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iPhoneのベッドタイム機能を使いこなそう|設定や管理も公開

iPhoneの時計機能のアプリの中にある「ベッドタイム機能」を使ったことがある、という人は意外にも少ないのではないでしょうか。ベッドタイムは、睡眠に関する情報を記録し管理したり、他のアプリと連動して使うことができる便利な機能です。
睡眠系のアプリは他にもたくさんありますが、このベッドタイムアプリは電池の消耗が少ないので省エネで使うことができます。また自分の好みの設定ができるというメリットもありますので、使わない手はないです。
今回はiPhoneのベッドタイム機能について、仕組みや使い方、設定方法についてご紹介します。また、あまり知られていないベッドタイム機能の活用法についてもみていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
iPhoneのベッドタイムの仕組み

iPhoneのベッドタイム機能については、あまり知らないという人も多いかもしれません。ここでは基本的な仕組みや、便利な使い方などについてご紹介します。
まずは「睡眠履歴の管理」や「睡眠状態を記録」、また「アラーム機能との連動」についてみていきましょう。
睡眠履歴を管理する
まずは、ベッドタイムの基本機能についてですが、ベッドタイムにはいくつか機能がありますが、その一つが睡眠の履歴を記録・管理する、というものです。
iPhoneのヘルスケアアプリと連動して動き、実際の睡眠時間を計ることができます。ベッドタイムでは睡眠時間をグラフを使って自分で確認できます。
グラフの見方ですが、グラフの上下があらかじめ設定した時間になっていますので、その時間内で日々一定の睡眠時間を保っていることが理想的です。このグラフを参考にして、毎日充分な睡眠時間が確保できるように心がけるとよいでしょう。
アラーム機能と連動
ベッドタイムは、アラームと連動しています。ベッドタイムで睡眠時間を計測するには、まずは起床時間を設定する必要がありますので、忘れずに設定しておきましょう。
ベッドタイム機能にある「時計アプリが就寝時刻になると知らせくれてる機能」と「起床時刻になるとアラームを鳴らしてくれる機能」は、自分が確保したい睡眠時間を設定しておくことで動きます。
朝の起床時間に鳴るアラームだけでなく、就寝時刻を知らせてくれるリマインド機能の両方を活用することで、毎日どうしても寝る時間が遅くなってしまうことを防ぎます。
リマインド設定は就寝時刻の15分前・30分前・45分前・1時間前から選択できますので、ライフスタイルに合わせて設定してみましょう。
睡眠の状態を把握してくれる
ベッドタイムは一言でいうと睡眠を記録・分析して睡眠状態を把握してくれるものです。iPhoneの加速度センサーで、体を動かしたときの振動の大きさと内蔵されているマイクで寝息やいびきの大きさを計測することもできます。
その他日々の睡眠時間の計測やアラーム機能、睡眠分析のグラフ化、就寝リマインド機能、そしてヘルスケアアプリと連携なども実施しますので、必要な機能を設定をして使ってみましょう。
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iPhoneのベッドタイムの使い方

iPhoneのベッドタイムを始めて使うという人は、まずはその使い方について知りたいのではないでしょうか。ここではベッドタイムの基本的な使い方と、設定方法について解説します。
時計アプリを起動させアラーム設定を行う
iPhoneのベッドタイムを設定する方法をご紹介します。設定をするときには、時計アプリを起動してそこで行います。手順は以下の通りです。
- 「時計アプリ」を起動し、ベッドタイムの「開始」をタップします。
- 起床時間を設定する。
- 設定したい曜日を設定する。(曜日ごとの設定が可能)
- 睡眠時間を設定する。
これで決まった曜日の決まった時間に起床時間にアラームが鳴る設定が完了します。曜日ごとの設定にせず、毎日同じ時間の起床時間に設定することも可能です。
リマインダー設定を行う
ベッドタイムではリマインダーの設定をすることもできます。リマインダーとはあらかじめ設定した予定や設定項目を、事前に知らせてくれる機能のことです。
ここでは就寝時刻を知らせるリマインダーを表示するタイミングの設定のやり方をご紹介します。
- 「時計」アプリを起動し、ベッドタイムをタップします。
- アラームを設定する方法で、睡眠時間の設定まで進みます。
- 「いつリマインダーの設定を受け取りたいですか?」のメッセージが出てきたら15分前・30分前・45分前・1時間前から自分の希望するものを選びます。
- 設定した就寝時間になると、リマインダーを設定したタイミングでリマインダーが画面に表示されます。
なお、設定は後で変えることもできます。設定を行うことで、希望する就寝時間を教えてくれますので、就寝時刻を強制的に意識させてくれる効果があります。
いつも夜更かしをしてしまう夜型の人や、不眠気味の人などにも有効といえるでしょう。
目覚ましサウンドを決め全設定を完了
起床アラームを設定するときに、リマインダーの設定の次の画面で目覚しアラームのときに鳴らすサウンドを設定することができます。
iPhoneの既存のサウンドが数種類入っていて、「早起き・夜明け・ヘリオス・オービット・鳥の鳴き声・水滴・晴れ・大潮」などがありますので、ここから好きなアラーム音を選んで設定します。なお、アラーム音にiTunesの音楽などを指定することはできません。
サウンドを確定した後、ベッドタイム機能設定を確定させるため、設定画面右上にある「保存」を押します。これでアラーム音の設定は完了です。
設定を変更するには
ベッドタイム機能を使うときには、設定を自分で変えたり、アプリのON/OFFなどの切り替えを覚えておく必要があります。ここでは、最初に覚えておきたいベッドタイムの設定・調整方法についてみていきましょう。
ベッドタイムのトップ画面で変更できる
一度設定したベッドタイムのアラーム時間やリマインドの設定は、後からでも変更することができます。変更するやり方は簡単で、ベッドタイムを起動して、睡眠時間のバーの端を左右に動かすだけです。
また、左上にある「オプション」をタップすると、アラームを鳴らす曜日やリマインダー、アラーム音の変更などの調整ができます。
最後に保存を押すと変更が完了します。自分のライフスタイルに合わせて、無理のない時間で設定することをおすすめします。
オンやオフもタップ一つで簡単にできる
ベッドタイムのアラームやリマインドの表示は、オンにしたりオフにしたりと切り替えることができます。切り替えの方法は画面上でタップするだけで、とても簡単に行えます。
ベッドタイムを起動して画面上部にあるON/OFFスイッチをタップするだけで、ベッドタイム機能をつけたり消したりできます。オンもオフも同じ個所をタップするだけです。
例えば明日はお休みなので早起きする必要がない、という場合にはベッドタイムのアラームをオフにしておくなど、その日によってオンとオフで切り替えをしましょう。
履歴を確認する方法
今までのベッドタイムに記録した睡眠の履歴を確認したいときには、ベッドタイム機能とヘルスケアアプリの2つで確認することが可能です。
ベッドタイムで見る場合は起動したあとにベッドタイム画面の下部でその週の睡眠履歴が棒グラフになって出てきますので、ここで確認できます。
またグラフの下にある「その他の履歴」をタップすると、「ヘルスケア」アプリが起動します。
ここでもこれまでの睡眠時間の履歴の確認がすることができますが、履歴のボリュームが1週間分より多い場合はヘルスケアアプリで見ることをおすすめします。操作方法は下記の通りです。
- ベッドタイムを起動します。
- 時計の画面を上にスワイプします。
- 週の「睡眠分析」をタップします。
- 「ヘルスケア」アプリで今までの睡眠履歴を確認します。
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iPhoneのベッドタイムを活用するために

iPhoneには数々のアプリがありますが、ただ何となく使うだけでなく有効的な使い方をしたいものです。
ここではベッドタイム機能を使って普段の生活にどのようにして取り入れていけばよいか、について取り上げていきます。
履歴を見る
ベッドタイムを使うと、睡眠時間や就寝と起床の時間などを計測して記録することができます。記録したものは履歴に残り、自分で確認することができますのでぜひマメに自分の睡眠状態をチェックしてみましょう。
履歴機能は非常に便利で、日々の詳細な睡眠時間のが履歴として残るために、使い続けることで睡眠時間や就寝・起床した時間の乱れがないかどうかを確認することができます。
また睡眠時間がグラフ化されている点もベッドタイムの特徴です。睡眠時間がグラフ化されていると視覚的にとても分かりやすいため、睡眠の質が自分でもすぐに確認することができます。
ベッドタイム機能を使い続ける
ベッドタイム機能を使うコツは、できるだけ長期間継続して使用することです。使い続けることで睡眠時間や就寝・起床した時間が乱れていないかを常に確かめることができるので、健康にもつながります。
睡眠を分析したいと思っていても、睡眠の履歴を見返さないままでいるのはもったいないことです。また、睡眠時間などの反省をするタイミングもなくなってしまいます。
ベッドタイムの履歴を見れば、自分が規則正しい睡眠がとれているかが分かりますので、できるだけマメに履歴チェックをしてみると良いでしょう。また睡眠時間が不足している場合は反省して寝る時間を早めるなど設定も工夫してみることもおすすめします。
体調を分析する
睡眠を記録したり分析することは、体調管理の面でもプラスになります。自分の体調を分析するために、ベッドタイム機能を活用してみてはいかがでしょうか。
iPhoneで睡眠の履歴を見れば、自分が毎日どのタイミングで眠ったのか、どれくらい寝ているのかが一目瞭然です。また睡眠時間や起床時間などだけでなく、その翌日の体調はどうだったのかを考えるよいきっかけにもなります。
体調がすぐれないのは、睡眠時間が短すぎることや寝る時間がまちまちであったりと一定の傾向があるかもしれません。ベッドタイムは、自分の健康状態を保つためのツールの一つとなることでしょう。
設定した時間に動く
ベッドタイム機能を設定して毎日記録しているからといって、それだけで安心してしまってはもったいないです。ベッドタイム機能は、あくまでも自己申告による記録であるため、実際に行動に移すということが大切といえます。
設定が完了したならば、あらかじめ決めておいた就寝時間には寝るようにすることが大事です。だらだらと夜遅くまで起きていることがないようにするなども心がけましょう。
アプリの操作は、寝るときiPhoneに表示される「今すぐ就寝」をタップします。そして起きるときは、画面に表示されている「停止」をタップするとアラームが止まります。
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iPhoneのベッドタイム機能の有効活用を

iPhoneに入っているベッドタイム機能は、毎日の睡眠時間を記録・管理したり、起床時間や寝る時間にアラームを鳴らすなど、シンプルながらも便利なツールです。
今までベッドタイム機能を使っていなかったというiPhoneユーザーの人は、この機会に睡眠時間を記録して規則正しい生活を習慣付けるきっかけとしてみてはいかがでしょうか。
また、ベッドタイム機能はヘルスケアアプリとも連動しています。自分の健康維持をするために睡眠の質を向上させる、毎日一定の睡眠時間を確保する、などの目標をたて毎日の生活に取り入れてみましょう。
公開日時 : 2019年09月06日

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