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中学生がLINEを使用するときの注意点!設定やルールを決めておこう

中学生の子どもにスマホを持たせるか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
最近ではスマホを持ち、中学生のLINE使用率も高くなってきています。
しかし、LINEの使用は様々なトラブルに巻き込まれる可能性があり、ときには、中学生の子供だけでは解決できないトラブルが発生する場合も。
この記事では、中学生がLINEを始める前に守るべきルールや、LINEを使用しているときに起こりうるトラブルについて解説しています。
LINEの安全な使い方を理解し、我が子がトラブルに巻き込まれることを未然に防ぎましょう。
目次
中学生のLINE使用に関する6つのルール
中学生にLINEの使用を許可する場合には、各家庭でルールを決めることが大切です。
ここでは、LINEを使用するときの代表的なルールを解説しています。
- 課金させない
- 使用時間を決める
- パスワードをかけない、変えない
- 親もリスクとマナーを知る
- 使用に関するルールを決めておく
- 悪口をかかない
1.課金させない
中学生がLINEを利用する主な目的は、友だちや両親との連絡手段ではないでしょうか。LINEにはトーク機能があり、チャット形式でコミュニケーションがとれます。
LINEを利用している方の中には、スタンプを使用する方も多いのではないでしょうか。
このスタンプは無料で手に入れられるものもありますが、多くの場合は有料です。
気持ちやそのときの状況を伝えやすいスタンプは、中学生にも人気がありますが、自由に購入させると際限なく課金してしまう可能性があります。
また、ゲームが好きな子どもなら、LINEゲームのアイテムを獲得するために課金する可能性もあるでしょう。
このように、LINEを使用していると子どもにとっては魅力的な誘惑がたくさんあります。トラブルに巻き込まれないためにも、課金は行わないというルールが必要です。
2.使用時間を決める
中学生にとってスマホは、友だちと楽しくおしゃべりしたりゲームしたりするなど、日常生活でかかせないアイテムにかもしれません。
LINEには通知機能があり、友だちから連絡が届くと、内容が気になりついスマホに手を伸ばしてしまう人も少なくないでしょう。
そのため、スマホを使用する時間を決めていないと、際限なくスマホを使用し、勉強に集中できないことにもなりかねません。
朝の忙しい時間にはスマホを使用しない、夜は9時以降はLINEを使わないなど、具体的な時間を決めることが大切です。
3.パスワードをかけない、変えない
スマホには、紛失したときなどに備え、パスワードを設定する機能がついています。
中学生の子供にスマホを持たせる場合にも、家の外に持ち出す可能性があるのであれば、パスワードは設定した方がよいでしょう。
このとき設定するパスワードは、保護者が設定・管理し、子どもが勝手に変更しないという約束が必要です。
危険なサイトを閲覧していないか、間違った使用方法をしていないか、など保護者がいつでも確認できるような状態にしておくことが大切です。
4.親もリスクとマナーを知る
LINEを使用していると、対人関係の様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
しかし、すべての人がトラブルにあうわけではありません。リスクやマナーをきちんと理解したうえで、節度ある使い方をしていれば、トラブルに巻き込まれる可能性は下がります。
中学生にスマホを持たせてLINEの使用を許可する場合には、まずは親がLINEの使用で起こりうるリスクやマナーを理解することが重要です。
子どもにもリスクについて共有し、リスクを回避するためにはルールが必要だということを、納得させるのが大切です。
5.使用に関するルールを決めておく
スマホを与える前に、スマホに関するルールを事前に決めておくことも大切です。
使用時間はもちろんですが、使用する場所やインストールしてもよいアプリ、友人の追加についてなど、はじめに細かくルールを決めておくとよいでしょう。
たとえば、自分の部屋に持ち込んでスマホを使用しないというルールは、多くの家庭で使われているルールではないでしょうか。
また、成績が一定の点数よりも下がった場合、スマホを没収するというルールを定めている家庭もあるでしょう。
ルールを決めるだけでなく、ルールを破った際にはどうするのかを決めておけば、必要以上のスマホ使用の抑制につなげられるでしょう。
中学生の子どもに安全にLINEを使わせるためには、扱いやすく機能制限のあるスマホを選ぶ事も重要です。
6.悪口をかかない
友だちとLINEをしていると、ついつい盛り上がって過激な言葉が出てしまうことがあるかもしれません。
面と向かって話しているときには言いにくいことも、LINEなら話せるという人もいるでしょう。
しかし、だからといってLINEなら何を言ってよいわけではありません。LINEのトークで話した内容は、一度投稿してしまうとその内容を完全に消すことはできません。
悪口などをうっかりと言ってしまうと、当人に伝わってトラブルに発展したり、いじめにつながったりすることもあります。
LINEには、誰に見られてもよいもの、人に不快感を与えないものを投稿するように心がけることが大切です。
守った方がいい個人情報に関するルール

LINEはリスクを知ることで安全に使用できます。個人情報に関することは、特に気をつけて使用しましょう。
- 勝手に写真を送らない
- QRコードやIDを勝手に教えない
- 個人情報を記載しない
- 友達を自動追加しない
- 年齢認証の確認もたまにはする
- タイムラインや投稿にも注意
1.勝手に写真を送らない
LINEではトーク画面で相手に写真を送ることができます。
相手が見るだけですめばよいのですが、画像を受け取った人が保存したり他の人に送ったりする可能性があります。送った写真をを全く知らない人が見る可能性もあるでしょう。
近頃では、写真に写っている景色などから場所を特定し、犯罪が行われた事例もあります。
自分だけが写っている写真ならまだしも、誰かの写真を許可なく友人に送るのはトラブルの元です。
トラブルに巻き込まれないためにも、自分の写真も他の人の写真も、LINEで送るのは控えるべきでしょう。
子どもが安心してiPhoneを使うための機能制限・フィルタリングは、こちらの記事で解説しています。
2.QRコードやIDを勝手に教えない
LINEでのトラブルを避けるために最も重要なのは、不特定多数の人と友だちにならないことです。
友だちになるのは面識のある友人や家族だけに限定するだけでも、トラブルに巻き込まれる可能性は格段に下がります。
LINEには、LINE IDやQRコードを使って友だちを募集できる掲示板があります。掲示板などでIDを公開してしまうと、実際に面識のない人とも友だちとしてつながってしまいます。
そして、その中には悪意のある人が含まれている可能性もあるため、LINE IDやQRコードは、親が許可しない人に教えることは避けるべきです。
3.個人情報を記載しない
LINEを使用する際には、トークの内容やタイムラインに投稿する内容には注意が必要です。
トークやタイムラインに個人のアドレスやID、電話番号、住所などの個人情報を記載するのは避けましょう。
過去にはIDの乗っ取りなどもあり、個人情報が漏れる可能性があるのでとても危険です。
現在では二段階認証が採用されて被害は減っているとはいえ、100%安全とは言い切れません。そのため、個人を特定できるような情報は投稿しない方がよいでしょう。
4.友達を自動追加しない
LINEには、アドレス帳と連動して電話番号から自動で友だちに追加できる機能があります。
しかし、自動で追加する機能をオンにしていると、見知らぬ人が友だちに自動で追加されてしまう可能性があります。
この機能を使って電話番号をランダムに選び、友だち登録して架空請求などを送る業者があります。
そのため、中学生にスマホでLINEを使用させる場合にはこの自動追加機能をオフにしておくとよいでしょう。
5.年齢認証の確認もたまにはする
LINEでは、18歳未満のユーザーに対して、トラブルを回避するために年齢認証を行いLINE IDでの検索を制限しています。
これは、LINE IDを掲示板やWebサイト上に公開し、面識のない異性と友だちになってトラブルになるのを未然に防ぐためです。
ただし、3大キャリアやワイモバイルなどでは年齢認証を行うことができますが、格安SIMでは行えないものがほとんどです。
中学生がスマホを使用するときに、3大キャリアで契約したスマホで契約者が親の場合は、利用者として子どもを登録することでLINE IDの検索機能は使用できません。
しかし、親の名義でスマホを購入し利用者登録をしていない場合には、ID検索が可能です。
その場合は、LINE IDによる友だち追加をオフに設定し、その機能が解除されていないかを保護者が定期的に確認しましょう。
6.タイムラインや投稿にも注意
LINEでのタイムライン投稿は慎重に行う必要があります。できれば人が投稿したものにいいねをしたり、返信を行うことは避けたほうが無難です。
なぜなら、タイムラインへの投稿を行うと、自分のアイコンや名前が、ほかの同じ公式アカウントと友だちになっているユーザーが見られるようになるからです。
このようなことから個人情報が流出する可能性があるので、できればタイムラインへの投稿や返信は控えたほうがよいでしょう。
中学生に起きるLINEでのトラブル事例
ここでは、中学生がLINEを使用しているときに起こりうるトラブルを見てみましょう。
- LINEグループでのトラブル
- LINE友達募集でのトラブル
LINEグループでのトラブル
LINEを使用する中学生の中には、グループを作ってLINEを使用している人は多いのではないでしょうか。
しかし、このグループLINEの使用は、1対1のコミュニケーションではなく、複数の人間でのコミュニケーションとなるため、様々なトラブルを招く可能性があります。
たとえば、LINEグループに入れてもらえないというトラブルがあります。
反対にグループに入りたくないのに、入らざるを得ないなどのトラブルが起こることもあります。また、LINEグループから抜けたくても抜けられないというトラブルもあります。
多くの人が所属するLINEグループでは、発言権のある人が発言すると間違ったことを言っていても、拒否したり言い返したりできない人もいます。
LINEは対面でおしゃべりをしているわけではないので、何を言えばよいかわからないとき、そのまま放置する人も多いでしょう。
何も発言しないことに対して、それを同意したとみなす人もいます。そして、そのことからいじめが加速する場合もあります。
このように、LINEでは会話をしながら相手の表情などをうかがい知ることができないため、対面でのコミュニケーションよりもトラブルを招きやすくなります。
LINE友達募集でのトラブル
LINE IDやQRコードを使って、友だちを募集する掲示板やWebサイトがあります。
LINEを使用する上で、友だちや家族とのみの連絡に使用するのであれば、トラブルに巻き込まれる可能性は低いでしょう。
しかし、掲示板などにLINE IDやQRコードを公開すると、見知らぬ人と友だちになる可能性があります。
友だちになった人は、よい人ばかりだとは限りません。年齢や性別を偽っていたり、出会いを斡旋する業者であったりなど、詐欺を行う悪意のある大人の可能性もあります。
そのため、中学生がLINEを使用するのであれば、トラブルを避けるためにも面識のない人を友だちにするのは避けなければなりません。
中学生のLINE使用時はルールを作ろう

LINEは、中学生にとって友だちとコミュニケーションを取るのに必要不可欠なツールかもしれません。
しかし、正しい使い方をし、使用状況を親が見守っていないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
中学生にスマホを与えてLINEの使用を許可する場合には、安全に子どもがLINEを利用できるように、親と子どもで話し合ってルールを決めて使用しましょう。
公開日時 : 2023年05月24日

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