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  • 更新日:2023年03月16日

SIMピンの使い方や開け方を解説!ないときの代用品・どこで買えるかも紹介

SIMピンの使い方や開け方を解説!ないときの代用品・どこで買えるかも紹介

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新しいSIMカードを入れ替えたい、端末はそのままで別会社に乗り換えたい、といった場合SIMカードの交換が必要です。

その際、SIMピンで端末に入っているSIMカードを取り出さなければいけません。しかし、いざSIMピンを使おうと思ったら、使い方がわからないということがあります。

さらに、SIMピンが見当たらない、無くしてしまったという方も少なからずいるのではないでしょうか。

小さい上に使うシーンも少ないので、SIMピンは紛失しがちです。そんなときは、代用品を使えばSIMカードの取り出しは可能です。

今回は、SIMカードを取り出す際のSIMピンの使い方から、SIMピンの代用品まで紹介します。

SIMカードを取り出す前に知ってほしいこと

SIMカードを取り出す前に、次の内容を知っておきましょう。

  • SIMカードは全部で3種類ある
  • SIMカード端末の通信に必要な必須アイテム
  • 端末によってはSIMロックされていることも

SIMカードといっても種類・サイズはさまざまです。端末によって対応しているSIMカードも違います。

それを把握しておかないとSIMカードの交換ができないこともあります。また、SIMカードがなければ通信ができません。

加えて、端末によってはSIMロックが掛かっていることもあります。この場合、SIMカードが対応していないとSIMカードが認識されず、モバイル通信ができません。

次の項目では、各内容をもう少し掘り下げて解説するので、参考にしてください。

SIMカードは全部で3種類ある

SIMカードは次のような種類があります。

  • 標準SIM
  • microSIM
  • nanoSIM

これらの違いは大きさです。標準SIMが一番大きく、nanoSIMは最も小さいSIMカードとなっています。

一時期は標準SIMが多く使われていましたが、次第にnanoSIMが増えていき、今ではnanoSIMが主流です。それでも、まれにmicroSIMが使われている端末もあります。

各SIMカードの特徴をもう少し掘り下げて解説します。

標準SIM

標準SIMとは最初に普及したSIMカードです。縦25mm×横15mmと非常に大きいのが特徴です。

初期のiPhoneやAndroidで使われていましたが、軽量化の流れで徐々に使われなくなりました。今では、標準SIMを使っている端末はほとんどありません。

microSIM

次に紹介するのはmicroSIMです。iPhone 4以降のスマホに多く用いられているSIMカードです。

大きさは縦15mm×横12mm。標準SIMよりもコンパクトで、たくさんのスマホで使われています。現在も一定の需要があるので、まだまだ使われている端末も多いです。

nanoSIM

nanoSIMは、現在主流で使われているSIMカードです。大きさは縦12.3mm×横8.8mmと、最もコンパクトなのが特徴。

ほぼICチップと同じ大きさで、現在発売されているスマホでも多く用いられています。

SIMカード端末の通信に必要なアイテム

SIMカードが何に使われているのか、わからない方もいるでしょう。SIMカードは端末がモバイル通信を行うのに必要なものです。

仕組みを簡単に説明すると、SIMカード内にID番号を登録して、通信会社がID番号を参照。そしてモバイル通信を提供する、という流れです。

SIMカードがないと通信不可になり、圏外のような状態となります。そのため、SIMカードがないとモバイル通信や通話はできません。

しかし、WiFi回線の使用や通信を行わない操作は可能です。モバイル通信を行うなら、SIMカードの交換や通信会社との契約は必要なので覚えておきましょう。

端末によってはSIMロックされていることがある

端末によっては、SIMロックされていることがあります。SIMロックがかかったままだと、同じ系列のSIMカードしか受け付けてくれません。

例えば、ドコモで購入した端末の場合だと同じドコモかIJmioなどのドコモ回線を使った格安SIMのSIMカードでなければ使えません。

自由にSIMカードを利用するなら「SIMロック解除」が不可欠です。各会社で受け付けているので、SIMロックがある場合活用しましょう。

SIMフリー端末ならSIMロック解除は不要

SIMフリー端末なら、SIMロック解除は必要ありません

Appleストアで購入したiPhoneや格安SIMで購入した端末は、基本的にSIMロックがかかっていない「SIMフリー」端末です。この場合は、SIMロックの解除は必要はありません。

キャリアで端末を購入する場合、以前はキャリアごとのSIMロックがかけられ、他社のSIMを使うにはSIMロック解除が必要でした。

しかし、2021年8月に総務省によってSIMロック解除が義務化され、現在はSIMロックの解除条件が緩和されています。

現在はキャリアの端末もほとんどがSIMロックがかかっていない状態またはSIMロックが解除された状態で販売されています。

【iPhone・Android】SIMピンの使い方を動画で解説

SIMピンの使い方は、以下の動画でも解説しています。

こちらがiPhoneの方へ向けた解説動画です。

そして、Androidの方はこちらをご確認ください。

実際に動画を見るとわかりやすいですね。次は、SIMピンの使い方を紹介します。

簡単な手順は次の通りです。

SIMピンを使う手順

  1. 端末のSIMカードの種類を把握
  2. SIMロックを解除する
  3. SIMカードとSIMピンを用意する
  4. 端末からSIMカードを取り出す

SIMピンでSIMカードを取り出す手順はこのようになっています。SIMカードを取り外すまでに、種類の把握やSIMロック解除などの工程も必要です。

少しややこしく感じる方もいるかもしれませんので、先にSIMピンがどんなものなのかを説明します。そのあとに各手順を詳しく解説するので、少しずつ理解しましょう。

SIMピンとは?

SIMピンは、スマートフォンからSIMカードを取り出す際に使用するピンのことです。スマートフォンはSIMカードを端末に挿入すると利用できます。

SIMカードは端末に直接挿入しているわけではなく、専用のトレイに乗せて挿入する形です。このトレイを取り出すのにSIMピンが必要です。

ちなみにトレイを利用することで、取り出す際にSIMカードを傷つけにくくなっています。日本でもおなじみのiPhoneもSIMカードを取り出す際にはSIMピンが必要です。

スマートフォンにもよりますが、付属品として購入時についてくることもあります。また、クリップのように細長く先端に細長い棒がついた形状です。

SIMピンは機種そのままの乗り換え時に必要

携帯電話会社を乗り換える際、機種も新しいものにするのであれば、SIMピンは特に必要ありません。

しかし、機種をそのまま乗り換え先でも使用する場合は、SIMカードの交換が必要になるためSIMピンの利用は必須となります。

いわゆる格安SIMと呼ばれるサービスを提供している携帯電話会社を利用する場合は、機種はそのままにしている人も少なくないかと思います。

このような場合は、SIMピンがないとSIMカードの交換ができないため、SIMピンをなくさないようにしなければいけません。

端末のSIMカードの種類を把握

先述したように、SIMカードは3種類存在します。ただし、現在使われているのは「nanoSIM」と「microSIM」の2種類です。

古い端末ではない限り、nanoSIMが使われているケースが多いです。ただ一応確認は怠らないようにしましょう。

もしSIMカードの種類を間違えてしまうと、大きくて入らない、もしくは小さすぎることもあります。そうなると、もう一度注文し直すか自ら大きさを整えることに。

自分でカットする場合、リスクが大きく失敗したら再発注になります。このようなミスが起きないよう、事前に端末のSIMカードを把握しておきましょう

SIMロックを解除する

SIMロック解除も必要であれば行いましょう。上記で解説したように、端末によってはSIMロックがかかっていることがあります。

例えば、ソフトバンク系列のSIMカードを使う場合、ドコモやauで購入した端末はSIMロックがかかっているので使えません。

どのSIMカードでも使えるようにするには、SIMロック解除が必要になります。SIMロック解除は各キャリアのホームページやショップで可能です。

ただし、ショップで頼む際は手数料3,300円(税込)がかかるのでご注意ください。

費用や条件などを確認して、SIMロック解除を行いましょう。

SIMカードとSIMピンを用意する

SIMの確認やSIMロックの解除が終わったら、入れ替える予定のSIMカードとSIMピンを用意しましょう

まだSIMカードを準備していない方は、一度差し替えるSIMカードが本当にお得か確かめてみませんか?

こちらの記事では、格安SIMのキャンペーンを比較しています。MNP(乗り換え)がお得な格安SIMが気になる方は、ぜひチェックしてください。

端末からSIMカードを取り出す

SIMカードとSIMピンが揃ったら、端末からSIMカードを取り出しましょう。まずは、端末の電源を「オフ」にしてください。

次に、端末側面に小さな穴があるので、そこにSIMピンを差し込み押してください。すると、端末内のSIMカードが取り出せます。

あとは新しいSIMカードと交換して、再びSIMカードを差し込んでください。これで取り出しと交換は完了です。

  1. 端末の電源をオフにする
  2. 端末側面にある小さな穴にSIMピンを差し、押し込む
  3. SIMカードの専用トレイを出す
  4. 新しいSIMカードと交換して専用トレイに乗せる
  5. SIMカードを設置した専用トレイを差し込んで完了

新しい通信会社と契約する場合、この手順を参考にSIMカードの入れ替えを行いましょう

SIMピンをなくした時の代用品3選

SIMピンは小さい上に、使うシーンも限られています。そのため、非常になくしやすいです。

インターネットや携帯ショップで数百円で購入ができますが、正直面倒くさいですよね。SIMピンは次のようなアイテムでも代用できます。

  • クリップピン
  • シャープペンシル
  • プッシュピン

SIMピンの代用品として使えますが、一部デメリットもあります。次の項目では、各代用品の特徴や注意点などを説明するので、参考にしてください。

クリップピン

SIMピンの代用品として最適なのが、「クリップピン」です。大きさや強度もSIMピンに近いので、クリップピンがある方は積極的に使いましょう。

使う際はクリップピンの先端を伸ばして、側面にある穴に差し込めばOKです。注意点として、ゴムカバーが付いているものはおすすめしません。

金属のクリップピンよりも太いため、穴に差し込めない可能性もあります。SIMピンとして使うなら、金属のクリップピンを選びましょう

シャープペンシル

次におすすめなのがシャープペンシルです。特に先端がストレートになっているものを使いましょう。

側面の穴にも入りやすいので、スムーズにSIMカードを取り出せます。逆に、先端がボールペンのようになっているシャープペンシルはおすすめしません。

穴に入りづらく、SIMピンとしても使いづらいデメリットがあります。加えて芯が太いタイプも要注意です。

なるべく芯が細くて、先端がストレートのシャープペンシルで代用しましょう。

プッシュピン

プッシュピンもSIMピンの代用品として利用できます。先端が細い上に、強度もあるので最適です。

特に細めのプッシュピンなら、問題なく利用可能でしょう。ただ先端が尖っているので、押し込む際にスマホを傷つけてしまうのがデメリットです。

プッシュピンを使う際は、スマホを傷つけないよう丁寧に扱いましょう。

SIMピンに関するよくある質問

ここでは、SIMピンに関するよくある質問や疑問をまとめて紹介しています。

気になっていたことが、これを見れば解消されるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

付属のSIMピンはどこにある?

スマホを購入した際に、付属でSIMピンがついていることがあります。しかし、どこに入っているのかわからず困ってしまったという人もいることでしょう。

付属のSIMピンはほとんどの場合、スマホが入っている箱の中に入っています。さらに、箱が二重構造で二段になっている場合、下段に入っていることのほうが多いです。

SIMピンはピンが入っていないか確認する際は、上段の中身を取り出して下段までしっかり確認しましょう。

SIMピンの代用でつまようじは使える?

つまようじが家にある場合は、SIMピンの代用としてつまようじが使えないかと考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、つまようじで代用するのはおすすめしません。つまようじの先は細くなっていますが、段々と太くなってる形状で穴より太くなっています。

そのため、穴の奥までしっかり入らず押し込むことができず、SIMカードのトレイが出てきません。

さらに、強度が不十分なため、穴の中でつまようじの先端が折れてしまうと大変です。

代用品としてつまようじを使うことはやめておきましょう。

SIMピンはコンビニでも買える?

SIMピンは、残念ながらコンビニには売っていません。そのため、コンビニを活用するのであれば、代用品のクリップピンを購入するとよいでしょう。

クリップピンなら、コンビニで買えることでしょう。

携帯ショップでSIMピンは貸してもらえる?

携帯ショップであれば、無料でSIMピンを貸してもらえます。お近くに携帯ショップがある方は、携帯ショップで貸してもらうのもおすすめです。

さらに、ショップ店員の方にSIMカードの取り出しまでしてもらえます。

手先が器用でない方やうまくできない方、緊急の場合は、携帯ショップに直接行ってもよいかもしれません。

SIMピンはどこで買える?

SIMピンは、携帯ショップや家電量販店で販売しています。

ほかにも、ダイソーやセリアといった100円ショップや、Amazonや楽天市場といったインターネット通販でも購入可能です。

また、価格も100円~1000円ほどで、比較的身近なところで手に入ります。

SIMカードの変換アダプタとセットのものや、イヤホンジャックにしまえるタイプもあるので、必要に応じたものを選びましょう

SIMピンについてのまとめ

機種変更や乗り換えなどで、SIMカードを取り出すことがあります。その際、必要になるのがSIMピンです。

もしも、なくしているなら新しくSIMピンを購入するか、代用品を使いましょう。ただし、代用品の中にはスマホが傷ついたり、大きさが合わなかったりする可能性もあるため要注意です。

そして、SIMカードを入れ替えるときは、SIMロックの解除やSIMカードの種類の確認も忘れないでください。

今回紹介したポイントを踏まえて、スムーズにSIMカードを取り出しましょう!

こちらの記事では、SIMカードの入れ替え方法について詳しく解説しています。iPhone・Android別の入れ替え方法が気になる方は、ぜひチェックしてください。

谷口稜 ― ライター
谷口稜 ― ライター

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