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WiMAXとワイモバイルのポケットWiFiを徹底比較|料金・速度・エリアを比べておすすめを紹介


ポケットWiFiは工事不要で、外出先でもWiFi環境を利用することができます。
サービスを提供しているWiMAXとワイモバイルのポケットWiFiの違いを解説します。
※この記事で紹介する速度は、あくまで理論値です。お住まいの地域や接続環境によって変動しますのでご注意ください。
この記事でわかること
目次
WiMAXとワイモバイルのポケットWiFi比較

WiMAXとワイモバイルのポケットWiFiはどちらも工事が不要で外出先で使用できる点は同じですが、月額料金や、最低利用期間、違約金、通信速度などの違いがあります。
また、ワイモバイルのポケットWiFiの正式名称は「Pocket WiFi」となり、「ポケットWiFi」は「持ち運べるモバイルWiFiルーター」として認識されることが多いです。
おすすめポケットWiFiを徹底比較記事もありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
料金
プラン名 | UQ WiMAX | ワイモバイル Pocket WiFiプラン2 |
---|---|---|
月額料金(税込) | ギガ放題プラス(5G対応):4,268円(25ヵ月間) ギガ放題: 4,268円 |
上限なし:4,818円 7GBまで:4,065円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 |
- データ無制限で使用する場合:WiMAXが550円(税込)程度安い
- データ使用7GB以下の場合:ワイモバイルが203円(税込)程度安い
UQ WiMAXの料金プランは、5G対応の「ギガ放題プラス」と、データ容量無制限の「ギガ放題」の2種類です。
「ギガ放題プラス」は25ヵ月間4,268円(税込)で利用でき、26ヵ月目以降は4,818円(税込)となります。
一方のワイモバイルの料金プランは、データ容量7GBのPocket WiFiプラン2(ベーシック)が月額料金は4,065円(税込)、月額752円(税込)のアドバンスオプションに加入すれば、月額4,818円(税込)でデータ無制限で利用できます。
WiMAXとワイモバイルの無制限プランで比較した場合、月額料金はWiMAXの方が550円(税込)程度安いです。月間のデータ使用量が7GB以下の場合は、WiMAXよりもワイモバイルの方が203円(税込)程度安くなります。
なおWiMAXでは、選ぶプロバイダーによって料金プランが変わります。
たとえばカシモWiMAXであれば、3年契約を条件に、月額4,455円(税込)で利用できます。
何年たっても料金の増減がなく、同じ価格で使えますので、26ヵ月以上利用する場合はお得になるでしょう。
対象エリア
WiMAXとワイモバイルの対応エリアと無料WiFiスポットを見ていきます。
回線名 | 対応エリア | 無料WiFiスポット |
---|---|---|
WiMAX | 全国 | 約20万ヶ所 |
ワイモバイル | 全国 | 約45万ヶ所(ソフトバンクWi-Fiスポット) |
WiMAXの対応エリアは全国85%以上のカバー率を誇り、無料のWiFiスポットも全国に約20万ヶ所設定されています。
ただし、WiFiスポットでのサービスを利用するには「UQ Wi-Fiプレミアム」への申し込みが必要です。申し込みは、会員専用ページから行えます。
ワイモバイルはネットワークが大手キャリアのソフトバンクと同じなので、全国広範囲を網羅しているソフトバンクWi-Fiスポットを利用できます。
無料のWiFiスポットは、JRの主要駅やカフェといった全国約45万ヶ所の場所で利用可能です。なお、ワイモバイルでWiFiスポットを利用する際の申し込みは必要ありません。
速度
WiMAXとワイモバイルの通信速度は次の通りです。
回線名 | 速度 |
---|---|
WiMAX 5G | 下り最大2.7Gbps ※Speed Wi-Fi 5G X11使用 |
WiMAX | 下り最大1.2Gbps ※W06使用 |
ワイモバイル5G | 下り最大2.4Gbps ※Pocket WiFi 5G A102ZT使用 |
ワイモバイル | 下り最大838Mbps ※803ZT/801HW使用 |
WiMAXの速度は端末または契約プランによって異なります。
WiMAX+プランの場合、W06の最大下り速度は1.2Gbpsとなり、5Gプランの場合、Speed Wi-Fi 5G X11を利用時に最大下り速度は2.7Gpbsとなります。
ワイモバイルでは、Pocket WiFi 5G A102ZTの場合、下り最大通信速度が2.4Gbpsとなります。803ZTまたは801HWの最大速度は838Mbpsとなっています。
WiMAX・ワイモバイルどちらも、5Gでの利用はエリアも端末も限られています。高速通信を希望される方は、対象エリアと端末を必ずチェックしましょう。
通信制限
WiFiサービスの事業者では混線状態を回避するために、一定期間のデータ使用量が多い場合に通信制限を設けています。
WiMAXとワイモバイルの通信制限は次の通りです。
回線名 | 速度制限の有無 | 速度制限時の速度 |
---|---|---|
WiMAX 5G | 直近3日間で 15GBを超えた場合 |
1Mbps |
WiMAX | 直近3日間で 10GBを超えた場合 |
1Mbps |
ワイモバイル | 直近3日間で 10GBを超えた場合 |
1Mbps |
速度制限は、WiMAX 5Gが直近3日間で15GBを超えた場合、WiMAXギガ放題とワイモバイルは共通して直近3日間の使用量が10GBを超えると通信速度が1Mbpsに低下します。
制限期間はWiMAXが翌日の18時頃から翌々日2時頃まで、ワイモバイルが当日の18時頃から翌1時頃までです。
対象端末
WiMAXとワイモバイルで取り扱っている主な端末を紹介します。
端末名 | 下り最大通信速度 | 上り最大通信速度 | バッテリー容量 | 端末代金(税込) |
---|---|---|---|---|
WiMAX Speed Wi-Fi 5G X11 |
2.7Gbps | 183Mbps | 4,000mAh |
21,780円 最大15,000円キャッシュバック |
WiMAX Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
2.2Gbps | 183Mbps | 5,000mAh (交換不可) |
21,780円 最大15,000円キャッシュバック |
ワイモバイル Pocket WiFi 5G A102ZT |
2.4Gbps | 110Mbps | 5,300mAh | 28,800円 新規契約は18,000円割引 |
※1:端末価格28,800円(税込)から18,000円(税込)が割引になります。
WiMAX・ワイモバイルどちらも、現在は5G対応端末が販売されています。
WiMAXでは最大15,000円のキャッシュバックを実施。ワイモバイルでは新規契約の際、18,000円の割引が適用されます。
また、端末分割払いの場合、WiMAXは36回払いで一月あたり605円(税込)、ワイモバイルは36回払いで一月あたり300円(税込)です。
WiMAXの端末に関して、WiMAXルーター機種を徹底比較した記事をご参考にしてください。
契約期間と解約金
契約期間と解約金はWiFiサービスの事業者ごとに異なります。WiMAXとワイモバイルの契約期間と解約金は次の通りです。
回線名 | 契約期間 | 解約金(税込) |
---|---|---|
UQ WiMAX | 2年自動更新 | 1,100円 |
ワイモバイル | なし | なし |
WiMAXは、UQ WiMAXの場合は上記の通りとなりますが、プロバイダによって最低利用期間や解約違約金が異なります。
プロバイダが多いため、自分のライフスタイルによって、適切なプランを選ぶことができます。
一方、ワイモバイルでは契約期間や解約金が設定されていないので、いつ解約しても解約違約金は発生しません。
ご自身の予定する利用年数や、端末分割代金などと合わせて比較することが大切です。
WiMAXとワイモバイルのメリットとデメリット

ここでは、WiMAXのワイモバイルそれぞれのメリットとデメリットについて解説していきます。
WiMAXのメリットとデメリット
まずはWiMAXのメリットとデメリットから見てみましょう。
WiMAXのメリット
WiMAXの大きなメリットとしては通信速度が速いことと、選べるプロバイダの種類が豊富なことがあげられます。
WiMAXの場合、5G対応エリアでは下り最大速度が2.7Gbps、WiMAX2+の下り最大速度が440Mbpsです。さらに端末によって通信速度は異なります。
たとえば、UQWiMAXでは2つの端末を取り扱っています。
Speed Wi-Fi 5G X11 | 下り最大2.7Gbps |
---|---|
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 下り最大2.2Gbps |
X11の通信速度は下り最大2.7Gbpsで光回線に匹敵する速度を誇ります。
また、WiMAXでは様々なプロバイダがサービスを提供しています。
- カシモWiMAX
- GMOとくとくBB WiMAX
- Broad WiMAX
- So-net
- BIGLOBE など
プロバイダごとに月額料金やキャンペーン、オプションサービスなどが異なります。どのプロバイダも通信速度や対応エリアは変わりません。
おすすめWiMAXプロバイダを徹底比較した記事もありますので、あわせてお読みください。
WiMAXのデメリット
続いては、WiMAXのデメリットについて見てみましょう。
WiMAXはプロバイダによって、契約期間及び解約違約金は異なりますが、基本的に2年契約からがほとんどです。
UQ WiMAXであれば、2年の自動更新となっており、更新期間以外での解約だと、違約金が1,100円発生します。
少額ではありますが、短期間で使いたい人にとっては不便なところがあります。
短期でWiMAXを利用したい方には、ポケットWiFiの短期レンタルおすすめ比較をご参考にしてください。
また、WiMAXの対応エリアは、全国主要都市の人口カバー率は99%以上を誇るものの、キャリア回線の対応エリアと比較すると、過疎地方の電波がやや弱いのが現状です。
そのため、離島や、山岳部などでは繋がらない場合があります。実際の対応エリアは各プロバイダの対応エリア検索のページで調べることができます。
ワイモバイルのメリットとデメリット
次に、ワイモバイルのメリットとデメリットをご紹介します。
ワイモバイルのメリット
ワイモバイルのメリットは主に「海外での利用が可能」「家族割引サービスが適用される」ことの2点があります。
ワイモバイルには「Pocket WiFi 海外データ定額」と呼ばれる料金プランがあり、国内だけでなくアメリカや中国といった世界100ヶ国以上でのデータ通信が使えます。
4,378円(税込)の基本料に90円/日(免税)の海外利用料金で利用できます。世界100ヶ国以上で利用でき、国内利用上限の7GBにプラスして海外でも上限7GBのデータ通信が可能です。
ただし、「Pocket WiFi 海外データ定額」は2021年5月11日をもって新規加入の受付を終了しています。
2021年5月12日以降に海外対応端末・701UCの新規契約・機種変更をした場合は、「世界対応ケータイ」に加入することで、海外渡航時には自動で「海外パケットし放題」が利用できるようになります。
これからワイモバイルを申し込んで海外利用の予定がある方は、「世界対応ケータイ」に加入するよう、事前にチェックしましょう。
また、ワイモバイルユーザーは家族割引サービスが適用され、2回線目以降の月額料金が550円(税込)割引になります。このサービスはPocket WiFiプラン2(ベーシック)でも対象です。
9回線目までは割引対象となるため、家族でワイモバイルを使用している場合、毎月の通信費がお得です。
ワイモバイルのデメリット
ワイモバイルのデメリットとして、まず金額がWiMAXよりやや高い点があげられます。
ワイモバイルとWiMAXの無制限プランの月額料金を比較した場合、ワイモバイルの方が高くなります。
また、上限なしで使用する際のエリアにも注意が必要です。ワイモバイルの料金プランは7GBのPocket WiFiプラン2(ベーシック)1種類ですが、アドバンスオプションに加入できます。
アドバンスオプションは、標準モードからアドバンスモードに切り替えることでデータ容量が無制限で利用できるサービスです。
しかし、アドバンスモードの対応エリアは4G LTE通信よりも狭く、対応エリアは限定的です。
アドバンスオプションは月額752円(税込)かかるため、申し込む前にあらかじめ対応エリアを確認しておきましょう。
WiMAXとワイモバイルの口コミ・評判
ここでは、実際にWiMAXとワイモバイルを利用している方の口コミをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
WiMAXの口コミ・評判
ではまずはWiMAXの口コミから見てみましょう。
WiMAX2+ ポケットWi-Fi ルーターを5G対応に機種変したけど5Gじゃなくても速い🙆♂️
— くまはうす (@kumahousecom) October 29, 2021
しかし5G対応機種は皆 筐体がデカいのが難点😂#WiMAX pic.twitter.com/yjcSMemxvU
ポケットWiFi問題はWiMAX契約したぜ!!
— しょうみゆ👽Webクリエイター (@MykiiTech) December 9, 2021
5G対応なのでうちのなんちゃって光回線よりも速い可能性ある🥺
5Gサービスに注目が集まっているようです。下り最大2.7Gbpsは1Gbpsの光回線よりも速い速度ですので、今後ますます快適に利用できるようになりそうです。
ワイモバイルの口コミ・評判
続いてはワイモバイルの口コミを紹介します。
俺は在宅がふえて家でWiFi使う頻度が高いからワイモバイルの一番安いプランで生きてる
— ig (@Igarappi) May 29, 2021
そっかぁ!!高みの見物いいね😄
— MAKO (@MAKO49770262) March 6, 2021
私、ワイモバイルだよ〰😊
また料金下がるみたいだから行かなきゃって思ってた😁
WiFiほぼほぼ家だから1番安いの😆店舗あるから何かしらあったとき便利👍❣️
ワイモバイルは料金の安さについての口コミが多く見られました。
ワイモバイルは7GBまでなら月額4,065円で利用でき、さらに家族割引もありますので、毎月の料金を安く抑えたいという方に注目されているようです。
WiMAXとワイモバイルどちらがおすすめ?
それでは、WiMAXとワイモバイル、どちらを選ぶべきなのでしょうか?ここではそれぞれ、おすすめのポイントをご紹介します。
WiMAXがおすすめな人
- お得な料金やキャンペーンを利用したい人
- 通信速度の速さを重視したい人
WiMAXは利用方法に合ったプロバイダを選びたい人におすすめです。
選べるプロバイダの選択肢が多く、月額料金や端末代金などの初期費用が異なります。また、各社キャンペーン・キャッシュバックなどの特典を実施しています。
プロバイダによって最低利用期間や解約違約金も異なります。中には1年契約を利用しているプロバイダもあるので、長期間の利用を考えていない場合でも、試しやすいです。
また、代表的なUQ WiMAXは、上限なしプランの月額料金はワイモバイルよりも安くなっています。月の固定費を安く抑えたい方におすすめです。
もう1つ、WiMAXは速度の速さにも定評があります。5G対応エリア内でSpeed Wi-Fi 5G X11を使用した際は、下り最大2.7Gbpsという高速通信が可能です。
光回線なみの速度で利用できるので、動画を視聴したり、スマホゲームで遊ぶ人にもおすすめです。
WiMAXプロバイダ15社を比較した記事もありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
ワイモバイルがおすすめな人
- 海外でも利用したい人
- 家族でワイモバイルを利用している人
ワイモバイルのポケットWiFiは海外でも使用することがある人や、家族でワイモバイルを使用している人におすすめです。
海外データ定額プラン(※新規受付終了)は世界100ヶ国以上で利用でき、国際ローミングサービスに比べると1日あたりの料金は20分の1程度に抑えられます。
これから申し込む方も「世界対応ケータイ」に加入することで、「海外パケットし放題」が利用できます。
また、ワイモバイルの家族割引サービスが適用されるため、2回線目以降の月額料金が550円(税込)割引になります。
同居していなくても家族なら9回線まで適用となりますので、ぜひ確認してみてくださいね。
WiMAXとワイモバイルに関するよくある質問
ここでは、WiMAXとワイモバイルを利用する際のよくある質問を紹介します。
お試しできる?
ポケットWiFiは、契約前に通信速度やエリアなどを確認できると安心ですよね。UQ WiMAXであれば「Try WiMAX」という、15日間無料でお試しができるサービスがあります。
ワイモバイルには残念ながら、お試し期間はありません。
解約方法は?
UQ WiMAXの解約手続きは、UQお客様センターへ電話して手続き、もしくは書面による郵送手続きの2通りがあります。UQ WiMAXの公式サイトでのオンライン手続きには対応していません。
ワイモバイルの解約手続きは、ワイモバイルショップへ来店・ワイモバイルカスタマーセンターと書面郵送で手続き・My Y!mobileでの手続きの3通りがあります。オンライン手続きに対応しているので、待ち時間もなくおすすめの方法です。
WiMAXとワイモバイルのポケットWiFiまとめ

WiMAXとワイモバイルの違い
- WiMAXはプロバイダとキャンペーンが豊富
- ワイモバイルは海外利用と家族割引が魅力
- どちらも5G対応エリアは通信速度が速い
WiMAXとワイモバイルはどちらも工事不要のWiFiサービスですが、月額料金やサービス内容が異なります。WiMAXは快適な通信速度とプロバイダごとに実施している様々なキャンペーンが魅力です。
各プロバイダが行う初期費用の割引やキャッシュバック金額、最低利用金額と解約違約金を見比べて、トータルの利用料金で比較するとよいでしょう。
一方、ワイモバイルでは海外利用に対応していたり、家族割引サービスを適用することで毎月550円(税込)割引になります。最低利用期間や解約違約金がかからないので、短期間だけ利用したい人におすすめです。
どちらも5Gに対応しており、エリア内であれば光回線以上の高速通信も可能のサービスです。利用用途に合った方を選んでみてください。
こちらの記事は、ポケットWIFIWiFiをランキング形式でおすすめを紹介していますので、あわせてお読みください。
公開日時 : 2022年01月14日

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