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  • 更新日:2019年10月02日

【iPhone XS vs iPhone 11】違いを徹底比較|カメラ・機能・価格・サイズなどを解説

【iPhone XS vs iPhone 11】違いを徹底比較|カメラ・機能・価格・サイズなどを解説

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2019年9月20日から発売が開始された新型iPhone、「iPhone 11」。

2018モデルのiPhone XRの後継機であるこの端末はシングルカメラからデュアルカメラに変化したほか、A13チップ搭載による処理速度の高速化や防水性能の大幅向上などさまざまな面で「進化」しました。

とはいえ、iPhone 11は今回発表された3モデルの中だと最も価格が抑えられた廉価版のモデル。昨年発売された高スペックモデルである「iPhone XS」と比較するとどちらが高性能なのでしょうか?

今回はiPhone 11とiPhone XSを徹底比較し、いま買うのであればどちらの方がコスパが良いのかを検証していきたいと思います。

iPhone XS / iPhone 11の価格

それでは、早速ですがiPhone XSとiPhone 11の価格を比較していきましょう。

iPhone XS、iPhone 11の発売当時の価格を表にしてまとめてみました。

iPhone XS iPhone 11
64GB 124,080円(税込) 82,280円(税込)
128GB 87,780円(税込)
256GB 142,780円(税込) 99,880円(税込)
512GB 168,080円(税込)

全体的に安価になったiPhone 11シリーズ。中でも、iPhone 11は全容量で10万円を切っています。

一方、旧モデルのiPhone XSの発売時の価格は高スペックモデルということもあり、最も小さなモデルでも124,080円(税込)でした。

ストレージ容量を考えると、iPhone XSの方がお得と言うこともできるかもしれません。一方で、後述する搭載機能やスペックに大きな差があることも考慮しておきましょう。

iPhone XS/ iPhone 11スペック比較

価格に続き、iPhone XS/11のスペックを比較していきましょう。

カメラ|レンズと新機能に差

機種名 iPhone XS iPhone 11
アウトカメラ性能 12MP
デュアルカメラ搭搭載
(広角、望遠)
12MP
デュアルカメラ搭載
(超広角、広角)
インカメラ性能 7MP
(1080p HDビデオ撮影可)
12MP
(4Kビデオ撮影可)

スペック面を見てみると、iPhone XSのインカメラの画素数が7万画素なのに対し、iPhone 11ではアウトカメラと同じ12万画素に向上しています。

なんと4Kの動画が撮影可能という超絶スペック。他にもスローモーション撮影のセルフィー、略して「スローフィー」など、様々な機能が追加されました。

広角レンズ/望遠レンズ

「タピオカカメラ」の愛称で大きな話題を呼んだトリプルカメラですが、iPhone 11には搭載されていません。

シングルカメラだったXRの後継機であるiPhone 11はデュアルカメラに進化しました。

13mmの超広角撮影を実現するこのレンズは、より迫力的で広がりのある写真を撮ることが可能です。拓けたビル群や広大な野原など、広がりのある風景写真を撮る際には重宝しそうです。

一方、iPhone XSには超広角レンズがない代わりに、遠方の被写体を撮影しても画質が粗くならない望遠レンズが搭載されています。

ナイトモードの搭載

新型iPhone 11シリーズの独自機能の1つとして、「ナイトモード」が挙げられます。

この機能を使用すると暗所での撮影もお手の物。表情のディティールやライティングなどを自動補正し、より美しい写真が撮影できます。

夜景などの撮影はiPhone 11に軍配が上がるでしょう。

サイズ|iPhone XR/XSと同様のサイズ差

機種名 iPhone XS iPhone 11
高さ・幅・厚さ (高さ)143.6 mm
(幅)70.9 mm
(厚さ)7.7mm
(高さ)150.9 mm
(幅)75.7 mm
(厚さ) 8.3 mm
重さ 177g 194g

iPhone XSとiPhone 11のサイズを比較すると、iPhone XSの方が小さく軽量となっています。

iPhone 11のサイズはiPhone XRと全く同じ。小型・高スペックモデルのiPhone XSと比較するとどうしても重さや大きさが目立つ印象です。

写真で比較しても一目瞭然。しかし、「iPhone SE以外のiPhoneは大きすぎる」という過激派の方々を除いては、あまり大きなサイズ・重量差ではないはずです。

ディスプレイ|OLEDかLCDか

機種名 iPhone XS iPhone 11
ディスプレイ 5.8インチ(OLED) 6.1インチ(LCD)

サイズに伴い、ディスプレイのインチ数もiPhone XSの方が小さくなっています。その差は0,3インチですが、実はサイズ以上に大きな差があります。

それはOLED(有機EL)ディプレイとLCD(液晶)ディスプレイの差。次項で詳しく解説していきましょう。

OLEDとLCDディスプレイの差とは

OLEDディスプレイとLCDディスプレイは「光を発する仕組み」に大きな違いがあります。

LCDディスプレイが発光するバックライトの光がカラーフィルターを通り、いわば「光に色を後付け」することで発色する仕組みになっています。

一方でOLEDディスプレイは最初の段階から「赤い光」「青い光」のような独自に色付きの光が発されます。

LCDディスプレイの発色方法の場合は隣り合う色同士が混ざり合ってしまいほんの僅かではありますが色に濁りが生まれてしまうのに対し、OLEDはそのようなことが起こりません。

そのため、OLEDディスプレイの方がより美しい映像などを楽しむことができるというわけです。

デザイン・カラーリング|鮮やかなiPhone 11、落ち着いたiPhone XS

機種名 iPhone XS iPhone 11
カラー シルバー
スペースグレイ
ゴールド
ブラック
グリーン
イエロー
パープル
レッド
ホワイト
カラーイメージ

iPhone 11が全6色のカラーバリエーションを揃えているのに対し、iPhone XSは全3色。

新色の「グリーン」「パープル」といった鮮やかな色が用意されているiPhone 11と比較すると、iPhone XSのカラーは大人っぽく落ちついた印象を受けます。

iPhone 11の在庫は「グリーン」「パープル」が既に他のカラーよりも出荷が遅れている状況。

電源・バッテリー|大幅に性能向上

機種名 iPhone XS iPhone 11
ビデオ再生(ワイヤレス) 最大14時間 最大17時間
オーディオ再生(ワイヤレス) 最大60時間 最大65時間

どちらのモデルも高速充電に対応していますが、単純な電源・バッテリーの性能はiPhone 11の方が勝っています。

なお、AppleはiPhone XSのバッテリーについて「iPhone Xより最大30分長いバッテリー駆動時間」、iPhone 11のバッテリーについて「iPhone XRより最大1時間長いバッテリー駆動時間」と発表しています。

歴代のiPhoneのスペックを確認しても、倍々ゲームのように性能が向上していくバッテリー。次のモデルの性能も楽しみです。

処理速度|A13 Bionicへの進化

機種名 iPhone XS iPhone 11
搭載チップ A12 Bionicチップ A13 Bionicチップ

iPhone XSに搭載されているSoC(System on a Chip)はA12 Bionic、iPhone 11に搭載されているものはA13 Bionicになります。

チップがアップグレードしたことによる恩恵は、ユーザーにとっては「iPhoneがより速く動く」といった程度のものですが、実際に数値化してみると改めてその凄さが分かるでしょう。

省電力・省通信が実現されたほか、アプリ起動は約20%の高速化が行われています。

サイズ・重量が変わらない端末で様々な新機能が搭載されているのはひとえに内部の処理速度・機能が向上したからといえるでしょう。

まとめ|iPhone XS/ iPhone 11のどっちを買うべき?

iPhone XSとiPhone 11の差異をまとめてみました。

  • ディスプレイはiPhone XSの方が高性能
  • サイズはiPhone XSの方が小ぶり
  • iPhone XSには望遠レンズ、iPhone 11には超広角レンズ
  • 価格およびその他スペックはiPhone 11の方が優秀

ディスプレイの性能およびサイズの好みを除いては基本的にはiPhone 11の方が優秀だと言い切れるのではないでしょうか。

そのため、どちらを買うかを迷っているのであればiPhone 11をおすすめします。

ワタナベ ユウタ ― ライター
ワタナベ ユウタ ― ライター

趣味は音楽・映画・読書・お笑い。

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