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HomePodの魅力とは?設定方法と使い方,解説

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各社からホームスピーカーが出ていますが、Appleから発売されたHomePodは、とくにiPhoneやiPadの端末を使用している人にメリットが多くあります。
この記事では、HomePodの設定と使用方法を解説していきます。
目次
HomePodの基本情報

HomePodは、日本では2019年7月に発売されました。iPhoneやiPadのようにSiriを使って操作ができます。まずは、HomePodの特徴をみていきましょう。
音質
HomePodで注目すべきポイントは音質です。スマートスピーカー業界では最高レベルの音質とも言われており、その特殊な構造から360度どの方向にも音が届くようになっています。
また、部屋のどこに置いても変わらない音質を保つことができます。
大型のウーファーが1つ、ツイーターが7つ備わっており、その音質は他のスマートスピーカーとは一線を画しています。音楽はもちろん、映画や動画の音声もよりダイナミックに聞こえるでしょう。
HomePodは低音が綺麗に聞こえるので、スピーカーで重低音を楽しみたい人に重宝されるホームスピーカーです。
空間認識機能
HomePodは6つのマイクが360度に渡って付けられています。マイクの機能は「Hey Siri」の合図を確実に拾うためだけではありません。
HomePod自体から発せられた音をマイクで拾い、部屋の広さや部屋のどこに端末が位置しているかを認識し、音を自動調整するのです。
またHomePodは3m以上離れた位置からでも音声を拾うことができるので、部屋のどこにいてもSiriを呼び出せます。声の聞き分けはできませんが、周りがある程度うるさい中でも「Hey Siri」の呼びかけに応答します。
ステレオ機能
HomePodは2台揃えることで、より優れたオーディオ機能を楽しめます。
ステレオは通常、ある1点から聞くことで最大限に音のよさを感じられるのですが、HomePodは360度のスピーカーのおかげでその範囲が大きく広がり、どこにいても良質な音を楽しめるのです。
HomePodの機能一覧

Apple独自構造のおかげで、HomePodはオーディオとしても機能が高いことがわかりました。次は、このスマートスピーカーでできる機能を紹介します。
天気などの調べもの
基本的な部分になりますが、HomePodは、計算をしたり人物について調べられたり、またその日のニュースを読み上げてくれます。今までアプリを開いて確認していた天気も、Siriに呼びかけることでその場で確認できます。
この機能を使用する前に、端末の位置情報サービスをオンにしておきましょう。
メモやリマインドの読み上げも可能です。
メールや電話の送受信
洗い物中の電話の着信や、待ち合わせに少し遅れそうなときの連絡も、ハンズフリーで行えます。手を離せないときに、とても助かる機能です。
音楽を流す
音楽を流すのは、スマートスピーカーならではの機能です。iTunesやApple Musicを利用して、iOSデバイスに入っている楽曲をHomePodに転送できます。
HomePodは音質重視のスマートスピーカーとも言われており、大型のウーファーや7つのツイーターで音楽をより楽しむことができます。
他のスマートスピーカーに劣らないHomePod最大の特長といってもよいでしょう。
音楽を聴くなら、定額制の音楽ストリーミングサービスを活用しましょう。こちらの記事では、無料・有料別のおすすめ音楽アプリを解説しています。
スマート家電の操作
HomePodと連動できるスマート家電は、Apple HomeKitやAirPlayのマークが目印です。家電の買い替えもしくは、スマートリモコンとSiriのショートカットとの組み合わせでも家電をコントロールできます。
ただしHomePodは声の識別をしないので、声が異なる家族それぞれのパーソナルリクエストに答えることができません。ただし、ホームアプリの設定で家族のメンバーもスマート家電の操作が可能となります。
HomePod使用時の注意点

Appleから初めて発売されたスマートスピーカーのHomePodですが、いくつか使用する上で注意点があります。
購入後に後悔しないためにも、事前に注意点をおさえておきましょう。
AndroidでのBluetooth接続ができない
HomePodではBluetooth経由による音楽再生ができません。Androidの端末を使って音楽などを再生することが不可能なため、iPhoneなどの対応デバイスを持っていないと、HomePodを十分に楽しむことは難しいでしょう。
ご自身の持っているデバイスが対応デバイスなのかどうかを確認してからHomePodを購入するようにしましょう。
Apple以外のサービスをあまり利用できない
Bluetooth対応でないため、SpotifyやGoogle Play ミュージックなどの他社音楽配信サービスから直接再生することができない仕様になっています。
AirPlayを使えば再生できますが、声を使って指示を出す場合はApple Musicか購入した曲のどちらかしか再生できないため注意が必要です。
なお、AirPlayは対応デバイスから手動で行います。少し手間がかかりますが、再生が絶対無理というわけではありません。
ハンズフリー通話がスムーズにできない
スマートスピーカーといえばハンズフリー、音声だけで操作できるのが特徴ですが、HomePodで電話に出る際には少し手間が必要です。
電話がかかってきた際には、iPhoneの電話アプリから音声の出力先をHomePodに手動で変更しなければなりません。
すぐに電話を取ってHomePod経由で通話をしたい場合に困ることがあるかもしれません。
ホームスピーカーの【価格・スペック】比較

HomePodは、他のホームスピーカーとどのように違うのでしょうか。ここで、HomePodとその他のスマートスピーカーを価格とスペック別に比較してみます。
スピーカー名 | 価格 | 家電コントロール | ディスプレイ | 個別音声認識 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
HomePod | 36,080円(税込) | ○ | × | × | 空間認識能力に優れている |
Echo Show 5 | 9,980円(税込) | ○ | ○ | ○ | 音声ショッピング対応 動画視聴に対応 |
Echo | 10,782円(税込) | ○ | × | ○ | 音声ショッピングに対応 360度のスピーカー |
Google Home | 10,395円(税込) | ○ | × | ○ | パーツの着せ替え可能 テレビとリンクさせることで動画コンテンツのストリーミングが可能 |
Google Nest Hub | 9,900円(税込) | ○ | ○ | ○ | 動画視聴に対応 フォトフレームとしても使用可能 |
HomePod
HomePodは現在1種類のみで、価格も他に比べると高い設定です。
ホームスピーカーの基本的な機能は搭載しており、また音質は他にはない重低音のクオリティの高さが期待できます。iOSデバイスの利用者向けのスマートスピーカーともいえるでしょう。
2020年秋にHomePod miniが発売予定となっています。HomePodとHomePod miniの性能や価格を比較した記事がありますので、ぜひあわせてお読みくださいね。
Echo Show 5
EchoはAmazonから発売されているスマートスピーカーです。
ディスプレイ搭載が最大の魅力であるEcho Show 5は、家電コントロールやオーディオを楽しむだけでなく、ビデオ通話や映画を楽しめます。価格もお手頃で機能が充実しているスピーカーです。
Echo 第3世代
こちらのEchoは、改良を重ね現在3世代目となりました。スタイリッシュなデザインは4種類展開されており、また現在Amazonでは第3世代のみが販売されています。
Echoのよいところは、スキルを追加できるところです。2,500種類以上あるスキルの中から自分好みにカスタマイズができます。
Google Home

Google Homeは名前の通りGoogleが発売していて、OK Googleと呼びかけることで指示を出すことができます。Voice Match機能が搭載されているので、それぞれの声を聞き分けることが可能です。
Google Nest Hub

Google Nest Hubは、Google Homeの機能にディスプレイを足したようなスピーカーです。ディスプレイは待機中に時間を表示させたり、デジタルフォトフレームとしても使用できます。
ディスプレイが付いているので、料理レシピを見ながら音楽を聴いたりタイマーを設定したりと同時進行も可能です。
HomePodの設定方法
これからは、実際にHomePodの使用方法を解説していきます。なお、初期設定はiPhone、iPad、iPod Touchのいずれかで行う必要があります。
あらゆるスマートスピーカーの中でも設定方法が簡単だと言われているので、ぜひ記事を読みながらやってみてくださいね。
ペアリング
ペアリングの方法は以下の通りです。
- HomePodの電源を入れる
- iOSデバイスのロックを解除しHomePodに近づける
- ホーム画面に表示された設定をタップ
- 使用する部屋を選択
- パーソナルリクエストをオンにする
パーソナルリクエスト
パーソナルリクエストは、初期設定したiOSデバイスでのみ使用できます。パーソナルリクエスト の設定方法は以下のとおりです。
- 位置情報共有をオン
- ホーム画面から設定→Siriと検索の順でタップ
- “Hey Siri”を聞き取る、またはホームボタンを押してSiriの使用をオンにする
- ホームアプリを起動
- HomePodを長押し→設定の順タップ
- “Hey Siri”を聞き取るとタッチして押さえて起動がオンにする
- 同じホームアプリの設定からパーソナルリクエストをオンにする
Hey Siriの呼びかけ操作
HomePodに何かを頼みたいときは、Hey Siriと呼びかけてから指示を出してください。ここからはいくつか基本的な動作の操作方法やSiriの声のかけ方を紹介していきます。
【天気の確認】
天気の確認をするには、まず位置情報サービスをオンにする必要があります。手順は以下の通りです。
- ホーム画面から設定→
- プライバシー→
- 位置情報サービスの順でタップ
Siriへの呼びかけは「Hey Siri今日の天気は?」「Hey Siri 明日午後3時の天気を教えて」です。
【メールの送受信】
- メールを送信したい場合は「Hey Siri、〇〇さんにメッセージを送って」と呼びかけ、「〇〇さんにあと5分で到着しますと送って」
- 受信したメッセージを読み上げたい場合「Hey Siri新着メッセージはある?」と呼びかけ、「〇〇さんから届いたメッセージを読んで」
【電話の送受信】
- 電話をかけたい場合「Hey Siri、〇〇さんに電話して」
- 電話に出る場合「Hey Siri、電話に出て」
- 電話を切る場合「Hey Siri、電話を切って」
【簡単な調べもの】
簡単な調べものをする場合の声かけは以下の通りです。
- 最新のニュース場合、「Hey Siri、今日のニュースは?」
- 場所を調べる場合「Hey Siri、一番近いコンビニは?」
- 交通情報を調べる場合「Hey Siri、自宅までの道は混んでる?」
【メモやリマインド】
- メモに追加する場合「Hey Siri、新しいメモを作成して」と話しかけ→「きゅうりとトマトをメモに追加」
- リマインダーの場合※1「Hey Siri明日午後3時に〇〇にメールすることをリマインドして」「Hey Siri、自宅についたら〇〇に電話をかけるようにリマインドして」
※1あらかじめ連絡先に自宅や職場の住所を登録しておけば、場所を指定してリマインドを追加できます。
【音楽を流す】
- Apple Musicの場合「Hey Siri、〇〇のアルバムを流して」「Hey Siri、リラックスできる曲を流して」
- iTunes、Spotify、Amazon Musicの場合、残念ながらAmazon Music以外の音楽アプリの場合はSiriで指示を出すことはできません。
AirPlayを利用してストリーミングします。設定方法は以下の通りです。
- 画面の上もしくは下からスワイプしてコントロールセンターを開く
- 右上のオーディオの部分でAirPlayのマークをタップ
- HomePodをタップ
家族でシェア
Siriスマート家電のコントロールはホームアプリのダウンロードが必要です。
【ホームアプリへの参加依頼を送る場合】
- ホーム画面から設定→ユーザー名→iCloud→ホームアプリの順でタップ
- HomePodとペアリングしているデバイスでホームアプリ起動→家のマーク→ホーム設定の順でタップ
- メンバーを選択→参加を依頼をタップ
- 誘う相手のApple IDを入力→参加依頼を送信をタップ
【依頼を承認する場合】
- ホームアプリ起動
- 左上の家のマーク
- オーム設定
- 承認
- 完了の順でタップ
ホームアプリを使って
【Siriを使ってスマート家電を操作する場合】
以下のように話しかけると、スマート家電を操作することができます。
- 「Hey Siri、照明をつけて」
- 「Hey Siri、温度を〇〇度に設定して」
- 「Hey Siri、上の階の照明を消して」
ステレオペア
ステレオペアはHomePod2台を使用して設定します。設定方法は以下の通りです。
- ホームアプリ起動
- HomePodを長押し→設定→部屋の順でタップ
- 部屋を選択(2台とも同じ部屋に設定)→完了をタップ
- 同じホームアプリから設定→ステレオペアを作成の順でタップ
- 2台目のHomePodをステレオペアとして選択
- 1台目と2台目の左右の位置を選択→戻る→完了の順でタップ
【解除する場合】
- ホームアプリ起動
- グループになっているHomePodを長押し
- 設定→アクセサリのグループを解除の順でタップ
タッチコントロール
HomePodは上部にタッチパネルがついており、簡単な操作が可能です。Siriを呼び出すよりもタップする方が早い場合は活用できます。
【Siri起動】
Hey Siriの呼びかけは不要です。
- HomePodの上部長押し
- マルチカラーのランプがついてから質問や指示を出す
【音量調整】
通話中、楽曲再生中に+または-をタップ
【一時停止/再生】
中心部を一度タップ
【スキップ】
- 次のトラックにスキップの場合…ダブルタップ
- 前のトラックに戻る場合…トリプルタップ
【アラーム解除】
HomePodの上部をタップ
ステータスランプ
HomePodの上部は光るようになっており、光り方によってHomePodの状態がわかります。
- 白ランプの回転:起動中もしくはソフトウェアのアップデート中
- 白ランプの点滅:ペアリングなど設定ができる状態、もしくはアラームやタイマーが鳴っている
- マルチカラー:Siriが音声を認識中
- 緑ランプ:通話がHomePodに転送された状態。ハンズフリーでの通話が可能
- 赤ランプ:HomePodのリセット中
HomePodはどこで購入するのが安い?
スマートスピーカーの中でも高価格なHomePodですが、実は現在家電量販店にてセールが開催されています。ここでは、家電量販店をいくつかピックアップし価格を比較していきます。
Apple | ビックカメラ | ヨドバシカメラ | ケーズデンキ | ノジマ | |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 36,080円(税込) | 36,070円(税込) | 36,070円(税込) | – | 34,266円(税込) |
送料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Apple公式サイトで購入するより、家電量販店のオンラインショップの方が安い値段で購入できます。
サイトによってはポイント還元サービスがあるため、さらにお得になる場合があります。
なお価格は変動することがあるので、購入の際は各オンラインショップを確認しましょう。
HomePodはApple利用者でこそ使いこなせる

たくさんあるスマートスピーカーの中、この記事ではHomePodに焦点を当てて魅力や設定方法を紹介しました。
洗練されたデザインは、どのような部屋のテイストにもマッチするようになっています。
HomePodの最大の魅力は、自動で端末の位置と部屋の大きさを把握するところにあり、スピーカーとマイクの独自構造のおかげで、家のどこにいてもベストパフォーマンスが期待できるのです。
ただし、他のスマートスピーカーよりも価格がだいぶ高く設定されていること、ペアリングはiOSデバイスでないとできないことなど制限もあります。
こういった面でも、HomePodはAppleファン向けのスピーカーといえるでしょう。
iOSデバイスとAmazon Music利用者は、ほとんどの動作をハンズフリーで行えるので、HomePodのよさを最大限に活かせます。HomePodを使いこなし、スマートな生活を手にいれてみませんか。
公開日時 : 2020年10月13日

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