
- スマホ
PayPalとは?オンライン決済ペイパルの使い方・安全性・登録方法をわかりやすく解説

「PayPal」はほとんどの人が知っていて、見ない日がないくらいに全世界に広まっている決済サービスです。
言葉は聞いたことがあるのに、実際にどのようなサービスがあるのか知らない人も多いでしょう。これからPayPalを利用しようと思っている人は、どのような会社なのかを知っておくことも大切です。
また、PayPalの魅力や注意する点、支払い方法などより深く掘り下げていきます。PayPalのメリットやデメリットを知ることで、安心してサービスを使うことができるでしょう。
目次
PayPalとは

PayPalは多くの人が利用している決済サービスですが、実際にはどのような会社なのかを見ていきます。安心して利用するために、まずはどんなことを行なっているかを調べます。
支払いや振り込みが簡単出来るオンライン決済サービス
PayPalは全世界で1800万以上の店舗を展開している決済サービスで、2019年6月時点で2億5000万人以上の人が利用しています。オンラインで決済が可能なので、カードや銀行口座を登録すればオンラインショッピングが簡単に楽しめます。
IDとパスワードを入力すれば、いつでも利用できるのが特徴です。そのほかにも銀行口座の振替設定を行えば、オンライン上で友達やグループなどのお金のやり取りが可能となります。
PayPalの仕組み
- PayPalに登録をすると、商品を購入したときに本人に代わって代金を支払う
- 登録したクレジットカードからPayPalが請求して自動引き落としする
流れはこのようになっていますが、買い手は通常のオンラインショップで買い物をするのと手間が変わらないのが特徴です。その分手数料が無料になるなど、お得なことがたくさんあります。
PayPalを運営する企業の概要
PayPalはアメリカのPayPal社が提供していて、会社の概要は以下の通りとなっています。どのような会社かを知っておくことで、安心して利用できるでしょう。
- 1998年12月に「PayPal Inc.」の社名で設立する
- 2002年に「eBay」に買収され子会社となる
- 2015年7月に「PayPal Holdings Inc.」の社名で独立
- 日本を含め国際部門はシンガポールを拠点となっている
2017年には約76億件の決済があり、そのうちの約27億件はモバイル決済という巨大オンライン決済サービスとなっています。現在もなお、PayPalの決済数は増え続けています。
PayPalのアカウントは3種類ある

PayPalを登録する際は、それぞれ3つのアカウントの中から選択します。
- パーソナルアカウント
- プレミアムアカウント
- ビジネスアカウント
パーソナルアカウント
パーソナルアカウントは、ショッピングをメインにする人で支払いのみの扱いとなります。特にお金を受け取るなど、取引をしない人はこちらで十分です。
プレミアムアカウント
支払いのみだけではなく、受け取りも可能なアカウントとなります。パーソナルアカウントを開設したのちページの下にある「アカウントのアップグレード」をクリックします。
アップグレードは運転免許証などの本人確認が必要です。無料でアップグレードできるため、最初からアップグレードを希望しても良いでしょう。
ビジネスアカウント
支払い・送金・決済受付などのビジネス用となります。そのため、法人で利用する場合は、ビジネスアカウントに登録しなくてはなりません。
また、事業名や法人名で登録が可能で、複数の人のログインも可能です。こちらも登録料は無料です。
PayPalが対応している支払い方法

PayPalに登録をする前に、対応している支払い方法を確認しておきます。また、PayPalはクレジットカードを持っていなくても利用可能な決済サービスです。
支払いに使用できるカード
PayPalで使用できるクレジットカードは以下の通りです。
- VISA
- mastercard
- JCB
- Americanexpress
- DISCOVER
- 国際ブランドが付いたデビットカード
以上のように日本では、ほとんどのクレジット会社のカードを使用できます。しかし、クレジットカードは商品やサービス関係の購入のみ可能となります。
また、DISCOVERカードでの支払いは、PayPalが換算した米ドルで行われます。
支払いに使用できる銀行口座
PayPalに使用できる銀行口座は以下の通りで、大手銀行がメインとなります。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
銀行口座で支払うには、口座振替設定を行わなくてはなりません。アカウントにログイン後に、本人確認などを行っていて、法人は利用不可となっています。
クレジットカードを持っていなくてもオンライン決済が出来る
クレジットカードを持っていなくても、コンビニで支払いが可能です。
ただし、PayPalの支払いを直接行うのではなく、一度コンビニで「Vプリカ」を購入します。
Vプリカはネット専用のプリペイドカードのことで、18歳以上なら誰でも無料で購入できます。コンビニによって購入方法が変わるので気をつけてください。
Vプリカを購入したら、PayPalに登録をすればコンビニでPayPalの支払いができます。
PayPalの魅力とは

PayPalの魅力はたくさんあるので、ここでどのようなものがあるかを紹介していきます。これからPayPalを利用しようと思っている人は、参考にしてみてください。
高いセキュリティ性を誇る
PayPalでは15年間のオンライン決済の実績があり、セキュリティ対策を業界最高水準の不正防止モデルを確立しています。取引のすべてを24時間年中無休で監視しており、不審な動きがあるアカウントを制限するようになっています。
また、個人情報は最高水準の暗号化キーで保護されているため、個人情報の漏洩を防ぎ、インターネットでの買い物を安心して行えるのです。
簡単に使える
PayPalは難しい手順を踏むことなく簡単に使用できます。
オンラインの支払いで使用する場合
オンラインの支払い方法は以下の通りとなります。
- 決済方法でPayPalを選択
- PayPalアカウントにログイン
- 内容を確認して「同意して続行」をタップ
- この3ステップだけで簡単に決済が完了します。
相手に送金をする場合
送金する場合は少し手間がかかりますが、パソコンやアプリからでも簡単に送金ができます。
- アプリからログインし「支払い」をタップする
- 送金先のメールアドレスを入力する
- 送金金額を入力する
- 支払いタイプで「個人間への支払い」をタップする
- 円での送金金額になっているか、「友達・家族への支払い」を選択しているか、銀行口座や残高からの支払いに設定されているかなどを確認する
- 「いますぐ支払い」をタップすれば完了
友人や家族に送金する場合は、PayPalアカウントにて銀行口座を登録し、口座振替設定を行う必要があります。
送金リクエストを受け取った場合
送金リクエストを受け取ったときのアプリの操作方法は以下の通りです。
- メールまたはアプリの通知欄の「今すぐ支払う」をタップ
- 支払いタイプで「個人間への支払い」を選択
- 残高や支払い方法が複数登録されている場合は支払い方法を選択する(個人間の支払いは残高または銀行口座を選択)
- 確認画面で送金金額、および「友達・家族への支払い」を選択しているか銀行口座または残高からの支払いに設定されているか確認する
- 「いますぐ支払い」をタップすれば完了
送金リクエストを受取った場合は、メールやリンクからログインをしてから行います。
ほとんどリアルタイムで入金や送金を確認できる
時間外の場合は翌日の反映となりますが、相手の残高にリアルタイムで確認できるようになっています。そのため、送金がしっかり行われたかという不安感がなくなるのです。確認作業も簡単にできて、余計な手間も省けます。
PayPalの手数料や使用料が無料
日本国内で日本円での決済なら無料で利用できます。そのほかにも開設費や初期費用が無料となります。しかし、例外もあるので事前に確認しておきましょう。
銀行口座へ引き出すとき
残高を銀行口座へ引き出すとき、50,000円未満の場合は1件につき250円の手数料がかかります。利用している金融機関によって手数料がかかる場合もあるため、一度確認をしてみてください。さらに、米国の銀行口座から引き出すには2.5%の手数料がかかってきます。
ウェブペイメントプラスは月額3.000円
ウェブペイメントプラスというのは、PayPalのアカウントを持っていない人でもVISA・MasterCard・JCBが付いているクレジットカードで決済が可能です。
決済画面を好きにカスタマイズできたり、オンラインショップから決済画面にスムーズに移行できます。ウェブペイメントを申し込むと毎月3,000円かかります。
買い手の保護制度が導入されている
PayPalは買い手が損をしないよう安全な保護制度を設けています。
「届いた商品が違っていた」「代金を支払ったのに商品が届かない」などのトラブルのために保護制度があります。対象となる条件は以下の通りです。
- 代金を支払ってから180日以内に問題を報告し手続きを行う
- 商品の金額を1回で支払っている(分割な度は対象外)
- PayPalからの書類やその他の情報提出を迅速に対応
- 良好なアカウントを持っている
このように買い手の保護制度があるため、安心して商品を購入ができるのです。
PayPalの注意点とは

PayPalは便利すぎるがゆえに、注意しなくてはならないこともたくさんあります。利用をする前に注意事項をよく確認してみてください。
支払いは一括払いのみ
分割可能なオンラインショップもたくさんありますが、
利用しているクレジットカード会社に連絡をし、支払方法を変えてもらうこともできますが、手数料や利息が発生してしまいます。ですが、常に一括で支払っているという人には、デメリットと感じないでしょう。
為替手数料が高め
PayPalは、海外で買い物をしたときに手数料が非常に高いと言われています。どのくらい違うのかを、国際ブランドと為替手数料を比較しました。
- PayPal 2.5%〜4.00%
- VISA 1.63%
- MasterCard 1.63%
- JCB 1.60%
- AMERICAN EXPRESS 2.00%
- Diners Club 1.39%
比較をしてみるとかなりの差があることがわかります。また、PayPalの場合は国ごとによって為替手数料が変わり、日本は4.00%とかなり高いのが特徴です。海外での買い物が多い人は、PayPalだとあまりおすすめできません。
フィッシングメールに注意
PayPalは世界中で有名なだけに、詐欺被害に気をつける必要があります。運営側も安全対策に力を入れていますが、自分の身は自分で守る必要があります。注意する点をいくつかまとめたので、参考にしてください。
- パスワードなどの自己管理を徹底する
- 怪しいメールは開かない
- 怪しいメールに添付されているURLにアクセスしない
怪しいメールが来たらすぐに開かずに、サポートセンターに連絡をしてください。
PayPalから確認することのない情報
以下のようなことをPayPalと名乗って確認されたら詐欺だと思ってください。
- クレジットカード・デビットカードの番号
- パスポート・運転免許証番号
- メールアドレス
- パスワード
これらの内容は絶対にPayPalからは確認されないため、無視をするかPayPalに不審なメールアドレスを転送するかなど対処してください。
買い手保護制度を濫用される可能性がある
購入者の場合は問題ないですが、これから商品を売ったりする側の売り手になる場合は注意が必要です。PayPalは買い手を重視する傾向にあるため、自分の身を守らなくてはなりません。
なにか困ったことがあればすぐに「PayPalのヘルプセンター」に電話かメールをしましょう。
- 電話番号(国内):0120-271-888
- 携帯・海外から:03-6739-7360(通信料がかかる)
- 受付時間:9〜20時(年中無休)
PayPalが使用できるショップを紹介

PayPalが利用できるショップはたくさんあります。どのようなショップがあるのかを確認しましょう。
ゲームやソフトウェアのデジタルコンテンツ系
PayPalを使用できる店舗リストは以下の通りです。
- DMM.com
- Microsoft
- GREE
- YouTube
- Renta!
- hulu
- PlayStation Store
- niconico
これ以外にもまだまだ使用できる店舗があり、20以上もの店舗から簡単にワンタッチで決済が可能です。好きなゲームや映画などを手軽に購入できるので、わざわざ買いに行く手間も省けます。
小売りマーケットプレイス系
小売マーケットプレイス系で、PayPalを使用できる店舗は以下の通りです。
- YAMADA
- Pixiv
- Walmaet
- LION
- iHerb
- チケットストリート
- セカイモン
- Qoo10
これ以外にも世界で1800万以上の店舗があり、日本で未発売のものも手に入ります。また、YAMADAはオンライン限定の商品などもあり、電化製品などがお得に購入できます。
ファッションやアクセサリー系
ファッションやアクセサリー系で、PayPalを使用できる店舗リストは以下の通りです。
- ebay
- next
- VICTORIA‘S SECRET
- 三愛水着楽園
- Swatch
- asos
買い手補償制度があるので、海外のサイトでも安心して購入ができます。また、日本にいながら海外向けファッションが楽しめます。海外に行きたいけれど時間がない人にとっては、とても便利なサービスでしょう。
トラベルやアクティビティ系
トラベルやアクティビティ系で、PayPalを使用できる店舗リストは以下の通りです。
- ANA
- AIRFRANCE
- American Airlines
- Alitalia
- CHINA AIRLINES
- Jetstar
- KLM
- SINGAPORE AIRLINES
- malaysia airlines
PayPalでは航空チケットから、現地のイベントチケットまで手配してくれます。旅行の計画も立てやすいので、とても便利に活用できます。
PayPalのアカウント取得方法は

PayPalを始めるときに、自分のアカウントを作る必要があります。アカウント取得の流れを知って、スムーズにアカウントを取得しましょう。
PayPalのアカウント取得方法
まずはPayPalのホームページ上からはじめていきます。
- PayPalの公式ホームページを開く
- 新規登録を選択
- アカウントを選択
- 必要事項を記入する
- 登録後登録したメールアドレスにメールが届くのでログインする
- ログイン後「マイアカウント」「メールアドレスを確認」をクリックし確認用の数字を入れて完了
通常に使用するのであれば「パーソナルアカウント」で十分です。また、パスワードの打ち込みを不要にできる選択肢がありますが、安全性を考えて毎回パスワードを打ち込むを選択しましょう。パスワードを忘れないために、どこかにメモをしておくのも大切です。
PayPalはワンタッチで簡単に商品が購入できるため、パスワードは絶対に知られないようにしなくてはなりません。
便利なPayPalを活用しよう

PayPalはとても便利なオンライン決済で、買い手側にとって良いところがたくさんあります。PayPalではなく通常で購入するよりも、手数料がかからないためお得になるのです。PayPalが提携しているオンラインショップの数の多さから、不自由なくいつでもどこでも商品を購入できます。
詐欺グループや怪しいメールにさえ気を付けていれば、安心して利用できるのです。登録料も無料なため、欲しいものがあれば購入するのも良いでしょう。
公開日時 : 2019年07月06日
