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ドコモのデジタル機器補償サービスの内容と特徴|もしもの時も安心!

株式会社NTTドコモは、2019年7月にスマートフォンなどのモバイル機器を安心に利用するためのサポートサービス「あんしんパック」をリニューアルしました。
中でも注目を集めているのが、あんしんパックに含まれる新しい補償サービス「デジタル機器補償サービス」です。
今回はこの「デジタル機器補償サービス」の概要や特長について、詳しく解説していきたいと思います。
目次
ドコモのデジタル機器補償サービスの概要

このサービスは、「ドコモ光」などドコモが提供しているインターネットサービスを利用しているユーザーに対し、そのインターネット回線に接続して利用しているデジタル機器の故障が発生した場合、修理もしくは交換品を提供するというもの。
パソコンやテレビはもちろんのこと、ゲーム機やプリンターなどさまざまな製品が対象となります。
申し込みと月額料金
ドコモのデジタル機器補償サービスを利用するためには、申し込み条件をクリアしたうえで、サービス利用のための申し込みと、月額料金の支払いが必要となります。
このサービスを利用するための条件は、以下のいずれかとなります。
- ドコモ光を契約していること
- ドコモのモバイルWiFiルーターを利用していること
上記の条件を満たしている場合は、デジタル機器補償サービスへの加入が可能です。申し込みはドコモ取扱店舗かMy docomo、ドコモインフォメーションセンターから行なうことができます。
また、このサービスを利用するための月額料金は以下の通りです。
月額使用料金 | 550円(税込) |
---|
※初回の申込日から31日間は月額使用料無料。
※ドコモ光の申込み日と同日に申込む場合、ドコモ光利用開始日の31日後まで月額料金無料(新規・転用とも)。
初回申込みから31日間月額料金が無料になりますが、その期間を過ぎて契約を継続している場合には、自動的に有料契約となってしまう点に注意してください。
そのため、必要性を感じない場合は、無料期間内には解約しなければならないことを覚えておきましょう。
ドコモのデジタル機器補償サービスの特徴

ここからは、デジタル機器補償サービスの特徴や補償内容について解説していきたいと思います。
まず、デジタル補償サービスには3つの特徴があります。
- 幅広い機器を補償してくれるサービスであること
- 購入後何年経過していたとしても過失による故障を補償してくれること
- 事前の機器登録が不要であること
それぞれ詳しく見てみましょう。
幅広い機器を補償してくれる
デジタル機器補償サービスの特徴の一つが、様々な機器を補償してくれるサービスであるということです。
例えば、同じくドコモが提供している「ケータイ補償サービス」は、サービスの対象となる端末を契約している場合に、その端末のみが補償されるサービスです。
しかし、デジタル機器補償サービスはドコモが提供するインターネットサービスに接続して利用しているデジタル機器が対象。
そのため、パソコンやテレビ、プリンター、ゲーム機など、家庭内にあるさまざまな電子機器に対して補償サービスを受けることが可能です。
詳しい対象機器についてはまだ発表されていませんが、サービス開始となる7月にはデジタル機器補償サービスセンターが開設されるので、そのタイミングで問い合わせてみるといいでしょう。
購入後何年経過していても過失による故障を補償してくれる
二つ目の特徴として挙げられるのが、対象の機器が購入後何年経過していようと、過失による故障の場合は補償してくれるという点です。
補償サービスといえば、購入してから一定期間のみ有効となる場合が一般的です。
しかし、デジタル機器補償サービスでは、落下や衝突など、ユーザーの過失による故障が発生した場合、購入してからの経過年月には関係なく補償サービスを受けることができます。
また、過失ではない自然故障の場合でも、購入してから5年までは補償サービスを受けることができるという充実ぶり。これなら、長期間にわたって安心できるといえるでしょう。
事前の機器登録不要で補償サービスを受けられる
もう一つの特徴が、デジタル機器補償サービスでは、事前に補償を受けたい機器を登録する必要がないという点です。
自分が保有しているモバイル機器に対して保険を掛けられる「モバイル保険」というサービスが提供されていますが、このような保険に加入し、補償サービスを受けるためには、補償を受けたい機器について事前に登録する必要が発生するのが一般的といえます。
しかし、デジタル機器サービスではこのような事前登録が不要。そのため、加入さえしておけば、いつデジタル機器が故障を起こしても補償サービスを受けることができるのです。
デジタル機器補償サービスの補償内容

ここからは、デジタル機器補償サービスの具体的な補償内容について紹介していきたいと思います。
補償対象機器と補償上限金額について
現在、ドコモのホームページに記載されている補償対象機器と各機器に対する補償上限金額は、以下の通りです。
補償対象機器 | 補償上限金額(税込) |
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パソコン | 70,000円 |
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テレビ | 70,000円 |
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タブレット | 40,000円 iOSおよびドコモを含む携帯電話通信会社などにより販売された商品は対象外 |
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ゲーム機器ほか | 30,000円 |
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修理費用や代替品提供費用が、補償上限金額を上回る分については、サービス利用者が負担することになります。
また、パソコンの故障によってデータが壊れてしまった時や取り出せない時のデータ復旧については、別枠にて5万円まで補償可能となっています。
先述したように、詳しい対象機器については、今後開設されるデジタル機器補償サービスセンターに問い合わせるようにしてください。
補償回数と補償対象となる故障や破損の種類
デジタル機器補償サービスの補償対象回数は、このサービスの1契約者につき、年に2回までと定められています。
つまり、年間で3度以上の故障などが発生した場合は、自己負担にて修理や交換をする必要があります。補償対象となる故障や破損の種類は、以下の通りです。
- 自然故障(メーカーの保証期間中は対象外)
- 落雷
- 落下
- 水濡れ
- 破損
- データ破損(パソコン以外の機器は対象外)
このように、かなり幅広い範囲で補償してくれるのが、デジタル機器補償サービスの強みともいえるでしょう。
一方で、補償の対象外となるケースは、以下の通りです。補償サービスを利用する前によく確認しておくことをおすすめします。
- メーカー保証対象の故障や破損
- 商品購入時の延長保証対象の故障や破損
- ドコモが提供するモバイル回線又は光回線の使用に支障がない故障や破損
- 契約者の故意または重大な過失による故障や破損
- 地震、火山の噴火、津波による故障や破損
- 盗難や紛失
- 消耗品の劣化による部品の交換
- 不適切な使用または取扱いによって生じた損害(※改造を含む)
- 対象機器の保証書の記載内容に不備や改ざんが認められる場合
- 屋外での利用により生じた故障または破損
具体的な補償の方法
デジタル機器補償サービスでは、補償対象となる故障や破損に対して、修理対応サービスの提供を受けることができます。
また、修理が行えない場合や、修理に掛かる費用の全額が、補償上限金額を上回る場合については、代替品提供を選択することも可能です。
先述したように、修理や代替品交換にかかる費用が補償上限金額を上回る分について、サービス利用者の負担となります。また、対象機器の発送に掛かる費用についても、サービス利用者の全額負担となります。
補償サービスの提供開始日と補償対象期間
デジタル機器補償サービスの提供開始日は、このサービスの契約日となった日から起算して15日目以降となります。
そのため、手持ちのデジタル機器が補償サービス提供開始日前に故障・破損した場合は補償を受けることはできません。
また、先述したように、デジタル機器補償サービスを契約した時点で、ドコモ光やドコモWiFiによる通信サービスの提供が始まっていない場合は、通信サービスの提供が始まった日から15日目が補償サービス提供開始日となります。併せて確認しておきましょう。
補償対象期間は以下の通りです。
- 自然故障:補償サービス提供開始日以降で、かつ機器購入後5年まで
- 自然故障以外の故障や破損:補償サービス提供開始日以降で期限なし
補償サービスを受けるための手続き
補償対象機器が故障・破損してしまった場合は、トラブルが発生した日から60日以内に手続きを行う必要があります。
この場合、デジタル機器補償サービスセンターに電話にて手続きを行います。
サービス利用時の注意点
デジタル機器補償サービス利用時の注意点として挙げられるのは、サービスを解約した場合には、1年間再契約ができないという点です。
そのため、加入や解約については十分に検討する必要があるといえるでしょう。
幅広く補償してくれるデジタル機器補償サービス

今回は、ドコモが新しく提供するデジタル機器補償サービスについて解説してきました。
対象となるデジタル機器について事前登録の必要がなく、過失による故障や破損の場合は、購入してからの経過年月に関係なく補償してくれるこのサービスは、インターネット利用者にとってかなりメリットがあるといえるでしょう。
ドコモのインターネットサービスを利用もしくは利用の検討をしている人は、補償サービス導入を前向きに考えてみてはいかがでしょうか?
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公開日時 : 2023年01月27日

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