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  • 更新日:2024年03月18日

白ロム・赤ロムとは?中古スマホを買う前に知っておきたいこと

白ロム・赤ロムとは?中古スマホを買う前に知っておきたいこと

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中古スマホの購入を検討する上でしっかり理解しておく必要があるのが、「白ロム」と「赤ロム」です。

白ロムはSIMカードが入っていないスマホです。こちらは中古スマホとして使用できます。

しかし赤ロムは、さまざまな原因によって動作が制限されているスマホであり、中古として購入してもスマホとして使用できません。

この記事では、さらに詳しく「白ロム」と「赤ロム」の違いや特徴について解説します。

失敗しない中古スマホ選びをするために、ぜひこの機会に白ロムと赤ロムについての理解を深めましょう。

白ロムと赤ロムの違い

失敗しない中古スマホ選びをするためには、白ロムと赤ロムの違いをしっかり知っておくことが重要です。ここでは、白ロムと赤ロムの違いを詳しく見ていきましょう。

白ロムとは

白ロムとは、一般的にドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアで販売されたSIMカードが挿入されていないスマホを指します。

電話番号などの契約情報はSIMカードに記録されているため、SIMカードが挿入されていないスマホは契約者の情報や契約内容がわかりません。

このようにロムに一切の記録がないまっさらな状態ということで、「白ロム」と呼ばれています。

この白ロムに自分のSIMカードを挿入することによって、安価な費用で機種変更することが可能となっているのです。

格安SIM会社には、ドコモの通信回線を利用している会社とauの通信回線を利用している会社の2種類があります。

そのため、ドコモの通信回線を利用した格安SIMを使うのであればドコモの白ロムを、auの通信回線を利用した格安SIMを使うのであればauの白ロムを使う必要があることに注意しましょう。

赤ロムとは

赤ロムとは、キャリアによってネットワーク利用制限がかけられているスマホのことです。

理由としては、前の利用者が分割払いでスマホを購入したものの、途中で支払いが途絶えてしまったなどが考えられるでしょう。

画面が赤く表示された状態のまま使用できなくなるため、赤ロムと呼ばれています。

言うまでもなく、赤ロムはスマホとして使い物にならない状態です。しかし、キャリア端末の中古スマホを購入する場合、どうしても赤ロムのリスクは付きまといます。

もし赤ロムを購入してしまった場合は、販売したキャリアの回線を一切利用することができません。

そのキャリアの回線を利用している格安SIMも利用できなくなります。

SIMもロックが解除されたスマホであれば、赤ロムとなっても他社回線での利用は可能です。

しかし、販売キャリアの回線が一切利用不可となるリスクは大きいため、基本的に赤ロムのスマホは避けたほうが良いでしょう。

白ロムとSIMフリーの違い

スマホとSIMカード

SIMカードが挿入されてないスマホを白ロムと呼ぶことはわかりましたが、この白ロムはSIMフリーとどのように違うのでしょうか。

ここではSIMフリーとはなにか、またそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。

SIMフリーとは

SIMフリーとは、特定のキャリアでしか使えないようにする「SIMロック」がかかっていないスマホのことを指します。

SIMフリーのスマホは、大手キャリアであろうと格安SIMであろうと、通信事業者であればすべての会社で使うことができます。

このようにSIMフリーのスマホは通信事業者の選択肢が幅広いというメリットがあるのです。

その一方、Android携帯の場合はOSのアップデートに対応していないことも多いです。そのためセキュリティ面でのリスクも抱えています。

Android携帯は新品でも安い機種が販売されています。そのため、Android携帯を使いたい場合はSIMフリーより、通常の新品を購入するのが利便性や保証、セキュリティの面でもおすすめです。

以下の記事では、SIMフリースマホの使い方を解説しています。注意点も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

SIMカードとは

「SIMカード」という言葉はよく聞くけれど、どのようなものかは詳しく知らないという人も多いかもしれません。

SIMカードとは、電話番号やメールアドレスなど契約者の情報が記録されているカードです。

SIMカードには3種類のサイズが存在しており、それぞれ「標準SIM」「MicroSIM」「nanoSIM」と呼ばれています。SIMカードのなかでは標準SIMが一番大きく、nanoSIMが一番小さいです。

スマホの機種はそれぞれ挿せるSIMカードのサイズが決まっているため、端末に合ったSIMカードを用意するようにしましょう。

基本的にそのSIMカードを発行しているキャリア対応の端末しか読み込むことはできません。

また、使用する電波が異なる場合など、SIMロックが解除された状態でも使用できない場合があります。

さらに、格安SIMを使う場合は、契約する前にどの端末であれば利用可能かを確認する必要があることに注意しましょう。

以下の記事では、SIMカードのサイズを変更する方法を解説しています。こちらもあわせてお読みください。

SIMフリーと白ロムのメリット・デメリット

SIMフリーと白ロムにはそれぞれメリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを挙げて比較してみましょう。

メリット デメリット
白ロム 同じキャリアのSIMカードならSIMロック解除不要で使える 将来的に赤ロムになる可能性がある
SIMフリー 全キャリア・格安SIMで使える 白ロムより高価

白ロムは、メーカーで販売終了となっている端末も購入できるほか、ドコモの白ロムであればSIMロック解除しなくてもドコモ回線の格安SIMが使用できるというメリットがあります。

一方、中古の白ロムは、将来的に赤ロムになってしまう可能性があるというデメリットがあります。

SIMフリーのメリットは、なんといっても全てのキャリアと格安SIMで使用可能であるということです。

数ある通信事業者のなかから、自分好みの会社を選べるのは魅力的でしょう。

一方デメリットとしては、白ロムより割高という点が挙げられます。

SIMカードの挿入方法についてより詳細に知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

2020年は日本で5Gの商用サービスが始まることから、サービス開始に合わせて携帯電話各社から5Gスマートフォンが多数登場すると考えられます。中古市場スマホは、どのように変動するのでしょうか。

誤って赤ロムを購入しないための選び方

失敗しない中古スマホ選びをするためには、誤って赤ロムを購入しないことが重要です。

端末の外観だけで赤ロムと判断することはできませんが、その他の要素で、赤ロムの可能性が低いものを見極めることは可能です。

1.付属品が揃っているものを選ぶ

具体的な方法として、中古スマホを選ぶ際には、付属品等一式が揃っているものを選ぶと良いでしょう。

盗難などで不正に入手したものではない安全なスマホ端末には、外箱や付属品など、元々の所有者が購入したときに本体と一緒に付いていたものが一式揃っている場合が多いです。

特に保証書が付いている場合は赤ロムの可能性が低いため、中古でも比較的安心して購入できます。

逆に、保証書無しの端末は購入しないのが無難です。

なぜなら保証書がない場合、すでにキャリアで保証手続きを行っている可能性があるからです。

また通常の修理でしたら問題ありませんが、不正に保証手続きが行われた可能性もあります。

いずれにせよ、保証書が無い端末の購入は避けたほうが安全です。

2.信頼できる中古ショップを選ぶ

さらに赤ロムで損をしないためには、中古スマホを購入するお店選びも大切です。

購入したスマホが赤ロムだった場合に、交換や返品ができるお店で購入するようにしましょう。

お店によっては、購入後に赤ロムとなった場合にも交換や返品に応じてくれないところもあります。

中古スマホ購入前にはその点について確認すると良いです。

補償の内容や期間は販売店によって異なります。保障期間が長いに越したことはないため、「永久保証」と明記している販売店で購入するのがおすすめです。

ネットオークション等、個人間で中古スマホを売買した場合はこのような保証がありません。

そのため、信頼できる中古携帯ショップで購入するのが良いでしょう。

もし大手キャリアの端末であれば「IMEI」という15桁の製造番号で、その端末がネットワーク制限されているかをチェックできます。

以下の記事では、中古iPhoneの購入先を紹介しています。信頼できるショップを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

赤ロムになってしまう原因3選

赤ロムになってしまう原因として考えられるのは「端末が盗難品である」「端末の不正取得」「分割金の滞納」の3つです。ここでは、これら3つの原因について詳しく見ていきましょう。

1.盗難

スマホが盗難され、持ち主がキャリアに盗難された旨を届け出た時点で、その端末は赤ロムとなります。

許されることではありませんが、中古として販売されていたスマホが盗品だったというケースも存在します。

その場合、それを購入した何も知らない第三者が使っているときに赤ロムとなる可能性もあるのです。

この場合、中古で購入した人は対処の仕方がありません。通常、中古携帯ショップでも販売する前に動作確認を行うため、その時点で赤ロムとなっている端末が販売されることはまずありません。

しかし、中古として販売しているときは赤ロムではなかったのに、その後、赤ロムになるという場合もあるのです。

2.端末の不正取得

ドコモ、au、Softbankの大手3キャリアには、紛失や盗難、故障した場合に代替機を補償してくれるサービスがあります。

大変便利なサービスですが、残念ながらこのサービスを悪用する人もいます。

紛失したと偽って代替機を受け取った後に、元の端末を中古として買取りや下取りに出して現金を得ようと考えるのです。

このような不正利用を防ぐために、いずれのキャリアでも、紛失の申告をした端末は数日でロックがかかり、使用不能な赤ロムとなる処置を行っています。

この場合、端末を中古スマホとして購入した側では対処が難しいと言わざるを得ません。

3.分割金の滞納

大手キャリアでスマホを購入する人のほとんどは分割払いで端末を購入しています。

仮に元々の持ち主がその端末を買い取りや下取りに出しても、引き続き遅れること無く分割払いを完了するまで続けてくれれば何の問題もありません。

しかし、元々の持ち主が途中で分割払いを滞納した場合、キャリアによってその端末は赤ロムとなり、ネットワーク利用制限がかかります。

原因は元々の持ち主にあるため、中古として端末を購入した側では対処のしようがありません。

実際にこのような原因で赤ロムとなる中古スマホは数多く存在するため、注意が必要です。特にオークションやフリマアプリなどを用いた個人間売買で入手した端末は、要注意です。

白ロム・赤ロムを知って中古市場を乗り切る

携帯料金を安くする方法として有効な手段のひとつが、中古スマホの使用です。

失敗しない中古スマホ選びをするためには、白ロムと赤ロム、それぞれについて正しく理解しておくことが重要となります。

特に赤ロムになってしまったスマホは使い物にならないため、誤って購入しないように注意が必要です。

ここで紹介した白ロムと赤ロムについての情報をしっかり把握して、失敗しない中古スマホ選びのために役立ててください

中古スマホを格安SIMでお得に使いたい方は、格安SIM(スマホ)おすすめ比較ランキングの記事も参考にしてください。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

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