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ワイモバイルの2つのメールアドレスの設定や注意点を画像付きで徹底解説!


キャリアでスマホやガラケーを契約すると、「キャリアメール」と呼ばれるメールアドレスが提供されます。
これはドコモなら「@docomo.ne.jp」、auなら「@au.com/@ezweb.ne.jp」という具合に、各キャリアが管理するメールアドレスのことです。
そんなキャリアメールですが、MVNOや格安スマホで提供しているところはそう多くありません。コストの問題に加え、「gmail.com」などのフリーメールが浸透している理由から、提供する企業が減っています。
現状では、MVNO・格安スマホだとワイモバイル、そしてUQモバイルのみキャリアメールを提供しています。
今回お話するのは、その内の1つであるワイモバイルのメールについてです。
キャリアメールである「@ymobile.ne.jp」と「@yahoo.ne.jp」の取得・設定方法に加え、SMSやiMessageといったワイモバイルで使えるメッセージ機能についてもご紹介します。
目次
ワイモバイルで使えるメールは4種類
Y!mobileでは、以下のメールサービスおよびメッセージ機能することができます。
- PCメール(@yahoo.ne.jp)
- MMS
- SMS
- iMessage
ワイモバイルで取得できるメールアドレスは、スマホなどの端末で同時利用できるPCメール(@yahoo.ne.jp)と、スマホ専用のMMS(@ymobile.ne.jp)の2種類です。
その他、電話番号を介してメッセージをやりとりするSMS、iPhone専用のiMessageが用意されています。
それぞれの特徴や違いを見ていきましょう。
1.PCメール(@yahoo.ne.jp)
一般的なパソコン用メールのこと。ワイモバイルではスマホ・タブレット・パソコンといった複数のデバイスで使える「@yahoo.ne.jp」を提供しています。
メール容量はもちろん無制限、Androidユーザーには専用のアプリケーションが用意されています。文字数制限はなく、総受信料も無料です。
同じくPCメールとして、ヤフー関連では「@yahoo.co.jp」もあります。こちらはヤフーIDを登録すればもらえるフリーメールであり、既に所有している方も多いはず。
しかし、プロバイダが管理する「@yahoo.ne.jp」の方が信頼度が高いため、相手に受信拒否されるリスクなども下がります。なお、詳しくは後述しますが「@yahoo.ne.jp」のアドレスは、ワイモバイル解約後に使えなくなるので注意しましょう。
2.MMS
MMS(マルチメディアメッセージングサービス)は、一般的キャリアメールのことです。例えばドコモだと、「@docomo.ne.jp」がこれにあたります。
ワイモバイルでは「@ymobile.ne.jp」というスマホ用メールアドレスを提供しており、月額料金・送受信料は全て無料。
なお、ガラケーとPHSで契約した場合は「@y-mobile.ne.jp」というアドレスが提供されます。
MVNO・格安スマホでMMSを提供するところは意外に少なく、現時点ではワイモバイルとUQモバイルのみです。ただ、UQモバイルは月額220円(税込)でMMSを提供しているため、完全無料で使えるのはワイモバイルのみ。
MMSは、ガラケーユーザーとのやりとりに便利なメールアドレスなので、家族にガラケーユーザーが多い人は重宝するはずです。
3.SMS
SMS(ショートメッセージサービス)は、相手のメールアドレスではなく電話番号にメッセージを送受信する機能のこと。
月額料金や受信料は無料ですが、送信時に1通あたり3.3円(税込)掛かるので注意しましょう。SMSで相手と頻繁にやりとりする際は、利用料金に気を配りたいところです。
また、ワイモバイルでSMSを利用する際、「全角70文字」「半角英数字160文字」といった文字数制限があります。
一度にたくさんのメッセージを送ることができないため、長文をのやりとりをする際は、数回に分けて送信することになります。なお、SMSで送信できるのはメッセージのみです。絵文字やスタンプ、写真などは送信できません。
4.iMessage
iPhone同士なら利用できるメッセージ機能です。Apple IDに登録されている電話番号またはメールアドレスで送受信するSMSに近い機能ですが、SMSとの違いは受信料が無料ということ。
もしお互いがiPhoneユーザーであれば、SMSではなく、iMessageを使うと良いかもしれませんね。
iPhoneでのメールアドレスの取得方法
ワイモバイル契約後にもらえるアドレスは、先述した「@yahoo.ne.jp」と「@ymobile.ne.jp」との2つです。
この2つの取得方法をご紹介します。
PCメール(@yahoo.ne.jp)の取得・設定手順
メールアドレス取得の前に、まずはワイモバイルサービスの初期登録が必要です。
ワイモバイル契約後は、自動的に「ヤフープレミアム会員」となるため、アドレスの取得に加えてポイントバック(ヤフーショッピング関連)やバックアップサービスの利用ができるようになります。
今回はiPhoneを使ったメール登録方法をワイモバイルスマホ初期設定方法を参考にご説明します。

- 1.ホーム画面からsafariなどのブラウザをタップ
- 2.「My Y!mobile」サイト(My Y!mobileサイト)に移動
- 3.「設定サポート」から「Y!mobile初期登録をはじめる」をタップ

- 4.選択画面の「はい」をタップ
- 5.ヤフーIDとパスワードが求められるので入力
- 6.その後、希望するメールアドレスを入力し、「登録」をタップすれば「@yahoo.ne.jp」の取得完了
続いて、iPhoneのメール機能で「@yahoo.ne.jp」を使えるように設定します。

- 1.先ほどの初期登録完了画面の下部に「一括設定を開始」という項目があるので、それをタップ
- 2.「同意して設定開始」をタップ後、「許可」をタップ
- 3.「インストール」をタップ

- 4.承諾を確認し、「次へ」をタップ
- 5.右上のインストールをタップ
- 6.表示されたインストールをタップ
- 7.ヤフーIDのパスワードを入力し、右上の「次へ」をタップ
- 8.右上の「完了」をタップ
- 9.ホームボタンを押して正しく設定されたかどうか確認
基本的な設定は完了ですが、ホーム画面に戻ってきちんと使えるか確認します。
- 10.ホーム画面にある「メール」をタップ
- 11.メール一覧が表示されていれば設定完了
なお、一括設定を済ませると「ソフトバンクWiFiスポット」も利用できるようになるので、出先で活用してみましょう。
MMS(@ymobile.ne.jp)の取得・設定手順
- 1.ホーム画面からsafariをタップ
- 2.「My Y!mobile」をタップ
- 3.「設定サポート」をタップし、ページ下部にある「メール設定 MMS」をタップ
- 4.「同意する」をタップ
- 5.MMSの「確認・変更」をタップ
- 6.ホーム画面に戻り、設定のアイコンをタップ
指示に従って進めていくと、手順5のところで初めてMMSのメールアドレスが表示されます。
その後一旦ホーム画面に戻り、続いてiPhone側の設定に移ります。
- 7.iPhoneの「設定」から「メッセージ」をタップ
- 8.MMSメッセージをオンにしてから、先ほどのメールアドレスを入力したら設定完了
【メールのやり取りが多い人向け】専用アプリでメール一括管理
Android専用となりますが、ワイモバイル公式のメール管理アプリケーションが用意されています。
こちらはGoogle Playの専用ページ(Google Play「 Y!mobile メール」)からダウンロード可能です。
キャリアメールだけでなく、「gmail.com」や「outlook.com」など、他サービスのメールも管理可能です。
一般的なリスト型での表示に加え、LINEのような会話型での表示もできます。
視認性に優れたメール管理アプリケーションとなっているため、日頃からメールのやりとりをする人はぜひ活用してみてください。
ワイモバイルのメールに関する2つの注意点
ワイモバイルのメールを利用する際に注意しておきたい点がいくつかあります。
重要な事項も含まれているので、必ず抑えておきましょう。
注意点1.解約後は使えなくなる
ワイモバイルで取得できる「@yahoo.ne.jp」と「@ymobile.ne.jp」に関して、ワイモバイルを解約した後は利用できなくなります。
どちらもワイモバイルが提供するメールサービスであるため、解約後に使えなくなるのは当然です。これは他キャリアが提供するキャリアメールも同様なので覚えておきましょう。
注意点2.@yahoo.ne.jp でもメールが届かない場合がある
「@yahoo.ne.jp」はキャリアメールですが、端末問わず利用できるメールサービスでもあります。
よって、送信先がキャリアメール以外のメールをブロックしていると、メールが届かない場合があります。その際、「@yahoo.ne.jp」ではなく「@ymobile.ne.jp」で送信すると届くことが多いので試してみましょう。
キャリアメールの必要性は?2つのアドレスを上手く使い分けよう
フリーメールとほぼ同等の機能を備えるキャリアメールですが、最近は使用する人が減っているようです。
というのも、相手とメールでやりとりするだけでなら「gmail.com」や「yahoo.co.jp」などのフリーメールで十分だからです。
今回ご紹介している「MMS(@ymobile.ne.jp)」もキャリアメールに含まれますが、一部から「取得する必要性がない」といった声も挙がっています。
しかし、以下のようなシチュエーションに備えて、予め取得しておくことをおすすめします。
- 家族にガラケーユーザーがいる
- ネットバンクでの取引時
- 重要な契約のとき
先ほど軽く触れたように、キャリアメールでなければガラケーにメールが届きません。
なぜなら、基本的にガラケーは、迷惑メール防止のためにセキュリティレベルが高く設定されているからです。
よって、フリーメールで送信するとフィルターに引っかかり、相手に届かないことが多くみられます。
また、最近は減っているものの、ネット経由で重要な契約を結ぶ際にキャリアメールを求められることがあります。
例えば、ネットバンクの口座をWEB上で契約する場合、ワイモバイルなどで取得したキャリアメールメールが必要です。
必要性について賛否両論があるキャリアメールですが、いざというときに取得しておくことをおすすめします。
キャリアメールとフリーメールの2つ使いが便利
ワイモバイル契約後に提供されるメールアドレスは、「@yahoo.ne.jp」と「@ymobile.ne.jp」の2つです。
それぞれ使える端末や特徴が異なるため、送信先の利用環境に合わせて上手く使い分けてみましょう。
基本は「@yahoo.ne.jp」を使い、相手がガラケーユーザーであれば「@ymobile.ne.jp」を使うと良さそうです。
ただし、どちらもワイモバイルの解約後には利用できなくなります。しばらく解約予定がない方はともかく、定期的にキャリア・MVNOを乗り換える方は、「重要なメールの送受信はしない」ことをおすすめします。
解約すると送受信したメールが閲覧できなくなるため、その点は慎重に行いましょう。
別の使い方として、「gmail.com」などのフリーメールと「@ymobile.ne.jp」を組み合わせる方法もあります。
こちらの方が便利に感じる場面が多いと思われるので、必要に応じて使い分けてください。
公開日時 : 2019年05月02日

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