ADSLの速度は遅い?速度測定方法・平均速度よりも遅い原因と改善方法を完全解説

ADSLは電話回線を利用したインターネット接続方法であり、速度低下に悩まされることがあります。速度低下する原因は複数ありますが、原因次第では改善を目指すことも可能です。速度改善の方法を知り、ADSLの快適な利用に役立ててください。
【公式】カシモWiMAX ADSLの速度は遅い?速度測定方法・平均速度よりも遅い原因と改善方法を完全解説

ネット回線には複数の種類があり、ADSLもそのひとつです。ADSLは電話回線を利用してネットに接続する方法で、速度がいまひとつ出ないことも多いです。

ネットが快適に使えると聞いて契約したものの、実際には速度が出ずに不満を抱えてしまう人は少なくありません。

ADSL回線の特徴や速度低下する理由を知り、適切に対処しましょう。

一般的なADSLの速度はどれくらいなのか

契約するプランによって異なりますが、ADSLの通信速度は1~50Mbps程度です。50Mbpsの場合は、1秒間に50MBの通信が可能な状態であり、快適にネットが利用できます。

しかし、実際には50Mbpsを実現できる場合は少なく、1Mbpsやそれ以下になることも多いため注意が必要です。

プランの速度表記はあくまでも理論値である

そもそもADSLの契約プランに示されている最大速度は、確実に保証されたものではありません。

通信速度はベストエフォートで表示されており、理論上はその数値での通信が実現可能と考える必要があります。

つまり、プランで示されている最大速度は、通信環境や利用する機器が完璧に整った状態でのみ実現できる速度だということです。

実際に自宅で利用する場合は、各種条件によって速度劣化が起こり、最大速度には遠く及ばないことも少なくありません。

最大速度にどこまで近づけられるかは通信環境次第で、同じプランで契約していても、個人によって実現可能速度は違うと考える必要があります。

ADSLの速度は環境に左右される

実際どれくらいの速度が出るかは環境次第で、通信速度を決める大きな要因が「ノイズ」と「基地局との距離」です。

通信機器の整備も重要なポイントですが、その他にも通信速度を左右する要素があることは理解しておかなければなりません。ノイズが多く、距離が離れるほど、最大速度の実現が難しいと言えます。

ADSLはノイズに弱い

そもそもADSLはアナログの電話回線を使ってネットに接続しています。ネットに接続する際には、アナログをデジタルに変換しなければなりません。このアナログ部分は、いわば音です。

ノイズによる影響が大きいのはこのためで、ADSLの性質上仕方のないことと言えます。ノイズを極力減らすことが通信速度の改善に繋がり、通信品質の安定をもたらすことは頭に入れておくべきです。

ADSLは距離による伝送損失がある

ADSLの通信速度を考える上では、「伝送損失」というキーワードを知らなければなりません。

伝送損失とは、簡単に言えば電波のやり取りをする際に、電波の劣化が起きて通常よりも通信速度が下がってしまう現象です。

ADSLは利用場所と電波を発信する基地局との距離が遠いほど、伝送損失が大きく速度低下も著しくなってしまいます。

つまり、自宅が基地局から遠い場合は、契約時点で伝送損失が起きることが確定しており、実現できる最大速度は確実に低下します。

距離による問題はどうしようもないため、契約前に確認するしか対処の方法はありません。

自分の回線の状況を知ろう

通信環境を見直すにあたっては、まずは現在の状況を把握しなければなりません。回線状況を見直して、契約内容を変更すべきかどうか判断が必要です。

ADSLは特に環境による影響が大きいため、自分の環境に合った最適なプランを見つけることが重要です。

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基地局までの距離と伝送損失を調べてみよう

まずは自分の回線で、どれくらいの伝送損失が起きているかチェックが必要です。

NTTの線路情報開示システムを利用することで、基地局と自宅との距離を測り、大体の伝送損失の程度が分かります。あくまで目安の数値ですが、通信環境を見直す際の指標にはなります。

線路情報開示システムは、NTT東と西で分かれているため、自分が契約しているエリアのものを選ぶことが大切です。

NTT東日本線路情報開示システム

NTT西日本線路情報開示システム

距離と伝送損失から適切なプランを見直そう

自宅と基地局の距離からどれくらい伝送損失が起きているか把握したなら、契約プランの見直しを行います。

基地局との距離が遠く、あまりにも大きな伝送損失が起きている場合は、50Mbpsの高額なプランに加入するのはもったいないです。

速度低下が大きいのは2km地点であり、5km以上離れると快適な通信はほぼできないと考えなければなりません。

基地局が近いなら最大速度も速いプラン、遠いなら速度低下しても構わないように最大速度が遅く、安いプランといった選び分けが必要です。

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速度改善のための対処法

伝送損失がある以上、自宅の環境次第では契約時点であまり速度が出ないこともあります。

しかし、通信環境は改善できる部分もあり、自分の努力次第で速度アップを目指すことも可能です。ADSLならではの特徴を利用して、少しでも速度改善を目指すことが大切です。

モデムやルーターをチェック

通信に関係する機器の中で、モデムやルーターの存在は非常に重要です。これらの機器が古い、あるいは劣化していると速度低下が起きやすいです。

定期的なチェックが必要で、あまりにも古い型の場合は買い替えも視野に入れなければなりません。

仮に自宅で50Mbps出せる環境が整っていたとしても、モデムやルーターの最大速度がそれに及ばない場合は、遅い方の速度に合わせられます。

つまり、モデムやルーターの最大速度が1Mbpsなら、どれだけ環境が良くても1Mbps以上は出せません。古い機器だと最大速度も低い傾向にあるため、まずは手持ちのものの最大速度を調べることが大切です。

最大速度は十分なものの速度低下している場合は、再起動してリフレッシュを図るのがおすすめです。モデムやルーターはつけっぱなしにしていると速度低下しやすいため、定期的に再起動しなければなりません。

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ケーブル類を見直そう

ADSLは接続するケーブルが複数あり、これらも見直しが必要です。特に「モジュラーケーブル」と「LANケーブル」は定期的にチェックして、劣化がないか確認しなければなりません。

ケーブルも通信速度に大きく影響する部品のため、欠かさずチェックすることが大切です。

モジュラーケーブルは短めに

モデムやルーターに接続するモジュラーケーブルは、できるだけ短めのものを選ぶことが大切です。ケーブルが長いとノイズが入りやすく、速度低下しやすくなります。

ケーブルは機器に接続できる最低限の長さのものが好ましく、必要な距離を測って短いものに買い替えるのもおすすめです。

LANケーブルにも種類がある

LAN端子と接続するLANケーブルは、7つのカテゴリによって種類分けされています。カテゴリの数字が大きいほど、通信の最大速度も上がるため、小さい番号のものを使用している場合は注意が必要です。

最大速度50MbpsのADSLなら、最大100Mbpsまでの通信が可能な、CAT5以上のものを選ばなければなりません。

CAT5を使用しているからといって、回線そのものの速度は50Mbpまでで頭打ちですが、より素早い速度を実現しやすいのは確かです。

使用しているLANケーブルの最大速度が50Mbpsを下回ってしまうと、必然的に速度低下するため注意が必要です。

正しい接続順序を再確認しよう

ADSLは複数の機器に接続しており、この順番が間違っていると通信障害が起きやすいです。

速度低下するだけではなく、そもそもネット接続自体ができなくなる可能性もあるため、注意しなければなりません。

ADSLは電話網に始まり、保安器→モジュラージャック→スプリッタ→モデムやルーターという順番で接続します。

回線が増える場合は、スプリッタからアダプタを分配することになるため、この順番も覚えておくことが大切です。

導入時から触っていないなら問題はありませんが、何かの拍子に回線が抜けて接続し直した場合は、もう一度接続順序を確認しておく必要があります。

電話着信のたびに途切れるなら保安器を見てもらおう

ADSLは電話回線を利用してネットに接続しているため、利用時に電話の着信があると不具合が生じやすいです。

しかし、不具合が生じるといっても一時的な速度低下程度であることが多く、着信ごとに回線が切れるのは異常と言えます。

着信ごとに回線が切断される場合は、保安器に問題がある可能性が高いです。契約しているプロバイダに相談して、状態を確認してもらう必要があります。

保安器に異常が認められた場合は、交換が必要であり、有料での対応となるため注意しなければなりません。保安器は精密な機器のため、自身では触らず、必ずプロの手に委ねることが大切です。

利用端末は古くないか

ADSLの回線以前に、利用している端末の状態もチェックが必要です。利用端末のスペックがADSLの最大50Mbpsに対応していないと、どれだけ環境が整っていても速度低下は起こります。

最新端末を利用しているなら問題はありませんが、古い端末を長く使っている場合は注意が必要です。

端末自体が古くて速度低下しているなら、買い替えによって対処するしかありません。快適な通信環境を維持するには、端末のスペックが重要であり、定期的に買い替えることが大切です。

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回線の乗り換えも検討しよう

方法次第で速度改善は目指せるものの、ADSLはそもそもの最大速度自体がそれほど速くありません。

立地によっては距離による伝送損失という免れられない問題も発生するため、乗り換えを検討することも大切です。

回線を乗り換えるだけで、速度低下の問題を簡単に解決できる場合も多いです。

ADSLは順次廃止の方向へ

NTTの光回線提供エリア内においては、2023年にADSLサービスの廃止が決定しています。その他回線業者でも同様に廃止の動きが見られ、今後も継続して利用するのは難しいです。

もちろん、条件次第では継続して利用も可能ですが、今後は2025年にはアナログ回線の廃止も決まっているため、ADSLは終わりゆくサービスと言えます。

今後発展することのないサービスのため、無理に契約し続けるメリットはありません。サービスが完全に停止する前に他回線に乗り換えたほうが、快適なネット環境を維持し続けられます。

乗り換えるならやはり光回線

ADSLを解約しても自宅でネットが利用したいなら、光回線に乗り換えるのがおすすめです。かつてはADSLが主流で光回線は割高のサービスと認識されていましたが、現在での扱いは逆転しています。

現在は光回線利用者が多数派であり、安い料金で利用できる場合も多いため、おすすめ度は高いです。

光回線について

そもそも光回線とは何かと言うと、簡単に言えば「光ファイバー」というケーブルを利用した回線です。

ADSLとは違って電話回線を利用しないためノイズに強く、さらに高速での通信が可能です。利用する回線業者や契約状況にもよりますが、光回線の最大速度は理論値で100Mbpsから2Gbps程度です。

最も速度が遅い場合でも、最大100Mbpsの理論値はあるため、ADSLよりも格段に速いサービスと言えます。

光回線業者は数多くありますが、安く利用したいなら「ソフトバンク光」がおすすめです。

SoftBank光は、最大1Gbpsでの通信が可能で、月額料金も戸建てで5,720円(税込)~、マンションタイプで4,180円(税込)~とお手頃です。

SoftBankのスマホやタブレットを持っているなら、お得な割引が適用できるケースもあり、安く光回線を利用したい人に向いています。

他の光回線も見てみたいという方は、人気光回線の通信速度の速さ、月額料金の安さを比較しておすすめ光回線を解説した記事もご覧ください。

集合住宅の人は接続方式に注意

光回線を引く場合、マンションやアパートの集合住宅に住んでいる人は、接続方式に注意しなければなりません。

光回線の接続方式は、「光回線方式」と「LAN方式」、「VDSL方式」の3つに分けられます。このうち1~2Gbpsの最大速度を実現できるのは、光回線方式とLAN方式です。

VDSL方式の場合は、最大100Mbpsと最大速度が10分の1程度になってしまいます。マンションタイプでも光回線やLANを使った接続が可能な場合はあるため、申し込み時の確認が必要です。

VDSL方式でもADSL回線の倍の最大速度はありますが、光回線の中では非常に遅いです。

せっかく光回線に乗り換えるなら、最大速度は高いに越したことはありません。

光回線もベストエフォート型のため、接続方式から最大速度の理論値を知り、自身で環境を整えて通信速度の底上げを図る必要があります。

ADSLは環境から速度低下しやすい!改善方法を試してみよう

ADSLは周辺環境から影響を受けやすく、速度低下しやすいです。反対に言えば、環境を整えることで速度改善は可能なため、諦めないことが大切です。

あまりにも遅すぎるなら光回線への乗り換えを検討し、十分使えるレベルなら環境を整えて快適に利用しましょう。

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公開日時 : 2020年02月08日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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