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Wi-Fi 6対応スマホ一覧・確認方法!iPhone・Android別おすすめ機種


次世代新規格「WiFi 6」に対応しているスマホを一覧で解説します。
購入したいスマホがWiFi 6対応かどうか見極める方法や、WiFi 6対応のおすすめスマホもご紹介します。
WiFi 6だとどんなメリットがあるのか、どのスマホを選べばわからない方必見です。
WiFi 6対応かどうか見分ける方法
まずは、WiFi 6対応スマホかどうか確認する方法をご紹介します。
WiFi規格の正式名称は、「IEEE 802.11○」と表記されます。◯にはアルファベットが入り、「IEEE 802.11a」や「IEEE 802.11b」といった形で表記されるのです。
WiFi 6の正式名称は、「IEEE 802.11ax」です。そのためスペックの無線LAN・WiFi規格に、「IEEE 802.11ax」の表記があればWiFi 6に対応しています。


確認したい機種のスペック表で、「IEEE 802.11〜〜〜/ax」の記載があればWiFi 6対応です。
WiFi 6対応スマホ一覧
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
iPhone 12 Pro Max | ◯ |
iPhone 12 Pro | ◯ |
iPhone 12 | ◯ |
iPhone 12 mini | ◯ |
iPhone SE(第2世代) | ◯ |
iPhone 11 Pro Max | ◯ |
iPhone 11 Pro | ◯ |
iPhone 11 | ◯ |
iPhone XS Max | × |
iPhone XS | × |
iPhone XR | × |
iPhoneシリーズでWiFi 6に対応しているのは、iPhone 12・iPhone 11シリーズとiPhone SE(第2世代)です。
iPhone 11より前に発売されたiPhone XSシリーズやiPhone XRはWiFi 6に対応していません。
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
Galaxy S21 Ultra 5G | ◯ |
Galaxy S21/S21+ 5G | ◯ |
Galaxy S20 Ultra 5G | ◯ |
Galaxy S20 5G | ◯ |
Galaxy Note20 Ultra 5G | ◯ |
Galaxy Z Fold2 5G | ◯ |
Galaxy Z Flip/Z Flip 5G | ◯ |
Galaxy A52 5G | × |
Galaxy A51 5G | × |
Galaxy A41 | × |
Galaxy A32 5G | × |
Androidスマホの中で最もWiFi 6対応機種が多かったのは、サムスンのGalaxyシリーズでした。
ハイスペックのSシリーズはほとんどWiFi 6に対応しています。一方、Galaxyの中でも手頃な価格のAシリーズはまだWiFi 6未対応でした。
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
Xperia PRO | ◯ |
Xperia 1 Ⅲ | ◯ |
Xperia 1 Ⅱ | ◯ |
Xperia 5 Ⅱ | ◯ |
Xperia 5 | × |
Xperia 10 Ⅲ | × |
Xperia 10 Ⅱ | × |
Xperia Ace Ⅱ | × |
Xperia Ace | × |
Xperia 8 Lite | × |
Xperia 8 | × |
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
AQUOS R6 | ◯ |
AQUOS R5G | ◯ |
AQUOS sense5G | × |
AQUOS sense4 | × |
AQUOS zero5G basic | × |
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
OPPO Find X3 Pro | ◯ |
OPPO Find X2 Pro | ◯ |
OPPO Reno5 A | × |
OPPO Reno3 5G | × |
OPPO Reno3 A | × |
OPPO A54 5G | × |
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
arrows 5G | ◯ |
arrows NX9 | × |
arrows Be4 Plus | × |
arrows Be4 | × |
機種名 | WiFi 6対応 |
---|---|
LEITZ PHONE 1 | ◯ |
LG V60 ThinQ 5G | ◯ |
ZTE Axon 10 Pro 5G | ◯ |
ZTE a1 | × |
LG VELVET | × |
motorola razr 5G | × |
Google Pixel 5 5G | × |
Xiaomi Redmi Note 9T | × |
Xiaomi Mi 10 Lite 5G | × |
その他、Androidスマホ各社のWiFi 6対応・非対応機種をまとめました。海外メーカーのスマホはまだWiFi 6に対応している機種が少ない印象です。
価格が高いスマホの方がWiFi 6対応機種が多いので、5万円以上を目安に探すと良いかもしれません。
WiFi 6対応スマホ一覧・おすすめ機種ランキング
WiFi 6対応スマホの中から、性能と価格のバランスがとれたおすすめをランキングでご紹介します。
第1位:iPhone SE(第2世代)

- iPhone史上最安モデル
- 指紋認証でロック解除が楽々
WiFi 6対応のおすすめスマホ第1位は、iPhone SE(第2世代)です。iPhone史上最も価格の安いモデルで、5万円前後から購入できます。
最新iPhoneが顔認証のみなのに対して、iPhone SE(第2世代)は指紋認証に対応している点がポイントです。
マスクをしたまま簡単に画面ロックが解除できるので、使い勝手の良いおすすめスマホとなっています。
iPhoneが得意とするポートレートモードを使った撮影もでき、背景をぼかして被写体を際立たせた撮影が可能です。
公式サイト |
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スペック | iPhone SE(第2世代) |
---|---|
プロセッサ(CPU) | A13 |
メモリ(RAM) | (3GB) |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 約1,821mAh |
おサイフケータイ | ● |
顔認証 | × |
指紋認証 | ● |
アウトカメラ | 1つ |
アウトカメラ内訳 | 広角:約1200万画素 |
インカメラ | 700万画素 |
画面サイズ | 約4.7インチ |
第2位:iPhone 12

- iPhone初の5G対応
- スマホ最速の高性能チップ搭載
WiFi 6対応のおすすめスマホ第2位は、iPhone 12です。2020年に発売された最新シリーズで、iPhone初の5G対応機種として注目を集めました。
スマホ最速のチップを搭載しており、画像処理からアプリの起動まであらゆる動作がスムーズです。
前機種からカメラ性能もパワーアップしており、ナイトモードでポートレート機能が使えるようになりました。
簡単に言うと、暗い場所でも背景をボカした撮影ができるようになったということです。旅行先やお祭りなど、夜景が綺麗に撮影できるのは嬉しい進化ですね。
公式サイト |
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機種名 | iPhone 12 Pro |
---|---|
プロセッサ(CPU) | A14 Bionic |
メモリ(RAM) | (4GB) |
ストレージ(ROM) | 64/128/256GB |
バッテリー容量 | (2,815mAh) |
アウトカメラ | デュアルカメラ |
アウトカメラ 内訳 | 超広角:1,200万画素 広角:1,200万画素 |
インカメラ | 1200万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
顔認証 | ◯ |
指紋認証 | × |
画面サイズ | 6.1インチ |
第3位:Galaxy S21/S21+ 5G

- 8Kビデオが撮影できる
- 拡大しても画像が粗くならない
WiFi 6対応のおすすめスマホ第3位は、Galaxy S21です。
これまでのGalaxy Sシリーズからデザインが一新され、洗練されたおしゃれなスマホになりました。
Galaxy S21の特徴はなんといってもカメラ。なんと、スマホ最高峰の解像度である「8K」動画が撮影可能です。
8K動画なら、結婚式のお祝いムービーやYouTubeの動画撮影にも使えるレベル。わざわざ機材を購入しなくても、Galaxyで撮影した動画がそのまま使えます。
また、高解像度カメラで撮影した写真は拡大してもすみずみまで鮮明に写ります。撮影後のトリミングも楽々です。
機種名 | Galaxy S21 5G |
---|---|
プロセッサ(CPU) | Snapdragon 888 |
メモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 4000mAh |
アウトカメラ | トリプルカメラ |
アウトカメラ 内訳 | 広角:1200万画素 超広角:1200万画素 望遠:6400万画素 |
インカメラ | 1000万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
顔認証 | ◯ |
指紋認証 | ◯ |
画面サイズ | 6.2インチ |
第4位:Xperia 1 Ⅲ

- Xperiaのハイエンドモデル
- ゲームエンハンサー機能で快適プレイ
WiFi 6対応スマホのおすすめ第4位は、Xperia 1 Ⅲです。Xperia 1 Ⅲは、SONYスマホの中でも特にハイスペックなスマホに位置づけられています。
Xperia 1 Ⅲの特徴は、ゲームを快適にプレイするための「ゲームエンハンサー」機能。
ゲームプレイ中に攻略情報を調べたり、プレイ動画を録画したりといったことができる機能です。
さらに、プレイ中にスマホ本体が熱くなる現象を抑制し、充電しながらでもゲームがプレイできるよう設計しています。
スマホでよくゲームをプレイする方や、ゲーム実況をする方におすすめのスマホです。
機種名 | Xperia 1 Ⅲ |
---|---|
プロセッサ(CPU) | Snapdragon 888 5G |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 4500mAh |
アウトカメラ | トリプルカメラ |
アウトカメラ 内訳 | 超広角:1220万画素 広角:1220万画素 望遠:1220万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
顔認証 | × |
指紋認証 | ◯ |
画面サイズ | 6.5インチ |
第5位:OPPO Find X3 Pro

- 10億色を再現するディスプレイ
- スマホが顕微鏡になる
WiFi 6対応のおすすめスマホ第5位は、OPPO Find X3 Proです。Findシリーズは、OPPOの中では最もハイスペックなシリーズです。
10億色の撮影・表示ができるユニークなスマホで、見たままの色彩が正確に撮影できます。
また、最大60倍まで拡大できる顕微鏡カメラも特徴の1つです。小さな花や滴も、ピントがボケずに撮影できます。
広角・超広角・望遠・顕微鏡と4つものレンズを搭載しているため、幅広い撮影が可能なスマホです。
公式サイト |
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スペック | OPPO Find X3 Pro |
---|---|
プロセッサ(CPU) | Snapdragon 888 |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 4500mAh |
おサイフケータイ | × |
顔認証 | ◯ |
指紋認証 | ◯ |
アウトカメラ | 4つ |
アウトカメラ内訳 | 広角:5000万画素 超広角:5000万画素 望遠:1300万画素 顕微鏡:300万画素 |
インカメラ | 3200万画素 |
画面サイズ | 6.7インチ |
第6位:LEITZ PHONE 1

- ライカがトータル監修したスマホ
- 大型イメージセンサー搭載で高画質な写真に
WiFi 6対応のおすすめスマホ第6位は、LEITZ PHONE 1です。世界的に有名なカメラメーカーである、Leica(ライカ)がトータル監修した初のスマホとなっています。
従来のスマホよりも大型の1インチセンサーを搭載しており、高画質の写真が撮影ができるようになっています。
ライカの代名詞と言われる「モノクローム写真」も撮影でき、スマホながら本格的な撮影ができます。背面のライカロゴとレンズキャップもファンの心をくすぐりますね。
端末名 | LEITZ PHONE 1 |
---|---|
ソフトバンク販売価格 | 187,920円(税込) |
本体サイズ | 約74×162×9.5mm |
画面サイズ | 約6.6インチ |
重さ | 約212g |
CPU | Snapdragon™888 5G |
RAM / ROM | 12GB/256GB |
バッテリー | 5000mAh |
おサイフケータイ | 〇 |
防水 / 防塵 | IPX5/IPX8 |
生体認証 | 指紋、顔 |
カラー | シルバー |
第7位:AQUOS R6

- 白とび・黒つぶれを限りなく低減
- 世界初のスピードとなめらかさ
WiFi 6対応のおすすめスマホ第7位は、AQUOS R6です。LEITZ PHONE 1と同じくLeica(ライカ)監修のカメラレンズを搭載しています。
ライカの傑作レンズ「ズミクロン」をAQUOS R6専用に再現し、見たままを写せるレンズになっています。
白とび・黒つぶれを限りなく減らし、加工ではない本物のボケ感を演出してくれます。
また、240Hzで画面が高速で書き換えられるディスプレイを採用しており、ゲーム・映画も映像がカクつきません。
カメラ、ゲーム、動画と1日中使ってもなくならない、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載している点も魅力です。
機種名 | AQUOS R6 |
---|---|
プロセッサ(CPU) | Snapdragon 888 5G |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 5000mAh |
アウトカメラ | シングルカメラ |
アウトカメラ 内訳 | 2020万画素 |
インカメラ | 1260万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
顔認証 | ◯ |
指紋認証 | ◯ |
画面サイズ | 6.6インチ |
WiFi 6とは
まずは、これまでのWiFiとの違いを中心に、WiFi 6の概要を解説します。下表は、大きな違いをまとめたものです。
WiFi 4 | WiFi 5 | WiFi 6 | |
---|---|---|---|
IEEEの規格名 | IEEE802.11n | IEEE802.11ac | IEEE802.11ax |
周波数帯 | 2.4GHz/5GHz | 5GHz | 2.4GHz/5GHz |
最大通信速度(理論値) | 300Mbps | 6.9Gbps | 9.6Gbps |
最大接続台数(MU-MIMO使用時) | 1(MU-MIMOではない) | 4 | 8 |
正式な規格名は「IEEE 802.11ax」
WiFi 6は通称で、正式な規格名は「IEEE 802.11ax」です。IEEE(アイトリプルイー)は規格の一つであり、なおかつ、WiFi等の電子通信規格を標準化している、米国電子学会の名前でもあります。
一方、「WiFi」をいう名前は、一般に受け入れられやすいように付けた呼称です。WiFi Allianceという団体が権利を持っています。
「WiFi」にはこれまで、バージョンを示す数字が付けられてはいませんでしたが、今回は「6」が付きました。この数字の意味は、単純に6代目にあたるからです。
それにともない、4代目と5代目も「WiFi 4」「WiFi 5」という新呼称が付けられました。ただし、1~3代目については新呼称がないため「WiFi 2」などは存在しません。
通信が高速化する
これまでのWiFiと比べ、WiFi 6の通信速度は高速化します。その理由の1つが「ワイドバンド」です。WiFi 5の通信帯域は80MHzチャネルでしたが、WiFi 6では160MHzチャネルに拡大されます。
例えると、1車線の道路が2車線に拡張するようなものです。このワイドバンドにより、データ伝送のトップスピードが大きく向上します。
さらに、WiFi 6では160MHzチャネルだけでなく、「1024QAM」とも組み合わせが可能になりました。1024QAMは、周波数の利用効率を高めるもので、同じ帯域幅のデータ伝送量を増大させます。
これらの技術の向上によって、WiFi 6では理論上、最大通信速度9.6Gbpsでデータ伝送が可能です。あくまで理論値ではありますが、実際にデータ転送した場合も、好条件化であれば1Gbps以上を期待できます。
多数同時接続が可能になる
「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」の採用で、同時接続可能台数が増えるのもWiFi 6の特徴です。
WiFi 5では同時通信といっても、1通信で1端末ずつに通信を届けていましたが、WiFi 6では文字通り、1通信で複数端末に届けることが可能となりました。
同時通信時間あたりの通信効率が向上し、最大同時接続台数は、従来の倍となる8台となっています。
デバイスのバッテリー消費を抑えられる
デバイスのバッテリー商品を抑える、「TWT(Target Wake Time)」技術の導入もWiFi 6の大きなメリットです。
デバイスへの通信タイミングを調整し、信号待ちの必要がない場合に、デバイスの通信機能をスリープ状態へ移行させることでバッテリーを長持ちさせます。ただし、デバイス側のTWT対応が必要です。
5Gの弱点を補完する存在
WiFi 6の登場は、次世代通信システム「5G」とも関わりがあります。5Gは高速ですが、電波の直進性が高いため、障害物の多い屋内での使用を得意とはしていません。
既に開始されている5Gのサービスも、現時点ではスポット的で、なおかつオープンな場所に限られています。その点、WiFi 6は固定回線につないで使用するのがメインで、屋内での通信向きです。
屋外は5G、屋内はWiFi 6のように使い分けることで、両方の普及が急速に進むと考えられています。
詳しくは、4Gと5Gの違いや5Gでできることを解説した記事をご覧ください。
WiFi6を使うには

ではここで、WiFi 6を導入するにはどうすればよいかを解説します。ルーターを購入する以外にも、快適な利用には重要なポイントがあります。
2020年半ばからスタートの見込み
IEEE 802.11ax(WiFi6)標準の公式発表はされており、既に対応ルーター等の販売は始まっています。ただし、修正案が最終承認を待っている状態です。本格的な切り替えは2020年半ばが見込まれています。
WiFi6対応機器が必要
「WiFi 6」を使うならWiFi 6対応機器が必要です。スマホやルーターなど、既に販売されている商品も含め、各社でWiFi 6対応製品の商品化が進んでいます。
10Gbps対応のネットワーク機器を導入
せっかくWiFi 6対応ルーターを購入しても、1Gbpsのネットワーク機器(ONU・ゲートゥエイ)では、WiFi6のメリットを活かし切れません。10Gbps対応のネットワーク機器を導入することをおすすめします。
WiFi6に変更しても従来機種は使用可能
WiFiは下位互換可能なため、WiFi 6以前まで対応の機種でも、今まで通り通信はできます。ただし、WiFi 6が使えるわけではないため、通信速度や同時接続台数なども従来のままです。
WiFi6で高速・快適な通信を
2020年は、WiFi 6の本格始動・5Gの登場で、通信の高速化が期待される年です。5Gが全国で利用できるまでには、まだ数年を要しますが、WiFi 6の展開はもうすぐという段階に迫っています。
下位互換もあるため、すべての機器を買い換える必要はありません。これを機に、ルーターと高速化したいデバイスの導入を検討してみましょう。
おすすめの無線LANルーターや選び方で解説していますのであわせてご覧ください。
公開日時 : 2021年06月30日

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