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ハイスピードプラスエリアモードとは?料金システムと切替方法を紹介!

ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAXの通信モードの1つです。この通信モードを利用することで、快適なインターネット通信ができます。
また、ハイスピードプラスエリアモードへの切替は自分で行えます。好きなタイミングで切り替えて利用したり、そのときの状況に応じた自動切替も可能です。
ただし、ハイスピードプラスエリアモードを利用するにも料金がかかり、使い方によっては速度制限がかかる場合があります。そこで知っておきたいのが、ハイスピードプラスエリアモードの切替方法です。
この記事では、ハイスピードプラスエリアモードとは何か、料金システムや切替方法を解説していきます。
※この記事で紹介している数値は、あくまで理論値です。お住いの地域や接続環境によって変動しますのでご注意ください。
目次
WiMAXの各種通信モードの説明

WiMAXは2種類の通信モードがあります。それぞれの違いについて解説していきます。
ハイスピードプラスエリアモード
ハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAX 2+とau 4G LTEの2つを利用する通信手段のことです。後に説明するハイスピードモードよりも、通信速度が速く、エリアは広範囲です。
速度に関しては、端末によって最大速度が異なりますが、下り最大1,237Мbpsの通信速度です。これは、高画質動画も安定して視聴できる速度です。
ただし、ハイスピードプラスエリアモードでの通信量が月に7GBを超えた場合は、月末まで最大速度が128kbpsに低下します。
エリアの広さに関しては、WiMAX 2+では届きにくい山間部や地方などのエリアでも通信できるよう、LTEが対応しています。
これは、複数の周波数帯を同時に使用することで速度の向上を図れる、キャリアアグリゲーション技術が適用されているためです。
ハイスピードモード
ハイスピードモードとは、WiMAX 2+のみを利用する通信手段のことです。
通信速度は下り最大440Мbpsとされており、3日間で10GBを超えた場合は、翌日18時~翌々日2時まで最大速度が1Мbpsに低下します。
ハイスピードプラスエリアモードよりもエリアが狭く、山間部や地方などでは電波が届きにくいことがあります。
ハイスピードプラスエリアモードを利用した場合の追加料金

ハイスピードプラスエリアモードを利用するには毎月1,105円(税込)の追加料金がかかりますが。しかし、3年契約すると追加料金なし、無料で利用できます。
契約期間 | 追加料金 |
---|---|
2年 | 1,105円(税込) |
3年 | 無料 |
WiMAXのプロバイダの中でもカシモWiMAXは、業界最安級の価格と、最短即日配送が可能なことで人気のプロバイダです。
(税込) | カシモWiMAX 縛りなしプラン |
---|---|
月額料金 | 4,378円 |
端末代(36回) | 605円/月 |
端末分割払い サポート(36回) |
-605円/月 |
合計 | 4,378円 |
ハイスピードプラスエリアモードの切り替え方法

ハイスピードプラスエリアモードを利用するときは、切り替えを行います。ここでは、設定から解除の流れを解説していきます。
ハイスピードプラスエリアモードの設定方法
ハイスピードプラスエリアモードを利用する手順を説明します。
- 端末の「通信モード設定」を選択
- 「ハイスピードプラスエリア」を選択
- 「OK」を選択して設定完了
「ハイスピードプラスエリア」を選択後は、追加料金がかかる旨の注意が表示されます。
また、通信モード設定の中に「ハイスピードプラスエリア」がない場合は、ハイスピードプラスエリアモード規制がかかっている可能性があります。
ハイスピードプラスエリアモード規制とは、LTE利用料がかからないように「WiFi WALKER WiMAX 2+設定ツール」で行う規制です。ONになっていると、ハイスピードプラスエリアモードが利用できなくなります。
規制をOFFにする場合は、次の手順で行います。
- ブラウザを起動
- 「http://speedwifi-next.home」を検索
- ユーザ名「admin」とパスワードを入力
- 「設定」を選択
- OFFにして「適用」を選択
- 「続行」を選択したら設定完了
手順3でのパスワードは例えば「W05」という端末の場合、背面に記載されているIMEI(製造番号)の下5桁を入力してください。(初期設定の場合)
ハイスピードプラスエリアモードの解除方法
ハイスピードプラスエリアモードを解除する手順は次の通りです。
- 端末の「通信モード設定」を選択
- 「ハイスピードプラスエリア」のチェックを外す
- 「ハイスピード」を選択
- 「OK」を選択して設定完了
ハイスピードプラスエリアモードに自動で切り替える方法
ハイスピードプラスエリアモードは、自動で切り替えることも可能です。
自動切替を使えば7GB超過を防げる
通信モードの自動切替設定をしておくと、7GB超過の速度制限を防ぐことができます。
ハイスピードプラスエリアモードを利用中に、WiMAX 2+のハイスピードエリアに入ると自動で切り替えてくれます。
また、使用データ量の上限を設定しておくと、速度制限がかかる一歩手前でハイスピードモードに切り替わります。
通信モード自動切替の設定方法
ハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードへの自動切替設定の方法は次の通りです。
- ホーム画面の「通信モード自動切替」を選択
- 「通信モード自動切替」をON
- 最大データ通信量を設定
- 「OK」を選択して設定完了
自動切替では、「ワンタイム切替」という機能もあります。これは、次の条件となった場合にハイスピードモードに自動で切り替わります。
- 無通信約15分
- 設定後約10時間
- 電源ONOFF、再起動
- 手動で「通信モード自動切替」のOFF
- 手動で「ハイスピードモード」への通信モード変更
- 通信量カウンターの値を超えた場合
無通信約15分では、接続先機器が少しでも通信されている状態であれば自動切替はされません。
ハイスピードプラスエリアモードの対象機種

ここでは、ハイスピードプラスエリアモードを使用できる対象機種を紹介します。プロパイダで扱われているハイスピードプラスエリアモード対象機種は、次の通りです。
機種名 | 下り最大速度 | 上り最大速度 |
---|---|---|
Speed Wi‒Fi NEXT WX06 | 440Mbps | 75Mbps |
Speed Wi‒Fi NEXT W06 | 1,237Mbps | 75Mbps |
WiMAX HOME 02 | 440Mbps | 75Mbps |
Speed Wi‒Fi HOME L02 | 1,000Mbps | 75Mbps |
「Speed Wi‒Fi NEXT WX06」と「Speed Wi‒Fi NEXT W06」はモバイルルータ型で持ち運び可能です。W06は通常約9時間、省電力モードでは約12時間は充電なしでも利用できます。
W06は、USB接続をした場合に下り最大1,237Mbpsの通信が可能です。一方、WX06は下り最大速度はW06と比べると劣るものの、周辺の電波環境を判断し、最適な周波数で高速通信を行います。
そして「WiMAX HOME 02」と「Speed WiFi HOME L02」はホームルーター型で、工事不要で、自宅でインターネットを利用できます。
「WiMAX HOME 02」と「Speed WiFi HOME L02」の違いは、下りの最大速度と電波の高感度です。
02が最大400Мbpsに対し、L02は最大1,000Mbpsとなります。L02は4本の高感度アンテナを搭載し、繋がりにくい場所でも電波が届きやすくなっています。
データ通信量や電波状態は、専用アプリを利用して確認できます。データ通信量の設定をしておくと、設定値を超えた場合にスマホに通知が届く仕様です。
※速度はベストエフォート型で技術規格上の最大値です。実使用速度を示すものではありません。
ハイスピードプラスエリアモードは自動切替で使いすぎを防止できる
通常、ハイスピードモードというWiMAXの電波のみの通信方法でインターネットを利用しますが、ハイスピードプラスエリアモードを利用することで速度が速く、通信エリアも広くなります。
しかし、速度制限が設けられているため、使いすぎないように自動切替を設定しておくのがよいでしょう。
自動切替えを設定しておくことで、ハイスピードモードが利用できるエリアに入ると自動で切り替わります。
データ通信量の上限を設定しておけば、上限に達するとお知らせしてくれる機能もあるため、設定をしてからハイスピードプラスエリアモードを利用しましょう。
以下の記事ではおすすめWiMAXプロバイダを徹底比較をしています。ぜひご覧ください。
公開日時 : 2021年02月21日
