【はじめてのソフトバンク】メールを設定する方法

現在のスマホには多くのメッセージアプリがあります。中には別途料金が発生するものもあり、知らないでは済まなくなってきました。この記事ではソフトバンク端末で使えるメールをどう設定するかを説明します。参考にし、快適にメールを使いましょう。
【はじめてのソフトバンク】メールを設定する方法

ソフトバンクの端末では、さまざまなメールを利用することができます。利用できるメール数が多い分、それぞれを使い始める前に設定を行う必要があります。

この記事では、それぞれのメールの仕組みや特徴、適切な設定方法を説明します。この記事を通して、ソフトバンクで使える全てのメールを把握し、うまく使い分けられるようにしましょう。

ソフトバンクのメール紹介と使い方

一口に「ソフトバンクのメール」といっても、その種類は一つではありません。提供元の異なるメールサービスがたくさんあり、それぞれ仕組みも使い方も違います。

  • +メッセージ(プラスメッセージ)
  • @i.softbank.jpのEメール
  • SMS・S!メール(MMS)
  • iMessage
  • インターネットメール

一つずつ特徴や使い方を見てみましょう。

SMSの進化版+メッセージ(プラスメッセージ)

+メッセージを使えば、電話番号だけでメッセージのやり取りができます。ソフトバンク同士だけでなく、ドコモやauを利用している方ともやり取りが可能です。

また、写真や動画、スタンプの送信だけでなく、グループのやり取りも月額使用料無料(別途、Web使用料330円(税込)が必要)で楽しめるアプリなのです。相手が+メッセージを持っていなくてもアプリを通して送信できるのも魅力です。

@i.softbank.jpのEメール

iPhoneなら、契約すると最初から「@i.softbank.jp」をドメインとしたEメールが利用できます。契約したら便利な「一括設定」を利用してEメールアカウントをiPhoneに登録し、一緒にソフトバンクWiFiスポット利用の設定も済ませておきましょう。

ただ、@マークの前の「宛先」にあたる部分は当初ランダム文字列となっており、覚えにくかったり意味がないものです。友だちにアドレスを伝える前に、ニックネームなどで自分であることがわかりやすい宛先に変更しておけばずっと使いやすくなるでしょう。

キャリアメールであるSMS・S!メール(MMS)

@softbank.ne.jpのアドレスは、キャリアメールであるSMS・S!メール(MMS)で使えます。アドレスの他に携帯電話番号でも送信でき、使うためには専用のメッセージアプリが必要ですが、携帯電話だけでなくパソコンにも送信できるのでいろいろな使い方ができます。

Apple社が提供するiMessage

端末がiPhoneなら、iMessageを使えばApple社が提供するApple IDまたは電話番号をアドレスがわりにしてメッセージをやり取りでき、事前に設定しておけば大容量のメッセージを送受信することも可能です。

iPadでもiMessageは利用できますが、この場合はApple IDが必須です。

YahooやGmailなどのインターネットメール

パソコンを使っていれば、Yahoo!メールやGmailを使ったことがあるかもしれません。これらは最低限の機能を備えたフリー(無料)のメールサービスで、スマートフォンやパソコンなどさまざまな端末で利用できます。

それぞれスマートフォン用の専用のアプリがあり、個別に新着メールを知らせてくれます。設定するときに「Yahoo!メールは情報収集用」「Gmailは友だちとの連絡用」といった具合に使い分けると便利です。

これらのアカウントをスマートフォンに登録しておくと、プリインストールされているメールアプリで受信することもできます。

+メッセージ(プラスメッセージ)の設定方法

+メッセージ(プラスメッセージ)はサービスが始まってまだ間もなく、それほど深く浸透していません。しかしドコモ・auとも簡単にメッセージをやり取りでき、その料金は契約しているパケット量に含まれるため、ただのSMS(ショートメール)よりお得です。

ここではそんな+メッセージの使い方を順を追って解説します。

アプリをダウンロードする

まず最初に、+メッセージの専用アプリをダウンロード、インストールします。iPhoneならAppStore、AndroidならGooglePlayから手に入れることができますが、iPhoneはiOSのバージョンが9.0以上、Androidなら4.4以上でなくてはなりません。

インストールする前にバージョンのアップデートを済ませておきましょう。

アプリを起動する

インストール後、アプリを起動するとアプリの解説が表示されるので「次へ」をタップして進めましょう。

「+メッセージが連絡先へのアクセスを求めています」は「OK」を、「+メッセージは通知を送信します。よろしいですか?」では「許可」を、次の利用規約の確認では最下部にある「同意する」ボタンをタップします。するとまた別のアプリの解説が表示されるので次に進みます。

任意でプロフィールを編集する

+メッセージを使うときの名前と、あいさつ文などプロフィールを入力する画面に移ります。入力すれば設定は完了しますが、何もせず右上の「次へ」をタップし続ければ設定をスキップすることもできます。

パスコードを設定する

+メッセージではセキュリティのためアプリにパスコードを設定できます。設定すると、パスコードを入力しなければアプリは開けなくなるので必要に応じて利用しましょう。

パスコート設定は初期設定だけでなく、「マイページ」→「設定」→「プライバシー」→「パスコードを設定」で設定・変更できます。またここでは、着信時の通知の際メッセージの内容を画面に表示するかどうかも設定できます。

データ移行を行う

+メッセージのメッセージデータ移行手順は、どの機種でも大まかな流れは変わりません。

機種の新旧によって多少異なりますが、基本的にアプリの「マイページ」→「設定」→「メッセージ」→「バックアップ・復元」→「メッセージを復元する」→「サーバーを選択」で完了できます。

ただ、この際に使う保存先サーバーは、ソフトバンクサーバーかiCloud Driveのいずれかに限られます。

メールアプリのEメール(i)の設定方法

インターネットを使う理由の一つがEメールです。ソフトバンクのスマホを契約すると、メールアプリで使えるEメールアドレスが手に入り、自分だけのアドレスとして利用できます。

スマートフォンの場合は不要

スマートフォンの場合、特にEメール(i)の設定をしなくても自動的に使えるようになっています。ということは、Eメールアドレスまたは電話番号を使うS!メール(MMS)、SMSも同様に何かしら特別な設定をする必要はありません。

事前の確認事項を調べる

初期設定の状態では、Eメールアドレスの@から前「宛先」の部分は意味をなさないランダムな文字と数字の羅列です。自分の希望するメールアドレスに変更すれば、より愛着がわき、メールを送ってくれる相手も判別しやすくなるでしょう。

すでにメールアカウントを登録している場合は、一旦現在のメールアカウント設定を削除しましょう。削除は、ホーム画面から「設定」→「アカウントとパスワード」→「設定中のアカウント」→「アカウントを削除」で完了できます。

メールアドレスをiPhoneに設定する

メールアドレスをiPhoneに設定するには、「設定」→「アカウントとパスワード」→「アカウントを追加」→「その他」→「メールアカウントを追加」と画面を表示させ、ここで名前・メールアドレス・パスワードを入力します。

その後「次へ」→「メール」を「ON」→「保存」で設定は完了します。

一括設定を行う

一括設定は、プロファイルをインストールするだけでiPhoneまたはiPad専用のEメール(i)(@i.softbank.jp)のメールアカウント設定などがまとめてできる設定方法です。

一括設定には4G・LTE回線を使い、WiFi経由の通信では設定できません。そのためまず設定画面からWiFiをOFFにし、さらに設定画面の「Safari」の中の「全てのCookieをブロック」をOFFにします。その後以下の手順で設定します。以下はiOSのバージョンが12.2以降の場合です。

  • 1.Safariを開き、右上のタブボタンをタップしてプライベートブラウズがOFFかを確認する
  • 2.画面上の入力スペースに「sbwifi.jp」と入力し、表示された利用規約を確認して同意する
  • 3.その後認証用SMSメッセージが届くので利用規約に同意し「同意して設定」のリンクを開きインストールする
  • 4.次に送信者名を入力して「完了」をタップ
  • 5.完了後ホーム画面に各種のショートカットが表示される
  • 6.ホーム画面の「Safari」を開き、設定完了画面が表示されたらApp Storeからダウンロードを選択して設定を完了する

セキュリティ強化設定を確認する

セキュリティ強化設定は、一括設定済みなら特別な設定は必要ありません。もし一括設定をしていないなら、以下の手順で設定できます。

  • 1.「設定」をタップ
  • 2.「一般」→「アカウントとパスワード」→「i.softbank.jp」のアドレスを選択する
  • 3.「アカウント」→「SMTP」→「smtp.softbank.jp」をタップ
  • 4.「SSLを使用」をONに、「サーバポート」を465に設定し、画面左上の「アカウント」をタップし、その中の「詳細」をタップ
  • 5.表示された画面の「SSLを使用をONに、「サーバポート」を993に設定して完了

SMS・S!メール(MMS)の設定方法

SMS・S!メール(MMS)で使うのはEメールアドレスまたは電話番号です。Eメールアドレスを希望のものに変えていないなら、設定はEメールアドレスの変更から始めます。

@softbank.ne.jpアドレスを変更する

Eメールアドレスを変更するには、My SoftBankにアクセス→「メール設定」→「S!メール(MMS)」→「確認・変更」とタップして新しいメールアドレス入力画面に入ります。

希望のアドレスを入力したら「次へ」→「変更する」で変更は完了です。これはiPhoneでも他のスマホでも手続きは同じで、きちんと変更されたかどうかは「メール設定」画面で確認できます。

アドレスをiPhoneに登録する

変更したメールアドレスをiPhoneに登録します。登録するには「設定」→「メッセージ」→「MMSメッセージ」をONとした時に表示される画面の「MMSメールアドレス」欄に、変更したメールアドレスを入力します。

iPadでもアドレスを変更できる

メールアドレスはパソコンやiPadでも変更できます。手続きは前述のMy SoftBankから行い、手順で選択する「メール設定」メニューが「メール管理」メニューに変わるだけです。

iMessageの設定方法

iMessageは、Apple社が提供するメッセージアプリです。そのためスマホでいうとiPhone、タブレットではiPadで利用できます。

スマートフォンにはない

Apple以外のメーカーのスマホやタブレットではiMessageは使えません。利用するときは「メッセージ」アプリを使います。

事前確認事項をチェックする

全てのiOSでiMessageが使えるわけではありません。iPhone・iPad・iPod・iPod touchならiOS5以上、MacならOS X 10.8以降でのみ利用できます。

またiPhoneでは電話番号でも利用できますが、iPadなど電話番号を持たない機器ではApple IDを使わなくてはなりません。

電話番号で利用できるように設定する

電話番号を持つiPhoneなら、iMessageの設定は簡単です。「設定」→「メッセージ」→「iMessage」スイッチをONとして、その後開封証明およびSMSで送信されるiMessageに関する設定項目を確認すれば完了します。

Apple ID で利用する場合

Apple IDで設定するときは、設定画面の「メッセージ」欄下部にある「送受信」をタップした後に表示される画面の「iMessageにApple IDを使用」をタップし、次の画面でApple IDとパスワードを入力して「サインイン」すれば完了です。

インターネットメールの設定方法

スマホでは、この他にもYahoo!やGmailのメールも受信できるように設定できます。

もちろんSafariやChromなどのブラウザを利用してチェックはできますが、端末に設定して自動で受信できるととても便利になります。端末への設定方法はいくつかあります。一つずつ見てみましょう。

メールアプリでの設定を行う

端末にプリインストールされているメールアプリに組み込むには、Eメールの設定と同じく、Yahoo!メールやGmailを受信するためのアカウントを登録し、同期できるよう設定します。

アプリには複数のメールアカウントを登録できます。他の設定方法と使い分けるとどんなメールが届いたのかを判別しやすくなるでしょう。

スマートフォンでの設定

Androidを搭載するスマホでは、提供元であるGoogleのGmailはGoogleアカウントとして登録されます。新たなアカウントを追加したいときは、「設定」から「アカウントを追加」をタップし、希望のアカウントのIDとパスワードを登録します。

iPhoneでの設定

iPhoneも同じようにアカウントを追加できます。手順は「設定」の「アカウントとパスワード」から「アカウントを追加」をタップして追加したいアカウントを選択してログイン情報を入力しログインします。

ログインできたら、内容を保存すれば設定は完了します。

GoogleはGoogleアカウントを用いた多様なサービスを展開しています。スケジュールやToDoリストを共有できる「Googleカレンダー」や、エクセルのような表を共有できる「Googleスプレッドシート」もGoogleアカウントで管理されています。

iPhoneでアカウントを設定すれば、それらとの連携も可能です。

各専用アプリのダウンロードでも利用可能

複数のメールアカウントを同じアプリで受信すると、アカウントごとに用途を分けて使うことが難しくなってしまいがちです。

そんなときはそれぞれ専用のメールアプリをダウンロードすると便利です。用途ごとにメールアドレスを使い分けると、優先順や重要度が変わります。アプリごとに着信音や通知設定を変え、重要なメールだけ通知音で知らせることも可能です。

しかし、アプリがあまりに増えてしまうとかえって使いにくくなる可能性があります。あまり数を増やさず適切なアプリを使い分け、どれくらいの数が便利なのか探りながら調整するとよいでしょう。

メール設定を行えば後は使い始めるだけ

メールは最初に設定してしまえば、あとは使用するだけです。数多くあるメッセージアプリも、特徴や性質によって賢く使えば仕事・プライベートに大いに役立ちます。

最近はメールを含めたメッセージアプリだけでやり取りする人も増えてきています。このアドレスは友だち用、これは資格勉強のための情報集めに、というようにうまく使い分けなければ大切な情報が埋もれてしまったり誤って削除してしまうかもしれません。

端末にプリインストールされているメールアプリや、別に手に入るアプリもうまく活用してより簡単に便利に、効率よく情報を整理しましょう。

公開日時 : 2019年05月02日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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