かってスワイプしながら画面中央で指を止めるとマルチタスク画面が表示されます。
その後は、同じように終了したいアプリを選択して、上にスワイプすると終了できます。
Androidの場合には、画面下部のタスクボタンをタップすると、起動しているアプリが表示されるので、終了したいアプリを選び×マークをタップしてアプリを終了できます。
アプリのキャッシュをクリアする
Androidの端末は、アプリごとにキャッシュをクリアできます。キャッシュの消去方法は、スマホで撮影した動画が再生できないときの対処法と同じです。
YouTubeなどの動画アプリの動画が再生できないときにもこの方法は有効です。
ただしiPhoneではアプリごとのキャッシュのクリアができないので、再起動をしてみるとよいでしょう。
ネットワークの接続を確認する
動画をストリーミング再生する場合には、通信が安定していないと再生が止まったり、動画がかくかくとした動きをしたりする場合があります。
しかし通信速度が安定しているかどうかよくわからないという人は多いでしょう。
そのためWiFiを使用して再生を行っている場合は、モバイル回線に繋ぎなおして再生してみるという方法があります。
またWiFiを一度切断して、再度、接続しなおすとスムーズに再生できることがあります。
iPhoneでWiFiに接続している場合は、設定アプリからWiFiを選んでオフにすると自動的にモバイルネットワークに接続されます。
またAndroid端末の場合には、以下の方法でWiFiの接続のオン・オフが行えます。
- 設定アプリを開く
- ネットワークとインターネットを選択
- WiFiのオフに切り替える
このようにして動画が再生できるか確認してみてください。
ネットに接続できない原因と対処法についてこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
最新のOSにアップデートする
OSが最新のものでない場合にも、動画の再生がスムーズにできない場合があります。そのためOSを確認して最新のものにアップデートすることで再生できる場合があります。
iPhoneのアップデートは以下の方法で行います。
- 設定アプリを開く
- 一般を選択
- ソフトウェア・アップデートを選択
- ダウンロードしてインストールをタップ
- インストールをタップ
- 完了
Androidも簡単にアップデートができます。
- 設定アプリを開く
- システムを選択
- 詳細設定を選択
- システムアップデートを選択
- 完了
OSを最新のものにアップデートすると、不具合が改善され、操作しやすく改善されたり、セキュリティレベルが上がったりするので、新しいOSが出たらアップデートすることをおすすめします。
データチャージする
スマホを契約するときの料金プランには、高速データ通信ができる容量によって料金が決められているものがほとんどです。
この高速データ容量の上限があるプランでは、上限を超えると通信速度が制限されます。
たとえばドコモの場合には、契約している通信容量の上限を超えると128Kbpsまで制限されます。このように速度が低速に制限されていると、動画を再生するには適しません。
低速に制限されていると、読み込みが遅くなったり、再生がうまくできなかったりというトラブルが起こる可能性が高いです。
高速データ通信容量を超えていないかを確認して、速度制限が原因であればデータ容量を追加すると動画が再生できます。
対処を行っても動画が再生できない場合は?
これまで紹介した対処法を試してみても改善できない場合には、スマホ本体の故障や動画の配信元でトラブルが起きている可能性があります。
以下のことを確認して解決しない場合には、修理店に相談してみるとよいでしょう。
動画の配信サービスの提供元で障害が発生していないか確認する
色々な方法で対策を行っても改善されない場合には、インターネットでアプリの提供元で障害が発生していないか確認しましょう。
動画が見られないときには、スマホ本体や通信状態が原因で見られない場合があります。このほかにもアプリの提供元で障害が発生している場合には動画が再生できない場合があります。
障害が発生している場合には、復旧されるまで動画を見られない可能性があります。
YouTubeの場合はYouTubeヘルプを活用する
YouTubeには利用者が問題を解決する方法を見つけられる、YouTubeヘルプがあります。
ここを確認すると様々なトラブルシューティングが見つけられます。動画の再生の際のトラブルについても記載されているので、自身で解決できないときには参考にするとよいでしょう。
またYouTubeヘルプには、コミュニティがあるので、そこで質問するとユーザーの中で詳しい人が返信してくれる可能性があります。
無料の一般ユーザーは、基本的にYouTubeアプリからフィードバックを送れるのみで、直接の問い合わせはできません。
そのためYouTubeで動画の視聴でトラブルが発生したときには、これらのヘルプやコミュニティを利用することをおすすめします。
スマホの故障の可能性があるので修理を依頼する
様々な方法で対策を行っても、動画が再生できないときにはスマホ本体が故障している可能性があります。
自身で解決できないときは修理店に相談してみることもおすすめです。
iPhoneの不具合はiCrackedへ
iCrackedでは、iPhoneの機能を熟知したエキスパートが高品質なパーツを使用して、対面で修理を行っています。
動画の再生時の不具合は、アプリの不具合であったり、通信状態が悪かったりと原因が分かりづらく、どこに相談するとよいのかわからない人も多いでしょう。
iCrackedなら「i Techサポートサービス」を利用して、モバイル端末の悩みやスマホのトラブルの相談ができます。
1回3,000円でスマホに関する相談ができるので、動画が再生できないトラブルのときにおすすめです。
また相談時に故障が見つかった場合にも、修理を専門としているのでその場で修理が依頼できます。
自身でスマホのトラブルが解決できないときには、iCrackedに相談してみるとよいでしょう。
スマホで快適に動画を楽しもう

このように動画が再生されないトラブルには様々な原因と対処法が存在します。
スマホ内の動画なのか、YouTubeなどのインターネット動画なのかによっても対処法が変わるので、該当する対処法を試してみてください。
ここで紹介した対処法は自分でも簡単に試せる解決方法です。考えられるすべての対処法を試した上で、それでも直らない場合は、修理店への相談や修理依頼することをおすすめします。
公開日時 : 2020年07月09日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。
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