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ニンテンドースイッチとライトを徹底比較!どちらを買うべき?

任天堂が発売しているNintendo SwitchとNintendo Switch Lite。
スイッチは2017年3月に発売された据置兼携帯型ゲーム機で、ライトはその携帯型廉価版として2019年9月に登場しました。
今回、両者の機能・特徴を比較して、それぞれどのような人向けなのかを解説します。
目次
スイッチにあってライトにないもの

詳しい比較を見る前に、簡単に両者の違いを簡単に解説します。
任天堂スイッチにはあって、ライトにはない特徴は以下です。
- スイッチにはTVモード、テーブルモード、携帯モードの3つのプレイスタイルがある(ライトは携帯モードのみ)
- スイッチにはJoy-Con(コントローラー)がある
- スイッチにはNintendo Switchドック(TVへの出力・電源供給機器)がある
- スイッチは、すべてのNintendo Switchソフトに対応している
以上のことも踏まえて、詳しく比較解説していきます。
スイッチとライトの違いを比較

スイッチとライトを以下の項目で比較して、特徴を解説します。
本体サイズ・重さ
Switch | Switch Lite | |
---|---|---|
本体サイズ | 縦:102mm 横:239mm 厚さ:13.9mm ※Joy-Con取り付け時 |
縦:91.1mm 横:208mm 厚さ:13.9mm |
重さ | 約398g ※Joy-Con取り付け時 |
約275g |
画面の大きさ | 6.2インチ | 5.5インチ |
ライトの本体サイズは、スイッチと比較すると(縦:10.2cm→9.1cm/横:23.9cm→20.8cm )と約10%小型になりました。重量も100g以上軽量に。
幅のサイズは変わらないので、もともとスイッチを使っていた人は、やや小さく、軽くなったという印象を持つでしょう。
スイッチの液晶画面サイズは6.2インチで、 iPhone XS Maxの6.5インチとほぼ同等の大画面です。ライトの液晶画面サイズはiPhone 6 Plus/iPhone 7 Plusの5.5インチがイメージしやすいと思います。また、ソニーのPSvitaも5インチとライトほぼ同じサイズです。画面解像度は、スイッチ・ライトともに1280×720ピクセルと変わりません。
ライトは携帯専用なので、軽くて小型である点がメリットです。そのメリットをどこまで重視するかが両者比較のポイントになるでしょう。
値段とカラー
Switch | Switch Lite | |
---|---|---|
値段 | 29,980円(税抜) | 19,980円(税抜) |
本体カラー | Joy-Con10色/Joy-Conストラップ7色からカスタマイズ | 4色+ポケモン仕様1色 |
カラー | ・Joy-Con:グレー/レッド/ブルー/ネオン系(レッド/ブルー/イエロー/グリーン/ピンク/パープル/オレンジ) ・Joy-Conストラップ:ブラック/グレー/ネオン系(レッド/ブルー/イエロー/グリーン/ピンク) |
イエロー/グレー/ターコイズ/コーラル/ポケモン仕様(ザシアン・ザマゼンタ) |
両者の大きな違いは、ライトの方が価格が安く、カラーバリエーションが少ない(選び方がシンプル)という点です。
スイッチとライトの1万円の差をどうとらえるかで値段に対する価値が変わりそうです。スイッチにはJoy-Conが付属しますが、このJoy-Conの機能も重要な確認事項です。機能については「コントローラーの違い」の項で解説します。
カラーに関して、スイッチの本体はグレーですが、コントローラーとストラップもあわせて好きな色をカスタマイズできます。個人的に使う人はもちろん、一緒にゲームをしたい人がいる場合や家族で1台欲しいときに、カスタマイズできるメリットはあるでしょう。
遊べるモード
Switch | Switch Lite | |
---|---|---|
TVモード | 〇 | × |
テーブルモード | 〇 | × |
携帯モード | 〇 | 〇 |
スイッチには3つのプレイモードがあり、TVモード、テーブルモード、携帯モードです。一方、ライトは携帯モード専用です。
スイッチのTVモードとは、付属の「Nintendo Switchドック」をHDMIケーブルで接続してテレビでゲームを楽しむことができるスタイルです。ライトはドック非対応なので、TVに繋いでゲームすることができません。
スイッチのテーブルモードとは、コントローラーを外して、本体をテーブルに据え置きして遊べるスタイルです。背面にスタンドが付いているので、本体とコントローラーを切り離して画面を固定したい人や、複数人でゲームをしたい人には重要な機能です。
コントローラーの違い
Switch | Switch Lite | |
---|---|---|
取り外し | 〇 | × |
モーションIRカメラ | 〇 | × |
HD振動 | 〇 | × |
スイッチにはJoy-Conというコントローラーがついていて、ライトはコントローラー一体型です。ボタンデザインの点でも、ライトの方向ボタンは十字型など違いがあります。ボタン素材も異なるので、押し心地が気になる人は気をつけた方が良いでしょう。
また、スイッチのJoy-Conは取り外し可能です。これにより、片方のJoy-Conを相手に”おすそわけ”して楽しめる「おすそ分けプレイ」ができますし、その対応ソフトも充実しています。
コントローラーの外観と取り外し機能の有無はわかりやすい特徴です。特筆すべきは、Joy-Conの「モーションIRカメラ」と「HD振動」を重視するかどうかです。
Joy-Conの「モーションIRカメラ」と「HD振動」とは
スイッチの右のJoy-Conについている黒いパーツが、モーションIRカメラです。モーションIRカメラは、カメラが捉えた「動き」をゲームの中に伝えることができるものです。たとえば、サンドイッチが映った本体と接続されたモーションIRカメラに向かって口を動かすと、その動きに合わせて画面のサンドイッチがどんどん減っていく…という新しい連動体験ができるです。
HD振動の機能では、リアルな触感をJoy-Conを通して体感することができます。たとえば、ボールの入った小さい箱が映った本体と接続されたJoy-Conを左右に動かすと、まるでJoy-Conの中でボールがコロコロと転がったり、ボール同士がコツコツとぶつかったりしているような感じが手に伝わったりするものです。
本当に物体がそこにあるかのようなリアルな触感を作り出すことができるのがJoy-ConのHD振動なのです。
ライトでもJoy-Conを別途購入で「モーションIRカメラ」と「HD振動」が体験できる
携帯モード対応ソフトの中に、「モーションIRカメラ」と「HD振動」が含まれていたとしても、Joy-Conのないライトでは使えません。
もしライトでもモーションIRカメラやHD振動を体感したいときは、別途Joy-ConとJoy-Con充電グリップをそろえると遊べるようになるソフトもあります。
ストレージ容量・バッテリー持ちの違い
Switch | Switch Lite | |
---|---|---|
バッテリー持続時間 | 約4.5 – 9.0時間 | 約3.0 – 7.0時間 |
内蔵ストレージ | 32GB | 32GB |
microSDカード | 対応 | 対応 |
スイッチには旧型と新型があり、新型はバッテリー持ち時間が長くなりました。バッテリーの持続時間はソフトによっても変わります。目安で見るとスイッチの方がやや長く遊べると言えそうです。
充電はスイッチもライトも付属のACアダプターを接続して給電します。スイッチはNintendo Switchドックに本体を差し込む方法でも充電できます。
microSDカードには、スイッチ・ライトでダウンロードしたソフトや追加コンテンツ、更新データ(セーブデータ以外のソフト関連データ)、キャプチャーボタンで撮影した画面写真・動画などを保存できます。セーブデータは本体保存メモリーに保存されますが、microSDカードに移動・保存することはできません。
スイッチ・ライトともに3種類のmicroSDカードが使えます。microSD・microSDHC・microSDXCです。各規格の容量は、microSD最大2GB、microSDHC4GB~32GB、microSDXC64GB~2TBです。
バッテリー持ち時間や給電方法を気にする方は、こちらの違いも考慮してみてください。
なお、Switch本体やコントローラーのバッテリー交換は、任天堂サービスセンターでの交換修理を受け付けに限るので、オンライン修理受付から申し込みになります。
無線通信機能の違い
Switch | Switch Lite | |
---|---|---|
ローカル通信 | 〇 | 〇 |
オンライン通信 | 〇 | 〇 |
有線LAN | 別途アダプター用意 | 別途アダプター用意 |
ローカル通信プレイとは、Nintendo Switch 本体同士で通信を行い、複数人で同時に遊ぶスタイルのことです。スイッチでもライトでも、本体を持ち寄ればローカル通信でつながって対戦や協力プレイが楽しめます(最大8台まで)。
また、オンライン通信で遠く離れた人との対戦や協力プレイも可能です。一部ソフトを除き、このオンライン通信を行うには「Nintendo Switch Online」(有料)に加入する必要があります。「Nintendo Switch Online」の料金プランはスイッチ・ライトともに同じです。
有線LANを接続しても遊べますが、スイッチとライトでは仕様が異なります。
スイッチにはNintendo Switchドックが付属されています。このドックのUSB端子に有線LANアダプター(別売)を接続して、ルーターと有線LANアダプターをLANケーブルでつなげば、本体から有線LAN設定が可能になります。
ライトに関しては、USBハブを本体に接続し、そのUSB端子に有線LANアダプターを接続して有線LANアダプター(別売)とルーターをLANケーブルでつなぐことで、同様に本体から設定が可能になります。
スイッチもライトも入れるモバイル保険
- 料金:月々700円(非課税)
- 台数:同一の契約で3端末まで補償(スマホ/ゲーム機/パソコン/ヘッドホンなど)
- アプリで24時間簡単手続き
これまで解説したように、スイッチもライトも携帯型の高性能ゲーム機です。製品の保証期間は「購入日より1年間」です。なかには、スイッチを使っていて故障したから新しい端末の購入を検討している人もいるでしょう。
そこでおすすめは、スマホと一緒に入れるモバイル保険です。同一の契約で3端末まで補償してくれて、スイッチとライトも対象内です。
もともとは、保険がない格安スマホが普及し始めたのに対応するために誕生したモバイル保険。任天堂スイッチはじめ、PCやBluetoothヘッドホンなど、様々な端末の補償を行っています。
月々700円という安さで、スマホやノートパソコン、ゲーム機や周辺機器の修理補償もしてもらえます。Switch本体やコントローラーのバッテリー交換は任天堂オンラインからの申し込みですが、外観の損傷などの修理に保険活用がおすすめです。
また、保険加入後に端末を買い替えたときも、Webサイトのマイページから機器を変更するだけで継続して補償される点も便利です。スマホなどは買い替える機会も多いかと思います。その場合でもオンライン上から簡単な操作だけで設定を変えられるので、保険が買い替えの邪魔になることもありません。
外で複数人とやり取りをするスイッチやライトは、故障リスクも高いです。購入を検討している方は、モバイル保険もセットで考えてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事では、PS4にもかけられるモバイル保険を解説しているので、「ゲーム機に保険をかけるとは?」「どのような補償が受けられるの?」と疑問の方はぜひ参考にしてみてください。
スイッチとライトはこんな人におすすめ

様々な項目でスイッチとライトを比較しました。どちらがどのような人におすすめなのでしょうか。
スイッチはTVゲームする人・全ソフトで遊びたい人向け
スイッチとライトで大きく違う点は、TVモードで遊べるか否かと、Joy-Conが付属しているかどうかです。Joy-ConにはモーションIRカメラ機能とHD振動機能があり、新感覚体験が可能です。このJoy-Conは、ライトでも別途購入が可能です。
ですが、スイッチ付属のTV出力用機器のNintendo Switchドックは、ライトに接続できません。TVでゲームをしたい人はスイッチ一択と言えるでしょう。
また、スイッチはすべてのNintendo Switchソフトに対応していますが、ライトは一部ソフト非対応です。Joy-Conの機能やおすそ分けプレイ含め、ソフト・遊び方の制限を受けることなくゲームを楽しみたい人は、スイッチがおすすめです。
ライトは値段・携帯性重視の人向け
ライトの価格は約2万円と、スイッチより安価です。また、携帯型専用でソフトも対応・非対応のものがあるので、比較的コストを抑えて、持ち運びながら手元でゲームしたい人におすすめです。
スイッチは携帯型ゲーム機とは言え、大画面スマホのような大きい印象があります。ライトはスイッチより約10%小さく、重量も300g以下です。多機能やソフト対応の面より、小型で携帯性を重視する人向けと言えるでしょう。
まとめ
スイッチとライトを様々な項目から比較しました。もし、1台目に購入するならスイッチの方が遊び尽くせるだろうと感じました。ライトの購入を検討している方は、対応ソフトを事前に確認しましょう。
こちらの記事では、任天堂スイッチの詳細について解説しています。
公開日時 : 2020年05月15日

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