iPhoneリマインダーアプリの通知機能・使い方を解説|消えた時の対処法も

iPhoneにはリマインダーアプリが搭載されており、使い方次第で非常に便利に利用できます。買い物リストや家事のToDoリスト、タスク管理やプロジェクトの進行管理など、プライベートからビジネスまで幅広く活躍します。日々のタスクを効率的に管理したい人は、リマインダー機能の上手な使い方をマスターしましょう。
iPhoneリマインダーアプリの通知機能・使い方を解説|消えた時の対処法も

iPhoneの「リマインダー」アプリは、iPhoneに標準搭載されており、無料で利用できます。

買い物リストや家事のToDoリスト、タスク管理やプロジェクト進行などに便利なアプリです。

今回はリマインダーアプリの機能や使い方、利用時の注意点について解説します。

プライベートから仕事まで、幅広く利用できますので、iPhoneユーザーの方はぜひ活用しましょう。

iPhoneのリマインダー機能とは

  • やるべきこと(タスク)が整理できる
  • 場所や時間を指定して通知を受け取れる
  • 仕事とプライベートを分けて複数タスクを管理できる
  • 繰り返し通知機能でルーチンワークにも最適

iPhoneのリマインダー機能はiOS 13以降に搭載されているメモ帳の進化版アプリです。

リマインダー機能はiPhoneに標準搭載されていて、無料で利用できます。

作成したリマインダーに、サブタスクや添付ファイルを追加したり、日時や場所に基づいて通知を設定したりすることが可能です。

通常メモ帳の機能では忘れたくないことを記入しておくだけですが、リマインダーでは時間を指定して通知を設定できます。

メモしただけで忘れてしまうという状態を防ぐことができ、複数のタスク管理やTODOリストとしても使えます。

予定をチェックしながら優先順位を考えたスケジュール管理がしやすいので、効率的に予定を組みやすくなります。

リマインダー

リマインダー

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iPhone「リマインダー」アプリの通知機能

iPhoneのリマインダーアプリには通知機能があり、種類は主に下記の3つです。

  • 日時を指定通知
  • 場所を指定して通知
  • 繰り返し通知機能

日時を指定して通知

リマインダーアプリでは、用件を入力するだけではなく、日時を指定して、通知がくるよう設定できます。

例えば「10日の13時に○○社の担当者とランチ」という約束を入力したとします。

その数時間前に通知時間を設定しておくと、ランチの時間前にメモした内容が通知されるため、当日スケジュールを飛ばしてしまう心配はありません。

リマインド時間の指定は複数の用件でも設定可能で、内容に合わせて別の時間を指定することもできます。

重要な予定は早めに通知するよう設定しておくとリマインド通知を受け取ってから準備もしやすく、スケジュールを円滑に進めやすくなるでしょう。

場所を指定して通知

iPhoneのリマインダーアプリでは時間だけではなく、場所を指定して通知することも可能です。

用件を登録する際に、位置情報も付け加えておくと、その場所に到達した時にリマインド通知がくるようになります。

また設定次第では指定の場所から離れた時に通知を送ることもでき、状況に合わせて細かい設定ができる点も魅力です。

用事のある場所をリマインダーに登録しておくと、その場所が近づく、あるいは離れた時に通知が来るためうっかりミスを減らせます。

移動が多いとどこで何をすべきか忘れてしまいやすいため、位置情報まで追加して予定の管理ができる点は他のリマインダーアプリにはない魅力です。

繰り返し通知機能

時間指定のリマインドは一度きりではなく、繰り返しの通知も可能です。

重要な用件は何度も繰り返し通知することでうっかりミスを予防でき、スケジュールの管理がしやすくなります。

繰り返しの通知は毎日や毎週はもちろん、週の中でも指定した曜日のみや隔週といった設定も可能です。

さらに毎月、毎年と長いスパンでの繰り返し設定も可能であり、用件に合わせた通知方法を取りやすい点も魅力でしょう。

繰り返し設定にはカスタムという項目もあり、より詳細な再通知設定を行うことも可能です。

用件の内容やスケジュールに合わせた再通知の設定ができるため、多忙な人におすすめできるアプリです。

iPhone「リマインダー」アプリの使い方

iPhoneのリマインダーアプリが便利なのは、魅力的な特徴を多数有しているからです。

シンプルながらも使い勝手がよく、主に次の点で利便性が高いといえます。

  • リマインダーのリストを登録する方法
  • リマインダーのリストを削除する方法
  • リマインダーのリストを共有する方法
  • 他のデバイスで管理する方法
  • 別のアプリ情報をリマインダーへ登録する方法

便利に使えるポイントを把握して、いかに魅力的なアプリなのか知っていきましょう。

リマインダーのリストを登録する方法

iPhoneのリマインダーアプリはシンプルで使いやすい点も特徴であり、自由に編集して直感的に操作できます。

リストの登録方法

  1. ホーム画面から「リマインダー」アプリをタップする
  2. 「リストを追加」をタップする
  3. 「新規リスト」でリストタイトルの入力と文字色を選択する
  4. 右上の「完了」をタップして追加完了

また用件ごとに色を変えて管理したり、「!」をつけて優先順位を付けて管理もできます。

「!」は3段階あるため、重要度に応じて順位をつけやすい点も、便利に使えるポイントです。

仕事とプライベートで色を変えたり、「!」の表記で視覚的に素早く優先順位をチェックしたりと、管理の自由度は高いです。

その他の登録方法

iPhoneのリマインダーアプリを起動し、リストを呼び出して登録するやり方が普通ですが、他にも登録方法はあります。

複数のやり方をマスターして、状況に合わせた方法で、スマートにリマインダーへの登録を行いましょう。

3D Touchですぐにリマインダーへ登録する方法

iPhoneが3D Touchに対応しており、機能をオンにしていれば素早くリマインダー登録が可能です。

アプリのアイコンを強く押し込むと、リマインダーに登録されているリストが表示されます。

任意のリストを選択することで、直接そのリストにアクセスでき、素早く用件の管理ができます。

多数のリストを持っていて、目当てのものを探し当てるだけでも時間がかかる人は、3D Touchを使うとスムーズにアクセスしやすくなるでしょう。

ウィジェットでリマインダーを使う方法

ロック画面やホーム画面で右スワイプすると出てくるウィジェットでも、リマインダーの管理は可能です。

ウィジェットの上部には「今日」という項目が表示されており、ここにリマインダーの内容を表示させられます。

当日の通知内容を簡単に確認するだけではなく、そこからリマインダーアプリにアクセスして、リストの管理を行うことも可能です。

ウィジェットにリマインダーの内容を表示するには、ウィジェット画面を下までスクロールし「編集」を選択します。

リマインダーを選び、追加すると、画面上部で登録した内容の確認ができます。

Siriを使ってリマインダーへ登録する方法

Siriのオンにしていれば、iPhoneに話しかけるだけで簡単にリマインダーへ登録できます。

別の作業をしていて手が空いていない時でも登録が可能であり、便利な人におすすめの機能です。

詳細な指示を出すことで、位置情報や時間指定による通知の設定もできます。

またメモ書き程度で情報を記録したいだけなら、「○○を覚えて」のワードだけで登録可能です。

詳細な設定から簡易的な登録まで音声入力できるため、Siriを使いこなすとリマインダーアプリはさらに便利に利用できます。

リマインダーのタスクを登録する方法

別途タスクの登録もできます。タスク登録の方法は以下の通りです。

タスクの登録方法

  1. マイリストから対象のリストをタップする
  2. タスクを入力して「iマーク」をタップする
  3. 指定の日時や場所、メモを入力
  4. 右上の「完了」をタップして追加完了

リマインダーのリストを削除する方法

iPhoneのリマインダーのリストは、予定を終えたら簡単に削除できます。

リストの削除方法

  1. ホーム画面から「リマインダー」をタップする
  2. マイリストから削除したいリストをタップする
  3. 「編集(三点リーダー)」をタップする
  4. 「リストを削除」をタップする
  5. ポップアップの「削除」をタップして削除完了

リマインダーのリストを共有する方法

リマインダーアプリで作成したリストは、自分で管理するだけではなく、他の人と共有して管理することも可能です。

用件ごとに共有設定を決めることができ、連絡先から共有したい人を選ぶか、相手のメールアドレスを入力するだけで簡単に共有設定が行えます。

共有の有無はリストごとに設定できるため、プライベートなものは家族と、仕事の用件は同僚といった、使い分けも可能です。

共有機能を使うことで、お互いのスケジュールをチェックしたり、タスク管理にも使えたりして、より便利に利用できます。

他のデバイスで管理する方法

クラウドサービスのiCloudを使うと、手持ちのiPhone以外のデバイスでもリストの管理が可能です。

iPodやiPad、別端末のiPhoneでの共有はもちろん、パソコンからiCloudにアクセスしてもリストの同期ができます。

複数デバイスで情報が共有できるだけではなく、メインで使っているデバイス以外からでもリストの管理が可能な点は大きな魅力です。

メインで使っているiPhoneでは別の操作をしながら、他のデバイスを使ってリストを更新することもできます。

icracked

別のアプリ情報をリマインダーへ登録する方法

他のアプリやSafariでのネットの閲覧時には、共有アイコンをタップして、直接リマインダーアプリに情報を登録できます。

画面下部に表示されている共有アイコンをタップし、リマインダーを選択すると、そのまま画面を登録できます。

例えば、サイト閲覧時にリマインダーに登録すると、リマインダーから直接登録したサイトに飛んで、続きの閲覧が可能です。

登録時にはサイトやアプリの情報が表示されますが、任意での変更も可能であり管理もしやすいです。

リマインダーアプリ単体での利用はもちろん、他のアプリとも組み合わせて使える点も便利なポイントと言えます。

iPhone「リマインダー」アプリ利用時の注意点

多機能で便利に使えるリマインダーアプリですが、使いこなすには事前にいくつか設定をしておかなければなりません。

正しく設定ができていないと一部機能が使えなくなり、利便性が下がってしまうため注意が必要です。

リマインダーアプリを使いこなすためのポイントを知り、適切な設定を行って利便性を最大限まで高めましょう。

リマインダーの通知を許可にしておく

リマインダーアプリの最大の特徴である通知機能を使うには、設定で通知を許可にしておかなければなりません

大元の設定で通知がオフになっていると、アプリで設定しても通知に気づけないため注意が必要です。

通知を許可するには、設定アプリから「通知」→「リマインダー」と進み、通知許可をオンにします。

なお、iPhoneの通知について詳しくまとめた記事もありますので、あわせてチェックしてみてください。

位置情報サービスをONにしておく

位置情報による通知を利用したいなら、位置情報サービスをオンにする必要があります。

設定アプリから「プライバシー」→「位置情報サービス」→「リマインダー」と進み、「このAppの使用中のみ許可」にチェックを入れると利用できます。

全体の通知設定とは別に、位置情報サービスの許可も設定しなければならないため、設定をオフにしている人は注意が必要です。

なお、iPhoneの位置情報サービスについて詳しくまとめた記事もありますので、あわせてチェックしてみてください。

iCloudで使用するAppに加えておく

共有機能を使うには、iCloudの設定を変更して、リマインダーを使用するアプリとして加えておかなければなりません

設置アプリから自分のアカウント名の表示をタップすると、詳細な情報が確認できます。

「iCloud」の項目から「iCloudを使用しているAPP」の一覧をチェックし、リマインダーをオンにします。

iCloudの設定をオフにしていると、リストの共有ができないため注意が必要です。

iPhoneのリマインダー機能についてよくある質問

iPhoneのリマインダー機能の使い方や特徴などについて、よくある質問をまとめました。

リマインダーが共有できないときはどうすればいい?

iPhoneのリマインダーを使っていると「共有できない」というトラブルが発生することがあります。

更新しても共有できない場合は、一度iCloudの「リマインダー」設定を切り替えてみてください。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 自分の名前のところをタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. 「リマインダー」をオフしてからオンにする

リマインダーの設定を切り替えるときに「以前同期したiCloudリマインダーをどうしますか?」と表示されるので、「iPhoneに残す」を選択しましょう。

iPhoneのリマインダーが勝手に消えたらどうすればいい?

iPhoneのリマインダーが消えてしまっても、条件を満たしていれば復元できます

こまめにバックアップをとっていれば、iTunesやiCloudからリマインダーの復元が可能です。

この方法は簡単ですが、他のデータがバックアップ時の状態に戻ってしまう点や復元に時間がかかります。中には、バックアップを取っていない人もいるでしょう。

そんな場合はサードパーティー製の復元ソフトを使う方法もあります。

復元ソフトは基本的に有料で、無料でできるのは確認のみというケースが多いです。お試し版でスキャンした内容を確認してみて、消えたリマインダーを復元できそうであれば有料版を購入しましょう。

iPhoneのリマインダーとカレンダーは同期できる?

iPhoneのリマインダー機能はiPhone純正アプリのカレンダーやGoogleカレンダーと同期できます。

iPhone純正アプリのカレンダーを利用する場合は、iCloudを利用していれば自動同期が可能です。

ただし、iCloudを利用していないと自動同期はできませんので、Googleカレンダーを利用しましょう。Googleカレンダーの連携方法は以下の通りです。

Googleカレンダーの連携手順

  1. 「設定」からアカウントとパスワードをタップする
  2. 「アカウントを追加」し、「その他」をタップする
  3. 「CalDAVアカウントを追加」をタップする
  4. サーバ欄に「www.google.com」を入力する
  5. ユーザ名とパスワードを入力して「次へ」をタップする
  6. 「カレンダーとリマインダー」をオンにして「保存」をタップして完了

iPhoneのリマインダーの使い方まとめ

隠れた優秀アプリであるリマインダーは、使い方次第で幅広いシーンで活躍する便利なツールです。

メモからTODOリスト、スケジュール管理まででき、他人とリストを共有してタスク管理も行えます。

見落とされがちなリマインダーアプリは、オールマイティに使える万能アプリのため、上手に使ってスマートに用事を管理しましょう。

なお、ほかにもios16で使えるiPhoneの便利機能を紹介している記事もあります。iPhoneを使いこなしたいという方はぜひ参考にしてください。

公開日時 : 2023年03月24日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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