• 格安SIM
  • 更新日:2020年10月14日

LINEモバイルの5G対応開始はいつ?対応エリアや対応機種は? 

LINEモバイルの5G対応開始はいつ?対応エリアや対応機種は? 

※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

※LINEモバイルは2021年3月31日(水)に新規申し込みを終了します。

乗り換えを検討している方は、新料金プラン「LINEMO」のメリット・デメリットを解説した記事をご覧ください。

ドコモやau、ソフトバンクといった携帯キャリアでは、順次5Gへの対応が始まっています。

5Gはこれまでの4Gに代わる新しい通信サービスで、今まで数分かかっていたダウンロードが数秒で終わるとなどの超高速通信が可能になることが特徴です。

しかし5Gが日本国内で提供開始されたのは最近の話で、まだまだ格安SIMサービスなどでは普及していません。

そこで、格安SIMサービスの1つであるLINEモバイルを例に、5Gの対応状況や今後の予想、料金プランなどを解説します。

LINEモバイル5G対応時期はいつ?対応エリアや対応端末は?

まずは日本国内での5Gの対応状況や、LINEモバイルでの対応予定を見ていきましょう。サービスが始まったばかりであるため、国内でも5Gへの対応はまだ限定的です。

現在5G対応している通信業者は、下記となります。

現在5Gに対応しているのは大手キャリアのみ

5Gに対応しているのは携帯キャリア4社のうち、楽天モバイルを除く3社のみです。

どのキャリアでも、5Gの提供エリアはまだ限られています。ドコモはドコモショップや競技場、スタジアムなどを中心に一部のスポットで提供しているのが特徴です。

auも、北海道、埼玉、東京、千葉のうち、ごくわずかなエリアが対象とされています。

ソフトバンクも、例えば東京の豊洲駅付近など、ごく一部のエリアに限られているため、誰もが5Gを体験できる環境はまだ整っていません。

5Gに対応する端末も、各キャリアが用意した数種類の中から選ぶかたちです。ドコモは6種類、auは7種類、ソフトバンクは4種類と、選択肢はあまり多くありません。

今後はエリアが広がるとともに、対応端末も徐々に増えるでしょう。

LINEモバイルが5G対応になる時期予想

LINEモバイルはソフトバンクの新ブランド「LINEMO」のサービス開始に伴い、新規受付が終了します。LINEMOの提供開始時期は2021年3月です。

LINEMOは5G対応の料金プランを提供するため、同時期に5G通信のサービスも開始します。

なお、LINEモバイルを現在利用している方は、契約しているプランをそのまま継続して利用することが可能です。ただし、LINEモバイルの料金プランで5Gが使えるようになるかは現時点では未定となっています。

楽天モバイルの5G導入は9月予定

ドコモ、au、ソフトバンクに引き続き、キャリアとして新規参入した楽天モバイルでも5G導入が進められています。

当初は2020年7月からサービス開始の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり、サービス開始に向けた作業が滞っているとのことです。サービス開始は、2020年9月頃に延期とされました。

5G対応のスマホや、具体的な5Gのサービス内容も未発表で、今後の情報が待たれます。

ただ、楽天モバイルは新規参入した事情もあり、ほかのキャリアから顧客を集めたいという狙いがあるため、ほかのキャリアよりもお得な料金で使える可能性が高いでしょう。

現に4Gのサービスでも、楽天モバイルでは1年間プラン料金が無料になるという、インパクトのあるキャンペーンを行っています。5Gのキャンペーンを確認してから、乗り換えを検討するのもおすすめです。

各キャリアの5Gプランの料金比較表

続いて各キャリアの5G料金プランを解説します。

キャリア プラン名 月額料金 割引適用後の最安月額料金 備考
ドコモ 5Gギガホプレミア 7,315円(税込) 4,928円(税込) 100GBまで料金内
ドコモ 5Gギガライト 3,465円(税込)~ 2,178円(税込)~ 1~7GBまで従量課金制
au 使い放題MAX 5G 7,238円(税込) 4,928円(税込) データ使い放題
au ピタットプラン 5G 3,465円(税込)~ 2,178円(税込)~ 1~7GBまで従量課金制
ソフトバンク メリハリ無制限 7,238円(税込) 4,928円(税込) 50GBまで料金内
ソフトバンク ミニフィットプラン+ 3,278円(税込)~ 2,178円(税込)~ 1~3GBまで従量課金制

このように、各社使い放題中心のプランと、従量課金制のプランを用意しています。

ただし、大容量の高速通信が可能な点が魅力の5Gに対し、従量課金制のプランは最大でも5~7GBとかなり控えめな容量です。

5Gの高速通信を体感するには使い放題のプランのほうがおすすめです。

ドコモなら最安2,178円(税込)から利用可能

ドコモでは月額料金内で100GBまで利用可能な「5Gギガホプレミア」プランと、1~7GBまで、使用したデータ量に応じて料金を課金する「5Gギガライト」プランを提供しています。

支払いをdカードにしたり、家族でドコモに加入したりするなどで割引が適用されます。すべて適用されると、1GBの制限があるとはいえ、5Gを月額わずか2,178円(税込)から使える計算です。

また5Gギガホに申し込むと「データ量無制限キャンペーン」が適用されます。4G通信にも適用され、料金内で一切データ量の制限なく使えることから、4G目当てで契約する人も多いプランです。

auならデータ使い放題プランが4,928円(税込)から

auもデータ使い放題のプラン「使い放題MAX 5G」と、従量課金制の「ピタットプラン5G」を用意しています。

割引率が高く「家族割プラス(4人以上)」「auスマートバリュー」など多数の割引をすべて適用させると、データ使い放題プランであっても4,928円(税込)から使えることが魅力です。

また6,028円(税込)から使える「使い放題MAX 5G Netflixパック」や、7,678円(税込)からの「データMAX 5G ALL STARパック」もあります。

それぞれ、「Netflix」「Apple Music」「YouTube Premium」「TELASA」のうち対象のサービスがセットで使えるお得なプランです。

ソフトバンクの無制限プランも月額4,928円(税込)から

ソフトバンクではギガ数を気にしなくてよい「メリハリ無制限」と、3GBまで使用したデータ量に応じて課金する「ミニフィットプラン+」の2つを提供しています。

「メリハリ無制限」はテザリングやデータシェアでも合計30GBまで利用できるので、外出先でPCを使用したり友達と共有するといった使い方も可能です。

また「メリハリ無制限」は、「新みんな家族割」や「おうち割 光セット」などの割引プランを適用できるので、月額料金が最大4,928円(税込)まで削減できます。

「ミニフィットプラン+」の方は「おうち割 光セット」しか適用できないものの、月額料金が最大2,178円(税込)までとなっています。

とはいえ、2GB以上使用すると割引後でも月額4,378円(税込)と差がなくなってしまうため、「メリハリ無制限」にした方がストレスは少ないでしょう。

現状のLINEモバイルのサービスについて

次に、キャリアではなく格安SIMサービスである、LINEモバイルについて紹介します。LINEモバイルは5Gにこそ対応していませんが、安定した回線で人気のサービスです。

料金プランが変わったこともあり、5Gが使えるキャリアに乗り換えるべきか、そのまま使い続けるか悩んでいる人もいるでしょう。現状としては次の通りです。

LINEモバイルの料金プラン

出典:LINEモバイル

※LINEモバイルは2021年3月31日(水)に新規申し込みを終了しました。

乗り換えを検討している方は、新料金プラン「LINEMO」のメリット・デメリットを解説した記事をご覧ください。

LINEモバイルは、2020年2月19日から新料金プランでの申し込みが可能になりました。

旧料金プランでは、LINEの通信料が無料になるプラン、LINEに加えFacebook、TwitterとInstagramの分も無料になるプラン、さらにLINE MUSICも無料になるプランという、3種類が用意されていました。

新プランでは、これらの特徴をすべてオプション扱いにし、月額料金+オプションという形で選ぶようになっているのがポイントです。旧料金プランに比べて、よりわかりやすく、選びやすくなったといえるでしょう。

新しい料金プランは次の通りです。

プラン/容量 2GB 5GB 10GB 30GB
データSIM 660円(税込) 1,078円(税込) 1,870円(税込) 2,970円(税込)
データSIM(SNSデータフリー) 1,386円(税込) 2,178円(税込) 3,278円(税込)
データSIM(SNS音楽データフリー) 1,606円(税込) 2,398円(税込) 3,498円(税込)
音声通話SIM 1,210円(税込) 1,628円(税込) 2,420円(税込) 3,520円(税込)
音声通話SIM(SNSデータフリー) 1,936円(税込) 2,728円(税込) 3,828円(税込)
音声通話SIM(SNS音楽データフリー) 2,156円(税込) 2,948円(税込) 4,048円(税込)

旧プランそのままと新プランへの乗り換えどちらがいい?

新プランが発表されたため、希望者については新プランに乗り換えられます。しかし新プランとはいえ、必ずしもお得になるわけではありません。

例えばInstagramの場合、新プランでは「SNSデータフリー」ではなく、最上位のオプションである「SNS音楽データフリー」が対象サービスです。

基本月額料金も増えてしまうため、トータルで見ると旧プランの「コミュニケーションフリー」のままの方が安くなる場合があります。

新プランではデータ容量も一新されたため、一目で比べにくくなっていますが、新プランと旧プランで共通の3GBで比べた場合、旧プランの方がお得です。

自身の使っている通信量の割合をみて、どちらのプランのほうが節約できるかを比較してみるとよいでしょう。

LINEモバイルのお申込みはこちら

LINEモバイルの通信速度

格安SIMであることから、通信速度が気になる人も多いはずです。LINEモバイルはほかの格安SIMサービスと比べても、通信速度は安定しているといわれているため安心して使えます。

ドコモ回線、ソフトバンク回線、au回線と、トリプルキャリアに対応しているため、自分の好みに合わせて選びましょう。

特にこだわりがないのなら、ソフトバンク回線がおすすめです。LINEモバイルはソフトバンクの子会社が運営しているため、信頼感と安定性は抜群といってよいでしょう。

LINEモバイルが「LINEMO」に統合予定

LINEMOは、5G対応の料金プランです。LINEモバイルでの5Gサービス開始時期は未定ですが、LINEMOは料金プランの開始と同時期の2021年3月より5G通信のサービスがスタートします。

LINEモバイルのお申込みはこちら

5Gへの乗り換えのタイミングは

5Gへ乗り換えを検討しているのであれば、今はまだ慌てて乗り換える時期ではありません。5Gを利用するためには端末が5Gに対応している必要があります。

5G対応の端末はまだまだ数が少なく値段も高額です。時間が経って5Gが普及すれば、端末の数も豊富になり、安価な端末も増えてくると考えられます。

また5Gの対応エリア自体が、今はまだ少ないという欠点もあります。5Gを目当てに乗り換えても、結局ほとんど4Gの通信になる可能性が高いでしょう。

5Gに対応しているのは一部のエリアの中でもキャリアショップや、スポーツ試合などを行うドーム、競技場などの特定スポットが中心です。

市街地や駅などにも徐々に広がっていますが、普段の生活圏で意識せず5Gを楽しめるようになるのは、もう少し先です。

乗り換えについては、格安SIMにも広がり、LINEモバイルが5Gに対応してからでも遅くありません。

LINEモバイルの5G対応はまだ先

LINEモバイル含む格安SIMサービスについては提供の目処が立っていませんが、2023年には対応エリアが広がり、格安SIMサービスでも5Gが使えると考えられています。

大手キャリアでもまだ限られたエリアでしか5Gの恩恵を受けることができないため、今すぐ5Gが使えるキャリアに乗り換える必要はありません。

どうしても5Gにしたいという場合は、対応エリアが全国的に拡大した頃を見計らって、乗り換えを検討しはじめるのがおすすめです。

いずれLINEモバイルでも5Gに対応していくことが予測されていますので、じっくり待ってみるのもおすすめです。

LINEモバイルのお申込みはこちら

菅野 辰則 ― ライター
菅野 辰則 ― ライター

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。

関連キーワード