• 光回線
  • 更新日:2024年04月22日

光回線とは?仕組みや工事、種類や意味をわかりやすく解説します!

光回線とは?仕組みや工事、種類や意味をわかりやすく解説します!

※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

総務省が実施した令和元年通信利用動向調査では、 光回線を利用している企業は90.4%と、世帯では60.7%(※1)でした。

インターネット回線の中でも光回線が半数以上を占めていることがわかります。普及率が高い理由の1つに、オンラインコンテンツやテレワークの増加も影響しているといえます。

本記事では、光回線の仕組みや工事、種類などについてわかりやすく解説していきます。おすすめの光回線事業者についてもあわせて紹介しているので、光回線の利用を検討している方はぜひ役立ててください。

なお、本記事で紹介する速度は、あくまで理論値です。お住まいの地域や接続環境によって変動しますのでご注意ください。

※1 出典: 令和4年通信利用動向調査の結果

光回線とは

光回線を利用する前に、まずは仕組みや他の主要回線との違いを把握しましょう。

光回線と主要回線との違いや、光回線でインターネットに繋がる仕組みについて解説していきます。

主要ネット回線との違いを比較

インターネット回線には、大きくわけて有線タイプと無線タイプがあります。

光回線 ADSL モバイル回線 CATV
配線 有線 有線 無線 有線
利用回線 光ファイバーケーブル 電話線 5G
4G LTE
WiMAX
光ファイバー&同軸ケーブル
接続機器 モデム
ルーター
モデム
スプリッタ
ホームルーター
ポケット型WiFi
CATVチューナー
通信速度 速い
(最大10Gbps)
遅い
(上り5Mbps)
速い
(最大10Gbps)
普通
(最大上り100Mbps)
開通工事 必要 必要 不要 必要

光回線は有線タイプで、 物理的に宅内に回線を引き込む工事が必要です。

光回線と一口にいっても、光回線サービスを提供する会社は様々です。また接続方式もいくつか種類があります。

ソフトバンクエアーやWiMAXなどのサービスは無線タイプです。

光回線以外の回線は以下の通りです。

以下の記事では、光回線とWiFiの違いについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

ADSL

ADSL 出典:UQモバイル

Asymmetric Digital Subscriber Lineの略称で、光回線と同じ有線タイプのインターネット回線です。

光回線が光ファイバーを介してインターネットに接続するのに対し、ADSLは電話回線を利用します。

既存の電話回線を利用するため、 サービスエリアが広いことが特徴です。2000年代に主流のインターネット回線として広く普及しました。

その一方で 物理的な距離に弱いため、接続場所がNTTの基地局から遠いほど通信速度が遅くなってしまいます。

近年では光配線方式が主流となったこともあり、フレッツ光提供エリア内のADSLは2024年3月末をもってサービスの提供を終了予定です。

モバイル回線

モバイル回線 出典:株式会社Next

有線タイプの光回線と異なり、モバイル回線は無線タイプのインターネット回線です。通信会社の基地局から電波を受信し、ルーターと呼ばれる機器を介してインターネットに接続する仕組みとなっています。

モバイル回線では開通工事の必要がありません。 端末が届き次第、すぐにインターネット環境を構築可能です。

ルーターには持ち運びタイプと据え置きタイプの2種類があります。持ち運びタイプなら外出先でもインターネット通信ができます。

以下の記事では、おすすめなポケット型WiFiについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

CATV

CATV 出典:株式会社サイバーリンクス

Cable Televisionの略称で、光回線と同じ 有線タイプ のインターネット回線です。光回線と同じ光ファイバーケーブルに加えて、同軸ケーブルを引くことでテレビやインターネットに接続する仕組みです。

全国のケーブルテレビ局からは変換器まで光ファイバー、そこから各家庭へは同軸ケーブルを利用してサービスを提供しています。

CATVのメイン事業はBS放送やCS放送なので、 光回線とテレビチャンネルをセットで契約できるプランが多く存在します。

ただし、フレッツ系の光回線と比較するとエリアは限定的です。

最近では大手キャリアと連携したFTTHと呼ばれる光回線方式を導入し、最大10Gbpsの高速通信が利用できるCATVも登場しています。しかし、こちらもサービスエリアは一部に限定されています。

以下の記事では、ケーブルテレビ(CATV)についてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

光回線でネットに繋がるしくみ

光回線 出典:eo光

光回線は光ファイバーケーブルを利用するため、申し込み後には開通工事が必要です。しかし、開通工事が完了して光ファイバーケーブルが引き込んだだけでは、インターネットに接続できません。

光回線でインターネットに接続するためには、 回線事業者だけでなくプロバイダと呼ばれる接続事業者との契約が必要です。

プロバイダの役割は、インターネットに接続する機器を識別するためのIPアドレスを割り当てることです。

回線事業者とプロバイダの両方と契約する必要があります。最近では回線とプロバイダをセットで提供する会社も多く存在します。

光回線の費用

光回線の費用には、主に初期費用と月額料金、オプション料金が含まれています。それぞれの費用のはどのようなものが含まれるのか解説していきます。

以下の記事では、光回線の料金比較についてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

初期費用

光回線の初期費用には開通工事費と契約事務手数料が含まれます。回線事業者よって金額は異なりますが、それぞれの相場をまとめました。

開通工事費 18,000円~35,000円程度
契約事務手数料 800円~3,000円程度

例:ソフトバンク光の初期費用
開通工事費 戸建て、光ファイバー導入がないマンション:26,400円(税込)
建物内工事なし、室内工事のみの場合:10,560円(税込)
光ファイバー導入済みのマンションなど:2,200円(税込)
フレッツ光、光コラボからの事業者変更:0円
契約事務手数用 3,300円(税込)

開通工事の方法は物件種別ごとに異なります。 新たに光ファイバーを引き込む作業が必要な場合は料金が高くなります。

ソフトバンク光はフレッツ光の回線を利用してサービスを提供しているため、フレッツ光や光コラボから乗り換える場合は開通工事費がかかりません。契約事務手数料は3,300円(税込)です。

【ソフトバンク光公式】詳細はこちら

月額料金

光回線の月額料金には、主に回線使用料とプロバイダ利用料金、機器レンタル料金が含まれています。月額料金は回線事業者ごと、物件種別で異なるケースがほとんどです。

月額料金は、東日本エリアと西日本エリアともに マンション向けプランよりも戸建て向けプランのほうが高くなります。

また、回線事業者によっては、 マンションの規模に応じていくつかの料金プランを用意しているケースもあります。

オプション費用

光回線のオプションはセキュリティやサポート、無線LANサービスなど様々です。

オプションは必ず加入しなければならないものではありません。ただし、 割引サービスの適用条件に設定されているケースもあります。

WiFiルーターの購入費用

WiFiルーターは、ネットワークを無線化して、インターネット接続を複数のデバイスで共有するための機器です。家庭やオフィスなどで利用され、有線のブロードバンド接続を無線LAN(WiFi)に変換します。

WiFiルーターの料金は、機能や規格よって異なりますが、5,000円から30,000円程度が一般的です。

光回線でできること

つづいて、光回線でできることについて解説していきます。

インターネット利用

光回線は通信速度が速く、安定した大容量の通信が行えます。パソコンだけでなく、タブレットやゲーム機、テレビ複数の機器に同時接続が可能です。

テレビの場合、光回線を利用すれば アンテナがなくても地上波放送を視聴できます。ゲーム機器に接続すればオンラインゲームを楽しむことも可能です。

複数の機器に同時接続できるため、家族それぞれが別の機器でインターネット通信する場合でも心配ありません。

また、どの料金プランも データ容量に上限がないため、通信制限を気にすることなくインターネット通信を楽しめます。

電話利用

光回線ではひかり電話と呼ばれる電話サービスが利用できます。ひかり電話とは、 通常の電話回線ではなく光ファイバーケーブルを利用した電話サービスです。

ただ、回線事業者によって呼び方が異なり、NURO光電話やauひかり電話など様々です。多くの回線事業者にはひかり電話サービスがあるため、光回線とセット契約もできます。

通常の電話回線に比べて月額料金や通話料金が割安です。現在使用中の電話番号や電話機をそのまま引き継ぐこともできます。

光回線とWiFiの違い

光回線とWiFiの違いについて解説していきます。

光回線は、光ファイバーケーブルを利用した通信回線のことです。LANケーブルがあれば、ルーターは必要ありません。

一方でWiFiは無線通信技術のことで、インターネット回線そのものではありません。そのため、WiFiの利用にはインターネット回線と、ルーターが必要です。

それぞれの違いを以下の表にまとめました。

光回線 WiFi
接続方法 有線 無線
データ容量 無制限 プランによる
持ち運びの可否 不可 モバイルルーターのみ可
開通までの期間 2週間~1ヶ月 即日~

光回線は、光回線は光ファイバーを利用した有線での通信手段のため、通信速度が速く安定した通信が可能です。しかし、工事費用や導入まで時間がかかるデメリットがあります。

一方、WiFiは無線接続であるため、ホームルーターやモバイルルーターであれば工事不要で即日導入可能です。ただし、光回線と比べると速度が遅く安定しません。それぞれのメリット、デメリットを理解し使い分ける必要があります。

以下の記事では、光回線とWiFiの違いについて詳しくまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

光回線を利用する手順

光回線を利用する手順について解説していきます。

  1. 光回線サービスを選ぶ
  2. 回線事業者・プロバイダと契約する
  3. 家の工事を行う
  4. ルーターや電話機とつなぐ

1.光回線サービスを選ぶ

契約する回線事業者を決めます。

回線事業者を選ぶポイント

  • 月額料金
  • スマホとのセット割
  • サービス対象エリア
  • キャンペーン など

フレッツ光コラボ事業者は全国的にサービスを提供しています。また、一部のエリアに限定してサービスを提供している事業者もあります。

さらに回線事業者によっては、スマホとのセット割を提供していたり、乗り換えキャンペーンや新規申し込みキャンペーンを実施している事業者もあります。

キャンペーンなどの 特典を利用することで、工事などの初期費用を安く抑えられます。

2.回線事業者・プロバイダと契約する

利用したい回線事業者が決まったら、回線事業者とプロバイダの両方に申し込みしましょう。回線事業者は 光回線サービスを提供している会社、プロバイダは インターネット接続事業者です。

主な回線事業者とプロバイダ

回線事業者 NTT東日本
NTT西日本
OPTAGEなど
プロバイダ OCN
BIGLOBE
So-net
@nifty など

最近では、 回線事業者の月額料金にプロバイダ使用料が含まれているケースも増えています。

プロバイダとセット契約できる回線事業者

  • ソフトバンク光
  • So-net光プラス
  • ビッグローブ光
  • NURO光
  • eo光 など

プロバイダは種類豊富

国内にあるプロバイダの数は数百社ともいわれており、選べるプロバイダは、回線事業者の系列によって異なります。

回線事業者に対応したプロバイダ

NTT系 ドコモ光
OCN など
au系 auひかり
コミュファ光 など
ソフトバンク系 ソフトバンク光
Yahoo!BB など
電力会社系 eo光
TEPCOひかり など
電機メーカー系 BIGLOBE
@nifty など

NTT系の ドコモ光(1ギガ)で契約できるプロバイダは 24社 に及びます。ただし、選ぶプロバイダによって月額料金が異なります。

プロバイダによっては、無線LANルーターの無料レンタルやセキュリティソフトの利用が無料といった、付帯サービスが受けられる場合もあります。

光コラボについて

NTT東日本やNTT西日本では、通信事業者やプロバイダにフレッツ光の卸販売をサービス行っています。

この卸販売を受けて光回線サービスを提供する事業者を光コラボ事業者と呼びます。

光コラボ事業者

  • @nifty光
  • OCN光
  • ドコモ光
  • ビックローブ光
  • ソフトバンク光 など

多くの光コラボ事業者では、 独自サービスをセットにして提供しています。

3.家の工事を行う

開通工事の申し込み後は、回線事業者から連絡があります。 開通工事日の日程調整をしましょう。

開通工事日に回線事業者のスタッフが訪問し、必要に応じた作業を進めていきます。

光回線を開通するためには、光コンセントやONU(光回線の終端装置)といった機器が必要です。これは、開通工事の際に設定してくれます。

回線事業者によっては、開通工事の前に設備状況を確認するための宅内調査を行う場合があります。

たとえばeo光の場合、宅内調査と開通工事は別日程で行われます。

4.ルーターや電話機とつなぐ

無事に開通工事が終了しても、機器同士の接続や設定を行わなければインターネットに接続できません。

まずは ONUとパソコンを接続し、プロバイダから送付された ユーザー情報を登録しましょう。ユーザー情報を登録することでインターネットに接続できる状態になります。

その後は、必要に応じてONUに 電話機やルーターといった機器を順番に接続しましょう。

基本的には、機器同士の接続や設定は自身で行います。回線事業者によっては設定サポートを行っている場合もあります。

たとえば、auひかりにはスタッフが訪問して各種設定を行ってくれる「かけつけ設定サポート」があります。料金は1回の開通工事につき7,480円(税込)です。

光回線の工事とは

光回線の開通工事について解説していきます。

光回線を引くなら工事は必須

光回線は光ファイバーケーブルを利用してインターネットに接続するため、 どの回線事業者やプロバイダを選んでも開通工事が必要です。

すでに光ファイバーケーブルが導入されている建物の場合でも、 各部屋まで引き込むための工事が必要です。

基本的な工事内容

回線事業者によっては、宅内調査を経て開通工事が行われます。開通工事は、物件種別によって作業内容が異なります。

戸建ての場合

戸建ての開通工事

  1. 光ファイバーケーブルを宅内に引き込む
  2. 光コンセントの設置
  3. ONUを接続
  4. 光回線の開通を確認
  5. 開通工事終了

光ファイバーケーブルの引き込む作業は、住宅の設備状況によって異なります。 電話用の配管がある場合はエアコンダクトを利用し、それ以外では 壁に 1cm程度の穴 を開けて の作業です。

光ファイバーケーブルを室内に引き込み、光コンセントと呼ばれる光回線専用コンセントを設置します。光コンセントと光回線の終端装置であるONUを接続し、開通テストで問題なければ開通工事は終了です。

マンションの場合

マンションの開通工事

  1. 配線方式に応じたケーブルを共用部分に引き込む
  2. ケーブルを室内に引き込む
  3. 光コンセントとONUを接続
  4. 光回線の開通を確認
  5. 開通工事終了

マンションの場合、配線方式に応じて引き込むケーブルが異なります。

光配線方式 光ファイバーケーブル
VDSL方式 電話線
LAN配線方式 ケーブル

光配線方式

光配線方式は、 光ファイバーケーブルを共用部分から室内まで引き込む必要があります。

光ファイバーケーブルケーブルの引き込み後は、光コンセントとONUを接続して開通工事は終了です。

VDSL方式

建物の設備をそのまま使用できるため、 電話線の引き込みは共用部分までです。

その後は、モジュラージャックにVDSLモデムを設置して開通工事は終了です。

LAN配線方式

建物の設備をそのまま使用できるため、 共用部分までケーブルを引き込んだら開通工事は終了です。

光配線方式やVDSL方式と異なり、 ONUの設置は必要ありません

なお、 光回線の工事内容や期間についてはこちらで詳しく解説しています。

工事の立ち会い

立ち会いの有無は、光ファイバーケーブルの状況や申し込み内容によって異なります。

立ち会いが必要 宅内に光ファイバーケーブルが引き込まれていない場合
光コンセントが設置されていない場合
立ち会いが不要 宅内に光ファイバーケーブルの引き込みと光コンセントが設置されている場合
事業者変更で乗り換える場合

設備や条件によっては立ち会いが必須の場合もあります。

開通工事は30分程度で済みます。ただし、壁に穴を開けたりイレギュラーな作業が必要になった場合は、1時間程度かかります。

光回線のメリット

光回線のメリットについて解説します。

通信速度が速い

光回線の通信速度は無線回線よりも速いのが特徴です。

光回線と他の回線の通信速度比較

回線種類 下り最大速度
光回線 10Gbps
WiMAX 4.2Gbps
ADSL 50Mbps
CATV 160~320Mbps

光回線の通信速度は、 同じ有線タイプのADSLとCATVと比較しても速いことがわかります。

最大5Gbpsや最大10Gbpsといった通信速度がさらに速いプランを提供している事業者もあります。

ただし、高速通信のエリアは限定的なケースもあるので、公式サイトであらかじめ確認しておきましょう。

以下の記事では、光回線の通信速度についてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

通信が安定している

光回線は、 電気信号のノイズやNTT基地局との距離による影響を受けにくく、回線速度が安定しているのが特徴です。

そのため、動画の視聴やオンラインゲームもサクサク楽しめるでしょう。

ひかり電話を使うことができる

光回線では、通常の電話回線ではなく光ファイバーケーブルを利用したひかり電話サービスが利用できます。

ひかり電話は、通常の電話回線に比べて 月額料金や通話料金が安いことが特徴です。現在使用中の電話番号や電話機をそのまま引き継ぐこともできるため、導入もスムーズに行えます。

アンテナ設置なしでテレビを見られる

光回線はパソコンだけでなく、タブレットやゲーム機、テレビといった様々な機器にも接続できます。

テレビを視聴する場合、通常は建物に設置されたアンテナが電波を受信して各テレビ機器に配信される仕組みです。

一方で光回線は 光ファイバーケーブルを利用するため、アンテナを設置しなくてもテレビを視聴できます。

光回線のデメリット

光回線のデメリットについて解説していきます。

料金が高い

光回線は回線事業者や契約タイプによって違いはありますが、 モバイル回線サービスと比較しても月額料金は高くなります。

その点、速度制限がないことや通信速度が安定しているといったメリットがあるので、使用用途に合わせて選びましょう。

月額料金
光回線 5,170円(税込)~
※ソフトバンク光
モバイル回線 初月:1,408円(税込)
1ヵ月目以降:4,818円(税込)
※カシモWiMAXギガ放題プラン
CATV 5,368円(税込)~
※J:COMスマートお得プラン

回線工事が必要

光回線は、申し込み後に 光ファイバーケーブルを引き込む開通工事が必要です。光ファイバーケーブルが導入されていない建物の場合は立ち合いが求められ、開通までに3週間程度の期間を要します。

また、引越しシーズンといった申し込みが多い時期は開通工事の予約が取りにくくなります。 インターネットが利用できるまでに1ヵ月程度の期間がかかる場合もあります。

持ち歩くことができない

モバイル回線のルーターには、持ち運びタイプと据え置きタイプの2種類があります。持ち運びタイプの場合、サービスエリア内であれば自宅だけでなく出張先や旅行先での利用も可能です。

一方の光回線は有線接続なので、 設置した建物あるいは室内でしか利用できません

テレワークや動画視聴といった用途が自宅に限られる場合は通信が安定した光回線がおすすめです。しかし、外出先でも利用する機会が多いならモバイル回線を選ぶとよいでしょう。

以下の記事では、無制限で使えるポケット型WiFiについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

他社への乗り換えがしにくい

光回線の回線事業者では、最低利用期間を設定しているケースがほとんどです。 最低利用期間内に解約すると違約金が発生します。

また、auひかりからドコモ光といった 回線が異なる回線事業者に乗り換える場合は、撤去工事と開通工事が必要です。

この場合、auひかりのダークファイバーの撤去工事とドコモ光の光ファイバーを引き込む開通工事が行われます。auひかりでは31,680円(税込)の撤去工事費がかかります。

おすすめの光回線

月額料金や通信速度、キャンペーンやキャッシュバックを比較して おすすめの光回線を紹介していきます。

ソフトバンク光

ソフトバンク光_cp

ソフトバンク光は、フレッツ光を利用した光回線事業者です。物件種別やプランによって月額料金は異なりますが、4,180円(税込)~インターネットが利用できます。

ソフトバンク光 月額料金(税込)
戸建て 5,720円
マンション 4,180円
ファミリー・10ギガ 6,380円
→6か月間500円※
マンション・10ギガ 6,380円
→6か月間500円※

※SoftBank 光・10ギガ500円ではじめようキャンペーン適用時


ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホとセット契約が可能で、月額料金が最大1,100円(税込)割引になります。

以下の記事では、ソフトバンク光のおうち割光セットについてまとめています。

つづいて、ソフトバンク光の開通工事費や端末のレンタル代、違約金をまとめました。

工事費 戸建て、光ファイバー導入がないマンション:26,400円(税込)
建物内工事なし、室内工事のみの場合:10,560円(税込)
光ファイバー導入済みのマンションなど:2,200円(税込)
フレッツ光、光コラボからの事業者変更:0円
ONU
(ホームゲートウェイ)
レンタル代
ホームゲートウェイ(N):月額495円(税込)
無線LAN(N):月額330円(税込)
ホームゲートウェイ(N)10ギガ:月額550円(税込)
※新規で申し込んだ場合の金額
違約金 自動更新ありプラン(5年):16,500円(税込)
自動更新ありプラン(2年):10,450円(税込)
自動更新なしプラン:0円

ソフトバンク光では乗り換えの際、工事費を負担するといったキャッシュバックを実施しています。

以下の記事では、ソフトバンク光のキャンペーン・キャッシュバックについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

【ソフトバンク光】詳細はこちら

auひかり

フルコミット

※内容は記事更新日時点の情報です。最新の情報については必ず公式サイトをご確認ください。

auひかりは、 ダークファイバーを利用した光回線事業者です。物件種別やプランによって月額料金は異なりますが、 4,180円(税込)~ インターネットが利用できます。

auひかり 月額料金
戸建て 5,610円(税込)
マンション 4,180円(税込)

月額料金は同じプランでも契約年数に応じて異なります。戸建てプランの場合は3年契約にすると月額料金が安くなります。

また、 auのスマホとセット割を実施しており、毎月最大1,100円(税込)の割引を受けられます。

auひかりの開通工事費や端末のレンタル代、違約金をまとめました。

工事費 ホーム:41,250円(税込)
マンション:33,000円(税込)
ONU
(ホームゲートウェイ)
レンタル代
月額料金に含まれる
※無線LANは月額550円(税込)
違約金 2022年6月30日までの新規申し込み:16,500円(税込)
2022年7月1日以降の新規申し込み:4,730円(税込)

端末のレンタル代は月額料金に含まれますが、無線LANを利用する場合は月額550円(税込)かかります。

以下の記事では、auひかりのキャッシュバックについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

【auひかり】詳細はこちら

ドコモ光

ドコモ光

ドコモ光は、 フレッツ光を利用した光コラボ事業者です。物件種別やプランによって月額料金は異なりますが、4,400円(税込)から利用できます。

ドコモ光 月額料金
戸建て 5,720円(税込)
マンション 4,400円(税込)

ドコモ光では24社ものプロバイダから自由に選べます。月額料金は同じプランでも契約年数に応じて異なり、2年契約にすると月額料金は安くなります。

また、 ドコモのスマホとセット契約で月額料金が最大1,100円(税込)割引になります。

ドコモ光の開通工事費や端末のレンタル代、違約金をまとめました。

工事費 戸建:最大22,000円
※転用の場合は0円
ONU
(ホームゲートウェイ)
レンタル代
電話対応ルーター:無料
無線LAN:東日本エリア月額660円(税込)/西日本エリア月額220円(税込)
違約金 戸建て2年定期契約:14,300円(税込)
マンション2年定期契約:8,800円(税込)

開通工事費は他の光回線と比較しても比較的安いのが特徴です。ONUのレンタル代は東日本エリアと西日本エリアで異なります。

以下の記事では、ドコモ光の評判についてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

【ドコモ光】詳細はこちら

光回線はサービスを比べて契約しよう

光回線の回線事業者は多く、月額料金やサービス内容は様々です。これから光回線の申し込みを検討している人は、月額料金やサービス内容・キャンペーンなどを比較して選ぶとよいでしょう。

例えばスマホとのセット割がある回線事業者なら月額料金の割引が受けられるため、家族のスマホをまとめればスマホ代の節約に繋がります。

また、光回線は開通工事が必要なので、インターネットが利用できるまでに一定の期間を要します。できるだけ早くインターネット環境を構築したい場合は、開通工事が不要なモバイル回線がおすすめです。

回線のタイプや事業者ごとにメリットやデメリットがあるため、利用状況や予算を考慮しながら総合的に判断しましょう。

以下の記事では、ネット環境の種類と特徴についてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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