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中古スマホを購入する際の注意点を解説|購入時の失敗例も紹介

新品のスマホを使ったことがある人は多くいますが、中古のスマホを使ったことがある人はまだそこまで多くないのではないでしょうか。
中古で販売されているスマホは、新品と比べて格段に安いことも多いため人気です。しかし、中古スマホの購入を考えている人の中には、ちゃんと使えるのかが心配で購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古スマホを購入する際の注意点と失敗例を紹介します。中古スマホの購入で結果的に損をしてしまうことのないようにしましょう。
目次
中古スマホを買う前に知っておくべき事

まず、中古スマホを買う前に知っておくべき事から見ていきましょう。
中古スマホを購入する前に、前提として知っておきたいことを解説していきます。
故障してもメーカー保証が効かない
中古として販売されているスマホは、メーカー保証期間を既に過ぎてしまっているものが多いため、本体が故障して修理する場合は保証適用外となることがほとんどです。
また大手キャリアから発売されている機種の場合、たとえメーカー保証期間内であっても、その機種を購入した契約者本人でなければ保証が効かなかったり、修理そのものをしてもらえなかったりする場合があります。
修理をしてもらえる場合も、一切の保証が効かずに全額実費となると数万円かかることも考えられます。
そうなると、中古で端末を安く購入できても、トータルで考えると割高でお得感が無くなってしまいます。そのため、中古スマホには注意が必要です。
中古スマホを購入する前に、故障していないことを確認するのはもちろん、保証についても確認しておくとよいでしょう。
バッテリーの減りが早い
バッテリーの持ちの悪さが目立つようになったため、スマホを下取りや買い取りに出す人も多くいます。
そのような経緯で中古として販売されることになった端末を購入した場合、当然のことながらその端末のバッテリーの持ち時間は短いということになります。
そのため中古スマホは購入した当初から、端末と別に充電用のバッテリーを持ち歩かなければいけなくなるケースも数多くあることは知っておきましょう。
あらかじめ充電用バッテリーを購入する予算も計算しておくと良いかもしれません。
端末のバッテリーの持ち具合は、実際に使用してみなければわからない部分が多いのですが、フル充電してもすぐバッテリー切れとなってしまうようであれば、持ち歩く用途としては役に立ちません。
バッテリー交換できる端末であればバッテリーを交換することによって使用できますが、なかにはバッテリー交換できない端末もあるため、注意しましょう。
おすすめのモバイルバッテリーを知りたい方に向けてまとめていますので、あわせてお読みくださいね。
中古スマホ購入時の注意点

続いて、中古スマホを購入する際に注意すべき点、確認すべき点について解説していきます。
いざ中古スマホを購入する際に悩んだり困ったりしないように、ここで解説することについても知っておきましょう。
そして、購入後に後悔をすることがないように、スマホ端末のチェックをしっかりと行うことが重要です。
IMEI番号を確認する
「IMEI」とは、端末識別情報のことです。端末のIMEI番号を知るためには、その端末を立ち上げて確認する必要がありますが、IMEI番号さえ分かれば、たとえ中古スマホであっても購入者がその端末について調べることが可能です。
日本で圧倒的にユーザーが多いiPhoneは、IMEI番号からその端末の保証状況とサポート期間を確認することができます。また、大手フリマアプリでは、スマホを出品する際にはその端末のIMEI情報の掲載を必須としています。
このようにIMEI番号は非常に重要かつ信頼性の高い情報です。
IMEI番号を調べることが出来ない中古スマホは、盗難品であったり電源が入らなかったりという可能性が高いため、そのような端末は購入しないほうが良いでしょう。
水没などの欠陥がないかチェックする
購入を検討している端末が過去に水没していないこともチェックしましょう。
一度でも水没した端末は、たとえ一時的には使用できても、故障するリスクが高まっているため、避けたほうが無難です。
とはいえ、水没チェックは端末の外観で判断することができません。
中古携帯ショップで販売されている端末は、販売前に店側で動作チェックをしているはずですが、その動作チェックの項目に水没チェックがあることを確認しましょう。
一般的に、端末の中には水没したことがないかわかるように紙切れ状のものが入っています。水没すると、この紙切れ状のものが変色する仕組みになっています。
購入前に実機を触って確認させてもらえるお店であれば、端末のカバーを開けて水没チェックの色が変わっていないかを確認するとよいです。
少し面倒くさく感じるかもしれませんが重要なチェック要素であるため、ぜひ確認するのをおすすめします。
水没チェックのやり方は機種によって異なります。わからない場合は、メーカーのホームページなどで調べると良いでしょう。
回線をチェックする
中古スマホを使用する上で気をつけなければいけないのが「電波の種類」です。
特にSIMフリースマホの場合は注意する必要があります。なぜならば、電波の種類が合ってないと通信できないからです。
格安SIMの販売を行っているMVNOには、ドコモの回線を利用して通信する「ドコモ系MVNO」とauの回線を利用して通信する「au系MVNO」が存在しており、この2つは電波の種類が異なります。
そのため中古スマホを購入する際には、この電波の種類も頭に入れた上で選びましょう。
契約する格安SIMがドコモ系のMVNOであれば、ドコモで販売されていた端末やドコモの電波周波数帯に適合するスマホを選ぶ必要があります。
アクティベーションロックをチェックする
アクティベーションロックとは、iPhoneに備わっている盗難防止用ロックのことです。
登録しているユーザーのApple IDとパスワードがなければロックを解除できない仕組みになっています。
ロック解除できなければ、iPhoneを正常に利用することができないため、盗難予防として絶大な意味を持つ機能です。
しかし、中古で購入したiPhoneにアクティベーションロックがかかっていた場合はiPhoneとしての商品価値がほぼ無いため、注意しなければなりません。
中古でiPhoneを購入する場合には、アクティベーションロックが解除されていることを必ず事前に確認しましょう。
大抵の中古携帯ショップでは、iPhoneを中古で販売する際にはアクティベーションロックの解除を行っています。
しかしネットオークションやフリマアプリなど、個人間でiPhoneを購入する際には注意が必要です。
売り手側には悪意が無くても、知識不足のためアクティベーションロックがかかったままということもあるようです。
中古スマホ購入時の失敗例

ここまで、中古スマホ購入に関する注意点について見てきましたが、ここからは更にわかりやすいように中古スマホ購入時の失敗例を紹介します。
実際に中古スマホ購入時に失敗してしまったという事例は数多くあります。
中古スマホの購入で失敗をしないためにも、ぜひここで紹介する失敗例を読んでみてください。
赤ロムの端末を買ってしまう
中古スマホを購入するのであれば、「赤ロム」という言葉の意味を理解しておいたほうが安全です。
中古スマホの中には、元々の持ち主が分割払いを完了させていない状態、つまり残債があるまま売却した端末もあります。
そのまま元の持ち主が決められていた通り分割払いをしていればなんの問題も起きません。
しかし、もしその人が分割払いを怠ってしまった場合、端末はキャリアによってロックされ、通信不能状態となってしまいます。このような状態になった端末を「赤ロム」と呼ぶのです。
実際に中古スマホを購入して当初は快適に使えていたのに、赤ロムが原因である日突然使えなくなってしまったという事例があります。
このようなリスクがあるため、極力、赤ロムの端末を購入するのは避けたほうが良いでしょう。
大抵の中古携帯ショップでは、赤ロムの端末を販売するようなことはしません。
しかし、販売時は赤ロムになっていなくても、購入後に赤ロムになってしまう端末もあります。
電源がつかない
ご存知の通り、スマホは電源が入らなければ機能しません。
しかし、中古スマホの中には購入してすぐの状態でも使いものにならないくらいバッテリーが劣化しているものが稀にあります。
もしこのような端末を購入してしまった場合、バッテリーを交換するという対応策がありますが、端末の中にはバッテリーが交換できない機種も存在します。
またバッテリーを交換できる場合も、交換するバッテリー代がかかるため、せっかく中古スマホを安く購入してもお得ではなくなってしまうという可能性もあるのです。
そのため、バッテリーが極端に劣化している中古スマホは避けたほうが無難であると言えます。
中古スマホを購入して早速充電をしてみたものの一向に充電が終わらず、結局、充電しながらでなければ使うことができなかったという事例もあるため、注意しましょう。
そもそもバッテリーが劣化したからという理由で買取や下取りに出された端末が中古スマホとして販売されるという場合もあるため、バッテリーの劣化が著しい中古スマホが販売されているということは大いに考えられます。
中古スマホはチェックを徹底することが重要

ここまで見てきたように、中古スマホを購入する際には注意すべき点がいくつかあります。機能的な面以外にも、電波の種類や保証が効かない場合があることにも注意が必要です。電波の種類が違うと、通信ができず、せっかく安く購入できても使い物になりません。
また、元々の所有者が分割払いを途中で止めてしまった場合に起きる「赤ロム」や、著しくバッテリーが劣化した端末は、極力購入しないほうが良いでしょう。
これらの注意事項をしっかり確認せずに中古スマホを購入すると、失敗だったと後悔するようなことにもなりかねません。
ぜひこの記事で説明した注意すべき点をしっかり覚えておき、中古スマホを購入する前や、購入時にあらためて確認してみてください。中古スマホは失敗しないように買いましょう。
中古スマホはうまく購入することで大きな節約となります。中古スマホと合わせて格安SIMをお探しの方に向けて、おすすめの格安SIMをまとめています。
気になる方はあわせてお読みくださいね。
公開日時 : 2020年11月18日

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