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iPhone「ヘルスケア」アプリの使い方・設定方法|歩数や睡眠時間を管理

iPhone用のアプリには、ヘルスケアのためのものが多数があり、自分でApp Storeからインストールして、実際に記録したデータをそれぞれ別々に管理しているという人も多いのではないでしょうか。
一方で、「ヘルスケアアプリ」は、購入したときからインストールされているアプリですが、これを積極的に活用している人は意外と少ないようです。
しかし、実際に使ってみると大変便利な機能が多く、健康管理が気軽にできるアプリということが分かります。
「ヘルスケアアプリ」は、健康に関する記録を集約できます。よってこれを活用しないのは実にもったいないです。
今回は、おすすめのヘルスケアアプリの概要や便利な使い方、使用する際に注意したい事柄などについて解説していきますので、ぜひチェックしてみて下さい。
目次
ヘルスケアアプリとは

ここでは、iPhoneのアプリを使った具体的なヘルス管理についてみていきます。トータル管理アプリの概要や、さまざまな使い方についてもご紹介しますのでぜひチェックしてみて下さい。
iPhoneによる健康のトータル管理アプリ
ヘルスケアアプリはiPhoneやiPad、Apple Watchなどのアップル社のデバイスや、普段使っている他社製アプリから健康に関するデータを集約して管理します。このアプリ1つでさまざまなヘルス管理ができます。
ヘルスケアアプリは大きく4つのカテゴリーに分かれています。
- アクティビティ
- 睡眠
- 栄養
- マインドフルネス
この4つからなり、それぞれの情報を登録することで、ユーザーの運動量や健康状態などを記録することができる便利なアプリです。
iPhoneの初期アプリとしてインストールされていますので、このアプリを使えば、日常の健康と運動の情報をデバイスで一か所に集めて、チェックしたり管理ができます。記録したデータは日別・週別・月別などをグラフで確認することも可能です。
さまざまな情報を集約・記録
ヘルスケアアプリには、計測したデータを記録して集約することができるという特徴があります。iPhone単体で使うだけでなく、他のヘルスアプリと連携させたり、アップル社のApple Watchと連携させるなど、幅広い活用法が魅力です。
iPhoneを携帯するだけでデータ収集できる
iPhoneのヘルスケアアプリを使うと、スマホを持っているだけで自動的に、歩数や睡眠時間を計測してくれるので便利です。(一部手入力が必要な項目もあります)
たとえば、アクティビティは運動量を表示してモチベーションをアップさせたり、歩いた歩数や移動距離を記録・表示して適切なアドバイスをしてくれます。
Apple Watchとの連携で更に記録が充実
ヘルスケアアプリには、Apple Watchと連携して記録したり管理をする機能が充実しています。仕事中などでiPhoneを使えないときでも、時計のApple Watchを着けていれば、そのまま継続して健康のデータを記録することができます。
Apple Watchを身に着けておくだけで、日々のアクティビティや、歩数、心拍数、ワークアウトなどのデータが蓄積され、データがヘルスケアに送られるのでとても便利です。
他アプリとの連携も可能
ヘルスケアアプリは、他の健康系のアプリと提携していますので、相互のデータ共有が可能です。ヘルスケアがカバーしていない内容については、連携している他のアプリを使うことで、ニーズに合った健康管理が行えます。
例えば、「アクティビティ」と連携している代表的なアプリは、ウォーキングのときに歩いた距離と歩数、時間を計測し、消費したカロリーを自動で計算してくれる「歩数計Maipo」です。
また、女性の生理周期や排卵日などを記録・予測・管理する、人気アプリの「ルナルナ」とも連携しています。ヘルスケアの「栄養」のカテゴリーと連携しているものは、ダイエット中に体重・カロリー管理ができる人気アプリの「RecStyle」です。
このように、様々な他のアプリとも連携して使える点が、ヘルスケアアプリの魅力といえます。
緊急時の情報源となる
ヘルスケアアプリは日頃の健康管理や、ダイエットに役立てるために使うというケースが多いですが、それ以外の活用法もあります。例えば、地震などの自然災害が発生した緊急事態のときに、自分の貴重な情報源となります。
自分の身長・体重などの基本情報だけでなく、血液型・持病・アレルギー・服薬中の薬なども同時に登録しておくと、事故や災害に見舞われたときに、病院ですぐに医師に伝えることができるので、とても役に立つアプリなのです。
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ヘルスケアアプリの機能性

iPhoneのアプリを使うと、どのような健康管理が可能なのでしょうか。ここでは、フィットネスや睡眠、食と栄養管理などについて詳しく見ていきます。また、iPhoneならではの個人のデータ記録・管理についてもご紹介します。
1日の活動量を知るアクティビティ
ヘルスケアアプリの内容を大きく分けると、4つのカテゴリーに分類されます。その1つがアクティビティです。アクティビティには1日の活動量を計り、記録する機能があります。
iPhoneを携帯して過ごすことで毎日の歩数を測り、どれくらいの歩数・距離を歩いたか、知ることができます。また、気圧センサー機能もありますので、階段を上った場合でも歩数を計算してくれる優れものです。
また、他のトレーニング系のアプリと連動させることで、エクササイズや運動の時間を計測することができます。そして、運動で消費したエネルギー量も測ることができるので、ダイエットをする人にも好評です。
毎日の睡眠時間を計測
ヘルスケアアプリを使うと、毎日の睡眠時間を計ることができます。iPhoneに標準装備されている時計アプリのベッドタイム機能と連動して、毎日の睡眠時間を記録して健康管理をしてみましょう。
iOS10から導入されたベッドタイム機能を使うと、規則正しい睡眠が取れるようにユーザーを助けてくれます。ベッドタイム機能は、自分で事前に設定した就寝時間と起床時間を、通知またはアラームで知らせてくれます。
忙しくて毎日の睡眠時間が短か過ぎるケースや、就寝時間や起床時間がまちまちで乱れていたりすると、十分に休養しているようでもなかなか疲れが取れません。
自分の日々の就寝時間や起床時間を知り、アプリのデータを参考にして理想的な睡眠を心がけていくと、質の良い眠りにつながります。
リラックスのためのマインドフルネス
ヘルスケアアプリの「マインドフルネス」機能は、1日の中でリラックスする時間を設けることでストレスを軽減し、作業効率をアップさせます。
Apple Watchの呼吸アプリや多くの他社アプリと連動し、1日を通してプレッシャーを取り除いたり心を穏やかに保つようなサポートをしていきます。
マインドフルネスは手入力で記録する仕組みのため、他のマインドフルネスアプリや瞑想アプリと連動させて使うと良いでしょう。ヘルスケアアプリが、ユーザーがどの位の時間、心穏やかなマインドフル状態でいられたかの時間を表示します。
食と栄養から健康を考える
ヘルスケアアプリの「栄養」を記録・管理する項目では、日々の食事の栄養素のデータを記録することができます。ヘルスケアアプリと連動させて栄養を記録するためには、他社の「MyFitnessPal」「あすけん」などの栄養管理アプリを使うと良いでしょう。
ヘルスケアアプリ単体では、栄養素の量を細かく手入力することが難しいので、連動するアプリを使うことをおすすめします。食事や飲み物から摂取した栄養素の量を記録することで、自分の食事の栄養が偏っていないかを知ることができます。

個人に合わせた記録が可能
ヘルスケアアプリのメリットは、個人に合わせた記録ができるところです。基本的な情報や検査の結果、女性の基礎体温の記録など、健康に関する様々なデータを残して管理できます。
基礎情報をこまめに登録できる
ヘルスケアアプリのヘルスケアデータの画面の「バイタル」では、身長・体重・心拍数・呼吸数・血圧・体温のデータなどを確認することができます。他の健康系のアプリとヘルスケアアプリを連動し、データを集約します。
また、ヘルスケアに対応した体重計を使えば、WiFi経由で自動的にアプリにデータが送信される、便利な機能もあります。
検査結果などを記録
ヘルスケアアプリは、自分の日々の体の状態を数値として残し、管理することができるので、この情報は病院で提示するなどの使い方ができます。
病院での診察結果や、健康診断・身体測定の結果を記録しておけるだけでなく、倒れた回数を記録する項目などもありますので、万が一病院で治療を受けるような場合にも充分に活用できると言えるでしょう。
女性特有のデータ管理も可能
ヘルスケアアプリでは、女性特有の体のデータを管理することも可能です。月経時期や基礎体温、性行為なども記録できます。
また、他の女性用の健康アプリを連携させて、生理日予測をしたり、排卵日や現在の卵胞ホルモン・黄体ホルモンの量などの、女性が気になることについても知ることができます。
アプリで実際の月経の期間や程度、基礎体温などを記録することで、生理不順や妊娠に適した日などを確認することができます。
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ヘルスケアアプリの活用方法

ここでは、iPhoneアプリを使って健康の記録や管理をするときに、注意したい事柄についてご紹介します。登録時やどのような使い方がおすすめなのか、そしてアプリが上手く作動しないときの解決法などについても取り上げていきます。
基本情報はきちんと登録する
ヘルスケアアプリでは、緊急時に役立つメディカルIDの登録をしておくことも可能です。緊急時に使うことができる大事な情報となりますので、基本情報はきちんと正しく登録することが必要です。
メディカルID登録とは、緊急時に医療関係者が治療に必要な血液型やアレルギー情報などを確認することができるシステムのことです。
自分以外の人も見ることができるように、緊急時にはロックを解除しなくてもメディカルIDにアクセスできるようになっています。
自分に必要な機能に絞って使う
ヘルスケアアプリは健康やダイエット記録を管理することができて大変便利ですが、記録できる項目が多いという特徴もあります。そのため、全ての機能を使おうとせず、自分に必要な項目を見極めて絞ることで、長く使い続けることができるでしょう。
例えば、とにかく体重の管理だけは必ずしたいという人であれば「multifun」機能を使ってみましょう。体重計に乗るだけで14項目を測定できます。また、摂取カロリーが気になる人であれば「あすけん」を使うと、自動的に摂取カロリーを計算してくれます。
さらに、睡眠の質が気になるという人であれば「Sleep Cycle」で、自分の睡眠を記録して質を知ることができます。

歩数がカウントされないときは
ヘルスケアアプリを使って日々歩いた歩数をカウントしたいのに、上手く記録されていないと言った事象が発生することがあります。
この場合は、ヘルスケアアプリの設定を確認してみましょう。設定がオンになっていないと歩数は記録されません。自分が手動でオフにしていない場合でも、電池節約のために設定がオフになっていることもあります。
iPhoneの設定は、プライバシー/モーションとフィットネス画面で設定をオンにします。
定期的にバックアップを取っておく
スマートフォンのアプリをせっかく活用していても、故障や紛失してしまったり、機種変更で違うスマートフォンに買い替えるなどの場合、今までの記録データが消失してしまう心配があるかもしれません。
ヘルスケアアプリは、iCloudやiTunesでバックアップすることができます。今使っているスマートフォンが使えなくなった場合や、初期設定に戻した場合でもバックアップがあれば安心ですね。
また、iCloudやiTunes上でのバックアップでは、データの書き出しも可能です。他のアプリではExcelなどを使ってデータを管理するなど、自由にデータ管理ができるのでとても便利です。
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健康のために使えるアプリを最大限活用しよう

ヘルスケアアプリは、初期状態で既にインストールされているiPhoneの健康アプリです。残念ながらこのアプリを活用しているユーザーはあまり多くないようですが、ヘルスケアアプリの使い方を覚えて使うことで、さまざまなメリットがあり、実に便利なアプリです。
ヘルスケアアプリでできることの主なものは、万歩計機能や睡眠時間・食事・栄養の管理などです。またこれ以外にも、他の健康アプリと連動させて管理することも可能です。
最初にアプリの使い方をマスターし、注意事項を知った上で日々使ってみると、毎日の生活に無理なく取り入れることができ、健康やダイエット、女性特有のバイオリズムなどの管理が簡単に行えます。
もし、ヘルスケアアプリを使ったことがないのであれば、健康管理や記録ができるアプリをこの機会に使用してみてはいかがでしょうか。
公開日時 : 2023年03月28日
