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  • 更新日:2023年03月13日

Androidにセキュリティ対策は必要?おすすめウイルス対策アプリも紹介!

Androidにセキュリティ対策は必要?おすすめウイルス対策アプリも紹介!

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Androidのセキュリティ対策の必要性と、おすすめのセキュリティアプリについて解説します。

そもそも、Androidでセキュリティ対策は必要なのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、スマホがウイルスに感染するとどうなるのか、感染しないためにどのようなセキュリティ対策をすればいいのかがわかります。ぜひ、参考にしてみてください。

Androidでセキュリティ対策が必要な理由

まずは、Androidスマホでセキュリティが必要である理由について解説していきたいと思います。

Androidスマホにセキュリティは不要?

いきなりテーマをひっくり返してしまうようですが、実はAndroid OSのセキュリティ対策は必要ないといわれています。

それには、Androidにインストールしたアプリを使用する仕組みが関係しています。Androidアプリはサンドボックスという仕組みの中で動作する構造です。

これは、Androidのアプリごとにデータにアクセスする領域が設定されているということ。それにより、他のアプリが使用する領域には踏み込めないようになっています。

また、アプリからAndroidのシステム領域にもアクセスができないような仕組みになっています。

そのため、Android自体がウイルスに感染する可能性は低い、ゆえにセキュリティ対策は必要ないということなのです。

詳しくは、iPhoneとAndroidのセキュリティや違いをご覧ください。

Androidスマホでもセキュリティ対策は必要!

それでは、なぜAndroidのセキュリティ対策が叫ばれるようになっているのでしょうか?

それは、「偽アプリ」がスマホに対して不正な動きを働くことがあるからです。偽アプリとは、簡単にいうと「出どころの分からないアプリ」のこと。

Androidでは、公式アプリ配信サイトのGoogle Playからアプリをダウンロードします。しかし、公式ルート以外からもアプリのダウンロードができます。

このような公式なルート以外で「何者かわからないアプリ」をダウンロードした場合、その偽アプリが悪さを働く可能性があるわけです。

Google Playでもポリシーに違反するアプリが随時削除されているのですが、残念なことにAndroidにおける偽アプリの作成件数は急増しています。

また、2017年に削除されたアプリの件数は70万本以上にも上るといわれています。つまり、驚くほど多くの偽アプリが開発されているということです。

ただ、これはあくまでGoogle Playにおける数を示したものなので、ごく一部であることを忘れてはいけません。

Androidスマホをマルウェアが攻撃

一般的に、スマホを攻撃するのは「ウイルス」だと考えられています。しかし、正確にいえば、スマホを攻撃するのはウイルスの一種である「マルウェア」です。

マルウェアとは、悪さを働くソフトウェアのこと。そのソフトをスマホユーザーが使用してしまうことで、スマホが攻撃を受けてしまうというわけです。

そして、スマホにとってのマルウェアの1つが、偽アプリなのです。マルウェアの検知件数は年々増加しているため、今後も注意が必要といえます。

Androidがウイルス感染するとどうなる?

それでは、Androidがウイルスに感染するとどのようなことが起きるのでしょうか?

具体的には、以下のような事例が発生する可能性があります。

  • 高額な請求書が届く
  • ランサムウェアに感染する
  • カメラが勝手に起動してしまう
  • データ通信量が異常に増える
  • スマートフォンが過熱したり、壊れたりする

それぞれの事例を詳しく見ていきましょう。

突然高額な請求書が届く

Androidがウイルスに感染すると、突然高額な請求書が届くことがあります。ただ、これはAndroid初期に多かった事例で、現在ではあまり多くはないようです。

Androidをスマホから不正プログラムを使用してしまうことで、高額なメッセージサービスや通信サービスを利用させられていた、というのがこの事例の特長です。

高額な請求書が届くことで、「あれは不正アプリだったのか…」と初めて気が付くケースが多くありました。

ランサムウェアに感染する

Androidがウイルスに感染したことがきっかけで、ランサムウェアに感染してしまうケースがあります。

ランサムウェアもマルウェアの一種で、スマホユーザーがシステムにアクセスすることに対して制限を掛けてしまうというもの。

制限の一例をあげれば、アプリなどのログインできなくするようにしたり、ファイルを暗号化することでファイルを読み込めなくしたりするのです。

そして、これらの制限を解除するための「身代金(=解除費用)」を請求してくるのが常套手段となっています。

その際の身代金は、お金の出所がわからないようにビットコインなどの暗号通貨によって請求されることが多いようです。

カメラが勝手に起動してしまう

Androidがウイルスに感染することで、カメラが勝手に起動してしまう症状が現れることがあります。

これは、偽アプリや不正アプリをインストールした後に、スマートフォン機能を使用できる許可をすることで起きてしまうことです。

マルウェアを使って悪事を働く人は、遠く離れた場所からスマホを操作してカメラを勝手に起動します。そして、写真や動画を撮影して特定の場所に送信します。

また、場合によってはスマホの権限そのものを乗っ取られてしまうケースもあるのです。

データ通信量が異常に増える

Androidがウイルスに感染した場合、データ通信量が異常に増加する症状が現れることがあります。

これは先述したカメラの勝手な起動にも関わることです。マルウェアの開発者は、スマートフォンからさまざまなデータを抜き出そうとしています。

データを入手した後、そのデータを悪用するためには、開発者側に送信しなければなりません。

テキストデータや写真、動画などを大量に送る必要があり、そこでデータを大量消費するというわけです。

普段の通信量をはるかに超えるデータを消費していると気づいたとき、ようやく不正アプリの存在を認識するケースが多いようです。

スマホが過熱したり、壊れたりする

Androidがウイルスに感染した場合スマートフォンが過熱し、壊れたりするケースがあります。

これまで、マルウェアを含んだ不正アプリや偽アプリは、スマホに記録されている情報を抜き取るために多く利用されていました。

しかし、近年増加しているのは仮装通貨のマイニングに悪用するケースです。

マイニングについての詳しい説明は割愛しますが、簡単に言うと処理のための作業が膨大であり、その見返りに仮想通貨が提供される仕組みです。

そこで、スマホの不正アプリを利用して、ユーザーのスマートフォンをマイニングに参加させようとします。

ある不正ツールを利用したケースでは、スマホに内蔵されているCPUの処理能力の100%を利用できたとのことです。

もし、100%までCPUをフル稼働させた場合、CPUが過熱してスマートフォンが物理的に破壊される恐れがあるといわれています。

Androidのセキュリティ能力を高める方法

ここからは、Androidのセキュリティ能力を高める方法について紹介していきます。

先述したような不正アプリや偽アプリをインストールしたり、外部からの被害を防いだりするために、自分でできる防御策は講じておきたいものです。

これから紹介する方法を導入すれば、あなたのAndroidスマホをしっかり守ることができます。ぜひ、参考にしてみてください。

信用できないアプリを使用しない

大原則として、信用できないアプリを使用しないことが挙げられます。iOSと違って、Androidの場合は自由にアプリを公開することが可能です。

そのため、Google Playのような公式アプリ配信サイトを通さなくても、さまざまなアプリを手に入れることができます。

しかし、先述したように大量の不正アプリが横行している現状を考えてみてください。出どころがわからないアプリをダウンロードしたり、使用したりするのは危険です。

最低限Google Playからアプリをダウンロードすること、配信元が信用できないアプリはダウンロードしないことが大切です。

最新のOSにアップデートする

Androidのセキュリティ能力をアップさせるためには、最新のOSにアップデートすることが大切です。

Android OSは定期的にアップデートが実施されます。これは、最新の機能が使えるようになるだけではなく、OSが持つ脆弱性に対する対策が講じられたということでもあります。

つまり、最新のOSをアップロードしておくということは、Androidのセキュリティ対策の基本といえるのです。

マルウェアに感染されることがないよう、常にAndroidを最新の状態にしておくことを心掛けましょう。

AndroidスマホのOSアップデート方法は、こちらで解説しています。

公衆のWiFiはできるだけ使わないようにする

Androidのセキュリティ対策の1つに、公衆のWiFiはできるだけ使用しないことが挙げられます。

いわゆる「フリーWiFi」では誰にでも使うことができるよう、パスワードをあえて設定していないケースがあります。便利である一方、セキュリティの面は弱点です。

そして、このような公衆のWiFiのなかには、ハッキング目的で公開しているものもあるといわれています。

Androidを安全に使用するためには、知らないWiFiは使用しないようにするのが得策です。そのため、必要に応じてポケットWiFiを契約することをおすすめします。

こちらの記事では、おすすめポケットWiFiを徹底比較しましたので、ぜひ合わせてご参考ください。

Androidのおすすめセキュリティアプリ3選

パソコンにセキュリティソフトをインストールするように、スマホでもセキュリティアプリがインストールできます。アプリを使えばより安全性を高めることができるでしょう。

それでは、Androidスマホにおすすめのセキュリティアプリをいくつか紹介したいと思います。

ウイルスバスター

Androidユーザーにおすすめのセキュリティアプリの1つが、ウイルスバスターです。

マイクロトレンド社から発売されているセキュリティアプリで、ウイルス・マルウェアの検出率が高いのが特徴。また、多くの第三者機関から評価を受けているアプリです。

「ウイルスバスタークラウド」というソフトを購入すれば、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、3つの端末まで利用できます。

もしスマホだけ使いたい場合も、モバイル用のソフトが発売されているのでおすすめです。

ウイルスバスター モバイル : スマホセキュリティ対策

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ノートン

セキュリティソフトとして認知度が高いノートンもおすすめのセキュリティアプリです。

万が一ウイルスに感染した場合や、ウイルスを除去できなかった場合、購入代金を全額返金する保証サービスがあります。その性能の高さには自信を持っているといえるでしょう。

こちらも「ノートンセキュリティプレミアム」というソフトを購入すれば、最大5つの端末まで使用できます。

ノートン 360: モバイルウイルス対策&セキュリティ

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カスペルスキー

最後におすすめするのは、カスペルスキーです。

ロシアに本社を置くカスペルスキー社のセキュリティアプリで、その性能の高さが特徴です。

世界的な評価機関において、7年連続で1位の性能を誇ることから、安心して利用できるセキュリティアプリといえるでしょう。

スマホのみでの使用や複数端末での使用など自分の状況に合わせて使用できます。導入を検討してみてはいかがでしょうか?

カスペルスキー インターネット セキュリティ

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Androidのセキュリティに関するよくある質問

ここでは、Androidのセキュリティ対策に関する疑問や、よくある質問を紹介します。

Androidセキュリティパッチとはなんですか?

Androidセキュリティパッチレベルとは、小規模なパッチ作業(修復)を行った結果を示す日付のことです。

パッチ作業は、Android端末のセキュリティを向上する目的があります。

記された日付がレベルです。日付が新しいほどセキュリティが最近アップデートされています。

逆に、日付が古いほど長い間アップデートされていないということです。

そのため、Androidセキュリティパッチレベルを確認するだけで、端末の脆弱性がわかります。

セキュリティパッチレベルの確認方法は?

お使いの端末によって多少操作が異なりますが、おおよそ以下の操作で確認できます。

  1. Androidの「設定」アプリを開く
  2. 「端末情報」を開く
  3. 「セキュリティパッチレベル」で確認する

お使いの端末によっては、端末情報は「システム」を開いて、セキュリティパッチレベルは「ソフトウェア情報」を開いてからの確認になります。

今すぐにでもできるセキュリティ対策はある?

Androidのセキュリティ対策は、なにもセキュリティアプリの使用だけではありません。

アプリ以外にも、ちょっとしたことでAndroidのセキュリティをさらに高められます。ぜひ、参考にしてください。

  • AndroidのOSや使用しているアプリは最新のバージョンにする
  • データのバックアップは定期的に行う
  • IDやパスワードの使い回しは避けて、定期的に変更する
  • アプリのインストールや起動時のアクセス権限はしっかり確認する

IDやパスワードは使い回しを避けるだけでなく、定期的に別のID・パスワードに変更をおすすめします。

また、アプリのインストールや起動時に「アクセス権限」をしっかり確認しましょう。

確認を怠り、連絡先や画像ファイルへのアクセス権限を許可してしまうと危険です。不必要な権限は与えないようにしましょう。

無料で使えるセキュリティアプリはある?

Androidのセキュリティ対策アプリには、無料版もあります

おすすめ3選で紹介した「カスペルスキー」にも無料版がありますが、それ以外にも無料版セキュリティソフトは存在します。

セキュリティアプリの無料版は、対策できるセキュリティ内容がアプリによって異なり、無料なだけあって万全とはいえません。

できるなら、ウイルスバスターやノートン、カスペルスキーなどのセキュリティアプリで万全に対策することがおすすめです。

また、ウイルスバスターにも30日無料体験があります。

しかし、お金をかけずに対策したい方も少なからずいます。そんな方は、何もしないより無料版を活用して、少しでもセキュリティ対策をしましょう。

Androidのセキュリティ対策を万全に

今回は、Androidのウイルス対策の必要性とおすすめセキュリティアプリについて解説してきました。

スマホを安全に使用するためにも、今できることやセキュリティアプリを使用するなど、何らかの対策を講じるようにしましょう。

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谷口稜 ― ライター
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