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iPhoneに接続できるUSBメモリ | 選び方とおすすめ5商品


動画や写真など様々なデータを保存したり、共有するのに便利なアイテムといえばUSBメモリです。
普段、PCに接続して使う方も多いのではないでしょうか。
しかしiPhoneにはUSBの接続端子がなくSDカードのスロットもないので、端末のストレージがいっぱいになったときに外付けのメモリにデータを移しづらいデメリットがあります。
そんなときに便利なのが、iPhoneに直接接続できるUSBメモリです。
この記事では、iPhoneにUSBメモリを接続してできることや、USBメモリの選び方、おすすめのUSBの紹介などをしていきます。
目次
iPhoneに接続できるUSBメモリの特徴

iPhoneにUSBメモリを接続するには、対応しているUSBメモリを購入する必要があります。
対応しているのはどのようなメモリなのか、iPhoneに接続することでどのようなことができるようになるのか、解説していきます。
iPhoneに対応しているUSBメモリは
iPhoneにはSDカードのスロットがありません。Appleのデザインに対するこだわりや、容量の多い機種を売るための戦略としてそういう仕様になっているそうです。
そのため外付けのメモリにデータを移したいときは、iPhoneに接続できるUSBメモリを使うと便利です。
普段PCで使っているのは大きい端子のついたUSBメモリですが、iPhone対応のものは小さいライトニング端子なので間違えないように気を付けましょう。
Lightning端子に対応しているiPhoneは
iPhoneでも古い機種になるとライトニング端子が付いていない場合があります。
そのため、ライトニング端子が付いているUSBメモリを使う場合には、iPhone 5以降、iPadなら第4世代以降でないといけません。iPad miniやiPad Airでは全世代でライトニング端子が付いています。
iPhoneにUSBを接続するメリット
iPhoneにUSBメモリを接続すると端末内のデータを一気に外部に移すことができ、ストレージ不足を解消できたりPCへ一気にデータ転送ができます。
iPhoneからPCにデータを移したい場合、メールやAirdropなどを使うことが多いかもしれませんが、データの大きさに制限があったり大きいデータだと時間がかかったりします。
そのようなときにはUSBメモリを使うとスムーズに転送ができます。
また、iPhone を失くしたときのためのデータのバックアップを取るのにも役立ちます。外部のメモリにバックアップを取っておくと安心です。
iPhoneにUSBを接続してできること
実はiPhoneにはSDカードを接続するカメラリーダーというものもあります。それを接続すればSDカードにデータを移すこともできますが、USBメモリの方ができることの幅が広いです。
動画や画像以外のデータを保存できたり、電話帳のバックアップやビジネス文書の読み取り、データを選択してのバックアップなどもできます。
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iPhone対応USBメモリの選び方のポイント
iPhone対応のUSBを使うメリットを紹介しましたが、購入の際どのようなポイントに気を付けて選べばよいのでしょうか。
ここではUSBメモリの選び方を解説します。
データ容量が用途に見合っている
まず大事なのは、USBメモリの容量です。自分が使う用途に合わせて必要な容量のメモリを選びましょう。
仕事用の文書ファイルなど軽いファイル扱うのであれば32GB、画像や音楽など少し容量が大きいファイルを扱う場合は64GB、動画のような大きなファイルを扱う場合は128GB以上がおすすめです。
あくまで参考なので、自分がどのくらい容量を使うか考えたうえで少し多めの容量のメモリを購入するのがよいでしょう。
データのやり取りがしやすい転送速度
転送速度も大事なポイントです。大量のファイルや大きなデータのファイルを移動するときには、転送速度の遅いメモリだと時間がかかってしまいます。
USBメモリは規格によって転送速度が異なっていて、速度が速い規格のメモリの方が価格が高くなります。
現在販売されているメモリだと「USB2.0」「USB3.0」「USB3.1」というのが主な規格です。
おすすめは「USB3.0」か「USB3.1」です。「USB2.0」だと他と比べて転送速度が10分の1以下になってしまうので、転送に時間がかかってストレスになります。
価格が大丈夫であれば、ストレスなくデータ移行をするためにも「USB3.0」か「USB3.1」を選びましょう。
専用アプリが使いやすい
iPhone対応のUSBメモリは、ライトニング端子に接続すればそのまま使えるというものではありません。
PCのようにエクスプローラー(MacならFinder)で管理されているわけではないので、ドラッグ&ドロップでデータ移行ができないのです。
そのため専用のアプリを使ってデータを管理します。その専用アプリもメモリによって異なるので、使い勝手も違ってきます。
中には最新のOSに対応していないアプリもあるので、対応しているOSを確認することをおすすめします。
MFi認証を受けている
Apple製品のためのアクセサリには「MFi認証」というApple独自の認証システムがあります。
MFi認証を受けているUSBはAppleから認められた製品なので信用性があり、しっかりした製品だといえます。
使うなら安心感がある製品がよいですよね。MFi認証を受けているUSBをおすすめします。
使いやすいサイズやデザイン
PCの場合もですが、iPhone でUSBメモリを使う場合は特にサイズが大きいと邪魔になります。デザイン面を考えても、サイズがコンパクトなほうがiPhoneとの相性が良いでしょう。
しかしライトニング端子と通常のUSB端子の両方を付けているため、大きさはある程度大きくなってしまいます。
J字型のデザインのものもあり、デザインを重視するのであればスタイリッシュでおすすめです。
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iPhone とUSBの接続方法

iPhoneにUSBメモリを接続してデータ移行する方法は2種類あります。1つはアプリを使わずに直接USBに移行する方法で、もう1つは専用のアプリを使って移行する方法です。
ここでは接続の方法や注意点などを解説します。
データを直接移行する場合
直接USBにデータを移行する場合は、iPhone とPCを接続してPC経由でUSBにデータを移します。
AnyTrans for iOSというPC上でiOSデバイスを管理するソフトを使うのが便利です。
手順は次の通りです。
- AnyTrans for iOSをPCにインストール
- iPhone とPCをUSBケーブルでつなぎ、AnyTrans for iOSを起動
- 管理画面で「PCへ」のボタンをクリック
- 移行したい項目を選んで、出力先をUSBメモリにする
- 「次へ」をクリックして移行開始
これでデータ移行ができます。
AnyTrans for iOSが便利なのは、項目ごとに一気にデータを移すだけでなく、特定の写真や動画などファイルを選んで移すこともできるところです。
PCを持っている人はこの方法もよいかもしれません。
専用アプリを使って移行する場合
PCを経由せずに、iPhoneにUSBを直接接続してデータを移行する方法です。これまで紹介してきた、iPhone のライトニング端子用のUSBメモリを使います。
iPhone用のUSBメモリには、それぞれ専用のアプリがあります。USBを接続するとインストールのメッセージが出るので、その通りにアプリをインストールしましょう。
専用アプリの使い方は、アプリを起動してから「バックアップ」を選択します。データのバックアップ画面が表示されるので、移行したいデータをチェックします。
これだけでUSBのほうにデータが移行されます。
専用アプリを利用するときの注意点
アプリを利用するときにはUSBメモリにパスワードをかけないようにしましょう。PCで使うときに認識されなくなってしまう可能性があります。
PCでも使おうと考えている人はパスワードを設定しないように気を付けてください。
iPhone がUSBを認識しない場合の対処法
iPhoneにUSBを接続しても認識しない場合、ロックがかかっている可能性があります。
ロックを解除しないとUSBが認識されないので、一度USBを取り外してiPhone のロックを解除してから接続してみましょう。
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おすすめのiPhone対応USBメモリ
iPhone対応のUSBメモリの中でもおすすめの商品を5つ紹介します。
Qarfee USBメモリ
4種類の端子が接続できる多機種対応のUSBです。
ライトニング・USB・microUSBがもともと付いていて、USB Type-Cへの変換アダプタも付属しているので、iOS・Android・WindowsPC・MacPCに対応している万能タイプです。
パスワードの設定もできるのでセキュリティ面も安心です。
サンワダイレクト USBメモリ
ライトニング端子とUSB端子の2つが付いているタイプです。
スタイリッシュなデザインで、専用のケースが付属しているのも特徴の1つです。iPhoneに対してのデザインを重視したい人にはおすすめです。
IODATA U3-IP2 USBメモリ
ライトニング・USB・microUSBの端子が付いているので、iOS・Android・PCで使えます。
キャップ式で本体にキャップがくっついている形なので、キャップを失くしづらいというメリットがあります。microUSBのアダプタが一体型になっているのも特徴的な作りです。
Transcend JetDrive Go 500
ライトニング端子とUSB端子が付いているタイプです。
基本的にはiPhone・iPad向けの商品なので、かなりコンパクトなサイズです。iPhoneとの相性も良いデザインです。
USBを接続したままiPhoneで写真や動画を撮るとそのままUSBの方にデータを移動させる「シュート&セーブ」という機能もあり、iOSデバイスに合わせた便利な商品です。
iDiskk Mini3 USB 3.0 フラッシュドライブ
ライトニング端子とUSB端子の2つが付いているタイプです。
キャップがない360度回転式で、アルミ合金の高級感があるデザインです。
MFi認証を受けていて最新のiOS13に対応しています。
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iPhoneのデータはUSBに保存しよう

iPhone対応のUSBメモリを使えば、外部メモリにデータを移しづらいiPhoneでも手軽にデータ移行ができます。専用のアプリも用意されており、面倒な手間もかかりません。
容量不足の解消や素早いデータ共有、バックアップの保存など様々なシーンで活躍してくれます。
記事の中で紹介したUSBメモリの中から自分に合った容量、デザイン、転送速度のものを選んで、仕事やプライベートでのデータ管理に役立てましょう。
iPhoneのストレージの整理について「iPhoneの空き容量を増やす方法と容量の選び方」で解説していますのであわせてご覧ください。
公開日時 : 2020年05月05日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。
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