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Apple Musicをより高音質で聴くためのおすすめイヤホン・アプリを紹介

音楽を日頃から聴いている人にとって、月額制で聴き放題の音楽ストリーミングサービスはとても便利です。
そして、「たくさんの音楽ストリーミングサービスがあるけれど、せっかくなら音質にこだわりたい」という意見は、音楽が好きな人に多いのではないでしょうか。
音質が良いかどうかは、実際に体感してみないとわからないものですが、ストリーミングサービス登録前に、ある程度知っておくと便利でしょう。
そこで、ストリーミングサービスの中でも有名で、1億曲以上もの楽曲を広告なしで聴けるApple Musicの音質と、より良い音質で音楽を聴く方法を紹介します。
目次
Apple Musicの音質

Apple Musicの音質をデータやファイル形式を判断材料として、みていきましょう。
データ量でわかる
音質の良し悪しを判断する方法の1つに「ビートレット」があります。
Apple Musicのビートレット値は、WiFi接続時は256kbps、キャリア通信時は128kbpsか192kbps程度となっています。
ビートレットとは、1秒間に送受信できるデータ量のことで、単位には”bps(Bit Per Second)”が使われます。
単純に、bpsが高いと音質が良いというわけではなく、音声の圧縮ファイル形式によっても変わってきます。
AACというファイル形式
AACとは、圧縮音声ファイルの一種で、Advanced Audio Codingの略称です。
Apple Musicでは、このACCというファイル形式が使われています。
「MP3」という名をよく耳にしますが、MP3も圧縮音声ファイルの一種で、多くの楽曲はMP3形式となっています。
AACはMP3よりも圧縮性能が優れていて、聴感上の音質が良いとされています。
Apple Musicを高音質で聴く方法
AACという優れた圧縮技術により、聴感上の音質が良いApple Musicですが、より快適に使用できるように、高音質で聴く方法を紹介します。
iPhoneの設定
Apple Musicを利用するデバイスがiPhoneの場合、設定を変えることで、より高音質で聴くことができます。
ビットレートを固定させる
Apple Musicのビートレットを最大値の256kbpsに固定して、常に高音質を保てます。
- 設定を開きます。
- 「ミュージック」を開きます。
- 「モバイルデータ通信」を開きます。
- 「高音質ストリーミング」をオンにします。
Apple Musicは音質のデータ量でも紹介したように、WiFi通信時よりも、モバイルデータ通信時の方が音質が劣ってしまいます。
外出時、モバイルデータ通信時に高音質でApple Musicを聴きたい場合は、高音質ストリーミングをオンにしましょう。
イコライザの設定を行う
イコライザとは、音質を変えることのできる機能のことです。音楽のジャンルに合った音質を選んだり、自分好みの音質に変えられます。
- 設定を開きます。
- 「ミュージック」を開きます。
- 「イコライザ」を開きます。
- 自分好みの音質を設定できます。
設定は、好きな楽曲に合わせると心地よく聴くことができます。「Rock」「R&B」「Pop」など、音楽のジャンルからも選べるので、音楽の専門的知識がなくても設定しやすいです。
また、イヤホンの種類に合わせて設定することもできます。
例えば、iPhoneに付属しているイヤホンなら、オープンエアタイプなので、低音が強めの「Bass Booster」を設定するのがおすすめです。
ミュージックをダウンロードする
設定を変えることで、高音質ストリーミング再生が可能ですが、モバイルデータ通信では、データ量を気にしなくてはいけません。
WiFi接続がある場所で、ダウンロードしておくことをおすすめします。
- 設定を開きます。
- 「ミュージック」を開きます。
- 「モバイルデータ通信」を開きます。
- 「ダウンロード」をオンにします。
上の手順で、あらかじめ聴きたい音楽を、iPhoneにWiFiを接続した状態でダウンロードしておくことで、256kbpsの音質でどこでも聴くことができます。
ダウンロードしておけば、データ量も気にすることなく使用できます。
ただし、Apple Musicを解約すると、ダウンロードした曲はすぐ聴けなくなるので注意しましょう。
自動音量調整をオフにする
再生する曲ごとに音量が違うことがありますが、その音量を自動で揃えてくれる機能が、音質低下の原因になることがあります。
下の手順で解消できます。
- 設定を開きます。
- 「ミュージック」を開きます。
- 「音量を自動調整」をオフにします。
高音質で保存する
Apple Music録音ソフトを使うという方法もあります。
おすすめソフトはNoteBurner Apple Music Converterです。
このソフトを使うと、Apple Musicで配信される楽曲を高音質のまま録音保存でき、解約後もそのまま聴くことができます。
また、ファイル形式はMP3、AAC、WAV、FLACに変換可能と、幅広く対応しています。
10倍速と高速で変換することができ、CDに焼くこともできます。
変換後も曲名やアルバム名などのIDタグ情報を保存したまま使用できます。
おすすめ高音質イヤホン3選
Apple Musicを高音質で楽しむにはイヤホン選びにもこだわりたい…という人もいるのではないでしょうか。
1億曲以上もの楽曲をより楽しむには、やはりこだわりをもってイヤホンを選ぶことも大切です。
ここでは、ノイズキャンセリング機能が搭載されていることを基準に、3つの商品を紹介します。
SONY WF-1000XM3
高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1eを搭載し、圧倒的なノイズキャンセリングの性能が備わっています。
ワイヤレスイヤホン初のハイレゾ相当の高音質を楽しめます。
最大6時間も連続再生ができるバッテリーと充電ケースを3回充電すると、合計24時間の再生が可能で、長時間の外出時も安心です。
接続も安定していて、動画を視聴している時の音声の遅延も軽減されています。
また、BCN AWARD 2020年イヤホン・ヘッドホン部門の最優秀賞受賞や、VGP2020の金賞など、いくつもの賞を受賞した優秀な製品です。
Panasonic RZ-S50W-W
デュアルハイブリットノイズキャンセリングが搭載され、業界最高クラスのノイズキャンセリング機能が備わっています。
音声は締りのある豊かな低音とクリアでリアルなボーカルが特徴とされていて、音楽だけでなく、スマホでコンテンツを視聴するときや、通話にも最適です。
充電ケースによる充電で最大22.5時間の再生が可能です。
タッチセンサーアンテナを搭載し、左右独立受信方式を採用することで、安定したBluetooth接続と小型化の両立を実現しました。
Libratone 完全ワイヤレス イヤホン
2009年創立のリブラトーン社はデンマークに本社を置くオーディオメーカー社で、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン、スピーカーの開発に力を注いでいます。
最大30dBのノイズキャンセリング機能が搭載され、使う人の環境や行動に応じて適切なノイズキャンセリングレベルに自動で調節します。
イヤホン本体で6時間の再生、付属の充電ケースで3回の充電が可能で、計24時間再生可能です。
高性能チップを採用することで、もとの音をそのまま再現でき、安定した接続と動画視聴時の音の遅延が大幅に改善されています。
また、デザインも美しく、北欧スカンジナビアンスタイルの高級感でエレガントな仕様となっています。
おすすめ高音質音楽プレイヤーアプリ3選

音楽を高音質で聴くにはここまで紹介したように、設定やイヤホンなどにこだわるとよいでしょう。
そして、より高音質に音楽を楽しみたい人には、きめ細かなサウンドを実現し、リアルな音空間で聴けるハイレゾがおすすめです。
ここでは、ハイレゾとイコライザ機能がついている、おすすめの高音質音楽プレイヤーアプリを紹介します。
KaiserTone
アメージングクオリティ・サウンドエンジンを搭載することで、エフェクト機能、音割れを防止する機能、ノイズリダクション、キャッシュなどを行い、曲に合わせた音、好みの音をクリアに再生することが可能となっています。
音のイコライザ機能も充実しており、音質を細かく設定できます。デフォルトの設定もありますので、専門的な知識がなくても操作することが可能です。
操作性もよく、シンプルで見やすい画面が特徴です。
再生モードの選択や、スピーカー・ヘッドフォンなどの切り替え、SNSへ投稿、リストの編集など、機能も機能も充実しています。
iOSのみ対応していてURLよりダウンロードできます。
Onkyo HF Player
オーディオメーカーのオンキヨーが追及して作りあげたミュージックアプリです。
高性能のイコライザ機能を搭載し、MP3やACCといったベーシックな形式をより、高品質に聴くことができます。
イヤホン・ヘッドホンを使用時は、自動で音をチューニングしてくれる機能があります。
また、快適な再生を実現するため、バックグラウンド再生やプレイリスト機能、SNS連携などの機能も備わっています。
NePLAYER
日本オーディオ協会認定のハイレゾ再生アプリです。
音楽の再生状態を目で見れるハイレゾビジュアライザーが搭載され、目で見て聴いて楽しむことを可能としました。
イコライザ機能も充実しており、音楽ジャンルに合わせて音質を選択する「プリセットイコライザ―」や、より細かく設定できる「グラフィックイコライザ―」など、初心者から音楽に詳しい人まで、自分の好みの音色に設定できます。
iTunes経由での曲の取り込みはもちろん、Airdropを使ってワイヤレスでMacから楽曲を転送したり、音楽配信のサイトで購入した楽曲を直接ダウンロードすることもできます。
![ハイレゾ対応 音楽プレイヤー[NePLAYER Lite]](https://is2-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple113/v4/50/d7/88/50d78809-19be-02cf-da96-3af1a7da0078/source/512x512bb.jpg)
Apple Musicは音質以外にも魅力がいっぱい
Apple MusicはACCという形式による優れた音質以外にも魅力が多数あるので、紹介します。
ここでは同じく音楽ストリーミングサービスとして有名なSpotifyと比較してみてみましょう。
料金プラン
Apple Music | Spotify | |
---|---|---|
個人プラン | 月額1,080円(税込) | 月額980円(税込) |
ファミリープラン | 月額1,680円(税込) | 月額1,480円(税込) |
学生プラン | 月額580円(税込) | 月額480円(税込) |
カップルプラン | なし | 月額1,280円(税込) |
無料プラン | なし | あり |
無料お試し期間 | 1ヵ月 | 1ヵ月 |
無料期間中に解約したい場合でも、料金が発生することなく解約できるので、安心です。
曲数
Apple Music | Spotify |
---|---|
1億曲 | 7,000万曲 |
操作性の良さや見やすさ
Apple Musicはその操作性の良さも魅力です。
「ライブラリ」や「検索」など、大きく項目ごとに分かれていて、難しいことを考えず感覚で操作できます。
「For You」では自分に合った音楽を選出してくれたり、「見つける」ではジャンルやシーンごとにキュレーターが選出した楽曲プレイリストを聴くことができます。
自分でオリジナルのプレイリストを作成することも簡単にでき、それを仲間と共有することも可能です。
Apple Musicは下のURLよりダウンロードできます。

Apple Musicで音楽を聴いて生活を豊かに
Apple Musicは、ACCというファイル形式で、聴感上の良い音を再生できます。
さらに音質にこだわりたいときは、iPhone本体の設定を変えてたり、イヤホンをノイズキャンセリング機能が搭載されたものにするとよいでしょう。
また、ハイレゾ機能を搭載した音楽再生アプリをダウンロードすることにより、音質の良さと音の響き渡る音楽をより体感できます。
Apple Musicで1億曲もの楽曲を高音質で楽しむことで、毎日の生活をより豊かにしましょう。
Apple Musicのプレイリストの設定や共有について「Apple Musicのプレイリストを設定・共有方法|使用に関する疑問点を解説」で解説していますのでぜひ参考にしてください。
公開日時 : 2023年02月15日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。