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Smart Keyboardを使えばiPadでの入力簡単|料金・スペック・口コミまとめ


移動中の隙間時間や休憩時間にiPadを使って、さっと仕事を済ませたり、ブログの更新をしたりしている人は多いのではないでしょうか。
iPad単体だと、画面に表示されるキーボードを使ってタッチしながらの入力になるため、どうしても時間がかかり入力ミスも起こります。
Smart Keyboardを使えば、iPadでの入力が格段に速く正確になります。フルサイズのキーボードなのでそれほど違和感なく入力ができますし、ノートパソコンに比べて軽くコンパクトなので持ち運びに便利です。
また、使用していないときには折りたたんでカバーとしても使えます。
ここでは、iPadやiPad Air専用のSmart Keyboardについて解説しています。iPad Proに最適なSmart Keyboard Folio やMagic Keyboardもあわせて解説しているので参考にしてください。
目次
Smart Keyboardの特徴

Smart Keyboardは、iPadに装着して使える簡易Keyboardです。キーボードとして使用することもできますし、映画や動画を視聴するときにスタンドとしても使えます。
取り付け方法はマグネットで簡単に取り付けられ、Smart Connectorで接続するので、わずらわしいペアリングや充電の必要はありません。
薄く軽いのでどこでも持ち運びができて、膝の上でのタイピングも可能です。また、Smart Keyboard Folioなら、全面背面をカバーするのでデバイスを守ることにも役立ちます。
なお、2020年4月には、iPad Proに対応した最新のモデル「Magic Keyboard」が発売されました。対応モデルは以下のようになります。
Smart Keyboard | Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard | |
---|---|---|---|
対応モデル | iPad Air(第3世代) iPad(第7世代) 10.5インチiPad Pro |
12.9インチ iPad Pro(第3・第4世代) 11インチ iPad Pro(第1・第2世代) |
12.9インチ iPad Pro(第3・第4世代) 11インチ iPad Pro(第1・第2世代) |
快適に入力作業ができるので、仕事でiPadやiPad Air、iPad Proを使う人、文字の入力を多く行う人にSmart Keyboardはおすすめです。
Smart Keyboardを使用するメリット
文字の入力が早く正確にできるだけでなく、ほかにもメリットがたくさんあります。ここでは、Smart Keyboardを使うメリットを見てみましょう。
軽くて持ち運びが便利
Smart Keyboardの最大の利点は、パソコンに比べて持ち運びやすく、どこでもパソコンのように作業ができることです。
ノートパソコンだと、小さいサイズのものでも軽く1kgを超えてしまいます。15インチ以上の大きなサイズになると2kgを超えて、持ち運びづらくなります。
それに比べると、Smart Keyboardは、キーボード自体は約240gなのでiPadと一緒にもっても1kg弱になります。
厚みも2cm以下と薄く、軽いので鞄に入れての持ち運びに便利です。
キーボードの着脱が簡単
Smart KeyboardをiPadに装着するときには、マグネットを使って装着します。
単に、磁石でくっつけるだけなので、一瞬で誰でも簡単に装着できます。そして、装着するとすぐに接続されてキーボードとして入力が可能です。
着脱が簡単なのでキーボードが必要ないときには、取り外して単体でiPadが使用できます。キーボードはファブリック素材でできていて、ノートパソコンなどのキーとは少し触り心地が異なります。
また、キーの部分とキーボード本体が一体化しているので、隙間からゴミや水が浸入することがありません。水やほこりに強い構造となっています。
場所を選ばずキーボード作業ができる
Smart Keyboardは、入力しやすいように、iPadのスタンドとしての機能もあります。膝の上にキーボードを乗せてiPadを立てて入力できるので、公園のベンチなどで入力もできます。
また、フルサイズのキーボードですが幅も25cm程度とコンパクトにできているので、カフェのテーブルの上や新幹線のテーブルの上でも入力作業ができてとても便利です。
充電の心配がない
タブレットで使用するキーボードというと、ペアリングが必要であったり、充電が必要であったりするイメージはありませんか。
Smart Keyboardは、ペアリングの必要はありませんし、充電の必要もありません。Smart KeyboardとiPadをSmart Connectorで直接接続して、キーボードはiPad本体から充電できます。
そのため、キーボードの充電の心配をする必要はありません。
iPadの保護ができる
Smart Keyboardは、キーボードとしての機能だけでなく、使用していないときには、iPadを守る役割もしています。
Smart Keyboardを使っていないときには、折りたたむとiPadの前面を保護できます。うっかり落とす人は少ないと思いますが、外出先で使用することが多い人には安心です。
また、Smart Keyboard FolioやMagic Keyboardなら、さらにiPadの背面も保護できる構造になっているのでさらに安心です。
このようにSmart Keyboardは、入力機能、スタンド機能、カバーの機能を備えています。
ショートカットキーが便利で色々な使い方ができる
Smart Keyboardを使えば、ショートカットキーが使えるので入力のスピードが格段に速くなります。
Smart Keyboardで使える便利なショートカットには以下のものがあります。
- Command+Shift+H ホーム画面に戻る
- Command+Tab アプリの切り替え
- Command+C コピー
- Command+V ペースト
- Command+A 全選択
- Command+V 切り取り
- Command+Z 取り消し
このようにSmart Keyboardを使えば、パソコンと同じようにショートカットが使えるので、入力作業もスムーズに早く進められます。
Smart Keyboardを使用するデメリット
iPadで文字入力をしたい人にとっては便利なSmart Keyboardですが、メリットだけでなくデメリットもあります。ここではデメリットを知って購入を検討する際の参考にしてください。
値段がやや高め
Smart Keyboardは、Apple の純正のキーボードです。iPadとの相性がよく、操作性も高いのが特徴です。しかし、キーボードにしては価格が高めなのが欠点です。
タブレットやスマホに接続して使用できるキーボードは、安いものなら2,000円台から販売されています。
それに対してSmart Keyboardの価格は18,480円(税込)~と、他社から販売されているキーボードに比べると値段は高くなります。
PCより操作効率が落ちる
Smart Keyboardは、ノートパソコンよりも軽くコンパクトなので持ち運びに適しています。
しかし、ノートパソコンのようにマウスを使ったり、トラックパッドを使ったりできないのでどうしても指で画面をタップすることがあります。
Smart Keyboardはフルサイズのキーボードですが、10.5インチのiPadなどサイズの小さいものの場合、装着するSmart Keyboardのキーボードのサイズも小さくなり、ピッチが狭くなるので打ち間違いが生じやすくなります。
また、パソコンのキーボードと異なり、ESCキーがなかったりと普段使用しているキーがないものがあり、慣れるまでは不便に感じるかもしれません。
描画に不向き
Smart Keyboardでは、Apple Pencilで描くときに便利な緩やかな傾斜にスタンドをセットできました。
Smart Keyboard Folioに変わって、iPad Pro本体の背面の保護ができるようになりましたが、角度の調整はiPadを立てて入力するときに適した2段階の調整に変更されました。
Apple Pencilで絵や図を描く場合、この2段階でできる傾斜では作業が難しい角度になってしまいます。
そのため、文字の入力がメインの人であればSmart Keyboard Folioは適していますが、Apple Pencilでの作業が多い人には、作業がしづらいという欠点があります。
Smart KeyboardとMagic Keyboardを比較

ここではSmart KeyboardとMagic Keyboardの違いを比較しながら解説していきます。
Smart Keyboard | Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard | |
---|---|---|---|
価格 | 18,480円(税込) | 11インチ 21,780円(税込) 12.9インチ 25,080円(税込) |
11インチ 34,980円(税込) 12.9インチ 41,580円(税込) |
重さ | 約240g | 11インチ 約295g 12.9インチ 約408g |
11インチ 約597g 12.9インチ 約687g |
角度 | 緩やかな角度と急な角度の2段階 | タイピングに適した急な角度の2段階 | 最大130度まで自在に調整できる |
対応モデル | iPad Air(第3世代) iPad(第7世代) iPad Pro 10.5インチ |
iPad Pro11インチ(第1・第2世代) iPad Pro12.9インチ(第3・第4世代) |
iPad Pro11インチ(第1・第2世代) iPad Pro12.9インチ(第3・第4世代) |
トラックパッド | × | × | 〇 |
バックライト | × | × | 〇 |
充電 | 充電不要 Smart Connectorを使いiPadから充電 |
充電不要 Smart Connectorを使いiPadから充電 |
充電不要 パススルー充電ができるUSB-Cのポートあり |
互換性 | iPad Air(第3世代) iPad(第7世代) iPad Pro(10.5インチ) |
iPad Pro 11インチ(第1・第2世代)とiPad Pro 12.9インチ(第3・第4世代)それぞれのサイズごとに互換性あり |
iPad Pro 11インチ(第1・第2世代)とiPad Pro 12.9インチ(第3・第4世代)それぞれのさいずごとに互換性あり |
Magic KeyboardとこれまでのSmart Keyboard やSmart Keyboard Folioとの違いは、トラックパッドとバックライトが搭載されていることです。
このトラックパッドの搭載で、更に操作性が上がり入力しやすくなっています。
また、フローティングカンチレバーが採用されて、画面の角度が自在に調整できるようになり自分の見やすい角度に調節できるようになりました。
しかし、その分重量が上がり、重たくなっています。
1mmのシザー構造のキーでキーストロークもSmart Keyboard Folioよりも少し深めとなり、打撃感もよくなっています。
なお、Magic Keyboardは、2020年に発売されたiPad Pro第4世代と第2世代に合わせて発売されたものですが、2018年に発売された第1世代や第3世代のiPad Proともそれぞれのサイズごとに互換性があり、そのままMagic Keyboardが使用できます。
Magic Keyboardの評価についても確認してみて下さい。
Smart Keyboardの口コミを紹介
ここでは実際にSmart Keyboardを使っている人の口コミを紹介します。Smart Keyboardを使うとどんな良い点があるのか、また、不便な点があるかを確認しましょう。
すきま時間にサッと使えて便利
スマートキーボード付けてるiPadを食卓に置いといたらお茶煎れる隙間時間に仕事のメールをさくっと2〜3通返信できてめちゃ便利だな。
— けいさん (@KayInTheKitchen) April 26, 2020
Smart Keyboardなら場所も取らないので、食卓に置いて使いたいときにすぐに使えてとても便利だという口コミが見られます。お茶を入れる少しの間にもすぐに起動してメールのチェックが行えるようです。
パソコンだと食卓の上に置いたままにしていると邪魔になってしまいますが、Smart Keyboardなら薄くてコンパクトなので、使いやすい場所に置いていつでも使えますし、さっと閉じて片づけられるので便利です。
ショートカットメニューが便利
右クリするとメニュー出てくるね。
— moyashi (@hitoriblog) March 25, 2020
共有メニューも出てくるから昨日アップしたDeepL翻訳もマウスだけでできちゃうね。 pic.twitter.com/AqTSBvRTQL
iPad OS 13.4には、ハードウェアキーボードの修飾キーのカスタマイズが可能になっています。
この機能を使って、ESCキーを追加したり、コントロールキーを追加したりして自分の使いやすいキーボードにカスタマイズできます。
また、Smart Keyboardでは、ショートカットキーが使用できるため、カスタマイズした修飾キーとショートカットを使えば、さらに入力がしやすくなります。
比較的軽い
iPad、マジックキーボード超欲しいと思ってたけど、結局かなり重いようだからスマートキーボードでいっかなって感じだなあ……
— Massh. / 犬 (@dog_hamu) April 21, 2020
Magic Keyboardに興味を惹かれているようですが、重さが気になって買うのを躊躇する人がいるようです。
Smart Keyboardは、Folioの12.9インチのタイプでも408gです。しかし、これがMagic Keyboardになると700g近くになります。
そのため、本体と合わせると女性にとっては長く持ち運ぶには重く感じる人は少なくないでしょう。この人のように重さからMagic Keyboardの購入を見送り、Smart Keyboardを使い続ける人もいるようです。
高価である
テレワーク用でスマートキーボードとUSBハブを買いました。普通に高い… pic.twitter.com/RD7EvQmIOL
— 鹿男 (@yukiholove) April 25, 2020
Magic Keyboardは、キーボードにしては30,000円超えと高価です。Smart Keyboardも高価ですがMagic Keyboardほどではありません。
この価格を見ると機能がよくても、価格の高さから購入を見送る人は少なくないでしょう。
Apple Pencilとの相性が微妙
スマートキーボード使っていると重たくてApple pencilが使いにくい。
— 🙃circleback🤔 (@circleback) May 10, 2019
Apple pencil使っているとスマートキーボードでの入力は使いにくい。
今iPad Air使ってて思うこと。
Apple Pencilのユーザーからは、Smart Keyboardはあまりメリットはないようです。
Smart Keyboardは文字の入力には適していますが、Apple Pencilを使って絵を描くには適していないのでしょう。
この口コミから見てもわかるように、自身が本当にキーボードが必要かどうかを考えてから購入を検討したほうがよさそうです。
Smart Keyboardはこんな人におすすめ

Appleの純正キーボードは、価格や対応しているモデル、使用する目的に合っているかで選ぶとよいでしょう。ここでは、それぞれのモデルごとにおすすめの人を紹介します。
Smart Keyboardはこんな人におすすめ
Smart Keyboardは、iPadやiPad Airを使っている人で、お手頃価格でキーボードが欲しい人におすすめのモデルです。Smart Keyboard Folioに比べると、手に入れやすい価格で販売されています。
背面のみをカバーするシンプルな作りで、重さも軽いので常にiPadと一緒にキーボードを持ち運びたい人に適しているでしょう。
また、緩やかな傾斜にもiPadをセットできるので、iPadで絵を描く人にもおすすめです。
Smart Keyboard Folioはこんな人におすすめ
Smart Keyboard Folioは、Magic Keyboardよりも軽く、安いのが特徴です。iPad Proを使っていて、手頃な価格のキーボードを探している人におすすめです。
そして、カバーを外さなくても、360度ペタッと平らにiPadを置けるので、iPadを平らにおいてApple Pencilを使って絵を描いたり、メモをとったりする人に最適です。
できるだけ軽い方がよいという人や、Magic Keyboardの価格を高すぎると感じる人、水や汚れに強いキーボードを探している人に合ったキーボードでしょう。
Magic Keyboardはこんな人におすすめ
Magic Keyboardは、トラックパッドが搭載されて重さが重くなりますが、操作性はそれまでのSmart KeyboardやSmart Keyboard Folioに比べると格段に上がります。
角度の調整の幅も広く、キーのタッチもよくなっています。入力がしやすいので、外出先での文字の入力が多い人におすすめです。
このように、Magic Keyboardは、操作性もよく、使い心地もよいため、パソコンの代わりにiPad Proを使用したい人には最適なキーボードです。
Smart KeyboardでiPadをより便利なデバイスに
iPadはパソコンなどに比べて、コンパクトで薄型なためどこにでも持ち運べて、好きな場所で動画を見たり、調べものをしたりできます。
この便利さから仕事にiPadを利用する人は多いでしょう。そして、Smart Keyboardを使えば、iPadの入力は早く正確にできるようになります。
Smart Keyboardを利用して、日常生活や仕事でiPadを有効活用しましょう。
公開日時 : 2020年07月01日

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