海外でも使えるポケットWiFi7選!無制限でレンタルしたい方向けも紹介

おすすめの海外WiFiレンタルサービスを紹介します。料金やデータ容量などのサービス内容を比較しました。また、自分にぴったりのサービスを選ぶためのポイントや、渡航先で利用する際の注意点も詳しく解説します。
海外でも使えるポケットWiFi7選!無制限でレンタルしたい方向けも紹介

出張や旅行で海外に行く際は、海外でも使えるWiFiをレンタルすると便利です。数多くの会社が海外WiFiレンタルサービスを提供しており、料金やデータ容量などプランも様々あります。

そこで、海外でも使えるWiFiの料金やサービス内容を比較紹介します。自分にぴったりのWiFiを選ぶ方法や、海外用WiFiを利用する際の注意点なども詳しく説明しているので、参考にしてください。

海外でも使えるポケットWiFi7選

海外で使えるレンタルポケットWiFi7社の、1日あたりの料金をまとめました。

海外用WiFi 料金/日
グローバルWiFi アメリカ・ハワイ:1,170円(不課税)~
中国・台湾:1,170円(不課税)~
韓国:870円(不課税)~
イモトのWiFi アメリカ・ハワイ:1,580円(不課税)~
中国:1,280円(不課税)~
台湾:1,080円(不課税)~
韓国:680円(不課税)~
HISモバイルWi-Fi アメリカ:1,300円(不課税)~
ハワイ:900円(不課税)~
韓国・台湾:900円(不課税)~
jetfi 680円(不課税)~
WiFiBOX
(旧Wi-Ho!)
アメリカ・ハワイ・韓国:750円(不課税)~
台湾:590円(不課税)~
JAPAEMO アメリカ・ハワイ:5日間 2,500円(税込)
韓国:3日以内 2,980円(税込)
台湾:3日以内 3,280円(税込)
楽天トラベルグローバルWiFi アメリカ・ハワイ:1,170円(不課税)~
韓国:870円(不課税)~
台湾:1,170円(不課税)~

グローバルWiFi

グローバルWiFi

グローバルWiFiは世界200以上の国と地域で使える、パケット定額制の海外用WiFiルーターレンタルサービスです。

  • 世界200以上の国と地域で利用可能
  • ANAカード利用でマイルが貯まる
  • 帰国後に「コンビニ・郵便局・銀行・LINE Pay」で支払いもOK

グローバルWiFiで取り扱いのある一部地域の料金は次の通りです。

地域 料金/日(300MB/日)
北米(アメリカ・アラスカ・カナダ) 1,170円(不課税)
ハワイ・グアム・サイパン 1,170円(不課税)
韓国 870円(不課税)
中国・台湾 1,170円(不課税)
香港 1,170円(不課税)
シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン 1,170円(不課税)
ベトナム・マレーシア 970円(不課税)
イギリス・イタリア・スペイン・ドイツ 1,470円(不課税)
オーストラリア 1,670円(不課税)
ブラジル 1,670円(不課税)

料金は定額制なので、知らないうちにプラス料金が発生することはありません。万が一、1日のデータ容量を使い切ってしまっても渡航中に容量を追加可能です。

また、追加容量が余った場合には翌日以降に繰り越して使えるのは嬉しいポイント。

受け取りと返却は、空港・宅配便・コンビニのいずれかで行います。なお、渡航先がハワイか韓国であれば、現地での受け取り・返却も可能です。

使用中にトラブルがあっても、LINE・スカイプ・メールのいずれかで24時間問い合わせができ、サポートが手厚いことも魅力的。

また、ANAカードで支払うと利用金額100円(税込)につき1マイルが貯まります。さらに、ANAマイレージモール経由で申し込めば100円(税込)につき2マイル貰えるので、マイルを貯めている人にもおすすめです。

【グローバルWiFi】詳細はこちら

イモトのWiFi

出典:イモトのWiFi

イモトのWiFiは、エクスコムグローバル株式会社が提供する海外レンタルWiFiです。海外レンタルWiFiのパイオニア的存在で、高いサービス品質と手厚いサポートに定評があります。

  • 安心の定額制
  • 豊富なオプション
  • 24時間いつでも日本語でサポートが受けられる

イモトのWiFiで取り扱いのある一部地域の料金は次の通りです。

地域 料金/日(500MB/日)
北米(アメリカ・アラスカ・カナダ) 1,580円(不課税)
ハワイ・グアム・サイパン 1,580円(不課税)
韓国 680円(不課税)
中国・香港 1,280円(不課税)
台湾 1,080円(不課税)
タイ・シンガポール・フィリピン・ベトナム 1,280円(不課税)
イタリア・ドイツ・イギリス 1,580円(不課税)

料金は定額制なので、使いすぎによる高額請求の心配はありません。受け取りと返却は、宅配・空港・東京本社のいずれかで行います。

盗難や紛失に対する補償に加えて、モバイル充電器や翻訳機、360°カメラなどのレンタルもあり、オプションの充実さが魅力。

また、予約する時期や利用期間によっては、さらにお得に利用できる「早割」や「長期割」といった割引があります。

【イモトのWiFi】詳細はこちら

HISモバイルWi-Fi

出典:HISモバイルWi-Fi

旅行会社として有名なHISが提供している海外旅行向けWiFiレンタルサービスです。

  • 無制限プランで世界80以上の国と地域に対応
  • あらかじめ「あんしん保証」付き
  • 同時に5〜10台接続可能

HISモバイルWi-Fiで取り扱いのある一部地域の料金は次の通りです。

地域 料金/日(無制限)
アメリカ 1,300円(不課税)
ハワイ 900円(不課税)
韓国・台湾 900円(不課税)
中国(VPN 1アカウント付) 1,300円(不課税)
タイ・インドネシア・シンガポール 1,300円(不課税)
イギリス・イタリア・スペイン 1,100円(不課税)

データ容量を気にせず使える無制限プランが、80以上の国と地域で使えるのが特徴です。

また、水没・落下・盗難など、万が一の際の弁償代が全額保証される「あんしん保証」があらかじめプラン料金に含まれています

WiFiルーター本体だけでなく、オプションの翻訳機やUSBカーチャージャーなどもこの保証の対象です。受け取りと返却は国内の空港カウンターもしくは宅配から選べます。

【HISモバイルWi-Fi】詳細はこちら

jetfi

出典:jetfi

jetfiは、SIMカードがなくても世界中でフリーローミングが可能なモバイルWiFiルーターです。

  • グローバルプランは、1台で100ヵ国以上対応
  • 国内は無料で使える
  • コンビニ・郵便局・空港など、全国約51,000ヵ所で受取可能

jetfiの「単国プラン」の料金は次の通りです。なお、渡航先の国や地域に関わらず一律の料金設定になっています。

データ容量/日 料金/日
350MB 680円(不課税)
500MB 980円(不課税)
1GB 1,280円(不課税)
無制限 1,580円(不課税)

クラウド上に世界の通信会社のSIMを格納し、ルーターにネットワーク環境を提供する独自技術「クラウドSIMテクノロジー」を搭載。自動で渡航先のネットワークを検知し、接続できます

これによりSIMの交換不要で、世界100以上の国や地域でインターネットが利用可能です。

1ヵ国の利用であれば、渡航先の国や地域に関わらず、1日680円(不課税)からとかなり安い料金設定になっています。

また、空港や自宅配送のほかに、コンビニや郵便局でも受け取り可能で、拠点は全国に約全国51,000ヵ所存在します。

【jetfi】詳細はこちら

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【公式】カシモWiMAX

WiFiBOX

出典:WiFiBOX

WiFiBOXはテレコムスクエアが提供する海外レンタルWiFiです。

  • 1日429円(税込)から利用可能
  • 様々な支払い方法に対応
  • オプションが充実

WiFiBOXで取り扱いのある一部地域の料金は次の通りです。

地域 料金/日(300MB/日)
アメリカ 390円(不課税)
ハワイ 390円(不課税)
韓国 390円(不課税)
タイ 390円(不課税)
中国 790円(不課税)
ヨーロッパ周遊 690円(不課税)

料金は地域ごとにデータ容量に応じて、500MB・1GB・無制限から選択可能です。受け取りと返却はWiFiBOX貸出機でQRコードを読み込んで行います。

また、様々な支払い方法に対応。クレジットカードのほかにもコンビニや郵便局での現金払い、楽天ペイ、Amazon Payでの支払いが可能です。

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JAPAEMO

出典:JAPAEMO

JAPAEMOは15年前からサービスを提供している老舗の海外レンタルWiFiです。

  • お得な料金設定
  • あらかじめ設定された期間の中から選択して予約
  • レンタル安心補償は日数に関わらず1,650円(税込)

JAPAEMOで取り扱いのある一部地域の料金は次の通りです。

地域 料金
アメリカ 5日間 2,500円(税込)
ハワイ 5日間 2,500円(税込)
韓国 3日以内 2,980円(税込)
台湾 3日以内 3,280円(税込)
中国 3日以内 3,980円(税込)
タイ 5日以内 2,250円(税込)
イギリス 5日間 2,150円(税込)
フランス 5日間 1,450円(税込)

JAPAEMOではほかのサービスと異なり、出発日と帰国日を選択するのではなく、5日間、7日間、10日間、25日間などあらかじめ決められた期間の中から選択して予約します。

期間や容量は渡航先の国や地域によって異なりますが、短期間の滞在よりも中長期の滞在に向いているといえるでしょう。

受け取りと返却は基本的に宅配ですが、空港でもできます。国内空港にカウンターはありませんが、申し込み時に受取オプションを選択すれば、空港内の郵便局に送付可能です。

また、利用期間に関わらず、一律1,650円(税込)で安心補償を付けられます。

【JAPAEMO】詳細はこちら

楽天トラベルグローバルWiFi

出典:楽天トラベルグローバルWiFi

楽天トラベルグローバルWiFiは楽天トラベルが行っているWiFiレンタルサービスです。200以上の国や地域に対応しています。

  • 楽天会員なら手数料無料
  • 楽天ポイントが貯まる
  • 24時間対応のカスタマーサポート

楽天トラベルグローバルWiFiで取り扱いのある一部地域の料金は次の通り。

地域 料金/日(300MB/日)
アメリカ 1,170円(不課税)
ハワイ 1,170円(不課税)
韓国 870円(不課税)
台湾 1,170円(不課税)
中国 1,170円(不課税)
タイ 1,170円(不課税)
フランス 1,470円(不課税)
イタリア 1,470円(不課税)

楽天株式会社が提供しているので、楽天会員にとってお得なサービスです。楽天会員であれば受渡手数料が無料になり、さらに楽天ポイントが最大2倍

受け取り方法は国内空港と宅配から選べます。

【楽天トラベルグローバルWiFi】詳細はこちら

海外用WiFiの選び方

海外用WiFiレンタルサービスを提供している会社は数多くあり、それぞれが異なるプランやオプションを提供しています。

その中から自分の用途に合ったサービスを選ぶためのポイントを見ていきましょう。

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対応エリアで選ぶ

会社によって対応している地域が異なるので、まずは渡航先の国や地域で使えるか確認します。

また、複数の国や地域を訪れる場合は、渡航先をカバーする周遊プランを選ぶと費用を抑えられておすすめです。

速度と容量で選ぶ

多くの会社が「5G回線」と「4G回線」の通信規格に対応したWiFiルーターを提供しています。数字が大きいほど通信速度は速くなります。

日本で主流なのは未だ4G回線ですが、次第に5Gも普及してきており、都市部では5G回線を普通に使えるようになっています。

快適な速度でインターネットを楽しみたい場合は、料金が安くても4G回線ではなく、5G回線がおすすめです。

また、海外WiFiレンタルには、データ容量に制限があるプランと無制限のプランがあります。

容量に制限がある場合は、容量が超過すると速度制限がかかったり、回線が停止したりするので注意しましょう。ただし、追加で通信容量を購入することで、再び快適な通信が可能になる会社もあります。

渡航先でたくさんインターネットを使いたい場合や複数人でシェアして使う場合は、無制限プランなど容量の大きいプランを選ぶとよいでしょう。

受け取り・返却方法で選ぶ

海外WiFiの受け取り・返却方法は主に「空港カウンター」か「宅配」の2択です。

よりお得でオーソドックスな方法が、空港カウンターでの受け取り・返却です。この方法では、出発時に日本の空港カウンターでWiFiを受け取り、帰国後にまた日本の空港で返却します。

空港での受け取りは無料の場合もありますが、500円程の受け取り手数料が必要なことも。

海外WiFiを提供している会社の中には、空港カウンターがない会社もあります。、空港カウンターがない場合は宅配なります。配送料は往復で1,000円前後かかることが多いでしょう。

サポート体制はどうか

万が一、渡航先でルーターの紛失や故障、インターネットに接続できないなどのトラブルが起きた場合も、電話やメールでいつでも問い合わせができると安心です。

多くの会社が日本語でのカスタマーサポートを無料で行っています。ただし、中には24時間365日対応ではない会社もあるので、申し込み前に確認しておきましょう。

海外でWiFiを利用する際の注意点

海外でWiFiを利用する際は、トラブルを避けるためにも次のポイントに注意しましょう。

申請した国以外で使用しない

レンタルしたWiFiルーターは、申し込み時に申請した国専用の機器なので、原則別の国で使用してはいけません。

申し込みした国以外で利用した場合、現地通信事業者から高額請求が課される可能性があるためです。物理的に接続可能であっても同様です。

また、乗り継ぎの空港で電源を入れると自動接続される恐れがあるので、電源はオフにしておきましょう。

なお、会社によっては「乗り継ぎ(トランジット)オプション」が用意されていることもあります。申し込み時にオプションを選択し、追加料金を支払うことで、乗り継ぎの空港でインターネットが利用できます。

利用制限に気を付ける

海外WiFiはプランによって1日あたりに利用できる通信容量が決まっています。決められた容量を超過すると速度制限もしくは利用停止されるほか、会社によっては追加料金を請求されるケースもあるので注意してください。

また、容量が無制限のプランもありますが、フェアユーセージポリシーに基づき、大量のデータ通信は禁止されています。

フェアユーセージポリシーとは、公平なインターネット通信環境を提供するための国際的な通信ルールのことです。

一部の利用者が大量のデータ通信を行うことで、ほかの利用者の通信環境が劣化することを防ぐために定められています。

したがって、無制限プランであっても各国の通信事業者が定めた一定の通信量を超えると通信制限がかかります

渡航先で動画視聴や大容量ファイルのダウンロード、オンラインゲームなどしていると、気づかないうちにポリシーに抵触してしまい、通信速度が低下したり、インターネットが使えなくなる恐れがあるので注意してください。

フェアユーセージポリシーについては、海外WiFiレンタル各社の公式サイトで詳しく説明されているので、申し込み前に一度確認しておきましょう。

バッテリーに注意

電子機器のバッテリーに使用されている「リチウムイオン電池」は国際民間航空機関(ICAO)によって旅客機での輸送が禁止されています。

リチウムイオン電池は、気温や気圧の急激な変化や、大きな衝撃などによって発火する事例が多数報告されています。そのため、飛行機での輸送が危険とされているためです。

スマホやパソコンなどの機器に内蔵されている電池は、リチウムイオン電池に分類されません。しかし、電力の給電のみを目的するモバイルバッテリーはリチウムイオン電池単体と分類され、旅客手荷物としての預け入れができなくなっています

WiFiルーターもスマホやパソコンと同様に、リチウムイオン電池単体として分類はされません。

とはいえ、旅客預け入れ手荷物の場合、強い衝撃を受ける恐れがあります。故障や破損のリスクがあるため、機内に持ち込むことが推奨されています。

また、機内に持ち込んでおけば、渡航先に到着してすぐにインターネットが使えるようになるので便利です。しかし、電波が航空機に影響を与えてしまうので、機内で使用はできません。

海外旅行で使うデータ容量目安

海外WiFiのレンタルサービスでは、最低容量を1日あたり250MBに設定していることが多いです。

250MBのデータ容量目安

  • Webページの閲覧:約1,000ページ分
  • メッセージ送信:約12万5,000回
  • マップの閲覧:約67回
  • 動画視聴:約2分(HD画質)

500MBであればこの2倍、1GBなら4倍ほど使えます。データ容量は使い方やシェアする人数によって選びましょう

例えばシェアする人数が2人まで、動画視聴などをせずWeb検索やメッセージのみのライトな利用であれば、250MBのプランでも十分です。

一方、3人以上で使う場合は、500MB以上のプランを選ぶのがおすすめ。また、容量を使い切ることなく、地図や動画をチェックしたい場合は、無制限プランが便利です。

海外でも快適にインターネットを使おう

海外WiFiレンタルサービスは数多くあり、それぞれが異なるプランやオプションを提供しています。渡航先の国と地域や利用人数に合わせて、ぴったりのプランを選びましょう。

特にデータ容量に関しては、足りなくなると通信制限が掛かったり、追加料金が発生したりする可能性があるので、使い方に合わせて十分な容量を選択してください。

また、空港カウンターでの受け取り・返却が可能であるかなど、自分にとってより便利なサービスを選ぶことをおすすめします。

公開日時 : 2023年01月05日

菅野 辰則 ― ライター
菅野 辰則 ― ライター

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。