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iPhoneのイコライザ機能とは?ジャンル別のおすすめ設定

今やiPhoneは、手放すことのできない「音楽プレイヤー」でもあります。しかし、音楽を楽しむ環境はそれぞれ違うため、適した音質をうまく設定する活用する必要があります。ここでは、音楽をより楽しめるiPhoneのイコライザについて解説します。
新型ihone12噂 iPhoneのイコライザ機能とは?ジャンル別のおすすめ設定

音楽を聴いていて、周囲の騒音が邪魔してよく聞こえない、じっくり楽しみたい楽器がぼんやりしてしまう、といった不満を感じたことはありませんか。

そのような時に役立つのがイコライザ機能です。イコライザは、音響機器やオーディオ機器の持つ音声信号の特定の周波数帯域を変更する機能で、実はiPhoneのミュージックアプリにも備わっています。

ここではiPhoneでイコライザ機能を使いこなし、今までよりさらに満足できる音楽体験を得るための方法を解説します。

iPhoneのイコライザとは

イコライザとは、低音・中音・高音のバランスを調整することで音の印象、つまり音質を変える機能をいいます。ここではiPhoneのミュージックアプリが持つイコライザ機能の概要を紹介します。

イコライザは本来の音とイコールにする機能

もともとイコライザとは「録音された音に戻す=イコールにする(Equalize)」という意味で、録音・再生によるライブ感・本来の音を再現するためのものでしたが、一般的には「調整するもの」という意味で使われています。

iPhoneにプリインストールされているミュージックアプリには、イコライザ機能が標準で装備されていますが、使いこなしているユーザーはあまり多くなく、不満を抱えたままでいることが多いようです。

使いやすいプリセット機能

音響機器のイコライザというと、どこか専門的な難しい細かな調整が必要のように感じるかもしれません。しかし、iPhoneでは「プリセット設定」を使うことで、かなりわかりやすく簡単に設定できるようになっています。

本来は音楽ごとに使われている楽器や音のレベル、音質などに細かく調整するものですが、プリセット設定では音楽をジャンルや聴いている周囲の状況、その他の特徴によってあらかじめバランスが調整されています。

現在、iPhoneのプリセット設定は、次の23種類があります。

Acoustic 低音や高音が強調される ギターなどアコースティック楽器に向いている
Bass Booster 低音を強調し重低音が小さなイヤホンでもかなり響きやすい 
Bass Reducer 低音を抑え中音・高音が強調される
Classical 低音を上げて音の重厚感を増し高音を上げすっきりとした音質に調整する
Dance ダンスミュージックやメタルで低音・中音を強調する
Deep 重低音の多いディープミュージックに適している
Electronic 高音(電子音)が強調される
Flat 原音を忠実に再現する
Hip-Hop 低音・中音・高音それぞれの厚みを増す
Jazz ジャズやクラシックのバックグラウンドで流れる楽器の音が強調される
Late Night メリハリを抑えられて音がやさしくなる 深夜の視聴に合った設定
Latin 低音と高音が強調される
Loudness 楽器の迫力が増す 低音・高音共に強調される
Lounge ボーカルが前面に押し出されるよう調整される
Piano ピアノ音域を中心に音色の響きがクリアになる
Pop ボーカルが強調され元気系の音質に調整される
R&B 低音域が強調されキレのある音質に変わる
Rock 楽器の低音と高音が強調されキレが増す
Small Speakers 小さなスピーカーに特化した設定
Spoken Word 人間の声が中心のコンテンツ向けの設定
Treble Booster 高音を強調しクリアになる
Treble Reducer 高音を抑え低音・中音が強調されたまろやかな音質
Vocal Booster ボーカル強調に特化した設定

これだけあると、本当に適した設定がどれかを選ぶのは難しいでしょう。それぞれの設定を把握するまでは、いろいろ試してみるのがおすすめです。

iPhoneのイコライザ調整方法

ではここから、iPhoneのミュージックアプリを実際に調整する方法を紹介します。調整方法自体は難しくありませんが、こだわりのあるベストな調整をするなら少しコツが必要です。

iPhoneでのイコライザ設定を変更するには

イコライザ設定は、ミュージックアプリから変更することはできません。iPhoneの設定画面から次の手順で行います。

  1. 「設定」をタップ
  2. 「ミュージック」をタップ
  3. 「再生」項目の中の「イコライザ」をタップして希望のプリセット設定をタップして完了

設定方法から分かる通り、この方法ではiPhoneの音楽全体の音質を調整します。同じジャンル、楽器の音楽だけなら再調整しなくてもよいかもしれませんが、音楽の種類が変わると聴き心地は変わる可能性があります。

自分の好みに応じて設定するのが基本

好みの音楽は多くの場合1つではなく、幅広いジャンルにわたることが多いです。そうなると、極端にいえば楽曲ごとに適したプリセット設定が違い、こだわるならば、それぞれに設定の変更が必要となります。

そこまではしないとしても、その日の気分や状況によって聴きたい音楽は変わるものなので、必要に応じて設定するのが基本であると考えておきましょう。

音楽自体だけ出なく、「Small Speakers」や「Late Night」のように、視聴に使う機器や視聴している状況に合わせた設定もあります。

音楽は楽しみ方も多様です。聞く状況に合ったプリセットを選ぶということも、頭に置いておくとよいでしょう。

この設定が有効なのは純正のミュージックアプリだけ

iPhoneでは、プリインストールの「ミュージック」アプリ以外にも音楽再生アプリはたくさんあります。しかし、このイコライザ設定は純正の「ミュージック」アプリにだけ反映され、他のアプリには効果がありません。

いわゆる「サードパーティアプリ」の中には、独自にイコライザ設定できるものもありますが、できないものもあります。こだわるならば、満足のいくイコライザ設定ができるかどうかも確認しておきましょう。

おすすめのプリセット設定の選び方

iPhoneのプリセット設定は23種類もあるので、楽曲ごとにすべてを試せばかなりの時間や労力がかかります。ここでは楽曲や視聴環境の特徴から、大まかなおすすめプリセット設定を紹介します。

ある程度プリセット設定を試していけば、自ずとそのプリセットの特徴がわかってきます。それまでは次のような選び方を参考に絞り込んだ設定から試してみるとよいでしょう。

ジャンルで選ぶ

最もかんたんなのは、楽曲の「ジャンル」で選ぶ方法です。楽曲ジャンルがロックなら「Rock」を、クラシックなら「Classic」を選んで聴いてみることをおすすめします。

ジャンルがそのまま設定名になっているものには、Hip-Hop、Jazz、Latin、Pop、Rockがあります。まずはここから始めてみましょう。

強調したい音の高さで選ぶ

強調して聴きたい音の高さに特徴があれば、それに合わせた設定を選ぶのもよい方法です。

重低音を最大限強調したいなら「Bass Booster」や「Dance」、電子音などの高音なら「Electric」、すべての高さならバランスよく強調できる「Classic」を試してみましょう。

好みの楽器で選ぶ

音の高さよりも「特定の楽器の音」を強調したい場合は、楽器に合わせた設定を選びましょう。聴きたいメインの楽器がシンセサイザーなら「Electric」、ピアノなら「Piano」といった具合です。

その他にも、ギターなら弦楽器系の音がよく聞こえる「Acoustic」、ドラムなら「Jazz」や「Electric」、ベース音がしっかり響く「R&B」などがあります。

ボーカルを引き立たせるPopやVocal Booster

JPOPやPopsならボーカルがメインとなるでしょう。そのようなときは、人の声の音域を強調する「Pop」や「Vocal Booster」、「Spoken Word」を聴き比べてみましょう。

ボーカルを引き立たせるとはいえ、盛り立てる楽曲もバランスよく強調されなくてはなりません。アーティストごとに、どのようなプリセット設定が合うのかを試してみるのも面白いかもしれません。

音楽を聴く環境で選ぶ

楽曲そのものではなく、視聴する環境も音楽を楽しむための重要な要素です。

スピーカーなら大きさや性能によって、また多くの人が利用しているアップル純正のイヤホンとヘッドホンでも聞こえ方はかなり違います。

性能が高いヘッドホンやスピーカーなら、原音そのままに聞ける「Flat」の方がよいかもしれません。

イヤホンはいくつかのタイプに分かれます。アップル純正イヤホンと同じオープンエアタイプなら低音が強調される「Bass Booster」、高音を強調するカナル型イヤホンなら「Treble Reducer」を試してみましょう。

ただし、これらの音響機器はそれぞれ性能も特性も異なりますから、やはりいろいろな設定を試してみるのが一番です。その中から自分のベストプリセット設定を探し当てましょう。

周囲の状況で選ぶ

通勤電車やバスの中では騒音に悩まされている人も多いはずです。そのような雑音の多い状況なら、低音・中音・高音をそれぞれ強調するHip-Hopを試してみましょう。

Hip-Hopは、雑踏の音と楽曲の音が混ざるような場合もバランスよく聞こえ、もちろんHip-Hopの楽曲でも聞こえやすくなります。

逆に周囲に音が漏れないようにするなら、音のメリハリを抑える「Late Night」が使えます。他にも、イコライザ機能ではありませんが、雑音が気になるならノイズキャンセリング機能を使うのも1つの方法です。

原音を楽しみたいならflat

面倒な設定は必要ない、楽曲の原音をそのまま楽しみたい、という場合は「Flat」を使ってみましょう。「Flat」はすべての音域を強調や抑制なく、まさにフラットに聞ける設定です。

ミュージックアプリは、変更しない限りイコライザ機能は「オフ」となっていますから、変更したことがなければこれに変えるだけでも聞こえ方が変わります。

音質にこだわるならアプリを使ってみよう

「もっと自分好みのイコライザ設定がしたい」など、音質こだわるなら純正のミュージックアプリではなく、サードパーティのアプリを使うのもよいでしょう。

Equalizer+ HD music player

このアプリでは、低音から高音まで自由自在に設定できます。まさに自分好みの音質を作ることができるので、こだわるユーザーにぴったりなアプリです。

楽曲を自由にミックス、編集、カスタマイズでき、使っているヘッドホンに合わせて自動調節してくれるなど、最適な環境での音楽体験が可能になります。

Equalizer+ HD music player
Equalizer+ HD music player
開発元:MWM
無料
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NePLAYER(エヌイープレイヤー)

このアプリがあれば、高価なハイレゾ対応音楽プレイヤーがなくても、iPhoneでハイレゾ音源を楽しめます。

さらに、音楽の再生状態が見える「ハイレゾビジュアライザー」を搭載しており、iPhoneにある楽曲をワイヤレスでさまざまな音楽機器で再生できるなど、音楽好きなユーザーなら欲しい機能も備わっています。

ハイレゾ再生対応 音楽プレイヤーアプリ[NePLAYER]
ハイレゾ再生対応 音楽プレイヤーアプリ[NePLAYER]
開発元:radius co., ltd.
¥1,840
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イコライザをうまく使って新しい音楽体験を

これまで毎日のようにiPhoneで音楽を聴いているのにイコライザ機能を使ったことがなければ、イコライザ機能を使うことで、これからの音楽体験が素晴らしいものになる可能性があります。

イコライザ設定は楽曲をより魅力的にするだけでなく、もっと単純に聴きやすくしたり好みに応じて強調したりしてくれます。

好きな曲はもっと好きになり、あまり気にしていなかった曲でも新たに魅力を見つけられるかもしれません。

iPhoneの純正ミュージックアプリにあるイコライザは、23のプリセット設定を備えています。初めて使うならまずは「Flat」や、楽曲のジャンル名のプリセット設定から試してみることをおすすめします。

イコライザ機能を使うことで、新しい音楽体験が開けることでしょう。

聞き放題の音楽配信サービスについて「Apple Music と Spotify を徹底比較!どちらがおすすめ?」で解説していますのであわせてご覧くだい。

【公式】カシモWiMAX

公開日時 : 2020年06月04日

菅野 辰則 ― ライター
菅野 辰則 ― ライター

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。

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