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  • 更新日:2020年04月14日

プロバイダとは?インターネット回線との違いなどをわかりやすく解説

プロバイダとは?インターネット回線との違いなどをわかりやすく解説

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「インターネットの料金を節約したいけれども、プロバイダなどの専門用語がよく分からず乗り換えできない」と困っていませんか。

プロバイダとは何なのか知り、正しく乗り換えることで、インターネットの料金を節約できる可能性が高まるでしょう。

この記事では、プロバイダとは何なのか、プロバイダとインターネット回線の違いは何かを初心者にもわかりやすく解説します。

プロバイダの種類や選び方、乗り換え方法、プロバイダを乗り換える際の注意ポイントも取り上げます。プロバイダについて理解を深めたい人などは、参考にしてください。

プロバイダとは

プロバイダは、インターネットに接続する業者のことです。回線業者が兼業していることもあり、料金は回線や建物によって異なります。

インターネットに接続する業者のこと

プロバイダは、「インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)」の通称です。

「ISP(Internet Service Provider)」と呼ばれることもありますが、簡単にまとめると、回線を通してインターネットにつなげる業者のことをインターネットプロバイダと言います。

回線サービスだけでなく、プロバイダと契約しなければ、インターネットに接続できません。

また、使用するインターネット回線によって対応しているプロバイダが決まっており、その中であれば自由に選べることも特徴です。

回線業者が兼業していることもある

回線事業者がプロバイダサービスを提供していたり、プロバイダ会社から申し込んだ場合、回線も一緒に契約できるパターンもあります。

これらの場合、 回線事業者、もしくはプロバイダからまとめて利用料金を請求されるでしょう。このように、回線事業者がプロバイダサービスを提供していることも、プロバイダの基礎知識です。

料金は回線や建物によって違う

プロバイダの料金は、回線の種類や建物によって異なります。

戸建てと集合住宅では、プラン内容が違い、自分に合ったものを選ばなければ、余計な出費が増えてしまったり、正しくインターネットをつなげなかったりする可能性もあります。

大手のプロバイダは、設備増強などを定期的に行っていることから、将来遅くなるという心配はあまりありません。

まだインターネットを契約していない人は、お得なインターネット回線を選び、そこで使えるプロバイダを比較して決めるようにしましょう。

プロバイダとインターネット回線の違い

インターネット回線はインターネットそのもののため、プロバイダとは異なります。インターネットを利用するためには、両方との契約が必要です。

ここでは、こうしたプロバイダとインターネット回線の違いについて詳しく紹介します。

インターネット回線はインターネットそのもの

インターネット回線とは、回線そのものを指します。そんなインターネット回線には、次のように様々な種類があります。

インターネット回線の種類 特徴
光回線
  • 光ファイバーを利用してデータ通信
  • フレッツ光、auひかり、NURO光、電力系インターネット回線などがある
  • インターネット回線の中でもスピードが速い
ADSL
  • 電話回線を使ったインターネット接続サービス
  • 光回線より安いケースあり
CATV(ケーブルテレビ)
  • ケーブルテレビの回線を使ったインターネットに接続するサービス
  • インターネットをメインで使用したい人には向かない
モバイル回線(スマホ・iPhone・WiMAX)
  • 持ち運び可能なインターネット回線
  • 固定回線並みの速度

このように様々なインターネット回線がありますので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

ネットを利用するには両方との契約が必要

インターネットを利用するためには、インターネット回線とプロバイダの両方と契約する必要があります。

サービスによってはプロバイダと回線がセットになっているため、契約に手間がかかりません。携帯電話会社でスマホを契約した際、プロバイダと回線はセットになっています。

プロバイダの種類

プロバイダは、次の4種類です。

  • 通信会社系
  • 電力会社系
  • 電機メーカー系
  • プロバイダ専業の業者

それぞれの特徴を見ていきましょう。

通信会社系

通信会社系とは、電話での通信事業を手がける会社が運営するプロバイダのことです。

  • NTT:OCN、plala
  • KDDI:auひかり 、コミュファひかり
  • ソフトバンク:Yahoo!BB

OCNとYahoo!BBは規模が大きいです。また、電話料金の割引サービスなどがあり、家族全員が同じ携帯電話会社に加入している場合、お得になる可能性が高いでしょう。

つまり通信会社系は、家族全員スマホのキャリアが同じ人におすすめです。

電力会社系

電力会社系は、電力会社運営のプロバイダサービスのことです。電線や電柱などのインフラをそのまま利用したインターネットへの接続が行われています。

  • 関西電力:eo光
  • 四国電力:Pikara
  • 北海道電力:HOTCN
  • 中国電力:MEGA EGG
  • 九州電力:BBIQ

電力会社系の特徴は、自社所有の光回線でプロバイダから回線まで1社で提供できるため、価格が安いことです。電力会社系は、引っ越しの予定がない人におすすめです。

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電機メーカー系

電機メーカー系は、電機メーカー系企業運営のプロバイダです。

特徴は、パソコンの製造・販売と関連して、パソコン通信やインターネットの黎明期から営業している老舗的なプロバイダで、サポート体制が充実していることです。

つまり電機メーカーは、手厚いサポートが欲しい人におすすめです。

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プロバイダ専業の業者

プロバイダ専業の業者は、次の通りです。

  • GMO:GMOとくとくBB
  • ドリーム・ドレイン・インターネット:DTI

プロバイダ専業の業者の特徴は、高額キャッシュバックやオプションが充実していることです。

自分で比較できる知識のある人は、プロバイダ専業の業者を選択しましょう。そうすれば、お得に契約可能です。

プロバイダの選び方

プロバイダを選ぶ際は、次の項目をチェックしておきましょう。

  • 通信速度
  • 料金
  • サービス内容
  • キャンペーン

プロバイダの選び方を知り、自分に合ったサービスを選びましょう。

通信速度で選ぶ

業者によっては通信速度が遅い場合もあります。

こうした業者を選んでしまうと、高速回線を利用しているのにもかかわらず、パソコンに反映されていないケースも少なくありません。

そのため、安すぎるプロバイダは注意をしたほうがよいかもしれません。

通信速度の速いプロバイダを選べば、動画の読み込みが遅いなどのストレスから解放されます。多少値段が上がっても、速度対策を行っているプロバイダを選択しましょう。

またプロバイダは、加入者が多すぎると、回線が混みやすくなっているトラブルもあります。そのため、加入者が多すぎないプロバイダもおすすめです。

料金で選ぶ

インターネットにかかる料金をなるべく抑えたい人は、月額料金の安いプランを選びましょう。インターネットは長期間利用するものなので、コスパで考えることも重要です。

インターネットの月額は、基本的にはプロバイダと回線の使用料ですので、これらを合わせたときにお得な料金プランになるよう検討することをおすすめします。

速度にこだわりがない人も、月額料金の安いプランでも問題ありません。

サービス内容で選ぶ

ショッピングや動画、音楽など様々なサービスを提供しているプロバイダもあります。ゲームや電子書籍など数々のエンタメコンテンツが充実しているサービスもあります。

プロバイダによってこうしたサービス内容が異なりますので、各サービスをチェックして選ぶこともおすすめです。

パソコン設定を無料で行ってくれるなどのサービスを展開しているところもあるため、インターネット関連に詳しくない人は、無料設定サービスのあるものを選びましょう。

キャンペーンで選ぶ

どのプロバイダも、割引キャンペーンを行っていることが基本です。そのため、時期や条件によって安くなるキャンペーンを利用して、安値で契約するという方法もおすすめです。

キャッシュバックという返金サービスは、申し込みから数カ月~1年後に適用されたり、連絡メールが見逃しやすいプロバイダメールへ届いたり、受け取るために気をつけないといけない可能性があります。

ほかにも、プロバイダによってはポイント付与や端末プレゼントなどのキャンペーン特典を展開しています。

プロバイダの乗り換え方法

プロバイダの乗り換え方法は、乗り換え先に新規で申し込みして、以前のプロバイダの契約を解除するだけです。詳しいプロバイダの乗り換え方法を見ていきましょう。

まずは乗り換え先に新規申し込み

インターネットプロバイダの乗り換え手続きは、最初に乗り換え先のプロバイダに新規申し込みをして、利用開始日を待つことです。プロバイダは、適当に選ばず、自分のネット環境に合ったものを選びましょう。またプロバイダによっては期間限定のキャンペーンを行っている場合もあるので乗り換えの際には必ずチェックしましょう。

申し込み方法はプロバイダによって異なります。インターネットからの申し込みを受け付けているプロバイダもあれば、電話・郵送申し込みが窓口になっているプロバイダもあります。

また、プロバイダを変更した際、新たに契約したプロバイダから接続機器が送付されます。説明書に目を通して、機器を取り換え、パソコンの接続設定も済ませておきましょう。

申し込んでから、3日~1週間程でプロバイダのアカウントIDとパスワードが届きます。

以前のプロバイダの契約を解除する

新しいプロバイダの利用開始日が分かったら、その日に前のプロバイダの契約を解除します。契約の解除手続きを済ませると、プロバイダから提供されている機器の返却方法について案内されます。

そして、指定された方法で期日までに返却すれば問題ありません。プロバイダの乗り換えは、工事不要で実施できますので、忙しい人でも気軽に変更できるでしょう。

解約手続きを忘れてしまうと、使用していないプロバイダの料金を支払い続けてしまうことになるため、注意が必要です。

プロバイダを乗り換える際の注意点

プロバイダを乗り換える際の注意点は、次の通りです。

  • 回線速度が変わる場合がある
  • 違約金が発生することも

回線速度が変わる場合がある

料金の安いプロバイダへ変えると、速度が遅くなる可能性もあるため、インターネットが快適に使えない可能性もあります。

IPv6が利用できるv6プラスなどの接続方法を提供していれば、通信速度の改善につながるでしょう。プロバイダを乗り換える際は、IPv6接続、あるいはv6プラス接続が利用できるプロバイダの契約がおすすめです。

ルーターの性能も快適なネット環境に欠かせないため、通信規格11acに対応しているルーターなど高性能製品を選ぶことも重要です。

違約金が発生することも

プロバイダを乗りかえるとき、約束の期限内に解約すると「違約金」が徴収される可能性もあります。2年縛りが多く、長く利用する代わりに月額料金が少し安くなる契約となっています。

ほとんどプロバイダでは、2年間で1ヵ月しか無料で解約できません。いつなら無料で解約できるのか、解約違約金はどの程度なのかなど、事前にチェックしておきましょう。

プロバイダを選ぶときは料金とともにサービス内容も比較検討しよう

プロバイダは、インターネットに接続する業者のことです。回線業者が兼業していることもあり、料金は回線や建物によって異なります。

インターネット回線とは、光回線やADSL、CATVなど回線そのものを指し、ネットを利用するには両方との契約が必要です。

プロバイダには、通信会社系や電力会社系、電機メーカー系といった種類があります。プロバイダを選ぶ際は、通信速度や料金、サービス内容などをチェックしましょう。

プロバイダの乗り換え方法は、乗り換え先に新規で申し込みをして、以前のプロバイダの契約を解除するだけです。乗り換える際の注意点は、回線速度が変わったり、違約金が発生したりすることです。

プロバイダを選ぶときは、料金とともにサービス内容もしっかりと比較検討して、自分に合ったものを見つけましょう。

菅野 辰則 ― ライター
菅野 辰則 ― ライター

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。

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