ソフトバンク5Gを徹底解説|料金・端末・速度・対応エリア・キャンペーンまとめ

ソフトバンクは、2020年3月より5Gサービスを開始しました。今回は、5Gの通信速度や対応エリアや、何ができるのかについて解説しています。ソフトバンクの5G対応プランや適用される割引サービスなども紹介しているので、5G通信をいち早く体験したい方は必見です。
ソフトバンク5Gを徹底解説|料金・端末・速度・対応エリア・キャンペーンまとめ

いよいよ次世代通信サービス「5G」の商用提供が始まりました。3Gから4G LTEに移行したときのインパクトを考えると、5Gも私たちの生活を大きく変えるだろうと否が応でも期待してしまいます。

なかでもソフトバンクは、5Gの性能を活かしたコンテンツサービスをいち早く提供したり、プランも他社にはないサービスを盛り込むなど非常に意欲的です。

この記事ではそんなソフトバンクの5Gサービスを徹底解説します。

ソフトバンクの5Gサービス提供開始はいつから?

2020年3月、ソフトバンクをはじめドコモ・auの大手3社は、ほぼ同時に5G通信サービスの商用提供を始め、新しく参入した楽天モバイルも7月に開始する予定です。

5Gとは「第5世代移動通信システム」のことで、広く普及すれば生活のあらゆる場面で通信を利用した様々なサービスを可能にするといわれ、次のような3つの特徴を持っています。

高速・大容量

5Gでは、通常の2時間の映画データならものの数秒でダウンロードが可能で、数値的には4G LTEの20倍程度です。ストリーミングでは4Kや8Kといった超高画質動画もスムーズに再生できる性能です。

低遅延

とくに遠隔地との通信では、海外との中継映像によく見られる「遅延」が問題です。例えば遠隔地での医療手術では容体の変化にリアルタイムに反応することが求められるため、その実現にとって大きな課題でした。

5Gならこのような遅延は4G LTEの約10分の1になります。それだけリアルタイムに近い作業が可能となり、自動運転への活用も大いに期待されています。

多数同時接続

4G LTEの1平方キロメートルあたり同時接続端末数は約10万台とされていますが、5Gなら10倍の約100万台が接続可能です。

そうなるとこれまでWiFi接続に頼っていた家電などこれまでネット接続していなかったような機器も直接インターネットに接続できるようになります。

そのため5Gは身の回りにあるあらゆる機器がインターネットを利用できる「IoT(モノのインターネット)」の時代をリードするだろうといわれています。

5Gはこれからの通信の主流

通信の仕組みはこれまでも、アナログの第1世代からデジタル化した第2世代、その次の世界共通のデジタル方式である第3世代、そして現在の主流である4G LTEと進化を続けてきました。

それぞれ世代交代する時期には通信の新しい使い方や機能が増えましたが、5Gでもこれらと同じかそれ以上の変化があると考えられます。5Gは間違いなく将来の移動体通信の主流となるサービスなのです。

ソフトバンク5G料金プラン・割引は?

5Gの料金は大きく、大容量データ通信定額プランと、利用するデータ通信量が増えるに従って料金が上がる従量制プランに分かれています。

ソフトバンクでは大容量データ通信定額プランが「メリハリプラン」、従量制プランが「ミニフィットプラン」とされ、サービス内容も料金もまったく違い、想定されているユーザー像も異なります。

料金プラン1.メリハリ無制限

メリハリ無制限は大容量データ通信定額プランです。月あたりのデータ利用量上限は無制限、料金は最安で3,828円(税込)と非常にお得です。

(税込) メリハリ無制限
通常料金 7,238円
割引適用料金 4,928円
データ容量 無制限
テザリング上限 30GB

さらに次のような独特な仕組みを持っており、利用ユーザーの幅を広げています。

動画SNS放題でデータ利用量を節約

メリハリ無制限ではYouTube・Amazonプライムビデオ・GYAO!などの動画サービスや、LINE・Twitter・TikTokといったSNSの合計18サービスで利用するデータ量は消費量にカウントされません。

日頃これらのサービス利用の多い人はそれらがノーカウントになる上、それ以外のサービスで50GBまで速度制限されないことになり、かなり使いやすくなるでしょう。

ただ、広告や動画以外のテキストなどサービスごとにカウントされる通信もあるので注意が必要です。

利用量が3GB以下なら勝手に1,650円割引される

メリハリ無制限を契約している間、月のデータ利用量が3GB以下の月の料金は、自動的に料金から1,650円割引されます。適用されれば最安で3,278円(税込)で利用でき非常にお得です。

料金プラン2.ミニフィットプラン+

従量制のミニフィットプラン+は、毎月データ通信をほとんど使わない人に適したプランです。

(税込) ミニフィットプラン+
通常料金 割引後料金
〜1GB 3,278円 2,178円
1〜2GB 4,378円 3,278円
〜3GB 5,478円 4,378円

ミニフィットプランは「みんな家族割プラスが適用されない」ことには注意が必要です。

もし家族4人以上でソフトバンクを利用しており、メリハリプランの「勝手に1,500円割引」が適用される2GBまでの利用なら、メリハリプランの方が料金は安くなる逆転現象が起きるからです。

逆にいえば家族3人、2人以下なら同額かミニフィットプランの方がお得です。ミニフィットプランはみんな家族割プラスが適用できない人や、毎月のデータ利用量が2GB以下の人に向いているといえます。

ただし、無制限プランに比べミニフィットプラン+は割高です。無制限でなくても良い方には、ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」がおすすめです。

ワイモバイルも5Gに対応している上、料金も月額2,000円〜4,000円前後安くなります。

ソフトバンクからワイモバイル乗り換えでいくらお得になるのか、こちらの記事で解説しています。

割引1.5G無料キャンペーン

5Gサービスはまだ開始して間もなく、利用できるエリアが非常に限定されています。そのため当面は4G LTEサービスと併用して提供され、5Gが利用できない分、基本料を丸ごと値引きする制度が設けられています。

ソフトバンクではそれを「5G無料キャンペーン」として、本来なら追加される5G利用の基本料金を2年間無料としています。ただし、これは2020年7月31日までの申し込みが対象です。

割引2.半年おトク割

ソフトバンクの新プラン、メリハリプランとミニフィットプランを契約すると、新規契約・乗り換え・機種変更・契約変更のいずれでも「半年おトク割」として6ヵ月間月額料金から1,000円割引されます。

ただし、適用されるにはこの半年おトク割、または1年おトク割をそれまで適用されたことがない場合に限ります。今まで利用したことがあるなら適用されません。

割引3.ソフトバンク学割

ソフトバンクでは2020年7月1日まで学生を対象としたソフトバンク学割を受け付けています。メリハリプラン・ミニフィットプランの定額料金に含まれる1,078円(税込)の基本料金が6ヵ月間無料なので非常におトクです。

メリハリプランならさらに最大1年間、データ通信が使い放題なので思う存分利用できます。

ドコモ・auの料金との比較

ドコモやauも5G対応料金プランは、大容量データ通信定額プランと従量制プランの2つに分かれています。それぞれの料金は次の通りとなっています。

大容量データ通信定額プランの比較

  ドコモ au
プラン名 5Gギガホプレミア 使い放題MAX 5G
利用データ量上限 無制限 無制限
定額料金 7,315円(税込) 7,238円(税込)
5G基本料割引
その他割引 dカード支払割-187円(税込) au PAYカードお支払割-110円(税込)
家族割引 0〜-1,100円(税込) 0〜-1,100円(税込)
光セット割 -1,000円(税込) -1,000円(税込)
最安料金 4,928円(税込) 4,928円(税込)

  • 上記には通話オプションを含みません ドコモは上記以外にも通話オプションを付加すれば、料金が700円割引される「5Gギガホ音声割」が適用されます
  • auのスマホ応援割は6ヵ月間のみ適用されます
  • スマホセット割は、光回線やモバイルWiFiなど所定のインターネット回線と同時に利用している場合に適用される割引です

各社、利用データ量上限や割引項目などに細かな違いが見られます。例えば上記のドコモの場合、料金は他社より高くなっていますが、上限が100GBで当面は無制限というメリットがあることは注目すべき違いです。

一方、従量制プランについては内容が複雑になります。

(税込) ギガライト
定期契約なし 定期契約あり
〜1GB 3,465円 3,278円
〜3GB 4,565円 4,378円
〜5GB 5,665円 5,478円
〜7GB 6,765円 6,578円
(税込) ピタットプラン 5G
ピタットプラン 4G LTE
通常料金 割引適用料金
~1GB 3,278円 2,178円
1GB超~4GB 4,928円 3,278円
4GB超~7GB 6,578円 4,928円

いずれもデータ利用量の上限や区分、適用される割引制度の有無には細かな違いがあります。比較する場合は自分の利用料が平均でどの程度かを把握して厳密に比較しましょう。

ソフトバンク5Gの対応エリア

5Gサービスは4G LTEサービスとはまったく違う通信システムを必要とします。そのため通信施設も一から作り上げることになるため、サービス開始当初は現在主流の4G LTEと同じというわけにはいきません。

では現在、ソフトバンクの5Gサービスエリアはどれくらいの広さなのでしょうか。また今後どんなペースで広がる予定なのでしょうか。

対応エリアはごく一部のみ

実のところ5Gのサービスエリアはごくごく限られており、単体ではとても移動体通信サービスとはいえない程度であるのが現状です。

一部のエリアは2020年3月31日から提供されている

ソフトバンク5Gが現在サービスを提供しているのはおよそ次の地域です。

千葉県 成田市・柏市・富里市のそれぞれ一部
東京都 千代田区・中央区・新宿区・文京区・台東区・江東区・渋谷区のそれぞれ一部
石川県 白山市・野々市市のそれぞれ一部
愛知県 名古屋市の一部
大阪府 大阪市の一部
広島県 広島市・福山市のそれぞれ一部
福岡県 福岡市の一部

エリアマップで見るとわかりますが、東京でも東京駅や有楽町駅周辺、銀座や霞ヶ浦などの都心の限られたエリアのみに限られ、首都でさえ非常に限定的なことがよくわかります。

詳細はソフトバンク公式サイトから確認することをおすすめします

ソフトバンク5G対応エリアはこちら

2021年末までに人口カバー率90%を目指す

この5Gサービスエリアの狭さは、使う電波の周波数帯の特性が原因です。ソフトバンクに割り当てられた周波数帯は3.7GHz帯・28GHz帯の2つで、どちらも広いエリアをカバーするのには向いていません。

現在、総務省でもより広いエリアをカバーしやすい4Gの周波数帯を5Gに転用する議論を進めており、それを利用して今後5Gを早くに全国へ向けて広めようとしています。

これを受けてソフトバンクはこの転用を早期に進め、2021年末には5G人口カバー率を90%までの引き上げを目指すとしています。

ソフトバンク5Gの速度を4Gと比較・口コミレビュー

5Gのメリットの一つ、速度についてもう少し詳しく解説します。いくら速いといっても数字だけではなかなか実感できないものです。ここではなじみの深い4G LTEとの比較しながら見てみましょう。

下り最大2Gbpsからスタート

ソフトバンクは、2020年3月のサービス開始当初、5Gで高速化の本命とされる「ミリ波帯」を利用しないとしています。ミリ波帯とは周波数28〜60GHz帯という高い周波数帯を指します。

そのため5Gのサービス開始当初は、比較的4Gに近い周波数帯を利用するので、通信速度も「下り最大2.0Gbps・上り最大103Mbps」と4Gの約2倍程度にとどまるだろうと考えられています。

それでも速いことには違いありませんが、別料金が発生する、対応端末を新しく買うことを考えるとワリが合わないと感じる人も多いかもしれません。

ミリ波帯の利用開始は2021年3月頃

この、当初ミリ波帯を使わないことには理由があります。高い周波数帯を利用すれば、高速通信が実現できる一方で、解決しなくてはならない問題も発生します。

ミリ波の電波は直進性が高く、干渉や障害に弱いので広いエリアをカバーするには基地局を増やすなど新たに技術的・コスト的な大きな負担がかかるのです。

4Gの周波数帯を5Gに転用すればこの問題は解消できますが、現在は残念ながらまだ検討段階です。当面はミリ波帯を利用することも並行して進める必要があります。

そのためサービス開始から当面は、販売する端末もミリ波帯非対応となっています。当初の計画段階からソフトバンクがミリ波帯の利用開始時期を2021年3月としているのにはこんな理由があったのです。

実際の速度に関する口コミ・レビュー

とはいえ、理論値ではなく実測値ではどう体感できているのかが気になります。Twitterにはすでに実測値に関する口コミが掲載されています。

このツイートでは、下り155Mbps、上り10Mbpsとかなりの高速だったようです。

しかし一方では次のようなツイートも見られます。

上記コメントは、5Gの実用性についてよく考えるべきではないかという示唆を与えるものだと考えられます。確かにこれほどの高速通信がどれほど私たちの生活に活かせるかは今後の課題です。

5Gの通信性能が高いからとすぐに申し込むのではなく、どのように使えるか、自分の生活にメリットがあることを確認して利用を検討してからでも遅くないのかもしれません。

ソフトバンク5Gの対応端末と発売日

ソフトバンクは現在、5G対応端末を2機種発売しており、1機種を2020年4月に、もう1機種を7月に発売する予定です。ここではこれらの端末をディスプレイとカメラの性能を中心に紹介します。

iPhone 13/mini/Pro/Max

出典:ソフトバンク

Appleは、例年秋頃に最新iPhoneを発表しています。今年も9月15日に行われたAppleイベントにて、iPhone 13シリーズが登場しました。

ソフトバンクでは、2021年9月17日に予約受け付けを開始して2021年9月24日より販売を開始します。いち早く最新モデルを使いたい方は、早めの予約がおすすめです。

iPhone 13シリーズにはAppleの最新チップ「A15 Bionic」を搭載しており、前モデルよりも効率的に動作します。これにより、長時間のバッテリー駆動を実現しました。

また、高性能なカメラには新たに「シネマティックモード」を搭載し、iPhone一台で映画のような動画を撮影できるようになっています。

とにかくハイスペックなスマホを使いたい方やカメラにこだわりたい方は、ぜひiPhone 13シリーズを手に取ってみてください。

端末名 iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 13 Pro iPhone 13 Pro Max
販売価格(税込) 128GB:115,920円
256GB:129,600円
512GB:157,680円
128GB:101,520円
256GB:115,920円
512GB:144,000円
128GB:144,000円
256GB:157,680円
512GB:186,480円
1TB:214,560円
128GB:157,680円
256GB:172,080円
512GB:200,160円
1TB:228,240円
本体サイズ 146.7mm×71.5mm×7.65mm 131.5mm×64.2mm×7.65mm 146.7mm×71.5mm×7.65mm 160.8mm×78.1mm×7.65mm
画面サイズ 6.1インチ 5.4インチ 6.1インチ 6.7インチ
重さ 173g 140g 203g 238g
CPU A15 Bionic A15 Bionic A15 Bionic A15 Bionic
ROM 128GB/256GB/512GB 128GB/256GB/512GB 128GB/256GB/512GB/1TB 128GB/256GB/512GB/1TB
アウトカメラ 広角:1,200万画素
超広角:1,200万画素
広角:1,200万画素
超広角:1,200万画素
広角:1,200万画素
超広角:1,200万画素
望遠:1,200万画素
広角:1,200万画素
超広角:1,200万画素
望遠:1,200万画素
インカメラ 1,200万画素 1,200万画素 1,200万画素 1,200万画素
防水 / 防塵 IP68 IP68 IP68 IP68
生体認証
カラー (PRODUCT)RED/スターライト/ミッドナイト/ブルー/ピンク (PRODUCT)RED/スターライト/ミッドナイト/ブルー/ピンク グラファイト/ゴールド/シルバー/シエラブルー グラファイト/ゴールド/シルバー/シエラブルー

今回は、iPhone 13/mini/Pro/Maxの4機種が同時に発売されます。スタンダードなモデルが欲しい方はiPhone 13/mini、カメラ性能を重視する方はiPhone 13 Pro/Maxがおすすめです。

【iPhone 13/mini/Pro/Max】詳細はこちら

▼iPhone 13シリーズのスペックを詳しく知りたい方は、新作iPhone 13/mini/Pro/Maxについて詳しく解説している以下の記事をあわせてご一読ください。

AQUOS R5G

AQUOS R5Gは、2020年3月27日に発売されたシャープ製の端末です。5G対応端末の中では高性能・高価な部類に入り、とくにディスプレイやカメラにこだわる人にはうれしい機能が満載です。

ディスプレイサイズ 約6.5インチ
解像度 3168×1440ドット
重さ 約189g
バッテリー容量 3730mAh
CPU Snapdragon 865 5G(オクタコア)2.8GHz+1.8GHz
ROM / RAM 256GB / 12GB
カメラ画素数(メイン / サブ) 約1220万画素+約4800万画素+約1220万画素 / 約1640万画素

この端末は、6.5インチの大画面で同時発色数はなんと10億色、8K動画も撮影できるカメラに充分見合った性能だといえます。カメラはAI対応で、撮るにも見るにもまさに高性能端末の一つだといえます。

ZTE Axon 10 Pro 5G

ZTE Axon 10 Pro 5Gは、5G対応端末としては安めの8万円代ながら、CPUにはAQUOS R5Gと同じSnapdragon 865が使われているコストパフォーマンスの高い端末です。

ディスプレイサイズ 約6.4インチ
解像度 2340×1080ドット
重さ 176g
バッテリー容量 4000mAh
CPU Snapdragon 865 5G(オクタコア)2.8GHz+2.4GHz+1.8GHz
ROM / RAM 128GB / 6GB
カメラ画素数(メイン / サブ) 約4800万画素+約2000万画素+約800万画素 / 約2000万画素

有機ELでグラフィック性能の高いディスプレイが、高精細な動画の視聴やゲームを盛り上げます。搭載されるトリプルカメラは4K動画撮影が可能ですが、手ぶれ補正機能は非搭載となっています。

LG V60 ThinQ 5G

LG V60 ThinQ 5Gは、2020年5月11日発売予定です。ディスプレイが見開き2画面となっているのが最大の特徴で、それだけでも今までとは違った可能性を感じます。

ディスプレイサイズ 約6.8インチ
解像度 2460×1080ドット
重さ 約353g
バッテリー容量 5000mAh
CPU Snapdragon 865 5G (オクタコア)2.8GHz+2.4GHz+1.8GHz
ROM / RAM 128GB / 8GB
カメラ画素数(メイン / サブ) 約6400万画素+約1300万画素+ToF / 約1000万画素

二画面のためか5000mAhという大容量バッテリーを搭載しており、総重量は353gと他の倍以上となっています。これは一般的な7インチタブレットが200g超程度であることからも気になるポイントです。

ただ、これだけ広いディスプレイを、折りたたんでコンパクトに持ち歩けるのは大きなメリットです。広い画面が必要なマルチタスクやゲームで新しい体験をしたいならぜひ試してほしい端末です。

OPPO Reno3 5G

2020年7月下旬発売予定の「OPPO Reno3 5G」は、見た目にシンプルながら画面占有率約93.4%というベゼルを感じさせないデザインで、有機ELディスプレイを搭載しています。

ディスプレイサイズ 約6.55インチ
解像度 2400×1080ドット
重さ 約171g
バッテリー容量 4025mAh
CPU SDM765G(オクタコア) 2.3GHz+2.2GHz+1.8GHz
ROM / RAM 128GB / 8GB
カメラ画素数(メイン / サブ) 約4800万画素+約1300万画素+約800万画素+約200万画素 / 約3200万画素

4種類のカメラを搭載し光学手ブレ機能対応、さらに被写体をAIが認識して肌をきれいに見せたり細身にすることもでき、人物の撮影をより楽しむことができます。

またOPPO独自の急速充電に対応しており、50%までで約20分、満充電でも1時間弱で充電が可能です。その他大容量メモリなど、標準機能をすべて備えた高めスペックのスタンダードモデルといえるでしょう。

ソフトバンクでお得に機種変更する

ソフトバンクの5Gサービス

ソフトバンクはキャリアの壁を超えた5Gならではの臨場感あふれる視聴体験を実現するコンテンツ配信サービス「5G LAB」のサービスも開始しました。

5Gを体感できるアプリ「5G LAB」

5G LABは、エンターテインメントやスポーツを中心に、キャリアを問わずスマートフォンやタブレットなどを使って楽しむサービスです。4G LTEでも利用できますが、快適に楽しむならやはり5Gがおすすめです。

カテゴリーはAR SQUARE、VR SQUARE、FRSQUARE、GAME SQUAREの4つで、いずれも現在のところ7月31日まで無料で体験できる予定です。

それ以降も月額550円(税込)で楽しめますが、5G基本料に加入していれば無料ですし、メリハリプランならさらに動画SNS放題の対象としてデータ容量を気にせず楽しめます。

LINEMO

AR SQUARE

AR SQUAREは、実際の風景にデジタルデータを合成することで「拡張」する技術を使います。アイドルやキャラクターを自由に配置して鑑賞したり、実際の風景をバックに自分と一緒に写真を撮ることができます。

AR SQUARE - 5G LAB
AR SQUARE – 5G LAB
開発元:SoftBank Corp.
無料
posted withアプリーチ

VR SQUARE

VR SQUAREでは、VR(仮想現実)技術を使い音楽ライブやスポーツ観戦など特等席にいるような体験をしたり、視点を様々に切り替えて視聴することが可能です。

VR SQUARE - 5G LAB
VR SQUARE – 5G LAB
開発元:SoftBank Corp.
無料
posted withアプリーチ

FR SQUARE

FR SQUAREは、例えば音楽ライブのお気に入りメンバーのパフォーマンスだけを視聴する「自由な視点設定」を可能にします。野球やバスケットボールの試合では気になるポイントから視聴できます。

FR SQUARE - 5G LAB
FR SQUARE – 5G LAB
開発元:SoftBank Corp.
無料
posted withアプリーチ

GAME SQUARE

負荷の高い処理が必要なPCゲームを、デバイスや場所を選ばずいつでも楽しめるのがGAME SQUAREです。7月以降にNVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」(月額1,800円)の提供を開始します。

ソフトバンクの5GサービスQ&A

ここからはより率直な、5Gに関する疑問に答えていきます。

ソフトバンクの5Gスマホ 最安料金はいくらから使える?

最安なら、スマホデビュープランの1,078円(税込)です。ただしガラケーからの乗り換えが必要でデータ容量1GBまでなのでユーザーは限られるでしょう。

条件を限らない安い料金であれば、利用データ量1GB以下に抑えたメリハリプランか、ミニフィットプランの2,178円(税込)です。ただし、これにはおうち割り光セット、みんな家族割プラスで4人以上の加入が必須です。

ソフトバンクの5Gスマホ、買い替え時期はいつがベスト?

ベストな買い替え時期は、次のような要素が整うタイミングといえるでしょう。

  1. 5Gを使うメリットがある
  2. 5Gサービスエリアが自分の利用エリアを充分カバーしている
  3. 利用に耐えられる端末が手に入る

このうち最も重要なのは2.のサービスエリアでしょう。5Gサービスエリアは順次拡大する予定ですが、まずは2020年夏に、次は人口カバー率90%の目標時期である2021年3月に最新情報をチェックしてみましょう。

サービスエリアが充分広くなければ5Gの恩恵は充分に得られません。5Gが自分にとって大きなメリットがあるほど、サービスエリアが整うタイミングがベストだといえます。

ソフトバンクで5Gが使えるエリアはどこ?住所検索や確認方法は?

気になるサービスエリアのチェック方法ですが、ソフトバンクの公式Webサイトを見れば、地図で詳しく調べることができます。

地図の下にある「地域名・キーワードで探す」ボックスをクリックすれば、都道府県名・市区町村名や直接住所・施設名でも検索できます。

2020年3月31日時点での5G対象市区町村名は、ページの「住所リストを確認する」からPDFファイルでも確認できます。

ソフトバンクの5Gスマホでは何ができるようになるの?

当面は非常に限られたエリアのみとはなりますが、高速・大容量・低遅延通信サービスが利用できます。ただ多くの場合、併用される4G LTEでの通信となるのであまりメリットはないかもしれません。

ただ、エリア内であれば5G LABの4つのアプリは使ってみる価値があります。ライブやスポーツなど臨場感のある視聴体験は、利用して初めてわかる5Gのすごさをダイレクトに感じられます。

しかし5Gの真価はやはり充分なサービスエリアが整備できて初めて現れると考えるのが妥当です。それまでは「4G LTEより速いエリアがある特別な通信サービス」程度にとどまるでしょう。

ソフトバンクで5Gをお得に始めよう

私たちの生活を大きく変えるといわれている5Gサービスは非常に先進的な技術です。

ただそのサービスエリア整備には時間がかかるため、ソフトバンクでも目標は2021年3月までに人口カバー率90%としており、当面は4G LTEでカバーされるため通信品質も変わらないでしょう。

ただ、技術的には5G LABコンテンツでみられるように今までにない非常に魅力的なものです。ソフトバンクはそれを楽しむユーザーに対して様々な割引を含めたプランを用意しています。

これから主流となっていく5Gサービス、いち早く体験するなら基本料が丸ごと割引される今が始めどきです。ソフトバンクで最新の5Gを早速始めましょう。

公開日時 : 2021年04月12日

菅野 辰則 ― ライター
菅野 辰則 ― ライター

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。

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