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iPhoneの位置情報サービスとは?できること・設定方法・利用時の注意点を紹介


iPhoneの位置情報サービスは、紛失したiPhoneを探せたり、家族の位置が確認できるとても便利なサービスです。
とても便利な反面、気をつけて使わないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
この記事では位置情報サービスとはどのようなものなのか、また、どんなことができるのかを解説していきます。
位置情報サービスの使い方をマスターして、日常生活に役立てましょう。
目次
iPhoneの位置情報サービスとは
はじめに位置情報サービスがどのようなものなのかを解説します。
位置情報サービスの特徴
iPhoneには、iPhone本体の位置を把握するための機能が搭載されています。
この機能はGPSやWiFiなどを使って位置を把握しています。そのため、iPhone本体の電源が落ちている場合や、機内モードに設定されているときには利用できません。
この位置情報サービスは、地図アプリやゲームアプリ、カメラアプリ、FacebookなどのSNSのアプリでも利用されており、iPhoneの紛失時にもこの機能を利用してiPhoneを見つけ出すことができます。
位置情報サービスでできること
この位置情報を取得するサービスでは、iPhone本体の位置がわかることで現在位置が把握できます。また、家族で共有するとお互いの位置を確認できます。
位置情報の共有を行えば、お互いの現在位置が把握できるので、目的地まで誘導することも可能です。
このように位置情報サービスは様々なことに活用されています。
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位置情報サービスを利用するメリットとデメリット

位置情報サービスは様々なシーンで利用できますが、いくつか注意すべき点もあります。
ここでは、位置情報サービスを利用するメリットやデメリットを見てみましょう。
位置情報サービスを利用するメリット
メリットを知れば活用範囲が広がります。自身に合った活用方法を見つけましょう。
地図アプリが使える
昔であれば初めての土地を訪れるときには、地図を片手に自分で地図を確認しながら目的地まで行きました。しかし、近頃では、地図を持ち歩く人も少ないのではないでしょうか。
地図アプリを使えば、地図を持ち歩かなくても容易に目的地にたどり着けます。
現在地を把握するだけでなく、目的地を設定でき、そこまでのルートが表示されます。
このように、位置情報サービスは地図アプリで現在地を把握したり、現在地から目的地までのルートを表示し誘導するのに利用されています。
iPhoneの現在位置がわかる
iPhoneはとてもスリムで軽量なので、ポケットや鞄に入れて常に持ち歩く人がほとんどでしょう。
待ち時間や電車の中などでiPhoneを利用する人も多く、中にはどこかで置き忘れてくる人もいると思います。
このようなときにもこのサービスを利用してiPhoneの位置を確認できます。
この機能を利用すると、電源が入っている限り近くの基地局と通信を行いiPhoneがある場所を確認できます。
また、紛失したときには悪用を防ぐために遠隔操作でロックをかけられ、データを消去することもできます。
ゲームが楽しめる
位置情報を使ったゲームは、移動しながら位置を登録することでゲームが進められます。
たとえば、ポケモンGOやIngress Primeなどは、位置情報を利用しています。
屋内で楽しむゲームと異なり、位置情報を使ったゲームは実際に外を移動しながらゲームがプレイできます。
撮影した写真に日時や場所が記録できる
近頃はiPhoneのカメラの性能が向上し、とてもきれいな写真が撮れます。
そのため、子どもの行事や旅行のときの写真を撮るときも、iPhoneを利用する人は多いのではないでしょうか。
iPhoneで撮影した写真には、位置情報から撮影した場所や日時を記録できる機能があります。
旅の思い出や子どもの成長を、写真とともに記録できるのでとても便利な機能です。
位置情報を共有できる
位置情報を使うとiPhoneの位置が把握できます。そして、位置情報の共有を行えば、共有した相手のiPhoneの位置が確認できます。
外出の際に子どもにiPhoneを持たせておくと、この位置情報サービスを利用して子どもの位置が把握できます。
このように、このサービスを利用すると子どもの位置が把握できるので、外出中の子どもを見守ることが可能です。
位置情報サービスを利用するデメリット
このサービスの利用にはデメリットもあります。デメリットを理解しておけば、対処ができるのでトラブルに巻き込まれる可能性が下がります。
バッテリーの消費が速くなる
iPhoneで位置情報サービスを利用している間は、iPhoneは通信を行ってiPhoneの位置を把握しています。そのため、いつもよりもバッテリーの消費が早くなります。
地図アプリなどを利用している間は、位置情報サービスを利用していることがわかりやすいため、バッテリーの残量に注意しながら利用できます。
そして、位置情報サービスはSNSの投稿の際や写真の撮影の際にも利用されています。
ほかにもゲームなどで位置情報サービスを利用しているものもあるので、バッテリー消費が早いと感じるなら位置情報サービスをチェックしてみるとよいでしょう。
自宅等の場所が判明する可能性がある
旅の記録や日常の日記がわりに、SNSを利用している人は多いのではないでしょうか。このSNSでの写真の投稿には注意が必要です。
iPhoneで撮影した写真には、写真の位置情報が記録されている場合があります。
位置情報が登録された写真をSNSに投稿すると、自宅の場所や行動範囲が判明してしまう可能性があります。
このように、位置情報が何に使われているかを正しく理解してiPhoneを使用しないと、個人情報がもれて自宅の位置などがわかってしまう可能性があります。
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位置情報サービスの設定方法
位置情報サービスの設定方法を見てみましょう。すべての位置情報を無効にする方法やアプリごとに設定する方法があります。
位置情報サービスのオン・オフを切り替える方法
便利な位置情報サービスですが、位置情報サービスにはデメリットもあり、利用には注意が必要です。
位置情報サービスは設定アプリからオンとオフが切り替えできます。
- 設定アプリを開く
- プライバシーを選択
- 位置情報サービスを選択
- 位置情報サービスの項目でボタンをタップする
上記の方法で切り替えが可能です。ボタンが緑色ならオン、グレーになるとオフになります。
すべての位置情報サービスを無効にする方法
位置情報サービスを利用しない場合には、以下の方法ですべての位置情報サービスをオフにできます。
- 設定アプリを開く
- プライバシーを選択
- 位置情報サービスを選択
- 位置情報サービスの項目のボタンをオフにする
この方法で、位置情報サービスのボタンをグレーにすると無効にできます。
無効に設定すると、位置情報を利用したサービスがすべて使えなくなります。
アプリごとの設定方法
位置情報サービスは、アプリごとにオン・オフを設定できます。
- 設定アプリを開く
- プライバシーを選択
- 位置情報サービスを選択
- 下にスクロールするとアプリが一覧で表示されている
- その中から位置情報の利用を設定したいアプリを選択する
- アプリごとの位置情報の利用を許可する画面が開く
- ここで常に利用するか、アプリの使用中のみ利用するかなどを選択する
ここで位置情報を利用したいアプリだけ選択して設定できます。
たとえば、写真アプリの使用時に位置情報を記録したくない場合には、ここで写真アプリを選択して「なし」に設定すると位置情報をオフにできます。
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位置情報サービスの活用方法

位置情報サービスは、iPhoneを安全に利用するために最も重要なサービスです。
このサービスを利用すると、紛失時にも個人情報がもれるのを防げます。
iPhoneの紛失時に位置情報で確認する
iPhoneを紛失時には悪用されないためにも、位置情報サービスを利用して早期に見つけることが大切です。
iPhoneを紛失したときには、「探す」のアプリを利用してiPhoneを探せます。
iPhoneがどこにあるか見つけられたり、音を鳴らしたり、iPhoneがある場所までのルートを案内してもらったりすることもできます。
なお、紛失したiPhoneの「探す」を使うときには、位置情報サービスがオン、iPhoneを探すがオンに設定されていないと利用できません。
地図上でiPhoneの位置を確認する方法
iPhoneは「探す」のアプリを使って、地図上にiPhoneの位置を表示できます。
もし、iPhoneを紛失したときには、ほかのデバイスでiCloudにログインしてiPhoneを探しましょう。
- iCloudにログインする
- 「探す」のアプリを開く
- デバイスを探すをタップ
- 一覧からデバイスの名前を選択すると場所が地図上に表示される
この方法でiPhoneの位置を確認できます。
音を鳴らしてiPhoneの位置を確認する方法
iPhoneが見つからないときには、音を鳴らして場所を確認できます。
- iCloudにログインする
- 「探す」のアプリを開く
- 紛失したデバイスを一覧から選ぶ
- 「サウンドを再生」をタップする
このようにアラートをならせば、周囲の人の注意をひきつけて紛失したiPhoneを見つけてもらえる可能性があります。
ルートを案内してもらう方法
紛失したiPhoneがある場所までの経路や時間を案内してもらうことができます。
- iCloudにログインする
- 「探す」のアプリを開く
- 紛失したデバイスを一覧から選択する
- 「経路」をタップ
この手順で紛失したiPhoneがある場所までの経路が地図で表示されます。
iPhoneにロックをかける方法
iPhoneを紛失したときには、ほかのデバイスを利用してロックをかけられます。
- iCloudにサインインする
- 「探す」アプリを開く
- 下にスクロールすると「紛失としてマーク」という項目が現れるので「有効にする」をタップ
- 「紛失としてマークしますか」と尋ねられるので「続ける」をタップする
- 画面にiPhoneを拾った人にメッセージや電話番号を入力する
この方法で、iPhoneは紛失したiPhoneとしてロックされて使用できなくなります。紛失したiPhoneを拾った人は拾ったiPhoneで持ち主に連絡できます。
iPhoneを消去する方法
iPhoneは探すのアプリを使って、紛失時にデータをすべて消去できます。場所が確認できない場合には、この方法を利用すると、データを見られることはありません。
- 「探す」のアプリを開く
- デバイスを探すをタップ
- 下にスクロールすると「このデバイスを消去」出てくるのでタップ
- iPhoneを消去しますかと尋ねられるので「このiPhoneを消去」
この方法で、iPhoneのデータはすべて消去されます。データの消去後は「探す」のアプリを使ってiPhoneを探せなくなります。
子どもの位置を確認する
iPhoneの探すアプリでは、子どもや友だちと位置情報を共有できます。位置情報を共有するとお互いの位置がわかります。
- 「探す」のアプリを開く
- 「自分の位置情報を共有」または「位置情報の共有を開始」をタップ
- 位置情報を共有したい相手の名前や電話番号を入力する
- 「送信」をタップ
このように設定すると位置情報が共有できます。なお、位置情報を共有する期間は1時間や無制限など長さを選択できます。
この機能を使うと、子どもの位置が把握できます。
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位置情報サービスで記録される行動履歴
意外と知られていないのがこの行動履歴が記録されるサービスではないでしょうか。ここでは履歴の確認方法や消去する方法を見てみましょう。
行動履歴の確認方法
iPhoneは、そのiPhoneの所有者が頻繁に訪れる場所を記録しています。この設定は、デフォルトではオンになっているので、設定を変更していない限り行動を記録されています。
この行動履歴は利用頻度が高い場所として記録されています。
- 設定アプリを開く
- プライバシーを選択する
- 位置情報サービスを開く
- 下にスクロールしてシステムサービスを選択する
- 表示された一覧の中の「利用頻度の高い場所」をタップする
- 利用頻度が高い場所の一覧が表示される
この利用頻度の高い場所の項目を選択すると、画面下方に利用頻度が高い場所の住所が履歴として表示されます。
一覧から場所を選択すると場所を地図で確認できます。
行動履歴を削除する方法
iPhoneはパスコードを設定してロックしていると、拾った人は中を確認できません。
しかし、記録に残したくない行動履歴がある場合には、この履歴をあらかじめ消去しておくとよいでしょう。
行動履歴は利用頻度の高い場所が表示されているところで削除できます。
- 設定アプリを開く
- プライバシーを選択
- 位置情報サービスを開く
- 下にスクロールしてシステムサービスを選択する
- 「利用頻度の高い場所」をタップする
- 一覧が表示されるので下までスクロールする
- 「履歴を消去」
この方法で今までの履歴が削除できます。しかし、行動履歴をこの方法で消去しても「利用頻度の高い場所」の設定がオンになっていると、その後も行動が記録されます。
行動履歴を残したくない場合には、「利用頻度の高い場所」の項目の右側にあるボタンでオフにしましょう。
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iPhoneの位置情報サービスを利用して日常生活に役立てよう

位置情報サービスは、なくしたiPhoneを見つけ出せたり、自身の現在地を確認したりできるのでとても便利な機能です。
写真のデータ記録にも使えて、便利な反面、使い方によっては自身の個人情報がもれる可能性があります。
情報の扱いに気をつけながら、位置情報サービスを利用して日常生活に役立てましょう。
公開日時 : 2020年04月30日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。